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第69回全日本大学バスケットボール選手権大会
大東文化大が筑波大の4連覇を阻止して初優勝

2017.11.19 (Sun)

【2017リーグ1部】7位・明治大学

司令塔・齋藤を筆頭に奮闘
後半の苦戦が結果に響く ~明治大学~


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 最終戦を優勝した拓殖大と戦い、前半こそまずまずだったが3Qに突き放されて92-79で終了。合計8勝10敗で7位に落ち着いた。後半戦に入り黒星が増え、下位に後退する形となった。

 開幕は2連勝、東海大、青山学院大を破って良いスタートを切った。昨リーグは連敗続きだったが、それを反省して臨んだことが奏功した。夏はユニバーシアードの代表として司令塔の#2齋藤(4年・PG)がいなかったが、主将の#27松本(4年・SG)を筆頭に選手たちも主体的に取り組んだ様子が伺える。サイズはないが#28今川(3年・SF)がゴール下で奮闘し、リバウンドランキングでは6位にランクイン。ルーキーの#7植松(1年・PF・桐光学園)も190cmながら果敢にリバウンドに挑み、大きなチーム相手にも負けていなかった。機動力の高い#10須藤(SF)が頭角を表し、#3綱井(3年・SG)も得点源として存在感を放つなど、スタメン、ベンチスタートの面々がそれぞれの役割を果たして前半戦は好調だった。

17meiji07.jpg ただ後半戦に入ると失速気味で、10敗のうち6敗は後半に入ってから。#7植松の負傷欠場も痛かった。司令塔の#2齋藤「夏の間いなかった自分の指示をみんながよく聞いてくれて、それは感謝している。ただ、もっともっとつきつめなければいけないところはある」と、限られた時間の中で対応しなければならなかった苦心も覗く。インカレまで時間がたっぷりあるとは言えないが、必要なことをどこまで追い込めるかで、結果が変わってくるだろう。後半戦には前半怪我でDNPだった#24森山(3年・PF)も戻って、持ち味のシュート力を見せていた。万全の状態で最後の戦いに望みたい。

写真:今川がインサイドで存在感を見せ、リバウンドでは大きな相手にも引けを取らず。

※明治大・齋藤選手、吉川選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「みんながしっかりついてきてくれた」
リーダーとしての苦闘しつつもチームメイトには感謝

◆#2齋藤拓実(明治大・4年・PG)
17meiji16.jpgリーグ序盤は笑顔も多く、「楽しい」と言っていた齋藤。昨年の8連敗を反省して取り組んだリーグ戦を好調に戦えていることがその要因だっただろう。しかしリーグ戦を終えての顔は、それとは違っていた。司令塔としてチームを勝たせる責任を背負うだけに、敗戦は一際重くのしかかるかもしれない。後半に結果を出しきれなかった悔しさが、端々ににじんだ。
今季を代表するガードとして、期待されるものは大きい。見るものを引きつけるそのプレーで最後の大会に向けてどうチームを導くのか、それを目に焼き付けたい。


ー最終戦は拓殖大が相手でした。前半は4点差でそこまで差もつきませんでしたが。
「Qの終わりが良くなかったというぐらいでしたね。でもリバウンドで差をつけられました。ディフェンスでも前半からバックドアなどを相手に簡単に決められていました。昨日の試合(大東文化大戦)もそうですが、混戦の中で勝ち星を一つでも多く取って終われたらという希望がありましたが、甘くはなかったです」

ー18試合を終えてみてどんな思いがありますか?
「トータルとしては状況のわりにはいい方だとは思います。でも混戦のリーグの中、接戦で負けた試合もあり、それは勝てる試合を落としているということです。特に1巡目に比べると2巡目に他のチームがアジャストしてきていて、後半に簡単に勝てませんでした」

17meiji22.jpgーそんな中で齋藤選手はプレー面でも指示をしていましたね。
「自分がやらないとダメだなと思って、いろいろうるさく言いました。最後のミーティングでもみんなに言ったんですが、みんなが文句を言わずにしっかりついてきてくれて、一緒に戦ってくれました。みんながいての8勝10敗にはとても感謝しています」

ーそれだけに精神的にも負うものは多かったのでは。
「しんどかったところはあります。陰で何を言われているかはわからないけど、でも、ちゃんと話を聞いてくれました。曲者揃いで、面白い選手もいっぱいいるチームです。その中でバスケットについては自分がしっかり言わないと、と思ってやっていました」

ー1部の中では小さいチームでしたが、それでも選手それぞれが役割を果たしているという印象が今季の明治大にはあります。
「本当はもっとつきつめる部分もあるんですが。ディフェンス、オフェンスのスキルなど、例えば守るにしてもチームで守るには個人のスキルが伴っていないといけないし、そこで負けていることもありました。もっと早くから準備する必要があったと思いますが、夏は自分も一緒にいられなかったので…。でも秋から合流してしっかり応えてくれたことには本当に感謝しています」

ーインカレまでにどこを突き詰めたいですか?
「ディフェンス、オフェンス両方に課題があります。目指すのはハーフコートのディフェンスから走るスタイルですが、簡単にシュートを決められてしまうとうまくいきません。ハーフコートのバスケでもう少しバリエーション、セットプレーなんかも少しでもいい形にして臨まないと上にはいけないと思います」

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「自分のスタイルでやることが大事」
1番でも自分らしさをいかに出せるか

◆#32吉川治耀(明治大・4年・SG)
17meiji25.jpg2番ポジションの点取り屋というイメージもあるが、このリーグ戦ではスタメンのPGとして、ゲームの立ち上がりをコントロールする役目を任された。大会序盤からチームの勢いは良かったものの、吉川自身はシュートの調子が上がらない日もあった。しかし終盤戦に入ると本来の彼らしい得点シーンも見られ、復活を印象づけた。最終学年としてやるべきことも、期することも多いはず。最後のインカレを悔いのない思いっきりのあるプレーをしてほしい。


―最終試合は拓殖大戦との戦いになりました。
「ドゥドゥ(#23)のところをどれだけ止められるかが大きくて、今川(#28)が頑張ってくれましたが、他のところのリバウンドが取れなかったことが敗因だと思います」

―吉川選手のシュートは好調でしたね。
「入りはあまりよくなかったですが、ハーフタイムのミーティングでもっとガツガツ行こうという話になって、もっとやらなくてはいけないと思いました。その気持ちから後半は調子が上がってきて、そこは良かったです。自分としては前半もっと頑張れたと思います」

―リーグ戦全体を通し、調子はどうでしたか?
「あまり良くなかったですが、後半戦にはまあまあ良くなってきました。拓実(#2齋藤)とも合ってきましたね。もともと拓実が1番でガードですが、自分がもっとやらなくてはいけないということでスタメンの1番をやらせてもらいました。拓実はジャパンに選ばれていて、チームにいないことも多かったので、いない時に自分がどれだけ頑張るかが課題でした。それでも8勝しかできなかったので、まだまだだと思います」

―ポイントガードのどの部分が難しかったですか?
「周りを生かさなくてはいけないことです。それとスタメンで出ている4年生が自分だけだったもので、その影響もありましたね。切り込んでからパスを出すとか、自分で行く、行かないの加減が難しかったです。だんだん掴めてきましたが、拓実みたいにはできません。自分のスタイルで最後の方はいい感じに持っていけたと思います」

―途中シュートの調子が悪かった感じがしますが、1番と2番の違いでプレーのバランスの難しさはあったのでしょうか?
「自分の中で変なイメージがあって、1番はあまり自分で(点を取りに)行かず、2番は点数を取りに行く感じだと思っていました。3年生の時も1番やっているときは全然点を取りに行かなかったです。その部分は4年にして練習で考えが変わってきて、まだ難しいですが、変に考えないで自分のスタイルでやることが大事だと思いました」

―最後の2週は、点を取る吉川選手らしいプレーが多くあったような印象です。
「そうですね。周りからも言われました。『やっと治耀っぽくなってきたな』と。スタメンの1番に変にとらわれ過ぎたと思います」

―去年のリーグ戦は連敗が続いてしまいましたが、今年は勝ちから入りました。どう捉えていますか?
「入りの時に結構みんな去年の連敗が頭の中にあったと思います。でも2連勝から入りましたが、そこから落ちてしまい、連敗が続いてしまいました。終わってから見て、悪い時は悪いではっきりしていたので、良い時の時間をもっと出せるように練習で詰めていきたいです」

―良い時は具体的に何が良いでしょうか?
「悪い時はみんな個人になってしまいます。チームワークがなくなり、一人ひとりの1対1になって周りが動かなくなります。でも良い時はみんな走るし、打つときは打つし、声も出ているのでその部分で勝っていると思います」

―サイズが小さいですが、チームでリバウンドは意識していますか?
「はい、リバウンドは一番意識しています。今川も宮本(#22)も森山(#24)も頑張ってくれていたので、小さいなりによくやっていました。でも留学生を止めることはなかなか難しかったです」

―留学生のところはダブルチームで固める、その後のローテーションはうまく回していた印象です。
「そうですね。中に入ったらガードがダブルチームに行くとか、その部分はうまくいきましたが、リバウンドはまだまだ難しいですね」

―今年はスタッフとのコミュニケーションもよく取れていると齋藤選手が言っていました。
「そうですね。大河(#27松本)と拓実が中心に練習のメニューや試合でもメンバー、ディフェンスに関して選手にどうするとか聞いてくれます。選手が主体的にやり、コーチも選手が考えたことをいいよと言ってくれます。そういった面はコーチ、監督に感謝したいです。濱西監督は自分らが1年生の頃からスタッフとしておられたので、その部分は親しみがあってコミュニケーションも取りやすく、ありがたかったです」

―インカレに向けて何をやっていきたいですか?
「やはりディフェンスから入るということと外のプレイヤーもリバウンドに参加するという意識を全体で高めていきたいです。周りが止まってしまうという悪い部分を減らしていかなくてはいけないです。インカレはまず気持ちが大切です。今リーグも負けている試合は気持ちで負けていました。その部分をもう一度一丸となって最後のインカレを頑張りたいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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