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第69回全日本大学バスケットボール選手権大会
大東文化大が筑波大の4連覇を阻止して初優勝

2017.11.18 (Sat)

【2017リーグ1部】4位・青山学院大学

終盤の4連勝で4枠の一つを確保
総合力を高めた全員バスケ ~青山学院大~


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 10勝8敗で4位に滑り込んだ青山学院大。最終週はドラマチックな展開だった。残り2試合を残した段階では、負ければ下位の順位決定戦もあり得る状況だったが、その大事な17戦目を勝利すると、最終日はベスト4入りも視野に入るという上位への食い込みが可能な位置に。4位から9位までわずか3勝差という僅差の勝負だからこその順位変動だったとも言える。その最終戦は2位の専修大と大接戦を繰り広げたが、粘り強く戦って2点差で勝利し、ベスト4の座を掴んだ。

17aoyama10.jpg 2か月を通してみると連勝できる週がなく、なかなか安定しなかった。競り合いから落とした試合も多く惜しまれるが、残り4試合となった段階で初の連勝を飾ると、そのまま連勝続き、最終的には4連勝と上がり調子でリーグ戦を終えた。序盤戦はツープラトンを採用したが、それ以降は柔軟な起用となり、模索している様子もあった。目指していた走るスタイルは簡単には出すことができなかったが、昨シーズンに比べると全員でアタックする姿勢は強まり、#6木田(4年・F)が3Pを始めとしたプレーでチームをリードし、#52赤穂(1年・PG・市立船橋)が195cmというサイズと器用さを生かして、ボール運びからリバウンドまで、オールラウンドなプレーで存在感を放った。リバウンドが機能し、#13前田(3年・F)、#21納見(2年・PG)といったスコアラーが活躍すれば安定感はさらに強まる。インカレは一発勝負のため、一戦一戦、いかに実力を発揮していくかが問われるだろう。

写真:主将の木田は優秀選手賞を受賞。勝負強い3Pを何度も決めた。

※青山学院大・石井選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「PGとしてチームを勝たせる力が必要」
走るスタイルの要は小さな司令塔

◆#15石井悠太(青山学院大・3年・PG)
17aoyama02.jpgリーグ戦に向け、走るバスケットへの変更に挑んできた青山学院大。この先頭を切っていく一人が、チームで最も小柄な石井だ。小さいころから走るバスケットをしてきた彼にとって、自分の持ち味を最も活かせる形ともいえる。また、勝負強い3Pなど、攻撃力を持ち合わせるのも特徴。混戦が続く中でPGとして勝たせる力が必要と自覚し、周りを生かすことを考えすぎていたプレーから、自ら攻めつつ周りも生かすことを意識したことで、活路が開けた。


―最終試合の専修大戦は接戦を勝ちきりましたね。
「今日勝てばベスト4以上確定ということで、まずチーム的には3連勝していて、ここからインカレに向けて4連勝に繋げようと話していたので勝てて良かったです」

―28日終了の時点では、下位の順位決定戦進出がかかっていました。その時のモチベーションはどうでしたか?
「みんなとりあえず順位決定戦には行きたくないともちろん思っていました。本当にこの2試合は負けたくないという思いが強くて、それがいい形になってチーム全体で意識が共有できたと思います」

―負けていた時は何が悪かったでしょうか?
「チームの雰囲気はあまり良くなかったです。勝ちたいという思いは同じでもチームでという感覚があまりなくて、個人でやるみたいな感じでした。同じ方向を向けていませんでした」

―個人的に4連勝の前に意識していたことはありますか?
「もちろん連敗はしたくないです。今回接戦が多かったですが、そうなるとPGとしてチームを勝たせる力がないといけないので、ガードがチームを組み立てないといけないという意識はありました。前半戦より後半戦は自分からゴールに行こうという意識を持ち始めて、そこから個人的にはいい感じになってきました。点数取りつつ、周りを生かしていい状態でプレーできるようにと心がけていました」

―その意識の変化のきっかけは何でしょうか?
「知り合いの人とか、先輩とかにもっとシュートを打ってもいいのではないかと言われました。それまでは仲間に打たせようという意識が強すぎたと思います。相手のディフェンスもおそらくそれだと怖くないと思うし、攻めることでパスがさばけるし、もっとシュートを狙わなくちゃだめだと言われて、意識を変えました」

―リーグ戦を通してずっと混戦でしたがどうでしたか?
「8勝していてまだ9位の可能性があることはこの2年間で経験がなかったので、驚きました。それほどチームの力が拮抗しているので、インカレももちろんチャンスはありますが、逆にどことやっても苦しいと思います。それでも日本一になるチャンスは例年より高いので、そこはモチベーションになっています」

―チームとしては走るスタイルに変えようとしてきました。それは石井選手のスタイルに近い部分もあるのではないでしょうか?
「そうですね。高校の時から、自分的には小さい頃からですが、走ることはやってきました。自分が大きくないし、高校までのチームはサイズがなくて走るスタイルが多かったので、やりやすい面もありますね」

―走り切れない試合もあると思いますが、どう改善していくべきですか?
「ディフェンスが緩いと相手にいいようにやられてしまいます。ディフェンスを厳しくすると相手のターンオーバーも増えて、流れを引き寄せて自分たちは走れると思います。雰囲気も盛り上がるので、さらに走るバスケットを作りやすくなると思います」

―それに全体が馴染もうとしていると思いますが、最初に比べてこの2か月通してできたと思いますか?
「春の結果は大東文化に大負けして酷い状態でした。でもリーグ戦1戦目が大東で、そこで絶対リベンジしようと思っていて、夏はすごく走りました。後半戦4連勝できたことはそこでみんな必死に走ったからかなと思いました」

―終盤まで連勝がなかったのは厳しかったですね。
「苦しかったです。逆に連勝したことがないから、最後は気持ちが前面に出て頑張れたと思います。インカレに向けていい形では入れました。特に今日の専修大は7連勝していたので、それに勝ったことは自信にもなりました。最後はインカレに繋がる良い4試合だったと思います」

―当初はツープラトンを採用していましたが、全員が出場していくスタイルでずっとやってきていますが、どのような影響がありますか?
「リーグ戦の入りは5人ずつ交代するスタイルでやっていて、夏はそれで練習してきました。誰にでもチャンスはあるという感じで練習をしていて、そこはみんな競争意識を持てたと思います。今も10人ほど出ていると思いますが、出場時間が短い選手も春より意識高く練習できていると思います」

―インカレの4つ角は取れました。いい形でインカレに向かって行けるのではないでしょうか?
「そうですね。逆にシードだと最初に地方のチームから当たります。初戦では自分らが受け身にならず、気を付けないといけないと思っています」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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