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第69回全日本大学バスケットボール選手権大会開幕
大田区総合体育館、青山学院大学青山キャンパスほか、〜11/26まで

2017.10.28 (Sat)

【2017リーグ1部】10/28レポート

リーグ戦大詰めは3位〜7位までが混戦
順位決定戦のもう一枠は東海大に決定


 リーグ戦もあと残すところ2試合となり、17節は2部の最終日との共催になった。ここまで、ほとんどの試合が接戦続きだった1部だが、この日は初めて全5試合のいずれもが15点〜30点近い差が開く展開となった。既に優勝が決まり、緊張感のある戦いを続けてきた各チームも一気にそれが緩んだ感はある。


青山学院大、早稲田大が順位決定戦を回避
東海大は勝利するも9位確定


171028hamada.jpg 日本大が10位で順位決定戦進出を既に決めていたが、残りの一枠をめぐる戦いがこの日のポイントになった。9位の東海大を上回るためには早稲田大と青山学院大は勝利が必須。この2チームは積極的なアタックで勝利を手にした。

 混戦を極めたリーグで最終週を待たず優勝を決めた拓殖大は、早稲田大相手に前半から攻守に精細を欠き、シュート、リバウンドでも集中力を欠いて前半はダブルスコアに近い差に。後半立て直しをはかるが、20点差はさすがの拓殖大でも重く、最後は61-91。早稲田大が快勝し、この勝利により下位の順位決定戦回避を決めた。

171028maeta.jpg 勝てば順位決定戦回避ができる青山学院大は4連敗中の筑波大と対戦したが、1Qから気持ちこもったプレーで一気にリード。内外からの得点が続き、前半で31-46と15点のリード。筑波大はディフェンスで対処ができず、簡単に得点される場面が目立ち、最後まで立て直しは効かず64-83。青山学院大は3連勝。この勝利で自力により順位決定戦を回避し、4位へと躍り出た。一方、筑波大は5連敗。

 負ければ順位決定戦進出が決まる東海大も、激しいディフェンスで日本大を圧倒。これにより日本大の強みであるオフェンスはシュートまで持ち込めずに苦しい展開に。東海大はオフェンスでもアグレッシブさを発揮して97-62で勝利したものの、最後の一試合を勝利しても8位以上のチームを上回ることはできず、9位が確定。2005年の1部昇格以来、初の順位決定戦へと進むことになった。

 8勝8敗同士の明治大大東文化大の戦いは立ち上がりこそ差がなかったが、大東大が次第に抜け出し、3Qの立ち上がりで一気に引き離すと、20点近い差をつけた。明治大は得点が伸びずに苦しい状況を打開できず。82-60で大東大が勝利した。

写真上:早稲田大は濱田が好調で、5本の3Pを含む27点。
写真下:青山学院大は前田が13点。得点源の一人として数字を引っ張った。

※早稲田大・富田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


白鴎大を余裕で下し専修大は2位確定

171028takasawa.jpg 2位専修大と3位白鴎大の、1勝の差がある対戦は例え白鴎大に並ばれても得失点差では専修大のアドバンテージが大きい対戦。専修大がリードしては白鴎大が追いつくという流れで前半は進んだ。ゴール下はシェッハ、アブと互いに簡単には勝負できない中、専修大は#34森實(2年・G)の連続3P、#14髙澤(4年・G)のシュートなどが引き離しのポイントに。アウトサイドが決まった分、専修大がリードして前半は30-39。3Q、白鴎大は#75シェッハが下がっている間は専修大のディフェンスが突破できずにターンオーバーが続き、開始3分で15点のビハインドになると、タイムアウトでも修正できず、ずるずると18点もの差がつき、42-60。4Qも白鴎大はターンオーバーが続き、簡単には追い上げられない。専修大が58-74で勝利し、2位の座を確実にした。

写真:スタメンに定着して安定した活躍を見せている専修大・髙澤は22点のチームハイ。



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【INTERVIEW】

「ここぞというときの気持ちが大事」
インカレにつなげるために必要なことを意識

◆#26富田 頼(早稲田大・3年・C)
171028tomita.jpgこの試合22得点。ここのところは得点面での貢献が目立つ。合わせのプレーも上手いが、個人でのオフェンス力もこのリーグでは見せている。外からのシュートもあり、内外できる器用さが魅力だ。上級生になったからこそ、自分を見せるという意識も強くなっている。
チームは連敗もあったが決して悪い状態ではない。リーグ序盤で見せた一発集中による爆発力は、今年最大の魅力であり、インカレのような大会でこそ生きる特徴だ。試合を引っ張るのはガード陣が中心だが、そこに富田のような安定感のある選手がいることこそ、強みと言えるだろう。


ー惜しい負けで終わった先週ですが、今日の相手は拓殖大でした。
「向こうがどんなモチベーションで来るかわからなかったんですが、インカレで優勝を目指すにあたっていずれ当たる相手ですし、 1巡目はボロ負けしています。僕らのやりたいことがどれだけ通じるかを意識して、早稲田らしい思い切りのいいプレーを出だしから心がけようと言っていて、それがうまく出せました」

ー拓殖大は集中力を欠いた感じでしたね。
「でもそこに合わせるのは良くない。今までの早稲田はどうしてもそこに引っ張られて、惜しい試合を何度もしてしまいました。今日はそこに流されずに自分たちのやりたいことをしっかり意識してできたし、そこは収穫です」

ー富田選手は昨年まで合わせのプレーで光ることが多かったですが、今年は自分で攻めるプレーもよく出ていますね。
「そんなに心がけているということではないんですが、学年も上がってマッチアップの相手が自分よりも下の学年の選手が増えてきました。そこは上級生として負けてはいけない部分だと思います。去年だと4年生にインサイドの方がいて、僕はベンチスタートで気楽にやっていたと思います。今年は早稲田のインサイドとして3年が一番上の学年だし、そういった部分でしっかり引っ張らないと、1部の中でも小さいのでやられてしまいます。でも小さい中でやれることはあるので、しっかり気持ちを出して頑張っていかなければと思ってやっています」

ー今年は留学生も増えて、ゴール下の戦いはよりシビアになっています。守る上で大事なことは。
「いいポジションでもらわせないのはもちろんですが、早稲田はどちらかといえば一人で守りきるのは難しいので、ダブルチームやローテーションでチームで守ることを意識しています。周囲の選手に助けてもらいながら、自分でやるべきところを要所で押さえていければと思います。岡野(#35)も小室(#41)も頑張っています」

ー早稲田大はここまで惜しい試合もありました。先週の青学戦もほんのわずかの差でした。
「あれは正直4Qの中盤に8点リードできていたのに、その後詰められてしまいました。離したあとのオフェンスの精度の悪さ、ディフェンスの気迫みたいなものが足りずにやられてしまっています。大事なことは、ここを本当に止めなければいけないというときに、本当に止めることを大事にすれば勝てますし、それが出ている試合は勝っています。気持ちの部分は大きいと思います」

ー今年はチームのオフェンスが苦しいときに、石原選手(#7)や長谷川選手(#13)の1対1で打開するという部分が目立ちますね。
「ガード陣の1対1能力が大きいのはあります。今まではどうしてもシステムにこだわっていました。ミスマッチができているけど、システム優先で攻めきれないということも多くあったんです。なので一人ひとりの積極性は持ちながらやっていかなければいけません。そういう部分で自信満々にやってくれているガード陣を信頼して任せる気持ちです。強気でやってくれている方が周囲もありがたいし、そういうところで助けられている部分もあります。自分たちのリズムを取るためにも、積極的に行くことがいいんだと思います」

ーあと一試合です。
「相手は日大です。今年は『勝ったあとに連勝する、連敗しない』ということをずっと言っています。リーグを通して連勝がなかなか続かなかったんですが、連勝することこそがトーナメント形式のインカレになったときに意味があるので、自分たちのやるべきことを最初から展開できれば。リーグ戦の結果はどうあれ、インカレにつながると思うので、しっかりいい内容で勝ちきってそのままいい流れのままインカレに臨みたいと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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