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第69回全日本大学バスケットボール選手権大会開幕
大田区総合体育館、青山学院大学青山キャンパスほか、〜11/26まで

2017.10.22 (Sun)

【2017リーグ2部】10/22レポート

中央大が2部優勝とインカレ出場を決定
残る一つの枠は日本体育大と神奈川大の争いに


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 2部リーグ戦も17戦目を迎え、いよいよ大詰め。この日、中央大が国士舘大に勝利し、インカレと1部昇格の枠が一つ埋まり、日本体育大は神奈川大にリベンジを果たし勝率を並べた。残る1枚の切符は、この日の結果により、最終日の最終カード、日本体育大対中央大、神奈川大対国士舘大ですべてが決まることになった。一方下位チームでは、慶應大が東洋大を破り、順天堂大と共に5勝、立教大が4勝となり最終日の慶應大と立教大の対戦で順位決定戦進出が決まる。

写真:中央大は最後は全員を4年生に。


中央大が4年生でタイムアップを迎え首位確定

171022tunodakennshin.jpg 中央大にとって勝てば1部昇格とインカレが決定する国士舘大との大事な一戦。第1Q、序盤から#28鶴巻(3年・SF)、#14久岡(3年・SG)を中心に点数を稼ぐ。高さでは劣勢に見られたが、中を固めリバウンド強化とセンター陣対策に努める。国士舘大は出だしこそ勢いのある雰囲気に飲まれそうになるものの、#20角田憲信(1年・F・正智深谷)の外角シュートでもちこたえ、2Qになると流れは国士舘大に傾きかけた。しかし中央大#28鶴巻がリングへ向かい続け、#2大崎(2年・CF)と#33三上(2年・SG)も3Pを沈めて差をつける。前半は41-33の中央大リードで終了。
 3Q開始から国士舘大はゾーンディフェンスを仕掛け、中央大の速いリズムを止めにかかる。しかし中央大は#33三上の3P、さらにドライブが好調で残り3分で15点差に。勢いは止まらず終了間際には再び#33三上がブザーと同時に3Pを決め63-50でリード。国士舘大は4Q、#32臼井にボールを集め点数を取りに行くと、中央大のセンター陣にファウルが目立ち始める。#20角田憲信のジャンパー、#37阿部の3Pも好調で追い上げ7点差まで迫るが、中央大はディフェンスを緩めることなくリードを守る。1分を切ったところで中央大#24小林(4年・PG)の冴えたドライブインで勝負をつけると、残り43秒間は5人を4年生にメンバーチェンジ。インカレ出場と1部昇格の瞬間を中央大は4年生メンバーで迎えた。

写真:国士舘大は角田憲信が高確率でシュートを決めていった。


日本体育大は2連勝で最後の週にすべてをかける

171022oura.jpg 神奈川大日本体育大との戦いは、両者の勝利への気持ちが大きく見えた試合となった。試合前から日体大はベンチ、応援席共に盛り上がりを見せ、コート上のプレーヤーを鼓舞。それに応えた#4江端(4年・F)が序盤からシュートを決め、流れを作る。神奈川大は#7田村(4年・SF)が好調、加えて#30松岡(3年・PG)がオフェンスをコントロールし簡単にリードを許さない。しかし日体大の高さが優勢で、#45河野(2年・PF)、#54津田(2年・C)を中心にリバウンドを取り続け日体大がリードする試合展開に。前半は終了間際に#3大浦(2年・SG)が3Pを沈め36-26。

 後半に入ると#20田中(4年・SF)、#34工藤(3年・PF)を中心にボックスアウトを強化りリバウンドを支配。その波に乗り、#7田村がジャンパーでのバスケットカウント。開始5分で5点差に迫る。我慢の時間となった日体大は#19田口(4年・F)のジャンパーで勢いをつけると、リバウンドから走った#20小田桐(4年・PG)がファーストブレイク。最後は再び#3大浦がブザーと共に3Pを決め13点差をつけ最終ピリオドへ。4Q、日体大は#4江端の活躍が止まらない。リバウンド11本、得点31点とチーム1番の数字をたたき出して終始日体大が押すような形となり、77-54でタイムアップ。日体大が13勝目を挙げ神奈川大と星を並べた。

写真:日本体育大は春、怪我のあった大浦が躍動。


慶應義塾大の勝利で順天堂大と共に5勝
立教大は苦しい4勝、最終戦で巻き返しを狙う


171022kimura.jpg 順位決定戦回避をかけて1勝が欲しい慶應義塾大は、2連勝していた東洋大との対戦し、前半からベンチも一体となった力強いプレーが目立ち、前半は32-25と慶應大リード。3Qは東洋大が#5渡邉(3年・PF)のゴール下での器用さを発揮し2点差まで迫ると、#7大野(3年・PG)のドライブで開始4分に追いつき、流れは東洋大に傾きかける。慶應大は#7木村(4年・CF)のバスケットカウントで持ちこたえ、Qの終了間際、慶應大#13山崎(2年・G)が3Pを沈め一歩リード。4Q、慶應大が#14髙田(2年・G)の3Pから一気に畳み掛ける。東洋は#29石淵(4年・PG)が3P、#28佐久間(3年・SF)のジャンパーで踏ん張るが、慶應大がオフェンスリバウンドで勢いをつけ、最後は#7木村の3Pで逃げ切りの勝利。71-60で5勝目を挙げた。東洋大はこの時点で10位が決定した。

171022iida_2017102809353196c.jpg 中盤位の江戸川大と5勝の順天堂大の対戦は、1Qに順天堂大の持ち味の3Pが当たるものの、江戸川大の走るバスケットが上を行き5点リード。2Qに順天堂大がじわじわ差を詰めると、#29千葉(2年・F)に合わせた#44大橋(1年・PF・八千代松陰)がゴール下を決め逆転に成功。そこからは点の取り合いとなるが、ブザー間際に江戸川大#23保岡が3Pを沈め、42-40のリードで後半へ。3Qは江戸川大一時10点差とするが、順天堂大は#11川久保(4年・F)の3P、#44大橋のジャンパーで踏ん張り、差を一桁の8点差に戻し、最終Qへ。追いつきたい順天堂大はスティールから走った#37岩井(1年・G・盛岡市立)がファーストブレイクに成功。その勢いに乗り3Pを決め開始2分で逆転。そこからシーソーゲームとなるが、江戸川大は#12オウマ(2年・C)の高さを生かし徐々に点差をつける。最後は#1平岩(4年・SF)が3Pを沈め勝負あり。91-82で江戸川大に軍配が上がった。順天堂大は最終日に順位決定戦回避を懸ける。

 未だ4勝の立教大は順位決定戦を避けるべく、勝利のほしい一戦を駒澤大相手に臨んだが、3Qに大きく突き放した駒澤大が逃げ切り99-79。駒澤大は1巡目のリベンジを果たした。

 この時点で下位チームでは、10位東洋大が決定し、3部との順位決定戦が決定。順天堂大と慶應大は5勝。立教大は4勝と星一つ差で9位。最終日に慶應大vs立教大、順天堂大vs東洋大で残りの一枠が決まる。

写真上:慶應大は木村が4年生として気を吐いた。
写真下:シュートを決め、ポーズを決める江戸川大・飯田。



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【INTERVIEW】

「責任を果たすために絶対にシュートを決める」
勝負所で強さを見せたキャプテンの意地

◆#1平岩 アンソニーコリン(江戸川大・4年・主将・SF)
171022hiraiwaansony.jpg大事な場面でどんなプレッシャーにも打ち勝ち、3Pを沈めチームに流れを引き寄せる。順天堂大戦では残り1分で大きな3Pを決め、勝利を得た。平岩にとってのキャプテンとしての責任を、コートで十分に果たしたといえるだろう。そして、チームメイトに真っ先に声を掛け、励ます姿は感慨深く頼もしい。昨年2位の成績をおさめ、再び上位を狙うべく挑んだ今年。しかし目指すところまでには歩届かず、4年生に残されたのはあと1試合。4年間、そしてキャプテンとしての1年間の思いを抱え、最後まで戦うだけだ。


―今日の試合は競り勝ちましたね。
「はい、そうですね。少し波に乗れない時期がありましたが、今日だと残り2試合という終盤で勝ち切れたことは、今では遅い気はしますが団結力がアップしたといいますか。結果勝てて良かったと思います」

―波に乗れなかった時期は何が悪かったですか?
「全員バスケができていなかったですね。個々でプレーする場面が多すぎてしまいました。それで、パスも回らずという悪循環でした。今日は個々で攻めながら、パスも回せて全員でバスケができたことが勝因につながったと思います」

―大事な場面の3Pは見事でした。気持ちは作っていましたか?
「リーグ戦の最初の方はあまり思い通りに行かなくて、プレータイムも少なかったですが、後半から出られるようになりました。決められるのもチームメイトがパスを回してくれたからです。自分はキャプテンで、キャプテンとしての責任はそこで果たさなくてはいけないと思っていたので、絶対決めるという気持ちで打っていました」

―保岡選手(#23)が体調不良で出られない時期もありましたね。その中で何を意識していましたか?
「保岡は得点源で、言い方は悪いですがそこの穴埋めと言いますか、全員が『あいつがいなくてもできるぞ』という気持ちは持っていました。それで自分も点数を取りに行かなくてはいけないと思いましたね。その気持ちもあって、大事な場面で3Pを決められるようになったと思います」

―4Qは少し順天堂大に流れが傾きかけたと思います。踏ん張れた理由は何だと思いますか?
「最後はディフェンスで気持ちを強く行けたと思います。あまり引かない攻め気なディフェンスができました。その後、やはり順天堂大は3Pがうまいチームなので、そこをケアしてチームディフェンスができたのでそこが良かったと思います」

―オフェンス面では、高さを生かしていました。常に練習中でも意識しますか?
「エリック(#12オウマ)のところのフォーメーションはすでにあるので、そこを中心的にオフェンスは組み立てています。やはりセンターでどんどん中で攻めていって、出だしからファウルをもらっていこうという話だったので、そこでうまく入りがうまくいきました。それは自分たちのリズムのオフェンスで強みですね」

―あと1試合残っていますが、この1年間キャプテンとしてどうでしたか?
「キャプテンは進んで、という訳ではなかったんですが、結果ここまでやってきて、みんなも自分についてきてくれて、一緒に声出しをして、一緒に練習して、とても楽しくできました。この経験をまたどこかで生かせたらいいと思います。辛い1年でしたが、その倍くらい楽しい1年でした。キャプテンとしてのやりがいはありました」

―コート上でも頼もしさが伝わってきました。残り1戦となりました、一言お願いします。
「残り1戦は4年生を中心に、今までやってきたことを出せればいいと思っています。江戸川らしくやっていこうと思います」

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「来年、再来年と後輩たちに繋がるチーム」
次世代も勝てるチームにという4年生としての思い

◆#24小林千真(中央大・4年・PG)
171021kobayashi.jpgチームに多くのPGがいる中で、多くの試合でスタートに抜擢され、4年生としての安定感で個性豊かな選手をうまく回す。この難しい役割を担いコートに立ち続け、4年目にしてようやく来季の1部昇格とインカレの切符を手にした。国士舘大戦では4Qに鋭いドライブとジャンパーを決め、ガッツポーズも見られた。しかしこれだけでは満足はしていない。将来にも渡って勝てるチームを作ることが、最終目標。この強い思いを残り1戦とインカレで表現して欲しい。


―インカレ出場おめでとうございます。今の気持ちを聞かせてください。
「1年間このためだけにみんなで頑張ってやってきました。それが結果として一番いい形にでたので、本当に率直に嬉しいです」

―最後のタイムアップの瞬間は全員4年生でした。
「スタッフが平日にあまり練習に来られない状況が多い中で、4年生とか選手で話し合いながら練習をすることが多かったです。やはり4年生も一人ひとりチームのためにやってこられたかなという部分があるので、最終的に1部昇格が決まる瞬間にコートに立てたことは、一生財産になると思います」

―4年生で固定のスターターが小林選手だと思いますが、何を意識していますか?
「今回のリーグ戦を通して、他の4年があまり試合に出られていない中、自分が一人スタートで、コートに立たせてもらっているということは自分で自覚もありました。なので4年生として下級生引っ張ることは意識していました。下級生は個性あふれていて能力が高い選手が多いので、PGとしてコートに立っているときは特に声を掛けていこうという気持ちはいつもありました」

―下級生の活躍も目立ちます。どう思われていますか?
「それは中央にとって将来的に見たら、とてもいいことだと思います。やはりどこかの学年だけが選手が出るという状況では、その代が終わってしまったらダメになってしまうと思います。次につながらないので。まんべんなくそれぞれの学年が活躍できているのは、中央大学として見たらいいことだと思います」

―今日の勝因は何でしょうか?
「昨日の神奈川大戦もそうでしたが、みんなが絶対に1部に上がるぞという強い気持ちを持って、試合の入りから良かったということですね。チームが一つになれました」

―昨日の勝った雰囲気を今日にどうやって持ってきましたか?
「昨日はみんなエネルギッシュに、気持ちを出して試合に入れたので、今日の国士舘大戦も同じような気持ちで入ろうという話はありました」

―神奈川大に勝った時の気持ちはいかがでしたか?
「1周目に神奈川大に負けて、体の面や技術の面で完敗とは言わないですが、うまく自分たちのバスケットができなかったのですが、今回の2周目は自分たちのディフェンスが機能して速い形に持って行けました。自分たちのバスケットをやって勝てたことので、これまでやってきたことは間違っていなかったと思いました」

―4Q中盤、シュートやドライブは見事でした。
「昨日の最後も4年生は自分一人しか出ていませんでした。他の4年生の思いを自分がしっかり受け止めながら、その中で下級生をまとめながらやっていました。来年再来年と続いていけるように、自分の姿勢を見せられるように、繋いでいけるようにという思いでやっていました」

―国士舘大には戦術的にどのような対策をしていましたか?
「国士舘大は臼井選手(#32)と下選手(#86)がキーマンになってくると思っていました。センターの臼井選手にボールが入った時は、みんなでがっちり寄るという話はありました。3Pが入りだすと厄介なチームなので、連続で打たれないようにハードにディフェンスをしながら、自分たちの速いリズムに持って行けるようにという戦術でした」

―それができたから勝てたということですね。では、あと1戦とインカレに向けて意気込みをお願いします。
「コートに出してもらえていることに感謝しながら、PGとして下級生をうまくコート上でまとめて、ベンチにいるときはチームを4年生としてまとめたいです。来年再来年と後輩たちに繋がるように、自分たちの姿勢を見て後輩たちの胸に響く姿を見せられたらいいなと思います」

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「あとのない状況で、日体らしいバスケットを」
最後の大勝負に向け、ただ戦うのみ

◆#4江端航佑(日本体育大・4年・F)
171022ebata.jpg春のトーナメント戦は3位という古豪復活の狼煙を上げた日本体育大。しかしリーグ戦は苦しい試合も多く、残り3試合を残して全勝が必須という崖っぷちに追い込まれた。その中で、神奈川大戦では31点の活躍。先陣を切ってのプレーで盛り上がる雰囲気を作り、その波に乗りベンチや応援席、コート上の選手はリズムを掴んだ。江端の影響力は大きく、その得点力は同じ4年生の田口や小田桐同様、勝利には不可欠。残り1戦を勝ち切るためにはノリと勢いが必要だと言う。最後に日本体育大らしい試合を見せてくれるか、非常に楽しみだ。


―この週、2戦を勝ちました。振り返っていかがでしたか?
「あとのない状況の中で、チーム一丸となってプレーできたことが勝ちにつながったと思うので、そこが良かったと思います」

―今はどんな気持ちですか?
「本当に負けてはいけない状況でしたので、ただ嬉しいです」

―1Qから点数を取りに行っていました。
「ダリ(#32フェイ)がいない状況なので、監督からインサイドを攻めろという指示があり、1Qから点数を取る状況になりましたね。結果ガツガツ行けたので、そこから波に乗れたと思います」

―ここまでの1週間の練習はどうでしたか?
「とても雰囲気が良かったです。特に金曜日の練習は雰囲気良く練習を終えて、チームの状況、ダリがいないこともみんなでカバーできたと思います」

―応援が元気ですね。練習でも元気な雰囲気はありますか?
「そうですね、最後の金曜日の練習の終わりは試合と同じくらい元気に終わりました」

―シュートが入らない時は何を心掛けていますか?
「入らない時は味方のプレーヤーを信じて、あとは自分が裏方のリバウンドとかスクリーンとかそっちに考えを変えてやっています」

―神奈川大へのリベンジを果たしたということで、1巡目と何が違いましたか?
「終始強気で雰囲気良くできたことですね。そこが日体の良さであると思うので、全員でリングに向かう気持ちやリバウンドに飛び込む姿勢を意識してやりました。前回の神奈川大戦はリバウンドをたくさん取られてしまって負けたので、今日はリバウンドを頑張って繋ごうということで。今回はそれが改善できたと思います」

―フェイ選手なしでよくリバウンドを取りましたね。
「そうですね。あいつも来週絶対コートに立ちたいと思うので、その思いも自分たちが背負ってやっていました。ダリのところは津田(#54)や河野(#45)のセンター陣がディフェンスとリバウンドで頑張ってカバーしてくれた印象があります」

―1部昇格とインカレに、あと1勝が必要です。4年生として意識していることは何でしょうか?
「自分たち4年はもう1部ではプレーできません。自分自身はインカレで結果を残すために、勝ちたいです。そのおまけに後輩たちに1部昇格をプレゼントできたらなという思いでやっています」

―中央大学に勝つためには何が必要でしょうか?
「ノリと勢いですね。日体らしくガンガン攻めて盛り上がってという今日のような試合ができればいいと思います。日体らしい時間が続けば絶対勝てる相手だと思うので、頑張ります」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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