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第69回全日本大学バスケットボール選手権大会
大東文化大が筑波大の4連覇を阻止して初優勝

2017.10.22 (Sun)

【ミニインタビュー】FACE~選手の横顔~ 針生信洋(駒澤大)

俯くこともあった中で成長し
笑顔で皆を引っ張れる選手目指して

#65針生信洋(駒澤大・3年)

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駒澤大学のインサイドを支える針生は、2部リーグのリバウンドや得点ランキングでも上位にランクインしている、チームになくてはならない存在だ。年によっては途切れることもある駒澤大の推薦制度だが、それが復活した2年目に入学。一つ上には前田や石井といった主力を張れる選手が揃い始めていたが、「すでに強いチームに行くより、自分たちで作りあげていくほうが楽しいかな」と入学を決めたと言う。身長こそ190cmだが、がっしりした体つきで、ゴール下という戦場を舞台に戦っている。


高さではないアプローチをしながらゴール下で戦う

 ポジションはバスケットを始めたときからずっとセンター。だがその前には空手もやっており、それが今のプレーにも生きている。
「やっていたのは極真空手。普通に顔を蹴られたり喉元を殴られたりと、急所を狙ってくる相手を手でスッと避けなければなりません。今、落ちてくるリバウントに飛びついたりできるのは、それで反射神経が身についたおかげかも。インサイドでのぶつかり合いも、ミニバスの先生に『皆、ドライブしてくる相手に対して痛いから肩とかぶつけちゃうけど、おまえは正面に入って胸で受けているのが立派だ』と褒めてもらえてとても嬉しかったです。ただ嬉しい余り、正面で胸を張り過ぎて逆にディフェンスのファウルになってしまったこともありました(苦笑)」
強靭さと反射神経が武器だが、その分相手からのプレッシャーも強い。それでも文句を言ったりせず落ち着いてプレーしているように見える。
hariu2.jpg「1年の頃は、3部で全勝できたのですが、明らかにセンターの自分のところを攻められて、ギリギリで勝ったという試合もありました。競った理由が自分だったというのに責任感を感じて、試合後は1人で俯いたりしていたんです。そのとき4年生(当時)の米澤さんが『おまえのせいじゃないよ、上を向け』みたいなことを言ってくれて。格好いいなと思いました。米澤さん自身も動じることなく笑顔で皆を引っ張ってくれる方だったので、僕もこんな上級生になりたいと思って取り組んできました」
高さがない中でやっていくには、高さで勝負しても勝てないため、違うアプローチが大事だと言う。
「高校時代から、2mの留学生とか明成の八村とずっとマッチアップしていたので、フックシュートとか、身体を少し捻ってずらしたりとかで点を取れるようになったと思いますね。今は『駒澤にはおまえの時間があっていい』と言われているので積極的に行っています。ただ、実は緊張しいで、焦ってしまうこともあるんです。負けているときとか、何とかしないとって一点を見つめてしまう。そういうときはいつも4年生の先輩が『もっとさばいていいよ、任せろ』と言ってくれるので、攻めるときは攻めて、うまく点を取れないときはカバーしながら、と考えながらやっています。3年になって少し落ち着いてはきましたが」


常に笑顔を忘れずに自分らしいプレーを続けるだけ

hariu3.jpg 駒澤大は賑やかな雰囲気が一つのチームカラーだが、針生がこれまでプレーしてきた小中高の環境もそうだが、いいチームメイトに恵まれてきたことがのびのびプレーできる理由だという。
「小学校・中学校と一緒のチームだったし、そのときのチームメイトは今でもすごく仲が良いです。高校でも先生やチームメイトがよくしてくれました。自由にやらせてもらった一方で頼ってくれたので、自分が決めないとと思えて、その分成長できました。大学もオフシーズンも学年関係なく皆で旅行に行ったりしています。最近だと駒澤で山梨を攻めようというのがありまして(笑)、温泉、川遊び、コテージに泊まる、というのを別日で楽しみました。あとは毎年海水浴に行ったり、実家住まいの先輩の家でご飯をご馳走になったりとか。ずっと一緒にいますね。先程の米澤さんには『おまえの食べっぷり好きだから行くぞ!』と言われて、よく食事に連れていってもらえました。今も石井さん(#24)とか前田さん(#18)が比較的多いですが、みんなに万遍なく皆に声を掛けてもらってよく食事に行きますね」

hariu4.jpg 誰にでも愛されるキャラクターが、針生らしく、また駒澤大にも似合う。和気あいあいとしている中でここまでやってきたが、上級生になり、来年を見据えればまだまだ針生が存在感を示していくことが必要だ。
「頼ってもらえるプレーヤーになりたいとずっと思っています。苦しいときあいつにボールを預けたら点を取ってくれる、という安心感のあるプレーをしたいです。そのためにやはり、リバウンドなどの泥臭いことから始めようと思います。チーム内では、自分で言うのもあれですが、愛されキャラとか、デブキャラとかいくつか属性があるんですが、見ての通りムード―メイカーなので。1つ上の渡邊さん(#10)が特にノってくれるので、一緒にチームを盛り上げていけるよう、常に笑っていたいですね」


針生信洋/はりう のぶひろ
駒澤大学・3年・PF
聖和学園卒
190cm/93kg
姉がやっていたミニバスケットボールが楽しそうで、個人競技の空手と違うチームスポーツの楽しさに憧れて始める。大柄な体格は最大で103キロまで増えたこともあるというが、曰く、「太りやすくて痩せやすい」のが体質で、そのときは3か月で20キロを落としたそう。



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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