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第69回全日本大学バスケットボール選手権大会開幕
大田区総合体育館、青山学院大学青山キャンパスほか、〜11/26まで

2017.10.21 (Sat)

【2017リーグ2部】10/21レポート

中央大が神奈川大を2点差で破り首位に
上位の争いは3チームに絞られる


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 リーグ戦も終盤の第16戦を迎え、この日の結果により中央大が首位に立った。さらに、インカレと1部昇格の切符を手にするチームは中央大、神奈川大、日本体育大の3チームに絞られた。勝率は中央大が14勝のトップで神奈川大が星1つ、日本体育大が2つ差で追いかける形。残り2戦の直接対決がすべてを決める。

写真:神奈川大に勝利し、歓喜にわいて抱き合う中央大。


頂上決戦を僅差で制したのは中央大
インカレ出場、1部昇格まであとわずか


 中央大が勝てばインカレと一部昇格に王手をかける一戦。対神奈川大戦は最後まで目の離せない接戦となった。1Q、中央大#13中村(3年・PG)がスティールからのブレイクで先制すると、ゾーンディフェンスで神奈川大の足を止めにかかる。しかし神奈川大#79山本(4年・PF)と#30松岡(3年・PG)が冷静なジャンパーを沈める。どちらもディフェンスを、緩めることなくシーソーゲームとなり14-16の神奈川大リードで第2Qに入ると、開始序盤から中央大は#2(2年・CF)大崎や#22足立(2年・PF)が積極的に攻め、逆転に成功。神奈川大#7田村(3年・PG)のオフェンスリバウンドからそのまま3Pを決め、点の取り合いに。残り6秒、神奈川大は#1阿達(4年・PG)からの合わせで#79山本(4年・PF)がゴール下を決め、前半は同点で折り返す。

171021kanagawa.jpg 後半、序盤から中央大は#14久岡(3年・PG)の冴えたドライブからペースを掴む。この日17点の活躍。神奈川大はオフェンスリバウンドに絡みセカンドチャンスをものにしていき、ピリオド終了間際に#75小酒部(1年・SF・県立山北)の3Pで55-53と神奈川大のリード。最終ピリオドはどちらにも流れが傾かない、両チーム我慢の時間に。互いにオフェンスチャージングを取るなど、ディフェンスチームの意地を見せる。中央大は#28鶴巻(3年・SF)、#13中村を軸に点数を重ねるが、2点のリードで残り1分半#28鶴巻がファウルアウト。神奈川大のチャンスと思われたところ、中央大も4点差をつけて持ちこたえる。残り9.2秒に神奈川大ボールで試合再開されると、#34工藤(3年・PF)のバスケットカウントで2点差に迫るが、オフェンスリバウンドを取りきれずタイムアップ。中央大が71-69で勝利して1巡目のリベンジを果たし、遂に単独首位を獲得した。

写真:首位の座をとうとう明け渡した神奈川大。残り2戦にすべてがかかる。



東洋大は嬉しい2連勝
順天堂大が5勝目を挙げ下位から一歩抜け出す


171021juntendo.jpg 入れ替え戦はないものの、下位2チームには3部上位と順位決定戦が控えている。共に4勝同士の立教大順天堂大はどちらも連敗が続いており、1勝が欲しいところだ。順天堂大は#7吉田(3年・C)の連続オフェンスリバウンドから始まった勢いに乗り、#11川久保(4年・C)、#29千葉(3年・F)を中心に得点を重ねる。前からディフェンスを仕掛け立教大のイージーミスを誘い、ハイスコアの展開になり、前半は20点のリードを許す。後半巻き返したい立教大は、#24木口(1年・PF・福島南)の3Pで先制し、#21伊藤(3年・PG)もそれに乗っかるが、順天堂大の勢いは止まらず、前半の点差が響きそのままゲームセット。順天堂大が97-112で5勝目をあげる。

171021iwabuchi.jpg 東洋大駒澤大を破り2連勝。#29岩淵(4年・PG)、#5渡邉(4年・PF)を中心に得点を重ねて80-96。終盤にかけて良い流れとなった。

 江戸川大は#23保岡(4年・SG)がスターターに復帰。前半こそ慶應義塾大にリードを許すが、後半は#12オウマ(2年・C)を生かしたプレーも見られ、巻き返して66-72で8勝目。

 日本体育大国士舘大は、2位以内に入るにはもう後がない日体大が81-67と余裕を持って勝利した。日体大は#32フェイ(3年・C)が怪我で欠場したが、#4江端(4年・F)が17点の活躍や、#45河野(2年・PF)を生かした合わせのプレーが目立った。国士舘大は#89下(3年・PG)の3P6/9、25点の活躍で奮闘したが及ばず。惜しくもインカレと1部昇格の切符には届かなかった。

写真上:試合前に気合いを入れた順天堂大。負傷欠場していた川久保もプレーで意地を見せた。
写真中:東洋大の岩淵は18点。終盤にかけてようやく良い面が見えてきた。
写真下:江戸川大は慶應義塾大相手に前半は追う形だったが、後半を制して笑顔に。

※順天堂大・千葉選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「何よりも気持ちが大事」
3年間の悔しい経験と勝利への意志

◆#14久岡幸太郎(中央大・3年・SG)
171021hisaoka.jpg中央大の3年生の中で注目されるプレーヤーの一人だ。熱い気持ちがプレーに出ており、チームにとって欠かせない存在である。神奈川大戦では、後半の大事な場面で次々と得点し、17得点を挙げ勝利に大きく貢献したが、まさに熱さがプレーに出た奮闘ぶりだった。その根底にあるのは、昨年惜しくもリーグ3位で終わった悔しい経験。勝利への意志を持って強くプレーし続ければ、あと2戦にも大きく影響するに違いない。


―大事な試合勝ちました。今日の試合振り返って。
「この1試合、神奈川大戦は一番大事な試合でした。勝てて本当によかったです」

―最後の神奈川大のフリースローの時の気持ちは?
「僕は今3年で、3年間1部に上がれず悔しい思いをしてきたことと、今年勝てなければ自分が1部でプレーすることはできないので、1部に上がりたいという気持ちでいました」

―3Qの大事な場面でシュートを決めていましたね。
「そうですね。本当に気持ちだけですね。あまりプレー中のことは考えていません」

―鶴巻選手(#28)『まずディフェンス』という共通理解を1週間で深めていきたいと話していましたが、練習はいかがでしたか?
「この1週間雰囲気がとてもよかったです。ヘッドコーチは仕事もあってあまり練習には来られなかったんですが、選手だけでもいい雰囲気で練習ができました。先週の2戦がいい形で終われたので、その流れに乗れて全員で戦う準備ができたと思います」

―いい形とはどのような形ですか?
「今日は少し取られてしまいましたが、リバウンドをしっかり取って速い展開に持っていくことです。そうすることによってシュートを躊躇しないで打てます。躊躇して打つとシュートが入らなくなりますが、思いっきり打っていけば入るので、後半に向かって良くなっていく。それが僕たちのいい形です」

―中央大はディフェンスもタイトですし、笛にも注意がいると思います。思うようなコールにならないこともあると思いますが、そんなときはどう対処するのが大事でしょう?
「1巡目は笛が鳴らないと、ベクトルが審判や相手に向いてしまいました。そうではなくて自分たちにベクトルを当てて、そのプレーがダメであれば切り替えるということを前から話していました。それが今日できたと思います」

―切り替えが大事なんですね。選手の層が厚いのが持ち味ですね。学年まんべんなく活躍している印象です。3年生としてどうですか?
「このまま勝てば1部に上がれます。そして上がっても自分は来年の1年間しか1部でできません。そうした危機感を持ってやっていきたいと思っています」

―あと1勝でインカレと1部昇格確実です。勝つために必要なことは何でしょうか?
「やはり最後は気持ちだと思います。やってきたことをやるのはもちろんですが、今日の最後のように気持ちを前面に出せば競り勝てると思うので、なによりも気持ちを出していきたいと思います」

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「スティールを狙って、簡単に点数を取る」
自分のリズムでシュートを打つために必要なこと

◆#29千葉高生(順天堂大・2年・F)
171021chiba-2.jpg21日終了時点で281ポイント、得点ランキング首位に立ち、本来の得点能力を数字で示した。エース川久保が怪我で欠場が続き苦しい試合もあった中、千葉が数字の面でも安定感でも台頭。立教大戦ではディフェンスの良さもしばしば見られ、オフェンスチームの中に一つ締まった印象を与えた。試合を重ねるごとに精神面でもチームの支えになっている。若いチームと言われるが、下級生がこうした活躍をすることは、チームにとっても、彼自身にもプラスになるはずだ。


―今日の試合を振り返って。
「今日は大事な試合だったので最初からしっかりやっていこうという話があった中で、ディフェンスからやれたことがいい流れにつながったと思います」

―序盤から吉田選手(#7)のオフェンスリバウンドも目立ちましたね。
「そうですね。シュートが入らない中で、勇斗さん(#7吉田)を筆頭にセンター陣がリバウンドを取ってくれたので、打つ方も自分のタイミングで打てましたし、結果入ったので良かったです」

―終始全員が思いっきりプレーしている印象でした。
「そうですね。交代で出てきた1年生も自分のプレーをこのリーグ戦でどんどん発揮してくれました。その中で駿さん(#11川久保)や雄大さん(#73佐々井)が1年生の勢いをコントロールしてくれたので、いい方向に行けたと思います」

―千葉選手は得点も相当取っていますが、意識していますか?
「いや、プレーしていたらいつの間にか取れていました(笑)。自分は出場時間も長いので、その中でやらなくてはいけないことをやろうと思っていました。でも自分の中では得点よりディフェンスの方を意識してきました。今日も出だしからスティールを狙って行って、簡単にレイアップという形で得点を取ろうと心がけていて、それが実行できてよかったです」

―川久保選手の怪我の影響はチーム的に、または個人的にありましたか?
「やはり駿さんはチームをメンタル面でもプレー面でも引っ張ってくれるキャプテンです。その存在がいないのはチーム的にも個人的にも負担は大きくなりました。その中で日体大戦とか一つでも勝ちきれたら良かったですが、できなかったということは駿さんに頼りっぱなしということも浮き彫りになりました。来年は駿さんもいないので、改善するべき課題です」

―来年は千葉選手のオフェンス、ディフェンスで中心になっていかなければならないと思いますが、貴重な経験にはなったのではないでしょうか?
「そうですね。自分の中で来年はこういうものだという感覚でやっていました。その中で自分がどう攻めるか、どう守るかを考えなければならないです。運動量も多いし、駿さんはリバウンドもアシストも貢献してくれるので、自分が中心にならないといけないと思っています。でも雄大さんもいるので、一人でというよりほかの全員でカバーしていきたいと思いましたね」

―連敗が続く中で、今日の試合に向けてどう切り替えましたか?
「勝てる試合をどんどん落としていて、チームでも勝ち切れないというところがあったと思います。この試合は、順位決定戦を視野に入れた時に、勝たなくてはいけない試合と位置づけました。前回も1点差でぎりぎりの試合だったので、いかに簡単に点数を取るかが大切でした。そこでスティールをどんどん狙っていった部分はあります。負けてしまうと得失点での争いになるので、しっかり今日含めた3試合勝ち切ろうという話もありましたし。その1試合目にリバウンドを意識することができて良かったです」

―オフェンスのイメージがありますが、どちらかというとディフェンス重視ということですか?
「去年も今年も点をしっかり取るスコアラーがいて、どんどん空いていたら打つという方針のチームなので、オフェンスに目が行きがちだと思います。でもオフェンスを軸にしてしまうと、シュートが入らないときに大きな点差で負けてしまうことがあるので、まず良いディフェンスから速い展開に持っていく。そこからパスをまわしてスリーポイントとかの方がいいと思うので、意識はしています。でも今日は90点取られたのでいいとは言えないですね」

―下位チームの中で勝率としては一歩抜けました。残り2戦に向けて一言お願いします。
「このあと2敗したら意味がありません。まず明日の江戸川戦では1巡目で負けているので、しっかりチームで勝っていくというモチベーションでやっていこうと思っています。相手には保岡さん(#23)という大エースがいるので、いかに止められるかですね。あとは身長も劣っているので、シュートを落とすとリバウンドが取れません。いかに出だしからシュート決められるかだと思います。チームで方向性をしっかり調整したいと思います」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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