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第69回全日本大学バスケットボール選手権大会
大東文化大が筑波大の4連覇を阻止して初優勝

2017.10.21 (Sat)

【2017リーグ1部】10/21レポート

拓殖大は勝利ならず優勝までもう一頑張り
専修大は2位を守りベスト4争いは混沌


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 1部リーグも残り4試合。第15戦は東海大と明治大に分かれて試合が開催された。あと1勝すれば勝敗が並んでも2位以下を得失点等で上回れる拓殖大は、大東文化大相手に敗れた。また、勝敗同率での2位争いは、専修大が筑波大に勝利して2位を守ったが、3位から8位までは8勝に4チーム、7勝が2チーム並び、まだ順位の行方は混沌としている。

写真:専修大は佐々木がチームの雰囲気を盛り上げ、アブも笑顔に。専修大は試合を経るにつれて4年生の存在感が出てきている。


◆東海大学湘南キャンパス

大東文化大が首位拓殖大をストップ
専修大は5連勝で3位以下に1勝差をつける


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写真:大東文化大は3連勝。モッチはベンチスタートで12点、熊谷は前半3ファウルとなるが15点4アシスト。


171022okuzumi.jpg 拓殖大大東文化大相手に前半は苦戦。1Qは大東大がゴールに積極的にアタックし、シュートもよく決まってリード。反対に拓殖大はいつもは入るようなシュートがことごとく外れて1Q4点しか取れずに終わってしまう。2Qも大東大リードだが、徐々にディフェンスリバウンドから足が出始めて拓殖大が追い上げると、前半は24-27と3点差まで迫って終了。後半、互いに決めては決め返す形になり差はあまりつかないが、拓殖大が迫ると大東大に逃げられ4、5点差から先がなかなか詰まらない。大東大は4Qに#23奥住(3年・SG)が中へ攻め、外まわりのシュートも入ると終盤で一気に突き放し73-56。じわじわと順位を挙げてきた大東大が4位へジャンプアップした。拓殖大はオフェンスでリズムが作れず、フラストレーションが解消できないまま敗戦となり、優勝まではこの日は足踏みとなった。

171022morizane.jpg ともに8勝で同率ながら10/15現在で2位専修大、3位筑波大となっているカード。1巡目では専修大が8点差で勝利しているため、筑波大は9点差以上で勝利しないと上回ることができない。順位のかかった試合の前半は32-37。専修大が立ち上がりにリードするが、筑波大が次第に速攻を連発して流れに乗ると逆転となった。後半は一進一退。3Qは互いに点の取り合いになるが、3Q終盤に#32森實(2年・G)の3Pが決まり、専修大が56-52とやや引き離して4Qに入る。すると#54佐々木(4年・F)が抜群のタイミングでオフェンスリバウンドに絡んで連続得点すると、勢いをつけた専修大は71-78で筑波大に勝利。

171022tomita.jpg ホームの東海大早稲田大を対戦相手として迎えた。立ち上がりは早稲田大がリードするが、ディフェンスから追いつき東海大も譲らない。2Qになると早稲田大は外から打つ単調なオフェンスが続き、リバウンドを取れずに東海大に流れを持っていかれるが、#7石原(4年・G)の3Pなどで持ち直し、前半は27-31と早稲田大リード。後半も互いに拮抗。4Q立ち上がりには東海大が2連続で速攻を決めて会場も盛り上がるが、早稲田大は#7石原、#26富田(3年・C)がディフェンスをかいくぐって得点して勝負どころで抜け出す。東海大は最後まで反撃を試みるが63-71で早稲田大がようやく5連敗をストップ。

写真上:大東文化大・奥住のオフェンスも光った。3P1本を含む11得点。
写真中:3P5本、30得点の専修大・盛實は難しい体勢からでも次々にシュートを沈め、得点を牽引。
写真下:4Qの大事なところ、富田のプレーで相手に流れを与えなかった早稲田大はようやく連敗脱出。富田はチームハイの15得点。

※専修大・佐々木選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆明治大学和泉校舎

ともに1点差の勝負が白熱
青山学院大、明治大がそれぞれ1点差で勝利


 明治大で行われた2戦は、ともに大接戦になった。続けて接戦を落として下位に沈んでいた青山学院大は、白鴎大と互いに譲らぬ試合に。最後は青山学院大のスティールで62-63。1点差の勝負を制した。白鴎大は2連敗。

 もう一戦はホームの明治大日本大を相手に1Qは27点と得点を荒稼ぎする。一方の日本大は8点しか取れずに出遅れるが、2Q以降に奮起して追い上げると最後は大接戦。最後は80-81の1点差で明治大がホームで白星を挙げた。明治大#2齋藤(4年・PG)は24点、日本大#10杉本(1年・SG・土浦日大)が29点と、ポイントゲッターが意地を見せた試合になった。



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【INTERVIEW】

「苦しい展開でも“我慢”を共通認識として学べてきた」
専修スタイルを皆が徹底刷ることが勝利につながる

◆#65佐々木健登(専修大・4年・F)
171022sasaki.jpg2年前、このコートで首位の拓殖大を破り、決勝点を挙げたのが佐々木だ。本人も到着してそれを思い出し、感慨深かったと言う。昨年は怪我があり、ほとんどコートに立つことがなかったが、春、リーグ戦と出番がある機会には全力でチームをサポートしている。この日は4Qに彼らしいオフェンスリバウンドなど、連続で得点してチームを多いに盛り上げた。接戦だったゲームの雰囲気を良い方向に持っていくのに一役買った。連勝の極意は皆が我慢を学べていること。特に今年のような各校に実力差がない中で勝利を重ねることは、大きな学びになっているに違いない。


ー同率ながら2位と3位の対戦という筑波大との戦いでした。
「直接対決は大きいし、4連勝していて波に乗っているので、今日もディフェンスとリバウンドに意識して入っていこうという話をしました」

ー入りは悪くなかったと思うのですが、そこから逆転されて接戦に、という形でしたね。
「最近の勝ち試合は後半に開くパターンがあって、それまでにすごく我慢が必要です。みんな流れが悪いときもディフェンスから入って、我慢して、我慢して、というのがこの4連勝で共通認識としてでてきました。我慢の時間でもみんなでコミュニケーションを取ってやれていたので良かったです」

ー1、2年の若い選手も多いですが、それでもみんな我慢が学べてきている感じですか?
「自分も前の試合は3分程度の出場で、他も5分とかで仕事をしなければなりません。そういう選手もみんなディフェンスやリバウンドからリズムを掴む共通認識の中でやっています。いい習慣として我慢ができてきていると思います」

ー佐々木選手は途中から出る中で何を心がけていますか?
「前回勝ったときもリバウンドを強烈に頑張って勝ったイメージだったので、自分もリバウンドに絡んでいく選手だし、ディフェンスとリバウンドからやっていこうと心がけていますね」

ーそれが今日のいいオフェンスリバウンド等にも出ましたね。昨年は怪我があり、ほとんどプレーできませんでした。その間はどのような気持ちでしたか?
「毎回応援席にいて出たい気持ちはありました。でも外から見て冷静に自分が入ったときにどういうプレーをしたらいいのか、どこが足りないのかというのを考えるいい期間になりました」

ー今年の専修大は4年の人数も多く、団結力があると秋山選手(#11)も言っていました。
「プレーでいえば昨年いた國分さんと渡辺さんという、点取りでも何でもできるエースがいました。今年はエース級の選手はいないので、4年がまとまって引っ張っていった方が絶対にいいと思って練習や生活からコミュニケーションを取ってうまくやってこられたと思います」

ー専修大は例年個が目立つチームでしたが、今年は少しそういう面でカラーが違いますね。
「昔からの良くない伝統は振り払うというか、コミュニケーションや諸々は4年がやらないと説得力がないので後輩は動かないしついてきません。その辺は厳しいときは厳しく、フリーなときはフリーですごく意識してやっていますね」

ーまだリーグ戦は3試合あって、インカレもあります。そこに向けてどういう取り組みが大事でしょうか。
「優勝を目指してきましたが、それ以上に大事なのは練習やシーズンを通して、自分たちがやってきたことを徹底できるようになるかどうかが、一番意味があるし、成果につながるはずです。それはインカレにも絶対大事になってくると思うので、ディフェンスとリバウンドを絶対に崩さないことを念頭に置いていきたいです。それを考えつつ残りの試合を頑張りたいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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