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第93回関東大学バスケットボールリーグ戦 9月2日より2部以下が開幕
1部リーグは9月9日(土)より
2017 年度 関西学生バスケットボールリーグ戦 9月2日より開幕

2017.10.13 (Fri)

【2017リーグ2部】レポート(10/7,8,9)

首位神奈川大が慶應義塾大相手に2敗目
怪我人の影響が響くチームも多数


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 2部も3連戦となった第11、12、13戦は、順位こそ大きく変動がなかったが、首位の神奈川大が慶應義塾大にブザービーターで破れ、2敗目。これで勝敗数では2位の中央大と並び、3位につける日本体育大も星一つ差となり、チャンスが大きく広がった。2部は最終週に向け、上位同士の対決も残されている。また、中盤位、下位のチームも上位を倒すアップセットを起こすこともあり、最終的な上位陣の順位はまだまだわからなそうだ。

写真:第11戦に神奈川大を倒し、12戦では中央大、13戦では日本体育大といった上位3つのチームに健闘した慶應義塾大。中央大戦では高橋が必死にボールにくらいついた。



【1~3位】
首位神奈川大が2敗目を喫し中央大との勝敗差はなし
2位中央大、3位日本体育大は3連戦を3連勝


171008kakiuchi.jpg 上位グループは首位に立つ神奈川大と、2位の中央大、そして日本体育大だ。この3連戦で順位の変動こそなかったが、10/7の試合では神奈川大が慶應義塾大に終盤の3Pを決められて敗れ、2敗目を喫した。後ろから追いかける中央大は星の差は同率、日本体育大は星一つ差となり、願ってもない状況になり、この2チームは3連戦を3連勝で乗り切った。神奈川大はインサイドで泥臭くチームを支える#20田中(4年・CF)が足を痛め、9日は欠場した。主力のアクシデントが今後にどう響くかが注目となるだろう。

写真:中央大は2部でも人材豊富なチーム。要所で主将の柿内がチームを締める。

※神奈川大・田村選手のインタビューは「続きを読む」へ。



【4~6位】
3連勝した中盤位チームはなし
残りの試合でジャンプアップを懸ける


171009usui.jpg 中位グループは3連戦を国士舘大駒澤大は2勝1敗、江戸川大は1勝2敗で終えた。この中で徐々に順位を上げてきているのが駒澤大だ。リーグ序盤こそ波が大きかったが、3週目に日本体育大を倒すと、その後は江戸川大、国士舘大などを倒し、中位に上がってきた。反対にやや下降気味なのが江戸川大。10/8はエース#23保岡(4年・SG)が8分、10/9は6分しか出場できず敗戦。コンディションを整えて終盤戦に向かいたい。この中で星一つリードする国士舘大も波はあるものの、#86下(3年・PG)や得点ランキング2位、リバウンドではトップにつける#32臼井(4年・C)を中心に持ちこたえ、4位につけている。中位チームのプレー次第ではまだまだ順位はわからなくなりそうだ。

写真:国士舘大は4位の位置。臼井が得点、リバウンドでチームを支えている。

※国士舘大・下選手、駒澤大・針生選手のインタビューは「続きを読む」へ。



【7~10位】
怪我人が続出した苦しいチームもあるが
健闘を見せてアップセットを果たした試合も


171009kimura.jpg 下位はこの3連戦3連敗の順天堂大、1勝2敗の立教大慶應義塾大、そして勝ち星なしの東洋大だ。10/7の試合では立教大が江戸川大を、慶應義塾大が首位神奈川大に2敗目をつけるという、ともに上位チーム相手に健闘を見せ、勝敗差ほどは実力に差がないところを示している。さらに慶應大は10/8の中央大戦で3名の負傷者を出しつつも奮闘し、10/9の日本体育大戦では下級生や控え中心で終始接戦を繰り広げ、最後に惜しくも敗れるなど、チームが例え完全に整っていなくても戦えるところを見せている。順天堂大はエースの#6川久保(4年・F)が負傷で3連戦を欠場しており、今後の回復具合が注目だ。

 下位2チームは3部上位チームとの順位決定戦が待つ。今年は降格こそないが、体力的にもモチベーション的にも難しい戦いはなるべく回避したいのは正直なところだろう。終盤戦にいかに白星を増やせるか、あと一踏ん張り、頑張りどころだ。

写真:リバウンドにかなり改善が見られた慶應義塾大は木村もゴール下で奮闘。粘って戦い続けたい。

※慶應義塾大・山崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「4年生に乗っかって下から押し上げるプレーをする」
泥臭いプレーでチームを支える大黒柱

◆#65針生信洋(駒澤大・3年・PF)
171008hariu2.jpgリーグ戦が2巡目に入り、じわじわと順位を上げる駒澤大。チームの雰囲気はよく、選手一人ひとりがのびのびとプレーしている印象だ。サイズが小さいところは苦しくはあるが、そんなチームをゴール下から支えるのは3年生の針生。現在リバウンド数134本で2位(10/9現在)につけており、数字を見ても頑張りがわかるだろう。加えて自身のチームや仲間を客観視し、精神的な面でもチームを牽引しようとしている姿も頼もしい。今後も個人成績とともに、駒澤大の勝利に期待したい。


―今日の順天堂大戦はどうでしたか。
「前回負けている相手でしたので、まず気持ちで勝つということを意識しました。それと試合前に相手のエースの川久保選手(#6)がいないということでしたが、そこに油断しないでやっていこうという感じでした。前半はファウルトラブルで手こずった部分もありましたが、最後は勝ち切ることができてよかったです」

―順天堂大はシュートが当たると怖いですね。
「そうですね。順天堂大は早打ちで、どんどん勢いをつけてくるチームでした。勢いがつくと止まらないので、最初の1本目を止めようと、全員で意識してやっていました」

―1巡目とは違い連勝してきていますが、いい雰囲気はどこから持ってきましたか?
「何がきっかけかはあまりわかりませんが、やはり江戸川大に勝ってから連勝してきて、チームの雰囲気は確実にいいですね。なにより練習が引き締まっていいです。練習でやっていることが試合に出せていることが勝てている要因だと思います」

―以前大髙選手(#55)のインタビューで、下級生が支えなくてはという意識を持っていると聞きました。
「4年生はスポーツ推薦が始まった年なので、OBからの期待は大きいように感じます。それで背負いすぎてしまったのかなと僕は感じました。でもやっぱり顔つきでもわかるように、特にキャプテンの前田さん(#18)とか試合中リラックスして笑顔が見えるシーンもあるので、はじけたと思います。最近はのびのびといいプレーをしているのではないでしょうか」

―3年生として個人的に意識してきていることはありますか?
「4年生は点が取れなかったときや、チームの雰囲気が悪かった時に一つ流れを変えてくれるプレイヤーが多いので、僕はそれに乗っかって4年生が上から引っ張るのであれば、下から押し上げるようなプレーをしたいです。一人ひとりにもチーム全体にも届くような声かけをして、泥臭いところを頑張っていこうと思っています」

―泥臭いプレーとは、主にリバウンドですか?
「宮城の聖和学園出身ですが、そのころからチーム全員リバウンドを意識してきました。高校の恩師にその面は感謝しています。リバウンドを徹底してきた高校の練習のおかげです。あと駒澤はサイズが大きくないので、僕がリバウンドをしっかりとることが大切ですし、プレッシャーもあります。その中で頑張ってやっているつもりです」

―下級生の頑張りも目立ちます。
「2年生は去年から少し出ているメンバーもいますが、去年は1年生でしたので安定感がない印象でした。前田さんの代わりに大髙がでると、崩れてしまうかなとか、不安がありましたが、今はそんな心配はないですね。大髙がひとりでもこちらは安心してプレーできます。1年生に関しては主に怜音(#3澁田・盛岡南)が出ていますが、1年生にしては100点、120点の出来だと思います。あと碧生(前原・#32・桐光学園)もいますが、体が大きくいいプレーをするので、今後僕の次にという意味でも、しっかりそいつには自分を見て行ってほしいです。期待しています」

―まだ上を狙えますが、意気込みをお願いします。
「チーム的に、勝てるだろうという驕りが発生すると、駒澤はもろいチームなので負けてしまうということがチームで共有できています。そういうことなくしっかり一戦ずつ勝てていけるようにしたいです。どんな相手にも手を抜かず戦っていけば、まだ遠いですがインカレや1部昇格というのが見えてくる可能性もあるので、頑張っていこうと思います」

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「周りに気を配るように意識を変える」
板挟みの学年で難しい役割を果たす

◆#86下 瑞稀(国士舘大・3年・PG)
171008shimo.jpg勝率は高いものの、接戦が続く国士舘大の勝利を決めるシュートを放つエースガード。下級生のころから活躍する下は、年々マークが厳しくなり点数を取ることが難しくなってきている。チーム内では下級生の元気と勢いが目立ち、成長が著しいが、彼らを支えているのは安定感のある司令塔の存在があろう。苦しい時間には確実にシュートを決める上級生としての姿と、4年生を底上げする3年生としての2つの姿が今年は必要とされているが、その期待にしっかりと応えている。


―三連戦を終えていかがですか?
「本当にマジできつかったです。今までなかったので、3試合目になってくると足が動かない部分も出てきて、チーム全体で厳しい試合でした」

―その中でも1年生は元気がありますね。
「最初の流れが悪いときに、1年の稲見(#62・世田谷学園)が頑張ってくれました。下級生がこのリーグ戦で活躍してくれるので本当に助かっています」

―リードされている場面で、チームとしてはどう修正していこうとしていますか。
「ディフェンスで流れを作るのがチーム方針です。そのために中を固めたり、ディフェンスで足を動かすことを意識しました。そうすると相手のシュートがだんだん落ち始めるので、しっかりリバウンドをとってブレイクにつなげてリズムを作れると思います。結果逆転することができて良かったです」

―下選手へのマークが厳しいですね。
「そうですね。毎年きつくなっていきます。本当はもっと点数を取らないといけないですが全然取れていません。個人的にはもっと頑張らないといけないですね」

―でも今日(順天堂大戦)は大切なところでしっかりシュートを決めていました。
「応援の力が大きいですね。そのおかげかなと思います」

―1巡目は危ない試合も多かったですが、どのように修正してきましたか?
「やっぱりサイズがなくて能力もない分、全員で戦うところと、ディフェンスで我慢するところを夏から意識して練習してきました。それが生かせてきたかなという印象です。あと試合の出だしが悪いですね。上級生が多いですが、集中力が欠けているのが課題なので、そこはまだまだという感じです」

―ベンチの中でキャプテンの比屋根選手(#54)がずっと声を出していますね。
「そうですね、本当に最高のキャプテンです。あの人が声を出すから周りのみんながついてきます。比屋根さんは沖縄出身で、独特な雰囲気を持っているのでベンチのなかでもコート上でも存在感は大きいです。スタートでは臼井さん(#32)が声はあまり出さないタイプですが体で引っ張ってくれるので、ついてかないといけないと思っています」

―個人的に上級生になって変わったことはありますか?
「下級生の時は何も考えずにプレーしていました。上級生になってからは、試合の流れや下級生の状況とかも見るようになりました。下級生がテンパってしまいそうになった時は、フォローもしっかりしなくてはいけないので。周りに気を配るように意識を変えましたね」

―具体的に続けたいところと改善したいところを教えてください。
「今日もディフェンスで粘って我慢して勝った試合なので、最後まで何があるかわからないということを頭に入れて、ディフェンスを継続していきたいです。改善することは、やはり気持ちの部分ですね。浮ついていることが多いので、そのムラをなくしていきたいと思います。あと5試合残っているので、全勝する勢いで頑張っていこうと思います」

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「自分が点数を取ればチームも波に乗る」
3年間の我慢が糧となる最後のリーグ戦

◆#7田村大樹(神奈川大・4年・SF)
171008tamura.jpgディフェンスチームの神奈川大の中で、点数から流れを作ろうとするようなタイプの選手だ。リングへ積極的に向かう気持ちは苦しかった下級生の時期と、3部リーグへの降格という苦しい経験である。この3連戦ではタフな試合が多く、接戦が続いた。そんな中彼は大事なシュートを決めきる頼もしいエースとして、試合を重ねるごとに成長していく。インカレと1部昇格に向けて、3年間の悔しさを晴らすような彼の一つひとつのシュートに注目したい。


―3連戦いかがでしたか?
「昨日の江戸川大戦で田中(#20)が怪我で抜けてしまって、インサイド陣が手薄になり大変になりました。その中みんなでディフェンスとリバウンドを中心に頑張れたので、勝つことができました。それが40分間コート上で継続できたことが良かったです」

―精神面、体力面の疲れはないですか?
「2周目に入ると相手チームもスカウティングをしてきて対策してくる分、タフな試合や苦しい時間が続くことが多くなります。そういった時に、4年生を中心にベンチも一体となって声掛けをして、雰囲気良く試合ができていると思います」

―3部に落ちた経験が力になっていますか?
「そうですね。1、2年生での2部リーグは本当に苦しかったです。結果入れ替え戦で3部に落ちてしまったので、それを取り返すような気持ちでやっています。自分たちの力を思う存分発揮したかったので、それが毎試合出せているのかなと思います。でも慶應や順天には負けているので、何が起こるかわからないですね。気を抜ける試合は一つもないなと感じます」

―点数を取りに行っていますが、そこは意識しているところでしょうか?
「幸嶋さん(監督)からも思い切って攻めに行けと言われているので、そこは自分が思い切って点数を取りに行くイメージでやっています。ディフェンスが苦手で、あまり自分が相手のキープレーヤーにつくことはないです。みんなディフェンス得意で、自分は比較的オフェンスに専念できるので、そこはみんなに感謝しています。自分が点数を取ればチームも波に乗ると自覚しているので、積極的に攻めに行きます」

―高校時代からプレーススタイルは変わらずですか?
「そうですね、シュートを得意としていて今大学でもそれを武器としてやっています」

―最後のリーグ戦ですが、意気込みをお願いします。
「歴代の先輩方から意識してきたディフェンスとリバウンドという泥臭いところが神大の持ち味なので、それを自分たちも受け継いで継続していきたいです。残り試合少ないですが、楽な試合はないので自分たちの力を発揮して優勝まで持っていきたいです」

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「悪い状況の中でもいい感じも出てきた」
次世代を担う司令塔としての成長に期待

◆#13山崎 純(慶應義塾大・2年・G)
171009yamasaki.jpg高校時代は全国区の活躍を見せ、期待されている選手。相手を翻弄するようなパスや1対1が見せ場だが、高校時代のように簡単にはいかない大学の壁もあるだろう。だからこそ成長が問われる訳だが、2年目となった今年は徐々に本来の良さを見せ始めている。首位の神奈川大戦では終盤の勝負強いシュートで貴重な一勝に貢献。怪我人が続きチーム状況は良いとは言えないが、その中で一矢報いだ。


ー3連戦は1勝2敗ということでした。3連戦最後の日本体育大戦は前日の怪我人もあってメンバーがかなり変わりましたね。それでも最後まで接戦に持ち込みました。
「苦しい戦いでしたが、1年の甲谷(#20)や堂本魁(#22)なども出場していて、そういう選手たちの活躍も見られたのは良かったと思います」

ー高橋(#5)、鳥羽(#8)、原(#9)が欠場してもいい戦いができた要因は?
「今日はディフェンスリバウンドを皆がしっかりしてくれて、そこにガードが飛び込む形が多かったし、自分も結構取ることができました。そこで相手にセカンドチャンスを与えなかったのは大きいし、相手もそんなにシュートが入っていなかったので点差が開かなかったと思います」

ー神奈川大戦では山崎選手が決勝点を決めました。ここまで個人の調子はどうだったのでしょう?
「ホームゲーム(9/30、10/1)からは結構いい感じになってきていました。神奈川大戦も勝てて少しずつですが自信というか、感触は良くなってきていると思います」

ーここまでの試合はターンオーバーがあったり、シュートが決まらなかったりというのがありましたが、1巡目はどう感じていましたか?
「駄目でしたね。勝たなければというのが先輩たちも自分もあったし、それでみんな自分が、自分がとう感じになって空回りしていたと思います。それが一番の原因だとは思います。自分には来年もあるので、悪い中でもここから頑張っていきたいです」

ー神奈川大戦で粘って戦えたのは何が良かったのでしょうか?
「神奈川大戦もディフェンスとリバウンドが良くて粘れました。最後はシュートが当たりました」

ー2年も3年もチームの主となってならなければならない状況ですね。
「リーグの前半は1番がはっきり決まっていなくて、全員でやっていたんですが、阪口さんにホームゲーム前ぐらいに『お前がやれ』と言われてやるようになりました。そこからいい感じになってきていると思います。それに今年だけではなく、来年のことも考えてやっていかなければと思っています」

ー高校とは違い、パスだけではなく得点も要求されているのでは? 神奈川大戦では見事でした。
「それはそうです。打っていけと言われているので頑張ります」



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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