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2017.09.23 (Sat)
【2017リーグ1部】9/23レポート
6試合をこなし、まだまだ先行き不透明
ゲーム差わずかで並ぶ順位は日替わりで変動
ゲーム差1の勝負からいかに脱落せず、最後に頂点に立つか、どのチームもかつてない状況に向き合い、毎試合が熾烈な内容になっている。差がないからこそ、各チームとも今が頑張り時なのは確かだ。この日は早稲田大が5戦の負けを取り返し、拓殖大、専修大が連勝を重ねてともにトップに立った。
4勝目を挙げたのは3校
拓殖大・早稲田大・専修大
写真:早稲田大は濱田の3Pで一気に波に乗った。
3勝の拓殖大は5戦目で2勝目を挙げた大東文化大と対戦。立ち上がりに好調だったのは大東大。#15モッチ(2年・C)はジャンパーもよく決まり、早い攻めも出て勢いに乗る。拓殖大は前半23点とロースコアに終わるが、後半高い位置からのプレスディフェンスでミスを誘う得意のパターンで追い上げ、3Q残り20秒には同点にすると、4Qは#23ドゥドゥ(1年・C・八王子)が次々に3Pを沈め、チーム全体が勢いづいて逆転勝利。55-70。拓殖大は4連勝で4勝2敗となった。大東大は2勝4敗。
3勝同士の東海大と早稲田大の戦いは立ち上がりから激しいディフェンスの応酬に。接戦が続く中機動力が生きた早稲田大が2Qに抜け出し前半は24-32とリード。後半には東海大も追いつき競り合いになるが、早稲田大は4Qに#27濱田(3年・F)の3連続3Pが決まって流れを掴むと58-68で4勝目を挙げた。東海大は2連敗で3勝3敗。
こちらも3勝同士の筑波大と専修大の一戦も終盤まで熱い試合となった。インサイドでは専修大#30アブ(2年・C)がリバウンドを支配。2Qに専修大のゾーンが聞いて抜け出すが、筑波大は#11増田(2年・PF)の奮闘で盛り返し、4Qも2点差の攻防となるが、ファウルが嵩んだ筑波大が苦しくなり、最後は71-79で専修大が逃げ切った。
写真下:専修大・アブは31点28リバウンドと圧倒的な数字。ゴール下で献身的にプレーする。
※専修大・砥綿選手のインタビューは「続きを読む」へ。
明治大、白鴎大が3勝目
勝率5割は全4チーム
写真:明治大は接戦を制して3勝目。1部ではサイズは小さい方だが、全員が懸命にプレーしている。
2勝3敗同士の明治大と日本大の一戦は、終盤まで点差のつかない拮抗したゲームになった。インサイドの高さでは208cmの#0シェイク(1年・C・北陸)、#48ジャワラ(2年・CF)を有する日本大が有利だが、明治大は#28今川(3年・SF)を筆頭にボールによく絡み、早い展開も出て勝負は互角。日本大は#44松脇(2年・SG)が好調でスティール、アウトサイドを決めていく中、明治大は全員が得点に絡んでいった。4Q終盤まで続いた競り合いは、最後に明治大が抜け出し87-80で3勝目、3勝3敗。日本大は2勝4敗。
白鴎大は前半から青山学院大にリード。#75シェッハ(2年・C)の高さが生き、ゴール下を支配。青山学院大は外も当たらず苦戦し、白鴎大がリードしたまま試合終了。
勝率5割は筑波大、白鴎大、明治大、東海大。青山学院大、日本大、大東文化大が2勝にとどまった。
「任せてもらったときは4年生として引っ張る」
必要な役割を自覚したプレーを実践
◆#26砥綿啓伍(専修大・4年・G)
スタメンにはルーキーの重冨兄弟や2年の森實といった選手がガードとして入ることが多く、ベンチから出場してチームを支える役目だ。攻撃的な前者に比べ、周囲を生かすような動きでチームを落ち着かせている。「4年生のチーム」という思いをどこまで形にできるか。ここからの活躍も見逃せない。
ー筑波大に勝利しました。試合を振り返って。
「今年は渡辺竜之佑(Bリーグ・琉球ゴールデンキングス)さんとか、リバウンドに強い人が抜けたというこで、春からずっとリバウンドを課題にしてきました。この前の白鴎大戦もそうですが、リバウンドを徹底して戦ってきて、今日の後半は少し取られてしまいましたが、結果的にはリバウンドも10本ぐらい勝っていたので、良かったんじゃないかなと思います」
ーアブ選手がかなりリバウンドを取っていますが、それ以外の選手も、ということでしょうか。
「そうですね。フィリップに頼っている部分があるので、それをもう少し直していきたいという感じですね」
ー筑波大も最後は食らいついてきましたがよく粘りましたね。
「何度か3Pを入れられてしまいましたが、ディフェンスが大きく崩れませんでした」
ー砥綿選手も苦しい態勢でしたが、終盤に入ったシュートは大きかったですね。
「あれはまぐれですけど(笑)、チームに助けてもらっている感じです」
ーガードとしてはどういうことを意識していますか?
「スタメンに1年生2人(#9重冨友希・#88重冨周希)が出ているので、自分は控えとして出ていく訳ですが、まずチームを落ち着かせることを意識して、声を出して冷静に引っ張っていきたいなと思ってやっています。ガードはコントロールするのが役割ですが、あまりコントロールしすぎると攻め気がなくなってディフェンスプレッシャーをかけられてしまいます。それをかけられたらエントリーという動きを意識していますね」
ー砥綿選手のプレータイムも徐々に伸びてきている感じがしますが。
「今年はメンバー豊富ですが、大事なところは昔から4年生がやってきていますし、プレータイムの長さ自体はそこまで気にしていませんが、任せてもらったときはしっかり引っ張っていければと思っています」
ー今年は例年以上にいろんな選手が活躍しているという感じですね。
「誰が、という訳ではないですね。でもやはり4年のチームだし、個性豊かなメンバーですが、4年がまとめていかなければと思っています」
ー4年生で最後の年、という意識は強いんですね。
「去年のインカレの準決勝で負けた悔しさもあるし、日頃の練習から気を張っています」
ー専修大はいい試合をしているのに、集中力が抜けたときにやられているのような試合もあります「そこが弱みでもあります。ね。練習でも最初から最後までディフェンスもリバウンドもしっかりできるように心がけています。徹底できないときもありますが、春に比べたら声を出して盛り上がって練習できているので、継続力を出していければと思います」
ゲーム差わずかで並ぶ順位は日替わりで変動
ゲーム差1の勝負からいかに脱落せず、最後に頂点に立つか、どのチームもかつてない状況に向き合い、毎試合が熾烈な内容になっている。差がないからこそ、各チームとも今が頑張り時なのは確かだ。この日は早稲田大が5戦の負けを取り返し、拓殖大、専修大が連勝を重ねてともにトップに立った。
4勝目を挙げたのは3校
拓殖大・早稲田大・専修大
写真:早稲田大は濱田の3Pで一気に波に乗った。
3勝の拓殖大は5戦目で2勝目を挙げた大東文化大と対戦。立ち上がりに好調だったのは大東大。#15モッチ(2年・C)はジャンパーもよく決まり、早い攻めも出て勢いに乗る。拓殖大は前半23点とロースコアに終わるが、後半高い位置からのプレスディフェンスでミスを誘う得意のパターンで追い上げ、3Q残り20秒には同点にすると、4Qは#23ドゥドゥ(1年・C・八王子)が次々に3Pを沈め、チーム全体が勢いづいて逆転勝利。55-70。拓殖大は4連勝で4勝2敗となった。大東大は2勝4敗。
3勝同士の東海大と早稲田大の戦いは立ち上がりから激しいディフェンスの応酬に。接戦が続く中機動力が生きた早稲田大が2Qに抜け出し前半は24-32とリード。後半には東海大も追いつき競り合いになるが、早稲田大は4Qに#27濱田(3年・F)の3連続3Pが決まって流れを掴むと58-68で4勝目を挙げた。東海大は2連敗で3勝3敗。
こちらも3勝同士の筑波大と専修大の一戦も終盤まで熱い試合となった。インサイドでは専修大#30アブ(2年・C)がリバウンドを支配。2Qに専修大のゾーンが聞いて抜け出すが、筑波大は#11増田(2年・PF)の奮闘で盛り返し、4Qも2点差の攻防となるが、ファウルが嵩んだ筑波大が苦しくなり、最後は71-79で専修大が逃げ切った。
写真下:専修大・アブは31点28リバウンドと圧倒的な数字。ゴール下で献身的にプレーする。
※専修大・砥綿選手のインタビューは「続きを読む」へ。
明治大、白鴎大が3勝目
勝率5割は全4チーム
写真:明治大は接戦を制して3勝目。1部ではサイズは小さい方だが、全員が懸命にプレーしている。
2勝3敗同士の明治大と日本大の一戦は、終盤まで点差のつかない拮抗したゲームになった。インサイドの高さでは208cmの#0シェイク(1年・C・北陸)、#48ジャワラ(2年・CF)を有する日本大が有利だが、明治大は#28今川(3年・SF)を筆頭にボールによく絡み、早い展開も出て勝負は互角。日本大は#44松脇(2年・SG)が好調でスティール、アウトサイドを決めていく中、明治大は全員が得点に絡んでいった。4Q終盤まで続いた競り合いは、最後に明治大が抜け出し87-80で3勝目、3勝3敗。日本大は2勝4敗。
白鴎大は前半から青山学院大にリード。#75シェッハ(2年・C)の高さが生き、ゴール下を支配。青山学院大は外も当たらず苦戦し、白鴎大がリードしたまま試合終了。
勝率5割は筑波大、白鴎大、明治大、東海大。青山学院大、日本大、大東文化大が2勝にとどまった。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「任せてもらったときは4年生として引っ張る」
必要な役割を自覚したプレーを実践
◆#26砥綿啓伍(専修大・4年・G)
スタメンにはルーキーの重冨兄弟や2年の森實といった選手がガードとして入ることが多く、ベンチから出場してチームを支える役目だ。攻撃的な前者に比べ、周囲を生かすような動きでチームを落ち着かせている。「4年生のチーム」という思いをどこまで形にできるか。ここからの活躍も見逃せない。
ー筑波大に勝利しました。試合を振り返って。
「今年は渡辺竜之佑(Bリーグ・琉球ゴールデンキングス)さんとか、リバウンドに強い人が抜けたというこで、春からずっとリバウンドを課題にしてきました。この前の白鴎大戦もそうですが、リバウンドを徹底して戦ってきて、今日の後半は少し取られてしまいましたが、結果的にはリバウンドも10本ぐらい勝っていたので、良かったんじゃないかなと思います」
ーアブ選手がかなりリバウンドを取っていますが、それ以外の選手も、ということでしょうか。
「そうですね。フィリップに頼っている部分があるので、それをもう少し直していきたいという感じですね」
ー筑波大も最後は食らいついてきましたがよく粘りましたね。
「何度か3Pを入れられてしまいましたが、ディフェンスが大きく崩れませんでした」
ー砥綿選手も苦しい態勢でしたが、終盤に入ったシュートは大きかったですね。
「あれはまぐれですけど(笑)、チームに助けてもらっている感じです」
ーガードとしてはどういうことを意識していますか?
「スタメンに1年生2人(#9重冨友希・#88重冨周希)が出ているので、自分は控えとして出ていく訳ですが、まずチームを落ち着かせることを意識して、声を出して冷静に引っ張っていきたいなと思ってやっています。ガードはコントロールするのが役割ですが、あまりコントロールしすぎると攻め気がなくなってディフェンスプレッシャーをかけられてしまいます。それをかけられたらエントリーという動きを意識していますね」
ー砥綿選手のプレータイムも徐々に伸びてきている感じがしますが。
「今年はメンバー豊富ですが、大事なところは昔から4年生がやってきていますし、プレータイムの長さ自体はそこまで気にしていませんが、任せてもらったときはしっかり引っ張っていければと思っています」
ー今年は例年以上にいろんな選手が活躍しているという感じですね。
「誰が、という訳ではないですね。でもやはり4年のチームだし、個性豊かなメンバーですが、4年がまとめていかなければと思っています」
ー4年生で最後の年、という意識は強いんですね。
「去年のインカレの準決勝で負けた悔しさもあるし、日頃の練習から気を張っています」
ー専修大はいい試合をしているのに、集中力が抜けたときにやられているのような試合もあります「そこが弱みでもあります。ね。練習でも最初から最後までディフェンスもリバウンドもしっかりできるように心がけています。徹底できないときもありますが、春に比べたら声を出して盛り上がって練習できているので、継続力を出していければと思います」
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