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第93回関東大学バスケットボールリーグ戦 1部優勝・拓殖大(31年ぶり)
2部は中央大、そして神奈川大は初の1部へ
2017 年度 関西学生バスケットボールリーグ戦 京都産業大が優勝

2017.09.09 (Sat)

【2017リーグ2部】9/2,3レポート

関東大学リーグはまず2部以下が開幕
昇格を目指し2か月に及ぶ戦いがスタート


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 大学界の秋シーズンがついにスタート。代表関連のスケジュールの都合で1部が1週遅れた開幕にはなるが、9月2日に2部以下のリーグ戦がスタートした。

 このほど大会の主催である関東大学バスケットボール連盟より来年のリーグ改編が発表され、来季よりチーム数が1部、2部、3部が各12校、4部24校、以下5部へと大きく編成が変化することになった。これにより今リーグは2部は上位2チームが1部へ、3部と4部は上位4チームが2部へと組み込まれる。入れ替え戦というハードルを超える必要なく順位が素直に反映されるだけに、リーグ戦中から2部以下の戦いは熾烈になりそうだ。なお、インカレ出場枠は2部2位までとなる。

 また、今年からオールジャパン予選の方式が変わり、9月16,17日は予選の二次ステージが釧路で開催される。その週末は大学の試合が行われないが、その代わり平日に試合を組み込む変則日程となっている。選手のコンディショニングや疲労軽減がいかにできるかが、長いリーグを戦っていく上でも鍵となるだろう。

写真:ホームでの開幕に、応援団ともども気合いを入れる日体大。



初週の2連勝は4チーム
日本体育大・江戸川大・中央大・神奈川大

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 初週を連勝で飾ったのは春のトーナメントで3位に食い込んだ日本体育大、昨年リーグ2位の江戸川大、3位の中央大、そして今季2部復帰してきた神奈川大の4チームとなった。

 神奈川大は3部での苦節を経て、確実にチームが成長している。激しいディフェンスを持ち味にタフな試合で2連勝を飾った。7月に行われたオールジャパンの神奈川県予選で東海大を倒し、2部で唯一オールジャパンの二次ステージに進むチームでもある。サイズはないが、粘りのバスケットを見せて欲しい。

170902nakamura.jpg 日本体育大は初戦で対戦した東洋大に立ち上がりに一気に差をつけられる展開となるが、次第に追いつき逆転。今リーグでは追われる立場になるだけに、足元をすくわれないように戦い抜けるかが大事だろう。中央大は持ち味の攻撃力とディフェンスを展開して2連勝。江戸川大は#12オウマ(2年・C)や#1平岩(4年・SF)をベンチスタートにするなど、まだ余裕のあるメンバー構成だった。

写真上:ハドルを組むシーンもたびたび見られた神奈川大。
写真下:中央大は誰が出てきても攻撃力がさほど落ちない。中村はベンチからの出場で相手を撹乱する。

※神奈川大・田中選手のインタビューは「続きを読む」へ。


黒星のついたチームは1巡目をどう乗り越えるか
早い修正と切り替えが鍵に


170902sakuma.jpg 一方、黒星のついたチームだが、駒澤大国士舘大が1勝1敗となったが、慶應義塾大立教大順天堂大東洋大が2連敗でのスタートとなった。慶應義塾大は#4トカチョフ(4年・CF)の離脱により、インサイドでの苦戦を強いられそうだ。また、現在のチームでは2部リーグを経験した者がいないだけに、1部とは違う2部の戦い方に慣れる必要がある。順天堂大、東洋大は持ち味を出している時間帯は相手を脅かすシーンが度々見られた。東洋大は立ち上がりの勢いで第1戦は日体大に大差をつけ、第2戦も中央大に善戦。豊富な運動量が武器だが、1試合を通じた戦い方が問われそうだ。順天堂大もシュートがどれだけ決められるかが鍵だろう。いずれも下級生を多くメンバーに組み込んでおり、勢いと長期戦のバランスをどう取るかも考えなければならない。特に9月は変則日程で休む間もなく試合がやってくる。短期間で切り替える術を身につける必要がある。

写真:東洋大・佐久間は182cmの身長ながらアグレッシブに切り込み、リバウンドでもたびたびボールをもぎ取って相手を驚かせた。



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【INTERVIEW】

「勝つためにやれることをやる」
体を張った地道なプレーで勝利を下支え

◆#20田中浩一(神奈川大・4年・CF)
170902tanaka.jpg成長していく過程で印象が変わる選手はいるが、田中はそのタイプだ。慣れない中で奮闘していた一昨年の2部リーグではオフェンスの懸命さが見えたが、上級生になるに従って、ゴール下での泥臭い奮闘が光るようになった。ボールにタッチする時間はわずかだが、リバウンドやディフェンスといった、数字には残りにくいが欠かせない貢献でチームを支えている。「チームとして勝つため」の選択が彼をそうさせている。個人技の力量はバスケットでは外すことのできない強さの要素だが、地道にチームのために働き続けることが勝利を引き寄せることもある。


ー2部昇格しての2連勝でスタートになりました。
「自分が2年生のとき(一昨年)は2部でプレーさせてもらいました。そのときに3部に降格してしまい、昨年は3部でつらい1年間を過ごしました。だから今年はもうそんな思いはしたくないし、さらに上に上がりたい。1部を目指して本当に頑張っているので、初週の2連勝は本当に良かったと思います。来週もすごく大事な試合なので、自分の持ち味を出してがんばっていきたいです」

ー初日の第1戦はチーム全体としてもたついた試合だったのでは。
「そうですね。固かったです。その反省を生かして今日は最初からハードに、自分の持ち味を出していこうと思いました」

ーチーム全体の得点力も上がって、一昨年2部にいたときよりチームも良くなった印象があります。その中で田中選手はゴール下や見えないところで地道にやっていますね。
「周りの選手は得点力があるし、シュートも上手いんです。でもその中で裏方というか、リバウンドを頑張ったり、ディフェンスで相手のインサイド選手を守ったりするのが自分の役割だと思っています。そういうのをしっかりやっていければ、周りのシュートが入らなくても自分がカバーして貢献できると思うし、自分としてはチームが勝つことだけを考えています。そのためには泥臭いプレーは大事だし、それが持ち味だから出していきたいです」

ー2年のときはオフェンス主体の選手かなという印象でした。
「そうですね。点を取りたいというのはあったとは思います。今のようなプレーはあまり経験がなかったんです。どうしていいかわからずにやっていました。上級生になってから自分の役割を理解できるようになってきましたね。隙があれば打ちますが、基本は周りを生かしたりディフェンスを頑張ったりして、保険というか、勝つことの方が大事だと考えていますね。そのためには自分は自分のやれることを精一杯やろうと感じます」

ー釧路で開かれるオールジャパン予選にも、東海大のAチームを破っての出場。9/16,17と他のチームは休みますが、連戦になりますね。
「9月はそういう意味ではハードですが、チームにとってもいい経験だと思うので、プラスに考えてリーグ戦でさらに強くなれるようにやってきたいと思います」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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