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第93回関東大学バスケットボールリーグ戦 9月2日より2部以下が開幕
1部リーグは9月9日(土)より
2017 年度 関西学生バスケットボールリーグ戦 9月2日より開幕

2017.06.11 (Sun)

【2017新人戦】6/11 5位決定戦 青山学院大VS筑波大

筑波大が前半の貯金を守り5位
青山学院大も粘りを見せる


170611morisita.jpg 筑波大の現1・2年生にとってトーナメント方式の大会では初めて5~8位決定戦に回った。そのせいか、この5位決定戦の立ち上がりは今ひとつ集中を欠いてしまう。一方の青山学院大もインサイドにボールを集めるがミスが続き、ロースコアな展開に。これを打開したのは筑波大#11増田(2年・PF)。リバウンドシュートや3Pシュートなどマルチに加点し、残り2分22-13と筑波大が主導権を握る。青学大はタイムアウトの後1ゴール返し、22-15とついていく。

 2Q、筑波大はリバウンドから#10村岸(2年・SF)が速攻につなげ、26-15とリードを2桁に拡げる。青学大は#43渡嘉敷(1年・SG・福大大濠)がバンクで3Pシュートを沈めるなどして追い縋る。その後は膠着状態となるが、Q最後のオフェンスで筑波大#88牧(2年・SG)がきっちりジャンプシュートを決め、40-26の筑波大リードで折り返す。

 3Q、青学大は#52赤穂(1年・G・市立船橋)の3Pシュートで仕切り直したいが、その後が続かない。対照的に筑波大は#88牧がシュート、#15森下(2年・C)へのアシストと畳み掛け、開始3分で51-31とする。だがそこで一息ついてしまい、青学大#21能見(2年・PG)に怒涛の連続得点を許す。残り2分56-43となったところでタイムアウトを請求。だが直後に青学大#52赤穂にスティールからの速攻を決められ、さらにリバウンド時に#15森下が3ファウルとなり交代を余儀なくされる。このチームファウルフリースローをきっちり揃えた青学大がついに1桁差に押し戻す。筑波大は1本返すも58-47と勝負の行方はわからない。

170611uitaka.jpg 4Q、流れを引き寄せたのはこの試合好調の筑波大#11増田。3Pシュートで突き放す。その後は互いに決め合いとなるが、個々の得点力の高い筑波大がじわじわと引き離し、残り5分71-54とする。さらに#88牧の活躍で残り2分には79-58と再び20点差をつける。青学大は諦めずバックコートからディフェンスを仕掛け、#52赤穂、#43渡嘉敷が3Pを決めていくも残り時間は少なく、87-74でタイムアップとなった。

 5位の筑波大が敗れたのは準々決勝の日本大戦のみ。#11増田・#88牧以外の、全体チームではまだプレータイムの少ないメンバーが経験を積めた。相手の戦意を喪失させるところまで突き放しきれない甘さも見られるものの、チーム内競争によって克服していくことだろう。

 6位で終えた青学大はサイズにも機動力にも特化しきれずというところだが、少ない人数にも拘わらず粘りを見せた。この忍耐力がリーグやインカレにおいて実を結ぶことを願う。

写真上:筑波大・森下は高さを生かしたシュートを決めた。
写真下:今シーズンより本格的にプレーしている青山学院大・ウィタカ。今後はさらなる活躍が期待されるが、サイズを生かし、チームを勝利に導けるかどうかが見どころ。

※筑波大・牧選手、青山学院大・納見選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「もう一声が必要だなと感じた」
必要なのは、チームを鼓舞するための優しさと厳しさ

◆#88牧 隼利(筑波大・2年・SG)
170611maki.jpg今大会はアシスト王を獲得。牧自身が決めに行ったシーンも多かったが、それのみならずパスの供給でも見せたことになる。しかし、本人としては個人タイトルよりももっと納得できる「何か」を手にれたかった模様。全体チームでも今年は存在感を見せつつある。この新人戦で掴めなかったものを掴めるか否か、秋からのリーグで真価を見せて欲しいところだ。


―今日の試合を振り返っていかがですか。
「順位決定戦で大会としては最終試合でしたが、新人戦は次につながる大切な試合なので気を引き締めて戦いました。その結果最後は勝つことができたと思います」

―大会全体を振り返っていかがですか。
「個人的には、接戦の時に自分がチームをまとめきれなかったです。特に日大戦でそれを感じました。リーダーシップがまだまだ足りないなと。現キャプテンの青木さん(#4)がやっているリーダーシップをもっと自分が持っていかなければならないと思いました」

―新人チームのキャプテンとして心がけたことは何でしょうか。
「声出しも意識してやったつもりです。プレー面でも自分ができることをやって引っ張ろうと心がけていました。でもなんだか自分の中で少し違ったんですよね。もう一声必要だなと。『いいぞ』とか讃えたり、褒める声は得意ですが、厳しい言葉をかけることができなくて、行き詰まってしまいました。それで自分が抱え込んで、終始日本大学戦はプレーしてしまいました。チーム全体を鼓舞するようにして行くべきでしたね」

―新人チームはボールの展開が速かったように見えましたが。
「そうですね。上級生がいるチームには、馬場さん(#6)や杉浦さん(#17)という絶対的点取り屋がいるので、そこにボールが行きますが、新人チームにはまんべんなく点数を取れる人がいます。自分はこのチームではPGなので、みんなを活かしながらボールをさばくことを心がけていた部分はありました」

―その中で1年生の活躍が目立ちましたが。
「それはとてもうれしかったです。思いっきりプレーしてくれていたので、よかったです。新人戦で、殻が破れた部分もあったと思うので、リーグ戦のメンバーにも厚みが出てくると思います」

―チーム全体でリバウンドの意識が高かったように見えた場面もいくつかありましたね。
「そうですね。やっぱりPGであり、キャプテンなので、そこは意識しようと声をかけたりしました。個人的には、自分は身長があるのにPGになった理由もよく考えてみたりして。積極的にオフェンスリバウンドに飛び込んでいくのも仕事ではないかと思っていました。まだまだPGに慣れていない部分はありますし、やっぱり難しいので。リーグ戦に向けてスキルアップしていきたいです」

―新人戦を通しての課題と、リーグ戦に向けて一言お願いします。
「一言でいうとディフェンスです。特に日本大学戦はオフェンスばかりに焦点が向いてしまいました。個人的にも、チームにとっても必要なので、ディフェンスを頑張っていきたいと思います」

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「足りないところが見つかった大会」
連覇は逃したが先を見据えた課題克服が成長の鍵

◆#21納見悠仁(青山学院大・2年・PG)
170611noumi.jpg昨年は劇的な試合を連発して見事優勝。今年も布陣は良かったが、ベスト4入りの大事な試合での敗退となった。
チームとしてはサイズもあり期待は大きいが、バスケットボールとしての連携はまだまだ。「自分がボールを持ちすぎてしまった」という部分を、どうやってチームとしてのバスケットに進化させていくかが今後の課題だろう。納見も、そしてチーム全体としても課題が見えた大会を、ここからどう成長に変えていけるかが注目だ。


ー今大会を振り返って。
「新人戦は自分たちの学年中心の大会。ビッグマンもいて、バランスのいい大きなチームでした。でもリバウンドやルーズボールといった、ちょっとしたところ、気を抜いてしまったようなところで相手にやられてしまいました。勝てる試合はあったのに、勝ち切ることができなかった。足りないところや課題が見つかった大会だと思います」

ー昨年は優勝しました。メンバー的にも大きくは変わらないところはあったと思います。
「そうですね。だから優勝目指して勝てると思ってやってきたけれど、足りない部分が多かったと感じます。自分たちのウイークポイントの方がたくさん出てしまって、良い部分を生かせませんでした」

ー青学も大きなチームですが、他のチームもやはり高さがあるチームはあります。そういった中でどう戦っていこうと?
「小さいけれどディフェンス、ボックスアウトをしっかりすること。青学はフィジカル面だったら他のチームにも劣らないものがあります。そこでもっと激しく頑張っていければ良かった。そうすれば、大きくて動ける選手がいるチーム相手でももっと戦えると思います」

ー納見選手はガードとしての役割もあったかと思いますが、反省点はありますか?
「自分がやらなければ、となってしまい、ボールの球離れが悪かったと思います。広瀬さんにももっと周りを使って球離れを良くすればもっと楽にやれるとも言われています。それでもボールを持つ時間が長かったり、球離れが悪くて全体の動きを止めてしまって、単発なシュートで終わることが多かったのが反省です」

ー納見選手だけの課題ではなく、それは連携も含めたチームとしての課題でもありますね。
「新人チームの現状だと今は上手くパスが回らず、中にボールを入れたらそこで終わってしまう。上級生たちのように、サイズは少し下がっても内も外もプレーできるといいんですが。ボールを持っていないところの動きが重要です。自分はパスを捌いて切れて、最後にボールが回ってくればそこでフィニッシュも決められる。だからこそ我慢して待てと言われているんですが…。それがうまくいくようになると、もっと全体がテンポよくプレーできると思います」

ー2年目となって昨年よりも成長した自分は感じられていますか?
「1年目は気持ちよくシュートを打って楽にプレーできました。2年目になったし、この新人戦ではチームを引っ張ったり、ガードとしてもプレーしないといけないなど、やることがいろいろ増えてきています。ただ、昨年よりも身体が大きくなって、簡単なコンタクトでは崩れないようになってきました。プレー面ではセンターを使うプレーやピックのプレーが多くなって、幅も広がってきています。そういう実感は少しありますね」

ー今大会は6位でしたが、渡嘉敷選手(#43)や井森選手(#14)など、能見選手以外にもアグレッシブに攻める選手が多く見られました。
「外は自分以外にも打てる選手がいます。ドライブもあるし、自分だけにならないでもっとみんなでやっていけば、もっといい形になって、内外のテンポのいいバスケットができると思います。下級生には気持ちよくプレーさせることが第一ですが、サイズもあるし、もっと良くなっていくと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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