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第93回関東大学バスケットボールリーグ戦 1部優勝・拓殖大(31年ぶり)
2部は中央大、そして神奈川大は初の1部へ
2017 年度 関西学生バスケットボールリーグ戦 京都産業大が優勝

2017.06.11 (Sun)

【2017新人戦】6/11 3位決定戦 拓殖大VS専修大

「やるべきこと」を徹底した専修大が大勝
拓殖大はファウルトラブルに泣く


170611nishino.jpg 前日の準決勝ではともに好ゲームを演じた専修大拓殖大。悔しさも残る中、3位決定戦は残り6分3-2と静かな開始となる。ここから#2岡田(1年・G・東山)の3ショットフリースローなどで拓殖大が11-2と抜け出したかと思われたが、専修大も#34盛實(2年・G)の連続得点で対抗。その#34盛實が2分半を残して2ファウルとなりベンチに下がらざるを得なくなるも、交代したメンバーが落ち着いてつなぎ、18-16まで追い上げる。

 2Q開始すぐ、拓殖大#23ドゥドゥ(1年・F・八王子)が3ファウルに。交代はしない選択に出るが、次のオフェンスでチャージングを取られてしまい、痛恨の4ファウルで交代となる。この機に専修大はインサイドを攻めるが、拓殖大もそれはわかっており簡単には加点させない。だが残り7分半24-20の場面で専修大#34盛實がコートに戻ると的を絞り切れなくなる。さらに#41杉野(1年・PF・四日市工)も3ファウルでコートを退くと、専修大#30アブ(2年・C)がチームファウルフリースローやダンクで連続得点、38-27と突き放す。さらに#9重冨友希(1年・G・福岡第一)&#88重冨周希(1年・G・福岡第一)が小気味よく速攻を繰り出し、51-32と専修大が大きくリードして前半を終える。

 3Q、拓殖大は前半に続きシュート力のある#2岡田のボールを集めるも、単発になってしまう。専修大はリバウンドから速い展開につなげる形で77-45とついにリードは30点に。4Qに入ると拓殖大はもうなす術がなく、1本決めた後、専修大が得点を100点に乗せるまでの間シャットアウトされてしまう。専修大は#27安部(2年・G)らスタメンはもちろん#17樋口(2年・F)などベンチから出てくるメンバーも最後まで手をゆるめず、115-57と大勝を収めた。

170611okada.jpg 3位を決めた専修大は、#34盛實のリーダーシップも去ることながら各選手が主体的にプレイしていた。の加入により、能力の高い選手たちがコートを広く使えていたのも大きい。それだけに準決勝は悔やまれるが、リーグでリベンジを果たしたい。

 4位の拓殖大はツインタワーのファウルトラブルに泣く試合となった。それでも主将の#58平良(2年・G)ら2年生が声を出してまとめ、チームの結束を見せた。

写真上:専修大は重冨兄弟ほか、西野もルーキーとして大きな存在感を見せた。
写真下:能力の高さを伺わせる拓殖大・岡田もここから楽しみな選手。

※専修大・森實選手、拓殖大・平良選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「チームのために何ができるか一人ひとりが考えた」
リーグ・インカレに向けた手応えと課題

◆#34盛實海翔(専修大・2年・G・主将)
170611morizane.jpgルーキー時から、「コートに立ったら学年は関係ない」とよい意味で責任感を持っていた。新人戦では勝負強い3Pを何度も沈めてチームを牽引し、その盛實がキャプテンを務めたからこそ、全体チームではまだプレータイムが短いメンバーも加入したばかりの1年生も、人任せにせず取り組んでいたに違いない。個性ある選手が揃っていただけに日本大との準決勝は惜しまれるが、これをバネにリーグ・インカレで羽ばたく姿を見せてほしいところだ。


―試合を振り返って。
「監督から言われていたことをチームとして最後まで集中してやり通せたので、この結果になったと思います。インサイドを攻めること、相手の得点源であるシューターの18番(拓殖大・多田)と2番(岡田)、それと23番(ドゥドゥ)をまずしっかり守るということと、あとはリバウンド。準決勝は最後相手にリバウンドを取られてしまったのが大きかったので、そういう部分をしっかり自分たちのものにして速い展開につなげるようにと心掛けました」

―準決勝の日本大戦は惜しい試合でしたが、敗因は何だったと思いますか。
「やっぱり最後は自分のミスが響いたかなと。正直、自分のせいで負けたと思っています。それまでにもミスが多かったですし。相手の10番(日本大・杉本)が乗せてしまうと止まらないというのは最初からわかっていたので、ボールを持たせないくらいの勢いでやらないといけなかったです」

―新人戦全体を通して、成長できたところは?
「チームとしてやるべきことをやるというのを初戦から徹底できた手応えがあります。試合の入りにしても、点差が開いたときも、『こうしよう』と決めていたことをそのとき出ているメンバーがブザーが鳴るまでしっかりとできたことが大きかったと思います。フルメンバーのチームとはまた違う構成で出るわけで、それぞれ仕事も少しずつ変わってくる中でもできていたのがよかったです」

―それも言われてやるのではなく自分で考えて動いている印象でした。やはり新人戦があったからそうなれたのでしょうか。
「そうですね、チームのために何ができるかというのを一人ひとり考えてやるというのを意識していました。新人戦では1・2年生全員がベンチに入れたのもあって、ベンチにいるときもコートに出たときも全員がチームのために何かしようと考えてできたのはプラスになったと思います」

―1年生の活躍も見られました。
「双子(#9重冨友希、#88重冨周希)にしろ西野(#12)にしろ日本一だったり日本代表だったりを経験しているので気持ちの部分がしっかりしているなと、試合を見ていて感じます。下からの底上げがあると自分も頑張ろうと思いますしチームの層も厚くなるので、そういう意味では頼もしいです」

―盛實選手個人の評価としてはいかがですか?
「自分にできることをチームのためにやろう、というのは最初から思っていて、それはできたかなと。プレー中も周りに声を掛けたり、自分が点を取らなくても周りの選手を活かしたり、ベンチでも積極的に声を出して気を配るという部分をしっかり取り組んだつもりです。キャプテンとしてやらせてもらっている以上、それが自分の仕事だと思ってやっていました。ただ課題としては状況判断がもうちょっとできればよかったです。パスにしても狙い過ぎてしまうところがあったので、試合の流れを読んで、ここは狙うべきなのか1回待つべきなのかを頭の中でしっかりコントロールしながらできたら、ミスも減るし自分のプレイの幅も広がるはず。あとは体力づくりですね。最後は足に結構きてしまっていたので、トレーニングだったり走り込みが必要だと思いました」

―リーグ戦に向けて。
「リーグ戦までは期間が空くので個人のスキルアップはもちろん、フルメンバーになったときもしっかり自分のやるべきことができるように切磋琢磨して。チームメイトと入ってもポジションを争うライバル同士なので、蹴落とすくらいの気持ちで自分もレベルアップしていきたいです」

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「キャプテンとしてできること出来る限りやる」
コート内外での盛り上げでチームを引っ張る
◆#58平良彰吾選手(拓殖大・2年・G)
170610taira.jpgコートに出る時間こそそう多くはないが、チームの牽引役としての意識は高かった。コートではプレーで、ベンチでは声で、常に必要なことを意識して引っ張り続けてのベスト4。本人も言うように青山学院大を破ってのベスト4はある程度チームの自信にもつながったに違いない。楽しみな新人も入り、全体でも若いチームはここからが伸び盛り。秋、そして上級生になっていく過程で語ったことを実現できていくかを見ていきたい。


―今日の試合を振り返っていかがですか。
「ディフェンスをしっかり気を引き締めてやって、もっと速い展開で攻めることが目標でした。でも専修大のディフェンスに苦戦し、オフェンスで流れを作ることができませんでした。逆に相手はリズムを作って、それにのまれて立て直すことができなかったですね」

―ドゥドゥ選手(#23)のファウルトラブルも大きかったのでは?
「審判の笛に対応できてなかったですね。自分たちもドゥドゥに対して声を掛けなければいけなかったです。そうすれば4つ目のファウルは止められたと思います。そこもチームの課題として出たなと思いました」

―4位で終わりましたが、大会全体を振り返っていかがですか。
「一つの目標として青山学院大に勝ってベスト4に入るということは達成できました。青山学院大戦はチームの目標であったいいディフェンスから、オフェンスでもいいリズムで点数を取れたことは大きなことだと思います。でも残り2試合に生かせなかったですね。東海大戦はよかったですが、最後までできなかったのは大きな課題だと思います」

―新人チームのキャプテンとして意識したことは何でしょうか。
「プレー面では、スタメンではないですがコートに立っているときはチームの流れを作ってやろうという気でいました。キャプテンとしてできることは、自分のできる限りやろうと。ベンチでも積極的に声を出すようにしています。特に流れが悪いときに、コート内の選手に声かけをしたり、練習でもチームをまとめる立場として声を出していました。でも最後チームに足りず、今日の負けは自分に原因もあると思います。自分が4年生になったらより良いチームを作りたいと強く思いました」

―では新人チームはいかがでしたか。
「みんな明るくて、ベンチでもたくさん喋って盛り上げようという雰囲気が出ていました。練習も2年生が中心になって頑張ろうと意識していて、そういうことができるチームでした。1、2年で楽しくできたと思うので新人チームとしてよかったと思います」

―平良選手のキャプテンとしての姿勢あっての明るいチームであるとも思いますが。
「ベンチで黙ってみていても仕方ないですし、そこで自分ができることを考えてやっていました。練習中でも雰囲気を少しでも良くしようと声出すことは意識しています」

―オフェンスが持ち味の拓殖大にとってディフェンスの堅い東海大はいかがでしたか。
「そうですね。東海大さんはディフェンスが強いのでせめるのが難しいですね。ディフェンスから速い展開に持っていくことが大切だと思います。サイズも拓大より大きいので。でもファーストブレイクは意識すればもっと出せると思いますし、簡単に点数を取ることができると思います。これから強化していくのはディフェンスとファーストブレイクですね」

―課題は何でしょうか。
「新人チームはディフェンスをたくさん練習しましたが、まだまだローテーションできるところや1対1で守れるところはあると思うので、ディフェンスはチーム全体の課題だと思います」

―リーグ戦に向けてお願いします
「1年生にいい選手が入ってきて、自分の出場時間は減っているのでまずメンバーにしっかり入ることです。リーグ戦で与えられた出場時間は自分のできることをしっかりやって、チームの流れをいい方に変えられるような、そんな選手になりたいですね」

―フレッシュな新人チームから上級生のいるチームに持っていきたいものはありますか。
「やっぱりディフェンスですね。新人チームはそれをたくさん練習したので。シュートは当たり外れありますが、ディフェンスはそれがないので強化できたらもっと強いチームになれると思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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