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2017.06.08 (Thu)
【2017新人戦】6/7レポート
上位校が順当に勝利し
ベスト16が出揃う
5月27日から予選、6月5日から本戦が始まった関東大学新人戦は、いよいよベスト16が決まる段階になった。既にベスト16進出を決めている昨年のベスト8シードチームに続き、この日は残りの8枠を決める戦いが2会場で行われた。
新人戦は1、2年のみの戦いであり、単純に考えればチームの人数が半分になるだけに、全体の部員数が多いだけ戦力が豊富といえ、有利になる。しかし入学間もない1年生と、試合経験が上級生ほど豊富ではない2年生によるチーム編成は不安定な要素が多く、チームとしての練習期間も短い。ミスがあるのもある意味当たり前、といえる試合展開になりがちだ。だが、彼らが2、3年先のチームの主力であり、未来を占う楽しさがある。また、ベンチに入るスタッフも下級生が担うところが多く、チーム運営についても学ぶ場となっている。
なお、国立代々木競技場体育館は7月2日から22か月に及ぶ改修工事に入る。この体育館での掉尾を飾る学生バスケットのイベントとしては24日に早慶戦が予定されているが、関東大学連盟による公式戦は、この新人戦が“バスケの聖地”代々木第二体育館での試合としては一区切りとなる。
写真:期待の人材も多い東海大。次の相手は大東文化大だ。
【国立代々木競技場第二体育館】
東海大が余裕の展開で緒戦を突破
国士舘大、江戸川大は接戦を制す
代々木第二では4試合を行った。国士舘大と明星大は前半明星大が6点のリード。#23シェッラ(1年・C・延岡学園)の高さを生かして戦っていく。後半3Qになり国士舘大が#18、#22白井(2年・F)の3Pなどで追い上げるが、明星大も1点差まで迫られたところで踏みとどまり、3Qは51-52の明星大1点リードで終了。4Q開始3分、ディフェンスでターンオーバーを奪い、#30那須(2年・PG)の3Pも決まった国士舘大が逆転。3Qとは逆に明星大が5点前後の差を詰めきれずに苦しむ。それでも残り35.9秒、明星大は#18石井(2年・SG)の3Pで3点差に迫った。しかしディフェンスでファウルを吹かれフリースローを与えてしまうと、そのまま国士舘大が逃げ切り、78-66で緒戦突破を決めた。
東洋大と江戸川大の戦いも、1Qから白熱した僅差の競り合いになった。#12オウマ(2年・C)の高さを生かしたい江戸川大に対し、東洋大は#15柳澤(2年・PG)からの速い展開や#8古賀(1年・PF・横浜)のシュートで得点。17-18で1Qを終え、2Qも差はつかず33-32の東洋大1点リードで前半終了。3Qもシーソーゲームとなるが勢いではやや東洋大。52-46で4Qに入ると、今度は東洋大のターンオーバーが続き江戸川大が逆転するが、東洋大も#11村上(2年・SG)の3Pで逆襲すると残り時間は一進一退の攻防に。残り2分、江戸川大は#51鈴木(2年・PG)のシュートが決まって2点のリード。東洋大は再三チャンスを得るも残り時間でシュートが決まらず、68-70で江戸川大が接戦を制した。
昨年緒戦負けを喫した東海大は、神奈川大と対戦。サイズ、豊富な人材を生かして1Qから余裕の展開となり、38-89で勝利した。慶應義塾大と明治大の対戦は終始シュートが低調だったが、サイズで勝る明治大がインサイドで得点し、2Qに抜け出した。慶應大はシュートは放つものの、リバウンドに絡めずセカンドチャンスを奪えず61-75で明治大が勝利。
写真上:国士舘大はインサイドで清水が奮闘。
写真下:東洋大のルーキー古賀は内外で幅広いプレーを見せた。
【大田区総合体育館】
白鷗大が1点差の辛勝で駒澤大を下す
法政大は逆転で玉川大に勝利
大田区総合体育館でも代々木第二と同じく4試合が行われた。日本大学は順天堂大を76-63で下し、立教大は対戦相手の上武大の一部の選手がユニホームを間違うアクシデントで6名しか出場できなかったこともあって有利な状況に。互いにハイスコアになるが98-89で立教大が勝利した。法政大は玉川大に前半ビハインドを負い、3Qに逆転。粘る玉川大も切れずに最終盤まで競り合うが、75-71でなんとか法政大が逃げ切り勝利を決めた。
白鷗大と駒澤大は前半白鷗大が4点のリード。2Q序盤から白鷗大の高さを生かしたプレーが見えたが、駒澤大は前からのタイトなディフェンスで差を広げさせなかった。3Qに入ると駒澤大は#23金久保(2年・F)の3Pから流れを作り4分ほどで1点差に詰め寄る。しかし白鷗大は#32三浦(2年・SG)の冷静なゲームメイクから#75シェッハ(2年・C)のダンクシュートと#22吉田(2年・SF)の3Pで流れをつかんで駒澤大を引き離し、64-48で最終ピリオドへ。白鷗大は合わせのプレーやリバウンドシュートで着々と点数を重ねる一方、駒澤大#3澁田(1年・PG)の3Pが好調。4点差まで迫るが、チームファウルが重なり白鷗大にフリースローを与える形に。粘る駒澤大は#3澁田が試合終了間際に遠めの3Pを沈めるものの1点及ばず。4Q37得点で猛追するが85-86で白鷗大の勝利となった。
写真上:シュートを放つ玉川大・増子。玉川大は法政大を最後まで焦らせた。
写真下:駒澤大は澁田の勝負強いシュートで粘ったが、わずかに届かず。
ベスト16が出揃う

新人戦は1、2年のみの戦いであり、単純に考えればチームの人数が半分になるだけに、全体の部員数が多いだけ戦力が豊富といえ、有利になる。しかし入学間もない1年生と、試合経験が上級生ほど豊富ではない2年生によるチーム編成は不安定な要素が多く、チームとしての練習期間も短い。ミスがあるのもある意味当たり前、といえる試合展開になりがちだ。だが、彼らが2、3年先のチームの主力であり、未来を占う楽しさがある。また、ベンチに入るスタッフも下級生が担うところが多く、チーム運営についても学ぶ場となっている。
なお、国立代々木競技場体育館は7月2日から22か月に及ぶ改修工事に入る。この体育館での掉尾を飾る学生バスケットのイベントとしては24日に早慶戦が予定されているが、関東大学連盟による公式戦は、この新人戦が“バスケの聖地”代々木第二体育館での試合としては一区切りとなる。
写真:期待の人材も多い東海大。次の相手は大東文化大だ。
【国立代々木競技場第二体育館】
東海大が余裕の展開で緒戦を突破
国士舘大、江戸川大は接戦を制す


昨年緒戦負けを喫した東海大は、神奈川大と対戦。サイズ、豊富な人材を生かして1Qから余裕の展開となり、38-89で勝利した。慶應義塾大と明治大の対戦は終始シュートが低調だったが、サイズで勝る明治大がインサイドで得点し、2Qに抜け出した。慶應大はシュートは放つものの、リバウンドに絡めずセカンドチャンスを奪えず61-75で明治大が勝利。
写真上:国士舘大はインサイドで清水が奮闘。
写真下:東洋大のルーキー古賀は内外で幅広いプレーを見せた。
【大田区総合体育館】
白鷗大が1点差の辛勝で駒澤大を下す
法政大は逆転で玉川大に勝利


写真上:シュートを放つ玉川大・増子。玉川大は法政大を最後まで焦らせた。
写真下:駒澤大は澁田の勝負強いシュートで粘ったが、わずかに届かず。
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