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第69回全日本大学バスケットボール選手権大会開幕
大田区総合体育館、青山学院大学青山キャンパスほか、〜11/26まで

2017.05.06 (Sat)

【2017トーナメント】5/6 11位決定戦 国士舘大VS明治大

明治大が安定した試合運びで勝利し11位に
国士舘大は武器の3Pを生かすも及ばず12位


170506moriyama.jpg 11位決定戦は1部・明治大と2部・国士舘大の戦いに。試合は明治大#27松本(4年・SG)の3Pで始まり、その後#2齋藤(4年・PG)のドライブインや、#22宮本(4年・PF)の1対1や合わせのプレーで着々と点数を重ねる。一方国士舘大は、速攻や#25中村(2年・SG)、#22白井(2年・SF)の3Pでなんとか一桁差で持ちこたえ35-27と明治大9点のリードで前半を終える。

 3Qは明治大#28今川(3年・SF)のインサイドでの1対1が目立ち、さらにアウトサイドの#3綱井(3年・SG)や#32吉川(4年・SG)が合わせのプレーで点数を積み上げる。国士舘大は#0角田(4年・SF)や#22白井の3Pで点差を詰めようとするが、明治大の高さに対応しきれず55-42と明治大がリードを広げ最終ピリオドへ。

 4Q序盤、国士舘大#86下(3年・G)がバスケットカウントを決め、流れを引き寄せようとするが、明治大のルーキー#15渡辺(1年・PG・宇都宮工業)のギャロップステップシュートや正確なアシストにより、明治大は簡単には追いつかせない。終盤には国士舘大#37阿部(3年・SG)のファーストブレイクや#86下の3Pが見えたが点差は縮まらず73-62で明治大の勝利で両チームのトーナメント戦が終了した。

170506shirai.jpg 明治大は今大会接戦を落とした惜しいゲームがあり、最後は11位決定戦に回った。スタメンは1年生から試合に出てきた選手であり、今季大学界を代表するガード、齋藤の安定したゲームメイクや決定力が光る。ベンチメンバーが春からの出場機会を生かしてチームとしての層の厚みをつけていきたい。

 今季の国士舘大は全体のサイズが下がり、下級生が試合に絡む場面が多い。この試合ではスコアラーである下の得点が伸びず苦しい展開となった。臼井や下に続く選手の台頭が待たれる。

写真上:シックスマンとして登場することの多い明治大・森山はこの試合13点。内外できる器用な選手だ。
写真下:国士舘大・白井は今大会積極的に攻める姿が目立った。

※明治大・齋藤選手、国士舘大・比屋根選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「どんなときでも試合をコントロールするのが責任」
司令塔として結果を出すのが最大のミッション

◆#2齋藤拓実(明治大・4年・主将・PG)
170506SAITO2.jpg今季の大学を代表するガードの一人だ。1年生時は得点能力が際立っていたが、年々ガードとしての幅を広げており、今やキレのある動きからのアシストパスや、鮮やかなノールックのパスで敵を欺くシーンを度々見かける。また、スコアリング能力は依然として高く、何より勝負強いのが頼もしい。勝負のかかった場面で彼がどんなプレーをするのか、見ているものをわくわくさせてくれる。
今大会は大事な場面で勝ちきれず、不本意な部分は多いだろう。代表活動などまだ忙しい時間は続くが、秋に向けチームを勝たせるガードとしての活躍を期待したい。


―11位でトーナメントを終えました。大会全体を振り返っていかがでしたか?
「目標はもちろん優勝を目指していましたが、山場の白鷗大との試合は結果が出ずに終わってしまって、非常に悔しい気持ちです。

―大会を通じて僅差で落とすという惜しい試合が続きましたね。白鷗大戦は3点差、順位決定戦の神奈川大とは1点差でした。
「接戦をものにできないのはガードとしても責任を感じます。この2試合は両方とも40分弱出させてもらっていますが、長時間出ている中でも試合をコントロールできなければならないと思います。控えの下級生ガードも育てているところではありますが、4年目の自分がどんなときでも問題ないようにプレーできなければと思っています」

―控えの選手の成長も必要になりますね。
「自分が悪くても他が良ければ試合は成り立ちます。自分だけになるのは良くないと思うので、それは必要ですね」

―そんな中で野口選手(#21)や渡辺選手(#15)の頑張りは大会を通じて見えたのではないでしょうか。
「そうですね。今大会で、特に野口は効率よく3Pを決めてくれました。今のスタートだと1から3番までは小さくなってしまうので、身長のある野口なんかが3番で秋のリーグやインカレで固定されるような頑張りを見せてくれれば、チームとしても良くなってくるかと思います」

―秋に向けて、主将としてはチームに何を意識させていきたいですか?
「春のトーナメントは満足のいく結果ではなかったので、特に夏の練習でどれだけ追い込めるかということが大切になると思います。自分たちが1年生のときもベスト16で春は終わってしまって、夏にキャプテンだった安藤誓哉さん(現・Bリーグ秋田)がチームを離れるなどいろんなことがありました。でも最終的にインカレでは6位という結果を出すことはできました。そういう状況から結果をどう出したか知っているのは今の4年生だけです。だから4年生を中心に引っ張っていき、しっかり追い込むことができれば、秋、冬にもっといい結果が残せると思います」

170506saito.jpg―去年はリーグ戦で2部との入れ替え戦に進んでしまいました。あの経験を踏まえてもっとこうならなければとか、チームのここを変えたいといったようなところはありますか?
「昨年までは春のプレシーズンは勝ちにはこだわっていなくて、そういうこともリーグ戦の開幕8連敗に響いた部分はあると思います。だからしっかり勝つ癖を最初からつけなければいけない。今年の六大学戦や京王電鉄杯は自分が離れていた時もありましたが、ほとんど勝つことができたし、良かったと思います。ただ、公式戦であるトーナメント戦の接戦で勝つことができなかったというのは、皆が悔しい思いをしています。秋はこうしたことを乗り越えなければいけないですね」

―悔しさをちゃんと生かしていくことが大事ですね。昨年のリーグ戦の8連敗は惜しい試合もたくさんありました。
「昨年はリーグ戦に向けて準備をした気になっていました。だから今年は新しいコーチ中心にリーグ戦に向けてしっかりと準備をすることですね。しっかりと練習に励んでいこうと思います」

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「チームとしての雰囲気や環境がまだまだ」
チームをどう導くか、ここから問われるリーダーシップ

◆#54比屋根 貴也(国士舘大・4年・主将・G)
170506hiyane.jpgコートに立つ時間は多くはないが、チームを支える信頼感を買われ、キャプテンに抜擢。Aチームにいる4年生が多くはない中、多くの助言を得たり仲間と話し合いながらどうチームを作っていくかを模索中だ。
今年はサイズも小さくなり、機動力やアウトサイドシュートをどう生かすかが勝利の鍵になってくるだろう。2年、3年といったメンバーが数多くエントリーされているだけに、伸びしろに期待したい。


―今大会キャプテンとしていかがでしたか?
「いい勝負をしても勝ち切れないのは、まだまだだなと感じました。特に雰囲気や環境がまだできていなくて、4年生がまだまだ力不足です。自分は声かけを頑張らなきゃと思っています」

―臼井選手(#32)がいますが、3年生の下選手(#86)や阿部選手(#37)ほか、下級生が試合に出ることが多い状況ですね。
「角田(#0)などとも話し合いましたが、4年生は多くは出る状況ではありません。ベンチからできることには限りもあるので、チームで試合に出ているメンバーがどれだけ雰囲気を作れるかというのもあります。そのための声掛けを自分がやらないといけないです」

―昨年のキャプテンである板垣選手から助言はもらったりしましたか?
「『キャプテンはいろいろあるけど、人の真似はするな。自分らしく。そうでないと崩れた時に立て直せなくなる』と言われました。板垣さんはしっかりしていて、真似するなという前に真似できませんが(笑)、自分自身がどうやっていくかは今模索中です。キャプテンも初めてやっているので、まずは盛り上げることを心がけています」

―秋までに強くしたいところは何ですか?
「春からずっとやってきているハードワークです。前からのディフェンスやリバウンド、そこからのブレイクにつなげることです。今年のチームは小さいので、やっていることは間違っていないなと今大会でも思いました。そこをもっと強みに伸ばしていきたいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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