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第69回全日本大学バスケットボール選手権大会開幕
大田区総合体育館、青山学院大学青山キャンパスほか、〜11/26まで

2017.05.07 (Sun)

【2017トーナメント】5/7 7位決定戦 専修大VS拓殖大

内外で安定を見せた専修大が7位
アウトサイドの不振が響き拓殖大は8位


170507nishino.jpg 7位決定戦は拓殖大専修大の顔合わせに。ともにセンターに留学生を据え、得点力の高いメンバーが揃うチームだ。拓殖大は昨年準優勝だが、主力が抜けて下級生が中心の新チームに。一方の専修大は昨年5位。こちらもガードの層は厚く高さも備えているが、今大会は7位決定戦へと回った。

 展開は1Qから差のない戦いとなり、専修大はインサイドの#30アブ(2年・C)を始めとする高さ、拓殖大は#23ドゥドウ(1年・C・八王子)の内外からの得点も光り17-17で1Qを終了。2Qも拓殖大は#23ドゥドゥ、#16飯田(4年・SG)の3Pなどで得点を重ねるが、専修大は#12西野(1年・F・近大附属)、#34森實(2年・G)のアウトサイドの好調さ光って終盤に最大5点のリード。残り1分半、拓殖大はゾーンでターンオーバーを奪うが、3Pが決まらず。専修大はリバウンドから#27阿部(2年・G)、ルーズボールから#26砥綿(4年・G)のレイアップも決まりリードを広げると前半は39-31の専修大リードで終了。

 後半3Q、追い上げたい拓殖大だが、自慢の3Pが入らない。専修大は10点の差を守っていき、最後は#27阿部のドライブで58-44と14点差にして終えると、4Qは点差の有利も働いてか専修大が29点と大量得点で87-58とし、7位を決めた。

 専修大は荒削りながら重富兄弟、安部、森實といった若いガード陣が頭角を現してきた春だった。インサイドのアブは健闘してはいるが、大東文化大のモッチ、日本体育大のフェイ、そして拓殖大のドゥドゥ等、他チームの留学生も伸びてきており、今後はその競争も見どころになるだろう。柔らかいシュートタッチを見せたルーキー西野の台頭も今後の楽しみだ。

170507dudu.jpg 拓殖大も新チームがまだ形にはなっていない状況。ルーキーの岡田は今後楽しみな逸材だが、まだ大人しい場面も見られた。同じくルーキーのドゥドゥはドリブル、リバウンド、3Pとと入れ替わりに卒業したバンバに遜色ないプレーを見せており、これからが楽しみだ。3、4番のポジションが薄めなところで苦しい場面はあるが、攻撃力はあり、阿部が粘り強くチームを引っ張っている。若いチームだけに秋までの成長ぶりを期待したい。

写真上:17得点をあげた西野。196cmながらアウトサイドのシュートも確率が高い。
写真下:拓殖大・ドゥドゥは15点14リバウンド。3Pは2本。高い機動力、シュートの柔らかさ等、まだまだ伸びしろが期待できる。

※拓殖大・飯田選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「4年生が気持ちを入れてやっていることを伝えたい」
コミュニケーションを取ってチーム全体に波及を

◆#16飯田 遼(拓殖大・4年・主将・SG)
170507iida.jpg今季の拓殖大の主将を務める飯田は練習熱心な努力家だ。これまで長時間の出場があまりなかったが、今大会は3Pランキングで5位に入り、チームを鼓舞した。だが4年生がまだチームを引っ張りきれていない、と反省を感じてもいるようだ。勝負強さと泥臭さを併せ持つ阿部を筆頭に、勝つための執念が見えるポイントは大会中いくつもあった。それを切らさず、チームに伝え、全体があきらめない姿勢を持てばもっと大きく変わるだろう。4年生としての覚悟をどう伝えていくのか、秋までの努力が問われる。


―8位で大会を終えました。
「昨日の中央大戦とその前の白鷗大戦も同じですが、流れがいいところで乗り切れないのが今大会の僕たちの大きな課題だと思います。それが今日も出てしまいました。やはりディフェンスが大事だと思いますし、そこをもう少しチームで意思統一してやっていかないと、リーグ戦でも同じような結果になるだろうし、インカレでも勝てないということになります。それは絶対に嫌ですね。これからの課題は1、2年生は新人戦があるのでその大会に思い切り臨んでもらいたいですが、チームとしては最上級生が大事なので、1、2年生が試合に絡んでいるとはいえ、そこに任せるとか、そこに責任を感じさせてしまうとダメだと思います。なので、4年、そして3年中心にもっとチームとしてみんなが考えてやっていけるよう、コミュニケーションを取って練習中から意識高くやっていくことがこれからの課題です。今日の試合もいいところはあったし、昨日とその前の試合の改善点としてできた部分もあったので、それを大事にやっていけばいいなと。これが短期間でできるのであれば、これをもっと工夫してやっていけば強くなれると思います」

―改善できたというのは具体的には?
「ディフェンスの意識を高く持って初戦などにくらべたらだいぶ締めることはできたし、チームとしても一つになっていけたと思います。オフェンスも結構個人技になりがちですが、それでも多少合わせができてきたり、ドゥドゥ(#23)にボールが集まりますが、そこから外にさばいて3Pを決めるとか、シンプルでいいと思うんですが、そういう部分ですね」

―拓殖大はオフェンスが目立つチームではありますが、やはりディフェンスの意識は持っていないとダメだと。
「それは思います。ディフェンスというのは気持ちだと思うんです。声を出すとか頑張るとか。オフェンスの調子が悪くてもディフェンスの調子が悪いことはないはずです。拓殖大はオフェンスのチームだと見ていてそう思うとは思います。100点を取れれば勝つし、70点だと負けてしまう。でも例えそうであってもディフェンスはある程度できないとダメだし、コミュニケーションの能力はもっと必要ですね。新チームというのもありますし」

―飯田選手個人としては中央大戦では3Pも5本決めてかなり良かったですね。上級生らしいパフォーマンスを見せるというのは大事なのでは。
「それはそうですね。白鷗大戦は5分ほどしか出ていませんが、シュートを打っていなくてそこに悔いがありました。僕が決めたらチームもたぶん喜んでくれますし、ベンチも盛り上がってくれると思います。シュートは水ものですが、試合に出ている時間が長いのであれば確率を上げていかなければなりません。チームを鼓舞するにはやはりコートの外より中の方がいいですし。それは阿部(#13)と一緒にやっていきたいと思います。彼が頑張っていることは見ていてもわかると思います。ただ、4年生が気持ちを入れてやっているのを伝えたいけれど、まだそれができていないのが僕らの弱さだとも思います。それも課題です」

―岡本選手(15年度主将・現Bリーグ島根)がいたときのような形が理想でしょうか。
「そうですね。あのときは赤石さんや岩田さんもいてディフェンスがとても良かったし、崩れないのが強みでした。今年はエースというのは阿部ですが、バンバや成田さんみたいな存在もいないので、ディフェンスを固めたり、コミュニケーションを取ったりするのが大事だと思います」

―ルーキーでは期待されるドゥドゥ選手はいろんな場面での頑張りが見えましたね。
「ドゥドゥはコミュニケーションをよく取ってくれる選手です。京王杯はあまり僕らは良くなかったのですが、ドゥドゥが初戦のあとに結構しゃべりながらやってくれました。頑張れるやつなんだなとそこでわかりました。彼は彼の思うようにやってくれればいいと思っています。1年生だし、点を決めれば盛り上がりますから。岡田(#2)もそうです。でも二人ともオフェンスメインに今はなっていて、オフェンスがダメだとほかのこともダメになってしまいがちです。そうではなく、オフェンスがダメでもディフェンスができればゼロ、イーブンですよね。そういう考え方に僕らが持っていく必要があると思っています」

―そういう部分を突き詰めて秋に臨みたいと。
「まだ時間はあるのでやっていきたいですね。今大会の結果は良くなかったですけど、チームとして伸びしろは感じられました。チームとして、個人としてのそれぞれの改善点も見えました。数字にならない部分でも頑張れるようになればチームとして強くなれるはずです。4年生が大事だと思うんですが、まだまだです。やっとチームらしくなってきたという感覚はあるので、ここから頑張ります」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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