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2017.05.05 (Fri)

【2017トーナメント】5/5レポート(9〜12位決定戦)

神奈川大と青山学院大が9位決定戦へ
明治大は1点差に涙を飲む


◇9~12位順位決定戦
170505akaho.jpg ベスト8以下の最高位、9位を目指す順位決定戦。頂点には届かないとはいえ、大会を勝って終わりたいのはどこも同じ。最後の1点を争う熱戦も見られた。

 青山学院大国士舘大相手に高さとディフェンス力をしっかり発揮し、1Qで25-8とリードを得た。国士舘大は1Qから外が入らず、青山学院大のディフェンスの前に攻めあぐねる時間が続いた。2Q以降は#22白井(2年・SF)の3Pが決まり調子もやや上向きとなるが、20点の差は埋まらず青学大が余裕を持って試合を進め、78-50で試合終了となった。


170505tanaka.jpg 2部神奈川大は格上の明治大と対戦。持ち味のディフェンス力でロースコアに持ち込む1Qは、19-17で神奈川大。2Qも明治大は思うように得点に持ち込めず。神奈川大はターンオーバーからの攻撃をコツコツ粘って得点につなげ、10点近いリードを得る。Qの半ばになると明治大は#22宮本(4年・PF)が3つ目のファウルとなる痛手。しかし神奈川大のシュートが落ちる間に#21野口(2年・F)、#24森山(3年・PF)の3Pに#2齋藤(4年・PG)が切れ味鋭いドライブを決めて持ち直す。前半は35-29の神奈川大リードで終了。

170505miyamoto.jpg 3Qも明治大が終始追う形で5点差まで詰めよったが、神奈川大は#1阿達(4年・SG)の3Pが終了間際に決まり、52-44で終了。大事な4Q、点差は6~8で推移した。明治大は#22宮本のインサイド、ガードの#2齋藤で攻めるが、神奈川大もサイズが劣る中、全員リバウンドで粘り、#7田村のアウトサイドが苦しいところを打開して追いつかせない。残り2分半から、明治大は#21野口、#2齋藤の3Pで遂に1点差に。残り1分の攻防にすべては託された。残り45.7秒、神奈川大のタイムアウト明けからの攻撃はパスミスになりターンオーバー。残り25秒、明治大ボールからスタートしたオフェンスは#22宮本がドライブを仕掛け、フリースローを獲得。これが2本決まり明治大が遂に61-62と逆転。残り10.4秒、神奈川大はタイムアウトを取って最後のオフェンスに懸ける。これをゴール下に切れ込んだ#7田村が見事に決め、残りは5.4秒。明治大は最後に#2齋藤が放ったジャンパーがネットに吸い込まれるが判定はタイムオーバー。ゴールは認められず、神奈川大が63-62できわどい勝負を制した。

 この2試合の結果により、9位決定戦は青山学院大と神奈川大が挑み、明治大と国士舘大が11位決定戦へと回った。

写真上:プレーの幅広さで将来的にはガードとしても期待される青山学院大・赤穂。ボール運びをする場面もたびたび見られる。
写真中:神奈川大は田中が果敢にリバウンドに挑み、11本を獲得。
写真下:明治大は終盤、宮本が身体を活かしてゴール下で得点を重ねていった。

※神奈川大・田村選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「オフェンス面で引っ張っていこうと思っている」
最終学年、エースとしての自覚を結果に出すのが使命

◆#7田村大樹(神奈川大・4年・SG)
170505tamura2.jpg終盤の攻防は、わずか1点でベスト8入りを逃した中央大戦と全く同じような構図になった。残り10秒からのワンプレーを今度は見事に決め、今度は1点差の喜びに湧いたのは神奈川大。田村は26得点とエーススコアラーの一人として気を吐き、リバウンドも果敢に飛び込み9本。確かな活躍でチームの勝利に貢献した。9位決定戦の相手は明治大よりもさらに大きい青山学院大。神奈川大らしい粘りを見せて欲しい。


―最後までわからない展開でしたが、前半からリードはできましたね。
「ディフェンスが機能していたので我慢できていました。自分たちのスタイルはディフェンスとリバウンドという泥臭いところからなので、そこは徹底しようと話をして試合には常に臨んでいます」

―明治大の主力選手たちは本当に力強く、上手い選手揃いです。
「そうですね。彼らはすごく能力やサイズ、上手さがあります。自分たちにはそれがないのでチームディフェンスで守って、走って得点するというスタイルで対抗しました」

―そういう中で終盤にかけて本当にリバウンドも皆頑張っていました。田村選手もそうですが、田中選手も。
「浩一(#20田中)は打ったシュートが外れても必死に絡んでくれているので、そこでもう一回セカンドチャンスにつながてくれます」

―田村選手もかなり取りましたね。
「3番ポジションで出ているので、監督からはオフェンスリバウンドに絡むように言われています。自分が打たなかったときはなるべくリバウンドに入るようにしています」

―それが全員リバウンドでの粘りにつながっていきましたね。ベスト8懸けとは反対に、今度は1点差を制しました。あのときは終盤にオフェンスが上手くいかず、田村選手のシュートも不調でした。
「今日、最後のタイムアウトを取ったときに『中央大戦のようにならないよう、今日は決めよう』とみんなで言っていました。その結果、二の舞いにならなくて良かったです」

―最後の田村選手がゴール下に入るというのも指示通りですか?
「そうです。うまくいきました」

―今日はシュートも入っていたし、自分としてはまずまず良い出来だったのでは。
「最初の入りでシュートタッチが良かったので、今日は積極的に狙っていきました。自分はオフェンス面ではチームを引っ張って得点を取っていこうと思っているので、それができてよかったです。今年は最後の年だし後悔はしたくないというのもあります」

―今年の4年生はこれまでも出場していた選手たちですが、プレーで引っ張る面がこの大会では見られますね。みんなで意識が統一している?
「最初はみんなバラバラだったんです。昨年の4年生におんぶに抱っこだったので。でも4年一人ひとりがチームを支えて引っ張っていこうというのはあるので、それが試合中や練習中に少しずつでてきてこういう結果を出せていると思います」

170505tamura.jpg―幸嶋監督は「今年はいい」と春からおっしゃっていました。選手たちもそう感じているのでしょうか。今年の手応えというか。
「いいときはいいです。悪いときはそっぽを向くようなところもあります。それは再三言われてもいるので、そういう状況になったら自分たち4年生がチームを引っ張ることを第一にやっていきます」

―あと1試合あります。
「最後は神大らしいディフェンスをリバウンドを徹底して、自分たちが成長できるチャンスを無駄にしないで最後まで全力で戦いたいと思います」




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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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