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第93回関東大学バスケットボールリーグ戦 9月2日より2部以下が開幕
1部リーグは9月9日(土)より
2017 年度 関西学生バスケットボールリーグ戦 9月2日より開幕

2017.04.30 (Sun)

【2017全関】4/23 ベスト8決定戦

緊迫の接戦が出るもベスト4シードは崩れず
2部勢からは関西大、同志社大が勝ち進む


170423HIROYAMA.jpg 今年で44回目となった春の関西選手権(全関)が、今年も4月中旬に開幕した。昨年の関西三冠タイトルは、大阪学院大、天理大、関西学院大が分け合った形となったが、いずれのチームも核となっていた選手が卒業。そのため今年の関西学生界は、とりわけ戦前からどこが勝ち進むのかを読むのが難しい状況だ。また、シーズン自体が始まったばかりという時期でもあり、上位進出が期待されるチームの完成度も決して高いとは言えない部分が大きい。

 ベスト8入りをかけたこの日、それを象徴するような展開となったのが、3部所属の神戸医療福祉大関西学院大に挑んだゲームだった。下級生主体の神戸医療福祉大が一貫して果敢な攻め気を見せ、対する関西学院大は決定力が振るわず、3Q終了時点で神戸医療福祉大が14点差をつける展開に。誰もがアップセットを予期したが、関西学院大は危機的状況から#10松原(4年・SF)がリバウンド面で奮闘し、これを起点とした攻めでそれまで低調だったシュート率が向上。同点に追いついた直後のラストプレーで#22堤(4年・PG)のジャンパーが決まり、辛くも勝利する内容となった。

170423NAITO.jpg チャレンジャーが上位校を慌てさせる光景はもちろん、ベスト8をかけた舞台での争いは、トーナメント方式ゆえに1部に所属する実力校同士の対戦が見られることも必定だ。1部同士の対戦となったのは3カード。まず大阪体育大京都産業大の対戦は、序盤から#20岸田(4年・PG)の華麗なプレーが光った大阪体育大が優勢。迫られてもエースの#9内藤(4年・SF)が得点を重ね、結局相手を寄せ付けなかった。昨年はシーズンを追うごとに順位を下げる悔しい気持ちを味わった近畿大も、立ち上がりから立命館大をリード。こちらも#3岡田(4年・PG)、#15金田(4年・PF)の最上級生が大事な場面で力を発揮し、ベスト8に駒を進めた。昨年2部リーグを優勝、準優勝で終え、今年は1部で戦うことになる大阪産業大流通科学大のゲームは、こちらも序盤でリードを得た流通科学大が押し切り勝ち。2年続けてベスト8入りを果たした。

 この他では、大阪学院大天理大関西大といったシード校は、一部に故障者もいるものの順当に勝利。その中でシード校という観点で唯一波乱というべき結果になったのが、同志社大大阪経済大だった。昨年のリーグではどこか噛み合わずに負けが込み1部最下位、2部への自動降格という屈辱を味わった同志社大が、大阪経済大をねじ伏せて準々決勝行きの切符をゲット。ただ、元々能力値の高い選手は多く、ベスト8入りは最低目標とも言うべき戦果でもある。一方、強いインサイドを擁した昨年はまずまずの戦いぶりだった大阪経済大のこの全関での戦いは、ここで終わりとなった。

 大型連休に佳境を迎える大会は、例年通り5月3日から3日間の日程で準々決勝以降の戦いが行われる。大なり小なりこの日どのチームも得たであろう課題と反省を消化し、今季最初の関西のタイトルを手にするのはどのチームとなるか。


写真上:昨年度オールジャパンまで戦った関西学院大を相手にあわや、という試合を演じた神戸医療福祉大。廣山を中心に下級生主体であり、これからが楽しみなチームだ。
写真下:学生バスケのオフシーズンは強化指定選手として、西宮ストークスでBリーグのレベルを体感した大阪体育大・内藤。最終学年の今年こそ、チームに悲願の三冠タイトルをもたらしたい。

※京都産業大・辻選手、立命館大・平岡選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「どうチームを伸ばし、盛り上げていくかを気にしながら」
プレー面でも精神面でも求められるリーダーシップ


◆#7辻 陸矢(京都産業大・4年・主将・PG)
170423TSUJI.jpg昨年途中からメインガードを務める。今季は主将にも就任し、一段と責任が増した。本人にもその自覚は十分にあり、だからこそこの日の敗戦には悔しい表情。ポテンシャルが高いチームであり、昨年はリーグ戦を席巻したが、まだまだ若い布陣であり、安定感に欠ける部分もある。そうした脆さをどう解消していくのか。辻のリーダーシップの見せ所である。


—ここでの敗退となりましたが、試合を通じて何が足りないと感じましたか。
「これまでウェイトは結構やってきていて、試合前にリバウンド面でコンタクトをしようというチームの決まりごとの話があったんですけれど、それが徹底できていなかったかなと思います」

—昨シーズンを終えてから、特に力を置いて取り組んできたことは何でしょうか。
「小さいチームなので、ディフェンスでしっかり守ってブレイクを出す形を目指してやってきたんですけど、今日はそれが出せなかったかなと思います」

—去年のチームから代替わりが少ない中で、新しくトライしていることはありますか。
「主力以外のベンチメンバーの底上げは大事やなと思っていました。練習からみんなお互いにチャレンジ精神を持ってやっていく気持ちはあったとは思うんですけど、それがまだ足りてなかったかな、とは感じます」

—強化リーグなどを通じて練習試合も組んでいたと思いますが、やはり公式戦の場では練習試合との違いも出てしまう?
「練習試合では他のチームにも勝てていたんですけど、本番になると力が入ってしまって、いつもの力が出せなかったりする部分はあるかと思います」

—2回生に進んだ3選手も、今日はどこか思い切りの良さが影を潜めていた印象があります。
「そうですね。マークが厳しいと、ちょっと逃げ腰になってしまっていたのかなとも思いますけれど、でもやる気はもちろんあったと思いますけど、それが裏目に出てしまったのかもしれません」

—まだ下級生で気持ちの面でもムラもあるかと思いますが、キャプテンとして彼らとのコミュニケーションで意識されていることはありますか。
「気持ちが下がってしまうとプレーにも影響してしまうので、僕が励ますというか、練習中からもしっかり声をかけてあげたりはしています」

—キャプテンという立場でのシーズンインは、これまでのシーズンの始まりとは考えることも違うかと思います。
「去年は3回生ということで、キャプテン・副キャプテンがいる中で自由にやらせてもらっていたんですけど、今回キャプテンとなると、責任も出てくるので、どうやってチームを伸ばすか、盛り上げていくか、という部分は気にしながらやっています」

—この先に向けて、練習はどのようにやっていこうと考えていますか。
「今回の負けをバネにして、西日本インカレまでの残り1か月ちょっとの期間で、体作りからしっかりやって。ベンチの底上げを含めたチーム全体のレベルアップをしていきたいと思います」

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「一個一個を大切にして立命館のバスケを続けられれば」
試行錯誤を続けながらも前進あるのみ


◆#2平岡勇人(立命館大・4年・主将・SG)
160423HIRAOKA.jpg今年も学生主体のチームとなる立命館大。コーチングスタッフだけでなく、代替わりの影響がこのチームにも響いており、全関はこの舞台で敗退となった。昨年も同じ状況だったが、そこから盛り返して西日本インカレとリーグではともに3位に到達している。平岡自身も自覚しているように、ここからはチームとして一戦一戦を大切に、眼前の課題を一つずつ消化していくことが肝要。1か月の準備期間を経て、西日本インカレでは違ったチーム力を見せられるか。


—今日の敗戦の反省点はありますか。
「小さいミスが多かったかなと。フリースローやターンオーバー含め、細かいミスというのが最終的な点差に繋がってしまったのかなと思います」

—それは、練習試合などでも出ていたことでしょうか。
「今日まで練習試合も何回かやってきたんですけど、レベルの高い相手との対戦ではどうしてもミスが起こってしまう部分が増えてきます。立命館の緩いところが出てしまったというか。それが今日の試合では目立ったように思います」

—昨年はリーダーシップの取れる最上級生が揃っていましたが、今年その役目は平岡選手自身が担うことになります。
「そうですね。確かに去年は4回生が軸となってチームを引っ張っていたんですけど、今シーズンは下級生が主体のチームとなって、身長も低くなってしまっていて、今大会は自分を含めて全員の意識が甘かったかなと思います。まだ時間はありますけど、これから取り組み直さないといけないところかなと思います」

—昨年から学生主体のチームとなり、今年もコーチが変わることになりましたが、まだ難しさもありますか。
「ヘッドコーチが変わりましたし、新入生含めてチームの主体メンバーがガラリと変わったので、まだ難しさを感じる状況ですね」

—一方で既に試合に絡んでくる1回生も出てきています。そういった面は頼もしさを感じるのではないでしょうか。
「そうですね。パフォーマンス力もあるので良い戦力ですけど、それ以外の2回生以上が引っ張っていけるようになれば、よりチームとしての戦力になってくれるのかなと思っています」

—今年は立命館大としてはどのようなバスケを目指しているのでしょうか。
「去年はセンターに大きい選手がいたんですけど、今年はスモールラインナップになったので小さいメンバーですけど、できることをしっかりやって。より立命館らしく、選手の個性が出るようなバスケットを目指したいです」

—西日本インカレではどのように戦っていきたいですか。
「一個一個を大切にして、去年も3位にはなりましたけど、それも優勝を狙っていった結果というのではなく、一戦一戦を大切にしていって、結果として3位になったという感じでした。今年も一個一個を大切にして、それを続けて、立命館のバスケを出すことが出来れば、自ずと結果はついてくると思っています」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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