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第69回全日本大学バスケットボール選手権大会
大東文化大が筑波大の4連覇を阻止して初優勝

2007.11.06 (Tue)

10/31 関東大学リーグ入れ替え戦 早稲田大VS中央大

早稲田大(1部7位)44(22-25,5-15,4-19,13-25)84中央大(2部2位)
1031chuo.jpgかつては五十嵐圭(日立)、柏木真介(アイシン)ら、全日本選手を数多く輩出していた中央大。しかし、柏木が4年の時に2部降格。ここからは苦しい時代が続いた。2部で上位に食い込めず、入れ替え戦出場権を手に入れられない。また、インカレ出場を逃し、1・2部含めたどのチームよりも早い引退を経験した年もあった。しかし、2年前に現コーチである中島康行コーチを迎えてから、中央大のベクトルは徐々に上を向き始めていた。そして、2部降格から4年。遂に中央大が1部へと返り咲いた。

1Qこそ接戦となったが、それ以降は終始中央大が主導権を握る展開となった。#18小野(2年・C)を中心にコンスタントに得点を重ねていった中央大。ディフェンスでも前日に引き続き、早稲田大を50点以内に抑え、圧勝した。1部昇格が決まった瞬間は、応援団がコートへ流れ込み、胴上げや校歌を歌うなど、あたかも優勝したかのような盛り上がりであった。

詳しいゲームレポートと、中央大・中野選手、小野選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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■GAME REPORT■
1031chikamori1Qは互角の展開。先制点は、中央大#7田原(4年・F)の3P。しかし、早稲田大も#10風間(4年・F)が3Pを決め返す。この1戦で決着がつくとあって、両チームとも気迫あふれるプレーで得点していく。残り6分台で、中央大#12中野(3年・F)の連続得点でリードを奪うも、早稲田大も第2戦では精彩を欠いた#7近森(4年・F)や#4菅川(4年・F)がステップバックシュートやリバウンドシュートを決め、イーブンに戻す。しかし、残り4分に中央大の速い攻撃が決まると、ここから中央大がリードを奪う。早稲田大も#23井手(1年・G・北陸)が3Pを決め返すも、中央大も#12中野がドライブを決め返し、1Qは中央大が3点リードで終える。

2Q立ち上がりが互いにシュートが落ちていたが、中央大は#18小野(2年・C)を中心に攻めるとリズムを掴み出す。対する早稲田大は、リバウンドが取れずにオフェンスの時間を作ることができない。また、#23井手らガード陣が再三シュートを放つもリングに弾かれてしまう。開始4分で未だ無得点の早稲田大はタイムアウトを請求するが、悪い流れを断ち切ることができない。そんな早稲田大を尻目に、中央大は、#12中野や#4富田(4年・G)のドライブなどで着実に加点。早稲田大をじりじりと離していく。なんとか1本が欲しい早稲田大。残り2分、#7近森の放ったシュートがリングを通ったが、単発に終わる。その後も#4菅川の3Pが決まるも、2Qで早稲田大が決めた得点はこの2本、5得点のみ。早稲田大が停滞している間に中央大がコンスタントに得点を重ね、13点差をつけ、前半を終える。

1031ono.jpgなんとか自分たちのリズムを掴み、点差を詰めたい早稲田大。#4菅川が攻守ともに積極的にプレーするも、ファウルトラブルに陥ってしまい、流れを変えるまでには至らない。また、3Qは菅川のフリースローとジャンプシュートのみの4得点に留まり、大ブレーキ。大きく突き放されてしまう。一方の中央大は#18小野が奮闘。ゴール下あり、ドライブありと多彩なオフェンスで早稲田大インサイド陣を翻弄していく。3Qでは中央大の獲得した19点のうち、13点を挙げる活躍を果たす。4Qになっても流れは依然として中央大にあった。早稲田大は中央大#18小野を止める事ができずに簡単にシュートを決められ、また、#4菅川がファウルアウトとなり、ベンチへ退いてしまう。中央大は残り4分で主力メンバーをベンチに戻す。早稲田大は激しいディフェンスで中央大のリズムを崩したいが、中央大の面々は冷静に対処。早稲田大は4Qでは25点を挙げたものの、2、3Qの一桁得点が響き、完敗。2部降格が決まった。そして、中央大はベンチメンバー全員出場という最高の形で悲願の1部昇格を決めた。

早稲田大#4菅川は最後はベンチという悔しい形となった。「ディフェンス頑張れ!」という声もむなしく、全く早稲田らしさが出せないまま終わった。試合後の早稲田大の面々はただただうつむくしかなかった。”一体、なぜこういう展開に?”インカレまでにその答えを見つけ出し、インカレでは早稲田らしいバスケを披露してもらいたい。


◆#12中野邦彦(中央大・3年・F)
リーグ終盤から、富田や小野に迫る勢いで得点を取ってきた中野。
入れ替え戦という特別な場でも小野とともにコンスタントに得点を重ね、チームの勝利に大きく貢献した。インカレでは、富田や小野以上に得点を取ると宣言。期待したいところである。

―1部昇格おめでとうございます。昇格が決まった瞬間というのは?
「ありがとうございます。いやー…どうなんですかね(笑)途中から結構点が開いてしまって、自分はベンチで盛り上がっていたので(笑)。でも、本当に嬉しいです」

―緊張などはありましたか?
「1戦目は結構緊張したんですけど、2戦目からは負けられないってことだったから。逆にそれがいい緊張となって、よかったです」

―リーグ終盤から調子を上げて、この入れ替え戦という場でその力を遺憾なく発揮しましたね。
「(リーグの)中盤くらいは負けられない試合ばかりだったので、萎縮してるじゃないけど遠慮がちにプレーしてたけど、後半からは相手も下位チームなんで、思いっきりやっても味方がなんとかしてくれるだろうって思って気楽にやってました。そしたら、シュートが入りだして。リーグのいい調子のままで入れ替え戦に入ることができたので、そこそこできたのかなって思います。」

―富田選手が中野選手の活躍に嫉妬していました。
「自分より得点を取ってるって言っていましたね(笑)。でも、インカレでも龍猛(#18小野)や富田さんより点を取りたいと思います!」

―インカレへ向けて。
「ディフェンスを頑張って、早稲田を50点以下に抑えることができたことはチームとして自信になったと思います。でも、インカレはトーナメント。ディフェンスが崩れたらすぐ負けてしまうので、まずはディフェンスをしっかりすること。オフェンスは点が取れる人たちばかりなので、伸び伸びやって優勝を狙います!」


◆#18小野龍猛(中央大・2年・C)
小野の目の周りにはいくつもの爪の傷があった。いかに厳しいマークをされていたか。
入れ替え戦中は、インサイドでのパワープレーだけではなく、ドライブや3Pなど多彩なオフェンスを披露。その巧さを見せつけた。来年度からは1部でプレーすることになる小野。彼の活躍には多くのファンが期待しているに違いないだろう。

―今の気持ちを。
「いやー、本当に嬉しいの一言です。みんな頑張ってくれたのでよかったです」

―立ち上がりは接戦でしたが、その後は中央大がペースを掴みました。その要因は?
「みんなが我慢してディフェンスを頑張ってくれたことだと思います。うちはディフェンスのチームだから」

―小野選手がボールを持って、そこから中央大のオフェンスが始まるといった感じですね。
「そうですね。自分からボールを持って、みんなにパスを裁いたりして、流れを作るのが中大のバスケなので、自分はそこを頑張りました」

―入れ替え戦という特別な場であれだけのプレーができるのはすごいことです。
「ありがとうございます(笑)。でも、世界の舞台も経験しているので、そこら辺は大丈夫です」

―近森選手とのマッチアップはいかがでしたか?
「高校の先輩だったので、楽しかったっす」

―来年からは1部でプレーをすることになりますね。
「どうなるかは正直わからないです(笑)。主力の4年生が抜けるから。でも、2・3年の俺らが頑張らないと」

―インカレへ向けて一言。
「青学とのグループに入ったので、とにかく1つひとついつも通りやることを心がけたいです。チーム一丸となって優勝できるように頑張ります!」

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