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関東大学新人戦 〜6/11(日)東海大がブザービーターで優勝を決める

西日本学生バスケットボール選手権大会 〜6/11(日) 東海大九州が初優勝

2016.11.25 (Fri)

【2016インカレ】11/25レポート(準々決勝)

ベスト4は東海大・白鷗大・専修大・筑波大
1〜4シードが順当に勝ち上がる


161125PHILIP.jpg インカレも終盤に入り、ベスト4を懸けた8チームがしのぎを削った。今大会は地方校がベスト8に2校入り、フレッシュな顔ぶれにもなっている。しかし、大事な勝負を勝ち上がったのは、関東の上位4校。確かな実力を示してベスト4へと名乗りをあげた。


 明治大を倒してベスト8に名乗りをあげた関西学院大は第4シード専修大相手に、立ち上がりこそ#74中野(2年・SG)の積極性が光り、いきなり9−0とした。しかし、前日の内容を払拭したい専修大がここから攻勢。#10大澤(2年・F)の3Pで一気に勢いに乗り、1Qのうちに二桁のリード。そこからも攻撃の手を緩めず、関西学院大にきっかけを与えなかった。試合は前半で保ったリードを専修大がそのまま維持する形で推移。66-88で危なげなく8年ぶりのベスト4進出を決めた。

161125kinosita 第1シード筑波大は、初のベスト8入を果たした名古屋経済大と対戦。立ち上がりから#15ジャニパプ(3年・C)の高さに攻めあぐねるシーンが続くが、名古屋経済大の方も得点が伸びず。しかし筑波大は速い段階で#8木林(4年・PF)が1Qに2ファウルでベンチ行きとなってしまう。ただし、名古屋経済大も終盤にファウルが続き20-15。筑波大は5点リードで2Qに入ると、#4青木(3年・PG)のアウトサイドなどが好調に決まり、さらに突き放す。名古屋経済大は筑波大の高さ、ディフェンスを突破できずこのQに28-10と失速。前半を48-25筑波大が大量リードを奪った。後半も筑波大はこの得点を維持し、最後は95-59でベスト4へ。名古屋経済大は順位決定戦へと回る。

写真上:専修大はアブが28得点17リバウンド。関西学院大の強みであるインサイドを支配した。
写真下:名古屋経済大・木下の17点はチームトップのジャニパプに次ぐもの。最後まで積極的に攻める姿勢が見えた。

・専修大・國分選手、筑波大・青木選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP1
白鷗大が2試合連続の逆転劇でチーム初の準決勝へ
早稲田大は2002年以来のベスト4入りは叶わず

161125hakuo.jpg

 初のベスト4が懸かる白鷗大と、2002年以来のベスト4を狙う早稲田大。立ち上がりは白鷗大のシュートが好調だったが、早稲田も3Pが入り、ディフェンスではプレスを仕掛けて持ち直すと接戦に。1Qは18-17と互角で終了した。2Qになると白鷗大が#75イブラヒマ(1年・C・延岡学園)の内外のプレーもあってリードに成功。10点以上の差をつけた。しかし、早稲田大もじわじわ追い上げて#11河合(4年・G)の3Pが決まると、残り1分で同点。残り時間にフリースローを1本決めた白鷗大が33-32で前半終了し、両者譲らぬ内容となった。

161125okuno.jpg 3Qも差はつかない。5分経った時点で39-39と得点も鈍い伸びに。しかしここで早稲田大は#11河合が#75イブラヒマをかいくぐってのレイアップ、#26富田(2年・C)のフリースロー、さらには#11河合の速攻が続きと残り3分で6点のリードに成功。白鷗大はタイムアウトで流れを止め、残り時間チームファウルのたまっていた早稲田大相手にフリースローを獲得していき、追い上げて47-49。早稲田大2点のリードで4Qへ。

 開始3分は互いに得点が停滞。早稲田大#27濱田(2年・F)の3Pが決まると、白鷗大#5川島の3Pで返すという風に互いに譲らず。早稲田大は#8新川(3年・F)のレイアップ、#7石原(3年・G)の3Pが決まり、7分で50-57のリードに。さらにプレスを仕掛けてミスを誘う。追う白鷗大は#28川邊(4年・SF)がファウルをもらっていき、#0野﨑(3年・SG)のフローター、速攻で追い上げ。残り2:20に#5川島(4年・SG)のフリースローで逆転した。残り1分半、早稲田大はターンオーバーが2連発。すかさず白鷗大が逆転から4点のリードに成功。さらにタイムアウト明け、#18奥野(3年・PG)が絶妙のアリウープパスで#75イブラヒマのダンクを演出。残り50秒で6点のリードに。28.5秒、早稲田大は#11河合の3Pで67-64とするが、チームファウルのたまった状態での追い上げは苦しい。最後はフリースローを確実に沈めた白鷗大が72-67で初のインカレ準決勝へ進出した。

161125kawai.jpg 白鷗大は途中の経過こそ異なるものの、前日の慶應義塾大戦と同じく、残り2分を切ってからの逆転劇。主将の川邉「最後まで焦りはなかった。自信はあった」と、冷静だった。ベスト4はチームで初。次は東海大との準決勝に挑む。「やったことがないので楽しむだけ。自信はぜんぜんないが、この2試合を勝った経験を生かしたい。陸川監督に胸を借りる」と、落合監督。気負いがない方が吉と出る場合もある。楽しみな一戦になりそうだ。

写真上:ダメ押しのダンクを決めたイブラヒマが、アシストを出した奥野とハイタッチ。
写真中:落合監督よりゲームコントロールにおいて信頼を置かれている白鷗大・奥野。
写真下:早稲田大は河合がチームハイの16得点。最後の意地で3Pを沈めて3点差まで迫った。


「残り1分でも逆転できると信じていた」
連日の逆転劇に驚きつつも選手を信頼

◆落合嘉郎監督(白鷗大)
161125otiai.jpg(試合を振り返って)こんな逆転劇はちょっと考えられない。コーチをしてきてこんなに逆転で勝てるということはそうそうない。僕の力だけではなく、大学の雰囲気や選手の希望、やってやらなきゃ、という感じで何かが乗り移っている感じがする(笑)。昨日の慶應大戦はリーグが終わってからゲームができていなかったので、試合勘がなかった。今日は本来の10人より、7、8人ぐらいでの起用になってしまった。雰囲気にまだ慣れていない子たちなので、それを助けてあげることが今日は少しできた。

(連日の残り2分からの逆転について)5点差ぐらいのゲームなら1分ぐらいでも大丈夫だと信じていた。そういう練習もしている。本番でやりきれる選手たちはすごいが。

(イブラヒマ選手の成長について。リーグ戦からの伸びが大きい)持っているものはすごい。ちゃんと育てばBリーグでもやっていけるぐらいのタレントがあることが、このインカレに入って垣間見えた。フィリップ(専修大#30アブ)がすごくリーグで伸びていてうまくなっていて、うちはどうだろうと思ったが、昨日の活躍を見てやはり成長していたと確信できた。今日も決めてくれた。

(終盤での司令塔に2回戦は神里、この試合は奥野を据えた。奥野の良さ)強気なところ。バスケットボールをこの2年ぐらい勉強していて、ゲームメイクが良くなっている。本来終盤は神里(#21)を出すが、今日の流れは神里で得点を取らすのではなく、ゲームメイクをさせた方がいいと考えた。奥野はどんな場面でも落ち着いている。神里との2ガードは信頼している。この2人が駄目なら多分勝てない。昨日も今日もガードのおかげ」


・専修大・國分選手インタビュー
・PICK UP2 青山学院大vs東海大(東海大・関野選手インタビュー)は「続きを読む」へ。



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◆PICK UP2
激しい攻防が終始見られた戦いは
2Qで青山学院大を突き放した東海大が準決勝へ

20161125tokai.jpg

 ともに4年生がチームを牽引する東海大青山学院大。両チームともベスト8決定戦では、終始接戦となる厳しい戦いを勝ち抜いての対戦となった。その戦いは、2Qで青学大の得点が伸び悩むことに。

20161125ando.jpg 試合の出だし、東海大はやや空回りする部分が見えて青学大に先行されるも、#3大矢(4年・PF)のブロックショット、ポストプレーが出て、さらにダブルチームから青学大のミスを誘って#4寺園(4年・PG)の3Pにつなげ、リードを奪い返した。ここから#4寺園と#25平岩(1年・C・土浦日大)の連携プレーによる連続得点などもあり、東海大が流れを掴んだかにみえたが、青学大・#24安藤(4年・F)が怒涛の3連続3Pで3点差にまで追いあげる。だが、この流れに慌てず東海大#13中山(4年・SG)が落ち着いてドライブを決め返し、25-19で東海大がリードして1Qを終える。2Qはゾーンを繰り出すなどディフェンスで揺さぶりをかける両チーム。しかし、シュートの決定率に欠けた青学大がこの10分間でわずか2得点にとどまると、39-21で前半を終えた。

20161125tsuruta.jpg 後半、東海大は青学大のゾーンDFに対し24秒ぎりぎりで#3大矢がシュートを決めると、追加点を重ねて引き離しにかかる。青学大も#24安藤のドライブや#10高橋(2年・C)のジャンプシュートなので対抗。流れを掴みたいが、3Qでは東海大・#10鶴田(2年・PF)のシュートが止まらず、東海大がさらにリードを広げ56-36で4Qへ。このままでは終わりたくない青学大は4Q、終始コールコートでディフェンスを仕掛け、奪ったボールを#24安藤の3Pや#10高橋の速攻につなげるなど、最後まで追撃。そのプレーに会場が何度も沸いた。しかし、点差は大きく。東海大は#37秋山の連続3Pもあり、リードを維持。#81関野が当たられながらもドライブを決め、#13中山が落ちついてディフェンスを交わしてシュートを決めるなど東海大は手を緩めず。青学大は#24安藤が意地の3Pを決めるも追いつくことはできず。60-77で東海大が勝利して、6年連続準決勝へと駒を進めた。

20161125agu.jpg 随所に激しいディフェンスやルーズボールなどを見せた青学大だが、攻撃面で2Qが2得点と失速。背負ったビハインドを取り返すことは難しかった。試合終了のブザーが鳴ると同時に、涙を見せる4年生の姿があった。昨年度は、2人の4年生(笠井康平、田中光)とともに戦い、準決勝へと駒を進めるも、4位に終わった。「去年のインカレで、笠井が“僕たちは4位で終わってしまったけれど、来年後輩たちは頑張ってくれ”というインタビューがモチベーションビデオの中にあった。それで4年生がやらなきゃという気持ちになって、今日負けてしまったのであの涙だったのだと思う。でも、あと2つある。去年は4位だったけれどもお前たちはせめても2つ勝って5位で終われるよう、しっかりと準備しなさいと声をかけた」という廣瀬HC。順位決定戦に回ることになったが、徹底マークに合うも両チームトップの24得点を決めた安藤を筆頭に、積極的にシュートを狙い続けた大崎など4年生を中心としてプライドを最後まで見せてくれる試合となった。残り2試合で5位を目指す。

 東海大は序盤、気合が少し空回るようなプレーも見えたが、それも最初の5分ほど。立て直すと、ディフェンスから青学大を苦しめ、オフェンスでも全員が積極的に狙ったシュートで勝利を引き寄せる結果に。終わってみれば、ほぼ東海大ペースで試合を進めた。下級生の育成を優先にしてきたリーグ戦を“種をまく時期”に例えれば、このインカレはその“収穫の時期”。今大会は4年生がチームを牽引する中、ここまで平岩、白戸、秋山、鶴田といった下級生が大きな戦力として成長した姿を見せている。4年生たちを男にする、というチーム一丸となった想いを胸に、目指すは頂点へ。次は準決勝に挑む。

写真上:1Qに3連続3Pを決めた青学大・安藤。「予想以上のディフェンスで、リーグ戦と全然違って隙を見て打つしかなかった。ただ悔いだけは残したくなかった。もう本当に意地で打ったのが入ってくれた。それが続いてくれたらよかったが、まだまだ自分の力が足りていないということ」とコメントを残すも、最後まで戦いぬいた青学大のプレーには何度も会場が沸いた。
写真中:終了直後、手を膝について涙を流す柏倉に対し、4年生・石黒と安藤が手を差し伸べていた。
写真下:下級生たちが頼もしさを増しつつある東海大。鶴田はチーム2位となる12得点の活躍を見せた。


「相手チームの鍵となる選手を守るのが自分の仕事」
チームの勝利のため 求められている役割に全力で挑む

◆#81関野剛平(東海大・4年・SF)
161125sekino.jpgベスト8決定戦では大東文化大との激戦を制し、そしてこの準々決勝では青学大の追撃を許さず勝利した東海大。その中で、「基本はディフェンスの役割で出ている」という関野。この試合も青学大のエースであり、今シーズンの学生バスケを代表するシューター・安藤のディフェンスを中山とともに託された。試合には勝利したものの、安藤に許した得点は両チームトップの24得点となり、「取られすぎてしまった」と反省の弁。それでも苦しい時間帯に3Pを決めきり、時には反撃の芽を摘むリバウンドに絡むなど、チームの勢いを支えるプレーを見せた。相手の得点源を抑えることができれば、東海大へ勝利を引き寄せる要因にもなる。反省点をモチベ―ジョンにし、準決勝へ向かう。


―試合を振り返って。
「チームとしては、目標としている60点以下に相手を抑えられたのはよかったですが、個人的には安藤(#24)にやられすぎたかなというのが反省点です」

―東海大が勝利できた要因をあげるとすると?
「青学大が追いつこうとしている時や流れがいきそうな時に、こっちが点を決めきれたことで我慢できたのがよかったと思います」

―青学大戦に向けてのゲームプランは?
「青学はベスト8決定戦で東海大九州とやって、結構走る試合をしていたから疲れている分、今日は自分達が走ろうと。あとは、自分や拓哉(#13中山)が出た時に、安藤だけはしっかり守ろうと。安藤を乗せてしまったら他のみんなが勢いづいてしまうので、そこだけは抑えようと。ですが、やられてしまいました」

―個人的には他にはもっとこうやってやろうと意識していたことはありますか?
「いや、もう安藤を抑える事しか考えていなかったです。実際に、安藤を抑えることができれば青学を崩れていくと思っていたので」

―東海大はここまで(ベスト8決定戦で)大東大、(準々決勝で)青学大と当たっていますが、準決勝に上がるまでには他の組と比較すると、一番厳しい道のりだと思いますが。
「そうですね。厳しい山だったと思います。でも、そこで競り勝つことを経験していけるので、決勝まで行った時に筑波とは違ってうちの強みになっていくと思っています」

―前向きに捉えているということですね。関野選手にとっては学生バスケ最後のインカレとなりますが、掛ける想いは?
「達哉(#35伊藤)が怪我をしてしまいました。達哉のためにも絶対優勝したい、とさらに気持ちが高まりました。」

―インカレの残り2試合をどう戦いますか。
「今日の青学大なら安藤、筑波だと馬場(#6)というチームの鍵となる選手を守る役割で出ているので、そこをしっかりやっていきたいです。そこを抑えれば相手も崩れますし、周りもシュートを決めてくれるので。自分は得点を決めさせないために仕事をしたいです」

―準決勝の相手は白鷗大ですね。
「白鷗は、野﨑(#0)とかが外から積極的に打ってきて、その確率が高いです。おそらく、自分がマークマンとしてつくと思います。今日悔しかった分も含めて、自分がしっかりと阻止していきたいと思います」



【INTERVIEW】

「ラストなので悔いの残らないように」
緊張感ある舞台を楽しみつつも、まだ満足せず

◆#7國分大輔(専修大・4年・F)
161125KOKUBU.jpg 立ち上がりは反省点だが、出色の出来で準決勝進出を決めた専修大。國分自身もこの日はいつも以上に積極的にシュートを狙い、沈めていった。高校時代の同級生だった関西学院大・松田とのマッチアップもあったが、だからこそ気持ちに火が点き、そして楽しめたと充実の表情で振り返った。準決勝の相手は、3連覇を狙う筑波大。もちろん易々と倒せる相手ではないが、この日の内容を持続できれば勝機は見えるはず。上向いてきている気持ちを、緊張感の漂う舞台でも爆発させたい。


—昨日が良くない内容だった分、今日はやはり気合いの乗りが違ったように思います。
「そうですね。チームとして久々にベスト4入りなんですが、自分たちでもトーナメントではベスト4に入れると思っている中でコケちゃったりしていたので、自分たちなりにこれは超えなきゃダメだな、とみんなで言い合っていました」

—慣れないチームとの試合が続いてきましたが、今日の相手に対して注意していたことはありますか。
「自分では、関西のチームはシュートが上手いイメージがあるので、3Pを打たせないシュートチェックのところと、関東のフィジカルの強さの強さを全面に出そうとして、ハードにやりました」

—それでも出だしは出遅れてしまいました。
「フワッと入ったつもりはないんですけど。でも気の緩みがあったのかもしれません。チームとしては良くなりましたが、自分自身はまだまだだと思います」

—そのような中でも、高校の同級生である松田選手(関西学院大#23)と談笑する場面もありましたね。
「しゃべったというか、高校では同じチームでしたし、あいつだけには負けたくないという気持ちは誰よりもあったと思いますね」

161125KOKUBUMATSUDA.jpg—実際にマッチアップする場面もありましたね。
「あそこは、『ちょっと俺につかせろ!』と言って(笑)。でも、予想以上に体は強かったです。フィジカルは相当強くなっていましたね。ただ自分も4年間でフィジカルはついてきたと思うんで、高校時代よりはさすがに強くなっていると思います」

—かなり國分選手自身が、攻め気があったように思いました。なんとかしなきゃいけないという気持ちだったのでしょうか。
「それはありましたね。本当に、あいつには負けたくないなと(笑)。久々に高校の時のような感じで自分でどんどん狙っていきました。高校の時はそういう感じだったので(笑)。やはり4年目でラストなので、悔いの残らないようにやっています」

—そういう意味では楽しかったのでは。
「はい。今日はすごく楽しかったです。ただ、優勝を目指しているので、この辺で満足してはいけないと思います」

—明日は準決勝ですね。
「短期決戦はやっぱり勢いが大事だと思います。今日のような入りだと筑波にはボコボコにされてしまうと思うんで、最初から気持ちを入れてやらないとダメだと思いますね」

—このような局面では、自分たちの強みが拠り所となりますが、今の専修大ではどのような部分ですか。
「自分たちが掲げているのはリバウンドとディフェンスで、身長の面でも優位なので、その面を強調すれば勝機はあると思います。難しいですけど、そこからやらないと勝てないです」

—京王電鉄杯は良い結果でしたが、その後は思うような戦績ではない状況です。
「春は電鉄杯でどこか満足してしまって、リーグ戦も今ひとつで。ただ、あまり深く反省し過ぎないように、むしろ開き直って、自分たちがやるべきことを明確にして準備してきました。明日はチャレンジしていきたいです」

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「自分なりのリーダーシップを取ってやっていきたい」
泥臭いディフェンスで周囲を巻き込むのが目標

◆#4青木保憲(筑波大・3年・PG)
161125aoki.jpgリーグ中盤に正ガードの生原が怪我をし、その後は出場時間が増えた。しかし思うようにはなかなかいかず、忸怩たる思いを抱えていたようだ。そこで自分なりに追求しているのが、生原のようなスタイルではなく、泥臭くディフェンスから流れを作る形。今日はそれが少しできたと満足できた様子もある。今後も生原と出番を分け合う形になるが、あとは決勝までそうしたプレーでどれだけチームに貢献できるかだ。
目指すは3連覇。しかし追われる身の王者ではなく、チャレンジャーとして、向かっていく姿勢で頂点を目指す。


―相手が地方校という慣れないチームで、最初は少し戸惑いが見えましたね。
「ここまでの試合でマリック(#15ジャニパプ)のところを、どのチームもオフェンスでアタックできていなかったという話がミーティングでありました。そこをひるまずしっかりアタックしようという話がありました。でもインサイドで攻めればいいのに、ちょっともたついて外で単発になった部分が、ディフェンスの悪さにもつながったと思います。まずインサイドに入れて、そこからヘルプが来たらキックアウトして打てばいいという考えでやっていて、2Qは留学生を引きずり出しながら、という形で2Qからできたと思います」

―1番として青木選手もこの大会では出番も長くなっていますね。責任も重いと思うのですが。
「リーグ後半から生原さん(#46)の怪我もあったし、そういう時期が続いて、ずっと情けないプレーばかりでした。インカレの入りもそういう部分がありました。なので、昨日の練習でしっかりやって、意識を高く持ってこの試合に臨みました」

―生原選手が、インカレまで自分が不在のときの練習が締まってなかったという話をしていました。
「そこはあります。僕も来年はキャプテンをやる予定です。生原さんは強いことをバシッと言えるし、プレーでも引っ張っていけます。みんながそれについていくベクトルがあるんですが、リーグで生原さんが抜けたときに僕のリーダーシップがまだ足りないなと自覚しながら、もう一つ上のリーダーシップを取れなかったかなと心の中で思いながらこのインカレに入りました。生原さんが出ない時間は僕なりのやり方でやっていこうかなと思いながらやっています」

―自分なりのリーダーシップの取り方とは。
「前からガードが当たって、声を出して、周囲に感染するようにしたい。そのためにまずディフェンスから作っていきたいという意識があります。今日はそれが少し意識できたとは思います。前からついて相手のガードを苦しめて、そのあとオフェンスでシュートを狙おうとしています。アウトサイドはずっと練習してきているし、自信を持ってやれました」

―それは自分が元々目指すガード像ですか?
「もっと自分でメイクして点を取りに行きたい理想はあります。でもまずは精神的な積極性をウリにできるガードになりたいなと思っています」

―リーグ戦の慶應大戦のときに、まさにそういうディフェンスを見せましたよね。すごく良かったです。
「そういうのが自分の生きる道だと思っています。リーグ戦を含めてだんだん見えてきた感じがあるので、それを極めていきたいです」

161125aoki2.jpg―まだ主力に3年も多く、来年もありますが、今年は3連覇を期待されているチームです。それをどう捉えていますか?
「筑波大としても3冠がないらしく、そういう意味でもOBにもすごく期待されています。それにプレッシャーはありませんが、自分たちが歴史を作るんだという、あれ意味のチャレンジャーという気持ちはあります。チャンピオンチームだから、というより自分たちが記録を作れるんだという挑戦者としての気持ちが強いし、その方が気持ち的にもいいのかなと思っています。きっと達成します」

―青木選手自身、4年生に対してどのような思いで残り試合に望みますか。
「この4年生にはすごくお世話になりました。1、2年で出られずに腐りかけそうなときも、生原さんが同じポジションで面倒を見てくれて、後押ししてくれました。今年は自分自身、コートに立って優勝に貢献できるチャンスがある。4年生を胴上げできるように頑張りたいと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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