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関東大学バスケットボール新人戦 拓殖大が1992年以来の優勝
西日本インカレは近畿大が優勝

2007.11.05 (Mon)

10/31 関東大学リーグ入れ替え戦 慶應義塾大VS大東文化大

慶應義塾大(1部8位)78(18-21,20-20,23-17,17-28)86大東文化大(2部1位)
1031daito.jpg最終決戦まで持ち込まれた慶應大と大東文化大の1戦。1戦目は慶應大が集中力を見せて大東大を一蹴するが、2戦目は大東大が4年生を中心に、自由なオフェンスでディフェンスの焦点を絞らせず勝利。全く持ち味の異なる両者、最終決戦に注目が集まった。

試合は終盤まで接戦にもつれ込んだ。大東大は2枚看板のガード、#0竹野(4年・G)、#7阿部(4年・G)がチームを引っ張り、その他の4年もそつなく得点を稼ぐ。慶應大は#17小林(2年・G)が1Qから2ファールと苦しくなるが、それでも大東大に一歩もひけをとらない試合展開。しかし、終盤の大事なところで点がのびず、大東大が抜け出すとそのまま差を広げられてタイムアップ。大東大が3年ぶりに1部復帰を決めた。

試合のレポートと大東大・阿部選手、岩下選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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■GAME REPORT■
1031takeno.jpg開始早々大東大#13チャールトン(4年・W)がバスカンを獲得すると、慶應大も#7岩下達郎(1年・C)がゴール下でバスカンをもらう形で互角の立ち上がりとなった。大東大は#2岩下大志(4年・WP)が2ファールでベンチへ下がるが、慶應大は#7岩下が連続でシュートし、リードする。しかし大東大は#13チャールトンと#17高橋(4年・W)のミドルシュートが決まり一歩も引かない。慶應大は#17小林のシュート、#16二ノ宮(1年・G)がドライブで持ち込み華麗なレイアップを決めて8点リードするが、大東大も#0竹野、#7阿部が簡単に得点し、すぐに追いつくと1Q最後は#0竹野の3Pが決まって18-21とリードした。

2Q、大東大はファール2となった阿部を下げ、#41山本(3年・G)でスタート。大東大がガードへの連携ミスをする間に慶應大は#17小林が4連続得点で逆転する。しかし大東大も#17高橋、#2岩下がシュートを決めて大量リードは許さない。慶應大は開始3分で#17小林の速攻が痛恨のオフェンスファール。ファール3つとなり厳しくなるが、小林はそのまま出続ける。この機に乗じた大東大は#13チャールトン、#17高橋の連続3Pで再び逆転。慶應大はタイムアウトで修正をはかるが、大東大に簡単にアウトサイドを打たせてしまい、一気に9点差まで開いてしまう。しかしその後大東大にファールが続くと慶應大は#21酒井(1年・F)の活躍で追い上げ、最後は酒井の3Pで3点差まで詰めて前半を終了した。

3Q、慶應大が猛チャージを見せる。開始から5分間、#17小林と#21酒井で5連続得点。再び大東大を逆転する。しかし大東大もこの日当たっている#2岩下のミドルシュートなどで点差は離れない。慶應大は#7岩下の得点で6点差まで開くが、#7阿部のスティールからの速攻や#0竹野の得点ですぐに追い上げられると、#13チャールトンの3Pで再度大東大が逆転。だが慶應大も#6小松(4年・G)が意地で速攻を返して61-58とリードして最終Qを迎えた。

1031kobayashi.jpg最終Q開始3分は互いにミスが続く。しかしそこを抜け出したのは大東大だった。#17高橋のドライブに#2岩下のミドルシュートが続くと、#0竹野の3Pで逆転する。慶應大は#6小松が4つ目のファールを犯し、苦しくなる。#13チャールトンがフリースローを2投決め63-69と6点リードの大東大。しかし慶應大も粘る。#17小林に続き、#16二ノ宮が3Pを沈めて1点差にまで再び追い上げた。残り4分、シーソーゲームの均衡がついに破れる。2点差で追っていた慶應大だが#0竹野のドライブで4点差に離されると#7阿部にスティールされ、6点差に。慶應大はケガで戦列を離れていた#9香川(4年・F)を投入。3Pが1本決まるが、そのままずるずると大東大に引き離され、最後はファールゲームに突入するがタイムアップ。大東大が昨年の悔しい思いを晴らして1部への扉を開いた。

春の覇者、大東大が見事な勝利で1部復帰を飾った。元々メンバーの揃っている代だっただけに、期待された年だったが最高の形でリーグ戦を締めくくったといえよう。何度もリードが入れ替わったこの試合、慶應大は何度も逆転しながら大東大に反撃をくらい、最後は離される結果となった。インサイドプレーはほとんどなく、ガード中心に攻撃する大東大のバスケは異質とも言える。しかしそれを4年生の結束力が支える。竹野と阿部を信じているからこそ成り立つプレーの数々に、下級生中心の慶應大は翻弄された。大東大という一つの強い個性が、この後のインカレでどのようなプレーをするのか注目だ。

2部降格となった慶應大。試合後言葉を詰まらせた主将・加藤の気持ちは余人にはかり得ない。だが、今チームの核となりつつある選手たちにとっては、一つの勉強ともいえる。特に1年生たちはリーグ後半からこの入れ替え戦にかけて驚くほど成長している。2部の過酷な状況を経験することでさらなる経験を積み、タフになることを期待したい。


◆#2岩下大志(大東文化大・4年・WP)
1031iwashita.jpg最終試合はシュートをほとんど落とさなかった。自身でも驚いていたが、岩下の好調さが確実にチームに貢献したと言えよう。2戦目からは迷うコーチに対し、自分で出場を進言。自分の責任を見事果たした。

「ミスが出てもガード2人(竹野・阿部)がちゃんとやるという安心感があったから、途中離されそうになったけどあの2人を信じて今年やってきているので、本当にチームメートを信じられたのが良かったと思います」

-今日はシュートがかなり良かったですが。
「たまたまですね。あれが入らなかったら速攻交代だったと思います(苦笑)。入ったから良かったけど」

-第2戦に勝って、気負いとかプレッシャーとかは?
「個人的にはあるんですけど、キャプテンの竹野が必ず試合の前に『いつも通り』と言うので、始まる前までは『やんなきゃやんなきゃ』と思ってたんですけど、あいつがまとめてくれたのでだいぶ自分たちのバスケをしようと楽な気持ちでいけました」

-最後は慶應も焦っていましたが。
「ああいう形になったらシュートは入らないだろうなと思ったし、自分たちの形でしたね。本当良かったです」

-入れ替え戦3回目ですね。
「そういうのは全然意識してなかったですけどね。でも2回とも嫌な思いしかしてないので、最後に自分たちのところで勝てて良かったです」

-後輩にはどんなことを期待しますか。
「来年本当に厳しいと思うんですけど、後輩も今年試合に出ている奴もいっぱいいるし、4年生がまとまって、一生懸命頑張れば勝つことができると思います。そういう風になって欲しいと思います」



◆#7阿部友和(大東文化大・4年・G)
1031abe.jpg類い希な運動能力で相手を翻弄する。独特のリズムと鋭い動きは簡単には止められない。1年生の時、当時指揮をとっていたベッカートHCが「阿部は秘密兵器」だと語っていた。昨年あたりから安定度が増し、アウトサイド確率も向上。秘密兵器は最後の年にその実力のほどを見せつけた。


-今日も阿部選手と竹野選手がチームを引っ張りましたね。
「やっぱりあいつとずっとチームを引っ張ってきて、いいところをあいつと俺が持ってった感じで。でもいい流れで今日は岩下がシュートを決めてくれて助かりました。なんか岩下対決やってましたね。『今日は俺が勝った』って行ってました(笑)。前半はいいところで高橋が決めて、チャールが決めた。本当にチームの力で勝ったという感じでうれしいですね」

-試合の後に富田選手に話していましたが。
「次、おまえらの番だぞって。富田と入れ替えが決まってリーグの時からちょこちょこメールしてて、一緒に1部に行こうって話してて、富田に言いたくて向こうまで行って(笑)」

-やはり2部でやってきた同士だから?
「そうですね。富田とは選抜でもやったし、仲もいいので一緒に上がろうと言ってたので、やってくれるでしょう」※中央大もこの後昇格を決める。

-今日はずっと
「向こうの方が平均で身長が高いので、本当にリバウンドを頑張るしかなくて。ディフェンスディフェンスって言ってやってて。昨日は自分の1対1からの攻めが多くて、そこでハリバックできなくてやられる場面があったので今日は俺が竹野に『1対1を苦しい時だけやろう』と。変な流れでやったら逆速攻になるから絶対やめようと。そしたらパスが回って前半高橋の3Pが来たし、いい流れでできましたね」

-1戦ごとに対応していっていましたね。
「言ってみれば1年生チームなので。こっちは止めるポイントはだいたい分かっていたので、そこを止めていくだけでやりやすくなりましたね」

-4年の貫禄勝ちと言えますね。
「そうですね。ここで負けられないと俺はずっと思っていたので。1、2年に負けとったらダメだし」

-小林選手とは昔からやっていたとか。
「中学くらいから知ってましたね。福岡のうまい奴はだいたい知ってる。でもあいつの1対1は絶対止めてやるって言ってて、だからやってて面白かったですね。最後もちょっと話しましたけど」

-後はインカレがありますが。
「トーナメント優勝して、1部上がって、自分たちの代になっての目標はクリアしてるので、自分たちの3冠という意味でインカレ優勝を目指して切り替えて頑張ります」
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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