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関東大学新人戦 〜6/11(日)東海大がブザービーターで優勝を決める

西日本学生バスケットボール選手権大会 〜6/11(日) 東海大九州が初優勝

2016.11.24 (Thu)

【2016インカレ】11/24レポート(2回戦・大田区総合体育館)

地方勢2校がベスト8入りを達成
関東勢では青山学院大、早稲田大が勝ち残り


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 大会4日目。大田区総合体育館では、ベスト8入りをかけた4試合が行われた。

 地方勢の活躍が目立つ今大会を象徴するかのように、関東勢同士の対戦は1試合のみ。地方勢同士の激突も繰り広げられ、勝ち上がった4チーム中2つは、地方から乗り込んできたチームとなった。

写真:関西学院大もベスト8入りを達成。目標に据えながら到達出来なかったステージに、遂に立つこととなった。


161124NANMOKU.jpg この日、この会場では唯一の関東勢同士の対戦となった早稲田大江戸川大は、序盤から#12オウマ(1年・C・明徳義塾)の高さが活きた江戸川大が先行。1回戦は内容が今ひとつといった印象の拭えなかった早稲田大は立ち後れる。一旦は逆転に成功するも、#55平子(4年・SF)に2本の3Pを許すなどで、前半は28−28とイーブンのスコアとなった。

 しかし、後半に入ると本来の良さを発揮。#21南木(3年・G)や#18森井(3年・G)らがバランス良く得点していった。逆に江戸川大は#12オウマが孤軍奮闘の状態となり、早稲田大の走力を前に失速。最後は71−53と点差が開き、早稲田大が準々決勝へと駒を進めた。


161124TAKAHASHI.jpg 地方勢同士の対戦となったのは、名古屋経済大札幌大のカードだった。1Qは、エースの#21田原(4年・F)はもちろん、#17山戸(4年・C)もアウトサイドを沈めて札幌大が2点をリード。しかし、名古屋経済大は#1高橋(2年・C)が尻上がりに調子を上げて得点を重ね、これでペースを掴んだ。その後は#15ジャニパプ(3年・C)のインサイドが機能し始め、じわじわと引き離した。

 ただ、点差がやや離れた後半に入っても札幌大は切れず、粘り強さを発揮。#18池田(2年・G)らが得点を重ねていく。しかし、結局最終スコア87−74となり覆すには至らず。名古屋経済大が、東海勢では16年ぶりとなるベスト8進出を決めた。

写真上:早稲田大・南木はチームハイの13得点をマークした。
写真下:ジャニパプの存在は脅威だが、その脇で加点する高橋の存在も名古屋経済大のストロングポイントである。

・青山学院大vs東海大九州
・関西学院大vs明治大(関西学院大・堤選手コメント)
・名古屋経済大・松本選手のコメントは「続きを読む」へ。

※東海大九州・谷里選手、江戸川大・平子選手、札幌大・山戸選手、明治大・田中井選手、會田選手のインタビューは追って掲載します。

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◆PICK UP 1
東海大九州が持ち味を遺憾なく発揮するも
エースが仕事を果たした青山学院大がこれを退ける


161124KASHIWAGURA.jpg 初戦を辛くも勝利した青山学院大に、この日立ちはだかったのは東海大九州だった。#2長野(3年・PG)の3Pで東海大九州は幸先よい滑り出し。青学大も#21石黒(4年・PF)のミドル、#14柏倉(4年・PG)のレイアップで応戦し、互いに外からの点の取り合いの様相となった1Qは19−18とほぼイーブン。この展開は2Qも同様で、追いつ追われつのまま前半は青学大1点リードで終了となった。

 ここから均衡状態にあった流れが行き来し始める。3Q、東海大九州は#23趙(1年・C・東海大熊本星翔)のリバウンドシュートなどで抜け出す。ところが青学大もここからフリースローを決めていき、#32前田(2年・F)のバスケットカウントや#35伊森(1年・F・広島皆実)のブザービーターでこのQのうちに逆転した。前半に呈された点の取り合いとは一転し、ここからは試合はディフェンス合戦の様相となった。互いにターンオーバーやバイオレーションも目立ち始め、決定打が出ない。残り2分を切って東海大九州#23趙のリバウンドシュートで、再びスコアは59−59の同点に。この後は青学大がイージーシュートミス、東海大九州は24秒を犯し、どうしてもスコアは動かず。最後は東海大九州#2長野が外から狙うがこれも外れ、同点のまま勝負は延長戦に委ねられた。

161124HAYASHI.jpg 拮抗した状態となった勝負だが、この5分間でペースを呼び込んだのは青学大。#24安藤(4年・SF)が2本の3Pを決めて抜け出しに成功。すると、その安藤のアシストから#14柏倉もミドルシュートを沈めて一気に引き離した。最後は74−63と差が開き、青山学院大が準々決勝進出を決めた。

 青山学院大は、それまでどこか十全に力を出せていない再上級生が、この試合では延長戦で奮起。どちらに転んでもおかしくないゲームだったが、次第に我慢比べとなった展開で、最後に実力を見せた。今年の4年生は、毎年のように決勝まで進んでいた時代を知る最後の世代。このままでは終われないという思いもあっただろう。苦しかった近年の停滞に、終止符を打てるか。


写真上:勝利をグッとたぐり寄せるシュートを決めた柏倉。思わず拳を突き上げた。
写真下:東海大九州の「顔」というベき存在の林。最上級生となる来年は、もう一段上の戦績を目指す。


◆PICK UP 2
大黒柱のファウルトラブルと二桁ビハインドも
最終盤に跳ね返した関西学院大が宿願のベスト8入り


161124MIYAMOTO.jpg 関西1位として地方勢の筆頭格とも言える関西学院大。しかし、関東9位とは言えリーグ6勝の明治大に、序盤から手こずった。明治大は立ち上がりから#22宮本(3年・PF)、#28今川(2年・SF)が好調。相手の支柱#34池嶋(4年・PF)を早々にファウルトラブルに追い込み、先行する展開となった。関西学院大は大きくは離されないが、コートに戻した#34池嶋が2Q途中で3つ目となり、悪循環を断ち切れない。明治大は#2齋藤(3年・PG)や#5會田(4年・PG)の得点も出て余裕のある試合運びに。3Q早々に12点差をつけた。

 だが、#2齋藤が#74中野(2年・SG)を守りにいったプレーがやや不運な3ショットの判定に。このフリースローを#74中野が3本とも決めると、#10松原(3年・SF)のドライブなどで関西学院大はじわりと詰め寄る。直後に#34池嶋が4つ目をコールされるが、交代した#27雑崎(4年・PF)が何とかその穴を埋めていき、粘りを見せる。

161124SAIZAKI.jpg すると4Q早々、#22堤(3年・PG)が2本の3Pを決めて同点に。この直後に#34池嶋が戻ると、早速タフショットを決めてチームを鼓舞する。続いて#10松原のレイアップで関西学院大が逆転。#34池嶋が激しく取りに行けないリバウンドに、#10松原や#23松田(4年・C)が必死に手を伸ばす。明治大の得点が停滞する間に、#22堤が速攻に出るなどで一旦7点をリードした。しかし明治大も諦めず、#22宮本のゴール下、#5會田のバスケットカウントなどで再びのタイスコアに。どちらに転ぶか分からない残り50秒、関西学院大は#74中野が値千金の3P。明治大はファウルゲームを敢行したが、関西学院大はフィールドゴールを最後まで許さず、そのまま試合は73−69でタイムアップを迎えた。

 関西学院大にとり、チームの心臓と評される池嶋のファウルトラブルは想定外とも言える事態。だがその穴を、ある時は雑崎が埋め、またある時は松原がポジションを下げる形で対応した。これまでになかった内容での勝ち方で長年の目標としていたインカレのベスト8を手にしたが、大会自体はここからが佳境に差し掛かる段階。伝統あるチームだが、ベスト4の経験は未だない。歴史を塗り替えられるか。

写真上:宮本は終始シュート好調だったが、明治大は勝利には届かず。
写真下:池嶋のファウルトラブルに苦しんだ関西学院大。しかし、雑崎の奮闘もあって逆転劇を呼び込んだ。


【COMMENT】

「やることをしっかりやれば勝てると思っていた」
◆#91松本健児リオン(名古屋経済大・4年・主将・PF)
161124MATSUMOTO.jpg「今日の入りは悪かったですが、やるべきことをしっかりやれば勝てると思っていました。昨日は焦って攻めていた部分があったので、今日は落ち着いて攻めることができたかなと思います。相手は3Pや1対1が上手い印象だったので、ディフェンスの部分をしっかりやろう、と。こっちは拓大に勝ちましたが、僕らは単純なので(笑)、勝っちゃえば集中していけます。西日本でもそういう感じで持続出来ましたし。

 次は筑波ですよね(苦笑)。王者と言われていて、自分たちはチャレンジャーの気持ちで、結果はどうあれディフェンスやリバウンドからの速攻、ランプレーが中心の自分たちのバスケができれば良いかなと思っています。

 今年は内容の悪い試合があっても、それについてしっかり反省をして、改善していけば次の試合で良くなっていくプロセスがあります。(切り替えが上手くいっている?)そうですね。さっきも言ったように、みんな単純なやつしかいないので(笑)。

 西日本に続いて休みなく試合が続きますが、あの時は8連戦で、準決で負けてから一気に疲労が来て、3決が全然自分たちのプレーができなかったですね。なので、今回はまだ2試合しかやっていないので、全然体は大丈夫です。元気よくやっていきたいと思います」

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「途中から自分たちのやりたいことができていった」
◆#22堤 大喜(関西学院大・3年・PG)
161124TSUTSUMI.jpg「前半8点負けで終了しましたが、相手のシュートが入っていて、こっちはリズムがなかったです。前半での悪い部分を確認して、後半立て直せば行けると思っていたんですけど、後半の出だしで開けられてしまいました。焦りは少しありましたが、リーグでもそういう場面はちょいちょいありました。相手が格上で、気持ちで引いていたわけじゃないですが、そこはしょうがないと割り切って。途中から自分たちがやりたいことである守って走ることができて、そこで気が楽になっていきました。

 池嶋さんのファウルトラブルがありましたが、そういう時は自分や松原(#10)でシュートを打って終わる形にしていけば、悪い状態ではなくなると思っています。そういうところでは二人で攻めようと話し合っていました。打ち切らないといけないな、と。シュート練習はしっかりやってきたので、信じてやりきるだけでした。

161124TSUTSUMISAITO.jpg 対戦した明治の齋藤選手は、こっち(関東)で有名な選手ですけど、ディフェンスは意識して徹底していましたね。ただ、相手を意識するというよりは、自分のやるべきことをやる、ということを考えながらやっていました。

 次の専修大に向けての対策は全然作ってきていないが(笑)、もうここまで来たらやるだけです。そこでもし勝てば、筑波とやれるチャンスがありますけど、高校時代(福岡大大濠)の同級生(青木保憲、杉浦)もいて、大学でも対戦できたら良いね、とは話していました。個人的には、それを目標にしてやっていきたいです」



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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