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2016.11.09 (Wed)
【2016リーグ入替え戦】11/9レポート
明治大が固いディフェンスで江戸川大を封じ
明治大は1部、江戸川大は2部残留
入替え戦最終日、4-5部間の2試合と1-2部間の第3戦が行われた。4-5部間は5部の東京国際大、東京理科大がともに勝利し、4部昇格を遂げた。1-2部間の明治大と江戸川大戦は、明治大が持ち味のディフェンスを展開し、江戸川大を退けた。
【江戸川大が3Qに迫るも明治大が2部残留を決める】
第3戦までもつれ込んだ明治大と江戸川大の第3戦は、江戸川大#23保岡(3年・SG)のフリースローで幕を開けた。立ち上がりからしばらくは互いに決めあうが、#22宮本(3年・PF)へのパスが通り、#9田中井(4年・SG)の3P、#2齋藤(3年・PG)の速攻が決まった明治大が13-5とリード。江戸川大は#23保岡がボックスワン気味に守られ、全体でも明治大のディフェンスの前にミスが続いてしまう。#1平岩(3年・SG)が2ファウルでベンチへ下がらざるを得なくなり、開始5分でタイムアウトを取って修正をはかる。しかしタイムアウトが明けても明治大は固いディフェンスで江戸川大を押さえ続け、さらに差を広げていく。1Qは19-9と明治大が10点の差をつけた。
2Q、明治大は#24森山(2年・PF)の3Pで差を広げるが、#28今川(2年・SF)が3ファウル目に。一方、激しいディフェンスにあって思うようにシュートを打てない江戸川大は#23保岡を下げるが、#55平子(4年・SF)の3P、#12オウマ(1年・C・明徳義塾)のフェイダウェイで詰め寄る。しかしタイムアウトを取った明治大が再三ターンオーバーを奪ってからの早い展開で得点を積み増しし、37-20で前半終了。江戸川大は明治大のディフェンスを打開できず得点が伸びなかった。
3Q、江戸川大は好ディフェンスを展開していた明治大の#5會田(4年・PG)、#9田中井が下がっている間に差を詰め、#71河村(2年・SF)のフリースロー、#12オウマのバスケットカウントが続いて20点あった得点差を残り約4分で13点へとじわりを詰める。明治大はチームファウルも5つとなり、フリースローを与えてしまうプレーは続き、残り3分で江戸川大は9点差。ここからさらに江戸川大の反撃は続く。#1平岩のドライブが出ると#23保岡もフリースローを獲得。さらに#12オウマが明治大のスローインをカットしてのシュート、さらには#1平岩のドライブでこの3分間で江戸川大が連続ゴールで48-43と、江戸川大が5点差まで差を詰めて勝負は最後の4Qへ。
4Q、先制は江戸川大#1平岩。江戸川大は3点差まで詰め寄るが、#23保岡がディフェンスで引っかかって倒れたところで、アンスポーツマンライクファウルを取られてしまう。ここを境に流れが明治大に傾き、怒涛の攻撃が続いて残り2分半には15点のリードに成功する。江戸川大はここで最後のタイムアウトを請求し、なんとか流れを取り戻そうとするが差は埋まらず、最後は72-53でタイムアップ。明治大が江戸川大の挑戦を退け、1部残留を決めた。
明治大は立ち上がりから全開のディフェンスを見せた。ポイントゲッターの保岡には會田をつけ、インサイドは宮本、今川らが固めてオウマにもボールを入れさせなかった。江戸川大は3Qに平岩を筆頭に得点差を詰めたが、4Qの勢いは明治大が勝った。
敗れた江戸川大は初の1部入替え戦へのチャレンジを、1勝2敗で終えた。下から1部を目指して上がってくるのは容易なことではない。少しずつ良い選手を集めて力をつけ、2部に上がる前は何度も入替え戦に臨んでは跳ね返された。2部に昇格してからも当初は下位にあえいだが、地道に力をつけつつ生き残ってきた。今年は主力メンバーが充実し、遂に1部との入替え戦の切符を掴んだ。最初の挑戦は再び壁に跳ね返されたが、これを続けていくことが道を開く一歩。時間はかかるが、挑戦を続けるだけだ。勝ち取った初のインカレ出場権もある。まだまだ彼らの歩みは続く。
明治大はこの大一番に持ち味であるディフェンス力がものを言った。下部から上がる選手が1部との最大の違いに挙げるのは、大きくフィジカルとディフェンスだが、そこで差を示したと言える。さらに、會田、田中井といった4年生のアグレッシブなプレーがチームを引っ張った。リーグ戦では前半こそ噛み合っていなかったが、後半は持ち直した。順位は8位だったが、上との大きな差はない。インカレには一丸となって存在感を発揮したい。
写真上:明治大は田中井が速攻、ドライブとアグレッシブな姿を見せてチームを勢いづけた。
写真中上:江戸川大は3Q、平岩がディフェンスをかいくぐり、追い上げの一翼を担った。
写真中下:試合終盤、ハドルを組む江戸川大。
写真下:試合終了し、明治大には安堵の笑顔が、そして4年生の田中井の顔には涙が流れていた。
※明治大・會田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
「後悔のないよう強くリングに向かっていった」
最終戦を勝ちきった強い意志
◆#5會田圭佑(明治大・4年・PG)
江戸川大のエース保岡に張り付き、彼の得点をわずか8点に封じた。チーム全体でもディフェンス、オフェンスともアグレッシブで、追い上げられはしたものの、最後は引き離して勝利。3戦目までもつれたが残留を決めた。
會田、田中井といった4年生の存在は大きく、相手の流れを断ち切るような活躍をしたのが印象的だ。インカレでもこの輝きを持続して、上位を目指したい。
―3戦目までもつれての残留になりました。2戦目の反省というのはありましたか?
「最初の入りが1、2戦ともどちらも悪くて、それを修正することと、リバウンドの部分でガードに飛び込まれているところがあったので、そこは自分たちもしっかり中に入っていこうという点を確認していました」
―1Qからとにかくディフェンスが良かったですね。
「ピック&ロールから崩されることが多かったんですけど、そこを修正して3人目のカバーをしっかりできました。そこは良かったと思います」
―今日は保岡選手(#23)にかなりしっかり守りでついて、ボックスワンに近いぐらいでしたね。
「そうですね。それぐらいハードにいこうと決めていました」
―この2戦では彼に簡単に打たれるシーンもありました。そこをやらせないようにということですね。
「彼がエースだということは分かったいならがやられていたので、それはマークマンの責任です。あとはリバウンドで競ったあとにルーズボールから保岡に打たれていることが多かったので、それをしっかり止めるということも意識していました」
―ターンオーバーもかなり相手にさせましたね。プレッシャーのあった3戦目だったとは思いますが、弱気になるような部分はなかったですか?
「昨日やっぱり、最後の大事な場面でみんなが横を見てしまったという課題がありました。それはしないよう、後悔だけはないようにということで強くリングに向かって、気持ちを入れてやりました。良かったです」
―残留は喜ばしいですが、最低限のラインとも言えますね。このような集中力を常に保てればとも思うのですが。次はインカレになりますが。
「この試合を通してまとまりが強くなったと思うので、それをみんな一気に集中して出せるかどうかがインカレでもキーになります。気持ちで頑張るしかないですね」
―チームが息を合わせて集中するというのは、やはりなかなか難しいものですか?
「入りが良ければそうなるんですが、そこは本当に重要だとはわかっています」
―今日田中井選手のプレーも素晴らしかったですが、4年生が頑張れば盛り上がるし集中にもつながる気はしますが。
「そうですね。今日は田中井とも話して、ディフェンスをハードにやることが僕らの特徴だし、それを生かそうと。インカレでそれをちゃんと出したいですね」
明治大は1部、江戸川大は2部残留
入替え戦最終日、4-5部間の2試合と1-2部間の第3戦が行われた。4-5部間は5部の東京国際大、東京理科大がともに勝利し、4部昇格を遂げた。1-2部間の明治大と江戸川大戦は、明治大が持ち味のディフェンスを展開し、江戸川大を退けた。
【江戸川大が3Qに迫るも明治大が2部残留を決める】

2Q、明治大は#24森山(2年・PF)の3Pで差を広げるが、#28今川(2年・SF)が3ファウル目に。一方、激しいディフェンスにあって思うようにシュートを打てない江戸川大は#23保岡を下げるが、#55平子(4年・SF)の3P、#12オウマ(1年・C・明徳義塾)のフェイダウェイで詰め寄る。しかしタイムアウトを取った明治大が再三ターンオーバーを奪ってからの早い展開で得点を積み増しし、37-20で前半終了。江戸川大は明治大のディフェンスを打開できず得点が伸びなかった。

4Q、先制は江戸川大#1平岩。江戸川大は3点差まで詰め寄るが、#23保岡がディフェンスで引っかかって倒れたところで、アンスポーツマンライクファウルを取られてしまう。ここを境に流れが明治大に傾き、怒涛の攻撃が続いて残り2分半には15点のリードに成功する。江戸川大はここで最後のタイムアウトを請求し、なんとか流れを取り戻そうとするが差は埋まらず、最後は72-53でタイムアップ。明治大が江戸川大の挑戦を退け、1部残留を決めた。
明治大は立ち上がりから全開のディフェンスを見せた。ポイントゲッターの保岡には會田をつけ、インサイドは宮本、今川らが固めてオウマにもボールを入れさせなかった。江戸川大は3Qに平岩を筆頭に得点差を詰めたが、4Qの勢いは明治大が勝った。


写真上:明治大は田中井が速攻、ドライブとアグレッシブな姿を見せてチームを勢いづけた。
写真中上:江戸川大は3Q、平岩がディフェンスをかいくぐり、追い上げの一翼を担った。
写真中下:試合終盤、ハドルを組む江戸川大。
写真下:試合終了し、明治大には安堵の笑顔が、そして4年生の田中井の顔には涙が流れていた。
※明治大・會田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「後悔のないよう強くリングに向かっていった」
最終戦を勝ちきった強い意志
◆#5會田圭佑(明治大・4年・PG)

會田、田中井といった4年生の存在は大きく、相手の流れを断ち切るような活躍をしたのが印象的だ。インカレでもこの輝きを持続して、上位を目指したい。
―3戦目までもつれての残留になりました。2戦目の反省というのはありましたか?
「最初の入りが1、2戦ともどちらも悪くて、それを修正することと、リバウンドの部分でガードに飛び込まれているところがあったので、そこは自分たちもしっかり中に入っていこうという点を確認していました」
―1Qからとにかくディフェンスが良かったですね。
「ピック&ロールから崩されることが多かったんですけど、そこを修正して3人目のカバーをしっかりできました。そこは良かったと思います」
―今日は保岡選手(#23)にかなりしっかり守りでついて、ボックスワンに近いぐらいでしたね。
「そうですね。それぐらいハードにいこうと決めていました」
―この2戦では彼に簡単に打たれるシーンもありました。そこをやらせないようにということですね。
「彼がエースだということは分かったいならがやられていたので、それはマークマンの責任です。あとはリバウンドで競ったあとにルーズボールから保岡に打たれていることが多かったので、それをしっかり止めるということも意識していました」
―ターンオーバーもかなり相手にさせましたね。プレッシャーのあった3戦目だったとは思いますが、弱気になるような部分はなかったですか?
「昨日やっぱり、最後の大事な場面でみんなが横を見てしまったという課題がありました。それはしないよう、後悔だけはないようにということで強くリングに向かって、気持ちを入れてやりました。良かったです」
―残留は喜ばしいですが、最低限のラインとも言えますね。このような集中力を常に保てればとも思うのですが。次はインカレになりますが。
「この試合を通してまとまりが強くなったと思うので、それをみんな一気に集中して出せるかどうかがインカレでもキーになります。気持ちで頑張るしかないですね」
―チームが息を合わせて集中するというのは、やはりなかなか難しいものですか?
「入りが良ければそうなるんですが、そこは本当に重要だとはわかっています」
―今日田中井選手のプレーも素晴らしかったですが、4年生が頑張れば盛り上がるし集中にもつながる気はしますが。
「そうですね。今日は田中井とも話して、ディフェンスをハードにやることが僕らの特徴だし、それを生かそうと。インカレでそれをちゃんと出したいですね」
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