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第93回関東大学バスケットボールリーグ戦 9月2日より2部以下が開幕
1部リーグは9月9日(土)より
2017 年度 関西学生バスケットボールリーグ戦 9月2日より開幕

2016.10.30 (Sun)

【2016リーグ1部】10/30東海大学VS早稲田大学(第18戦)

早稲田大前半リードもゲーム終盤の攻防で東海大が勝利
東海大は2位、早稲田大は5位フィニッシュ


161030tomita.jpg 順位的には2位を確定している東海大は、勝率で4チームが並び一つでも上にいきたい早稲田大との最終戦を迎えた。前半は早稲田大が持ち味を出してリードするが、後半に東海大が逆転。しかし、再び粘った早稲田大によって最後の最後まで分からない展開となった。

 1Q、東海大は#33鈴木(4年・F)がリバウンドシュート、3Pと活躍し、早稲田大は#36澁田(4年・SF)がフリースロー、ドライブで得点していく。東海大・早稲田大と互いに24秒近くかけてシュートにつなげる場面が多く見られるが、それでもなかなか得点につながらず、第1Qは東海大が出遅れる形にはなるが、9-13と両者共に重い立ち上がりとなる。2Q序盤、東海大は早稲田大のディフェンスを崩せず、アウトサイドシュートが単発で終わる所が見られるが、#33鈴木がオフェンスの起点となり得点を伸ばしていく。早稲田大は途中交代で入った#26富田(2年・C)がインサイドで存在感を示し、27-32と前半は5点差で早稲田大のリードとなった。

 3Q、早稲田大は#36澁田、#26富田が得点していくも、全体的にアウトサイドシュートの確率が悪く、得点が伸びない。対する東海大はこのQ開始早々の#37秋山(2年・F)、#4寺園(4年・PG)の連続3Pが決まり、Q終盤にも#11白戸(3年・F)の3P、ジャンプシュートの連続得点とアウトサイドシュートが決まってこのQだけの点数で21-13と逆転。48-45として4Qへ入った。

161030suzuki_20161115111837ced.jpg 4Q、ペースを作りたい早稲田大だがオフェンスが攻めきれず、アウトサイドシュートを打つもそれが決まらない。このQ5分経過時点、東海大#11白戸、#7中山(4年・SG)らによる7得点、早稲田大#26富田による4得点のみとなる。両者とも得点できない中、早稲田大は#7石原(3年・G)がドライブからゴール下の#36澁田へボールをつなぐと、そこからパスアウトして#11河合(4年・G)の3Pと良い形でオフェンスを作ることができ、早稲田大ベンチも盛り上がる。しかしその後が続かず、3分間、両者共に無得点に。東海大は最後の時間帯を4年生主体の構成にして逃げ切りをはかるが、早稲田大は残り1分で#27濱田(2年・F)が3Pを決めて1点差に迫った。逃げたい東海大はシュートを仕掛け、何度もオフェンスリバウンドを取っていくが追加点が決まらず、息詰まる攻防が続く。だが早稲田大もディフェンスで粘って自分たちに攻撃につなげるものの、得点することができない。最後はファウルゲームを仕掛けたが届かず、58-55で東海大が逃げ切って勝利を収めた。

 早稲田大は復帰して1年目のリーグ戦を5位で終えた。ガード主体のアグレッシブなプレーで相手を脅かし、上位を倒す試合を見せたが、途中からは怪我人が続いてやや安定を欠いた。負け越しとはなったが、混戦の中盤では上位を堅持した。

161030tokai.jpg 東海大はこの試合最終盤の攻防で、早稲田大のディフェンスの前に何度も決めきれないシュートがあったが最後はボールを押さえ、フリースローを得て逃げ切った。リーグ戦は育成を大きな目的に置き、中には大敗した試合もあるが、下級生の中から内田、白戸、秋山といった新しい人材が出てきているのは好材料だ。続く一発勝負のインカレでは結果が第一目的となる。4年生の安定感維持と、ここで伸びた人材が確かな力を発揮することが求められる。

写真上:早稲田大・富田は20点。早稲田大はゴール下の富田までボールがうまく渡れば、決定率はかなり高い。
写真中:東海大・鈴木は14点8リバウンド。最後は勝利を引き寄せるフリースローを獲得。
写真下:最後は東海大の切り札でもある、4年生の粘りできわどい勝負を制した。

※東海大・秋山選手、早稲田大・澁田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「悪い流れのときに変えることを期待されている」
思い切りの良いシュートでチームに新風を吹き込む

◆#37秋山皓太(東海大・2年・SF)
161030akiyama.jpgリーグ戦の中盤に初めて起用されたニューフェイスだ。特に初起用となった青山学院大戦では、2本のアウトサイドを続けて決め、チームを大いに盛り上げると、その後徐々に出番が増えてきた。自分の役割が何かを把握しており、今はそこに集中して臨むだけ。このリーグで頭角を現した他の下級生とともに、チームを勝たせるため、インカレに向けても貢献を誓っている。


―試合を振り返って。
「個人的にはあまり長く出ることはないので、流れが悪いときに勢いづけられればいいなと準備していました。多少力にはなれたので良かったです」

―前半は早稲田が少しリードする流れでしたが、それでも強気で打てましたか?
「シュートを打つのが一つの役割でもあるので、点差は関係なく強気でやろうと思っていました。それが入りました」

―前日はとてもいい試合で筑波大戦に勝利しましたが、今日は苦戦する内容でした。
「今シーズンずっといい試合のあと、あまりうまくいっていません。緩んでいるということはないんですけど、入りが悪かったし、逆にそういうときはバックアップの人がつないでいければと思っています。インカレでももしかして1試合目良くても2試合目悪いということがあるかもしれません。そこは一人ひとりの準備が必要だと思います」

―今日の試合の後半戦は4年生主体でしたが、ベンチの雰囲気としては?
「前半の流れが悪いときに全体としても落ちている雰囲気でした。コーチからも話があって、ベンチも盛り上げようと言われました。後半はベンチからそれができていたと思います」

―最後は4年生の力で勝ちきったという内容でした。秋山選手から見て4年生とはどんな存在ですか?
「プレー面でも引っ張ってくれるんですけど、日頃の練習や私生活でもすごいお手本になります。いつもリードしてくれているので、今日のような場面でも本当に頼りになります」

―秋山選手は筑波で行われた青山学院大戦からリーグ戦に出場となりました。途中出場ですが、安定してシュートを決められているのが特徴ではないでしょうか?
「出番があったりなかったりで、大変なところはあるんですけど、だいたい流れが悪いときに出ています。そうすると、勢いをつけるために出ているのは自覚しているので、そういう面では吹っ切れてやれていると思います」

―今のところシュートで貢献していますが、その他にはどんな力をつけたいと?
「4年生はディフェンスがすごく上手いんですが、自分なんかはボールマンにつくことがぜんぜんできていません。今日も60点以内に抑えるのが目標で、4年生が出ている時間帯はやはり失点が少ないんです。そういうところは見習っていきたいし、ディフェンスができるようになればもう少しプレータイムが増えてくると思うので、そういう練習をしていきたいです」

―平山選手(#25)が秋山選手に対しては練習中からもいいタイミングでプレーを作ってくれる、というようなことを言っていました。オフェンス面では?
「4番や3番で出ていろいろなんですが、あまりドリブルもうまくないので、動き回って起点を作って、チャンスがあればシュートを打つことを心がけています。味方のためにスペース作ったり、スクリーンをかけたりあまり目立つ感じではないんですが、そういう役割だと分かっているので、しっかりやりたいです」

―リーグ戦はこれで終わりですが、まだインカレもあるし、来年もある。どういう貢献をしていきたいですか?
「インカレが目の前にありますが、4年生に勝ってもらいたいという気持ちが本当に強いです。ベンチに入れるかどうか分からないし、試合に出る出ないは置いておいて、自分ができることをやりたいです。ベンチにいても声を掛けたりそういうことはできるし、試合に出たらうまくいっていない部分を補いたいです。得点だけじゃなくて、見えないところでもチームに貢献して、最後は4年生に勝って笑って終わってもらいたいです」

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「1部を知っている自分が引っ張らなければ」
最後のリーグ、シーズンに思いを乗せて

◆#36澁田貴大(早稲田大・4年・G)
161030sibuta.jpg頭角を現し始めたのは2年生。2部だった時代にガード中心のチーム構成に切り替わると共に出場機会を増やしてきた。リーグ戦ではプレータイムをシェアしながらも、良いシュートを決めてチームを盛り上げる場面もあり、最後に懸ける思いも発露された。1部昇格初年度にトーナメント4位、リーグ5位は立派な結果だ。最後に残されたインカレという大舞台、4年生として見える部分、見えない部分での貢献がどこまでできるかが、結果に反映されるだろう。


―東海大は昨日筑波大に勝って乗っているはずでしたが、早稲田の方がアグレッシブに行けましたね。
「まずディフェンスからという意識で全員で取り組んで、早い展開を持ち味としているんですが、今日の試合に限ってはロースコアでもいいので、まずはディフェンスからリズムを作っていこうという意識でやっていました」

―やや少ないですが1Qは13点、2Qは19点とまずまずの得点を重ねました。
「ディフェンスを機能させつつ点を決められたので、大量得点ではないけれど、スムーズにオフェンスに移行できたのがリードできた要因かなと思います」

―前半は5点のリードを保ったまま追われました。後半に追いつかれるという気持ちも?
「前半にリードして折り返したときに、後半の出だしを大切にしていこうと。一気に突き放すのは無理なので、まずは5点離そうという意識で臨んでいました。でもその出だしにポンポンと決められて追いつかれて逆転された部分は今後の反省でもあるし、今までの反省でもあったのかなと」

―でももう一度食い下がって、最後まで分からない勝負に持ち込めたのも良い面だったのでは?
「そこはチームとして2か月で成長できた部分だと思います。リードして追いつかれて逆転されて、という勝負が前半続いたけれどリーグ後半になって追いつかれない場面も出てきたし、追いつかれてもリードされずにこっちがリードするという展開ができるようになりました。ただ今日はリードされてからこちらがリズムをつかめずにズルズルいってしまいました。紙一重だったかもしれないけど、それを越えるにはまだ少し遠いのかなという感覚もあります」

―最後の数分、1点差を争うような状況で何度も東海大のオフェンスをしのいだというのはそれでも力を出せた部分では?
「今日の試合に限っては集中力が40分間切れることがありませんでした。リバウンドは取られてしまったけれど、粘れましたね」

―早稲田はチームとして途中怪我人も続きましたが、最後はこういう集中を持って臨めるようになりましたね。
「チーム全員でプレータイムをシェアしてきた中で、全員がレベルアップできました。怪我人が出てもそこを埋められる、誰が出ても戦力として落ちないという部分をいい結果につなげられたと思います」

―澁田選手も中盤ぐらいからかなりいいシュートを決めていっていましたね。
「最後のリーグというのも影響していると思います。今まではなんとなくプレーしていたという感じなんですが、悔いを残したくないし、早稲田としても得点が止まってしまう時間帯が昨年からありました。そういう部分を自分が果敢に攻めていくことで、自分が決めればそれで乗っていけるし、決まらなくてもそれを見たチームメイトが自分も、自分もと攻めてくれればいいかなと考えてやっていました」

―昨年のリーグ戦はあまり元気がなかったような印象がありました。
「去年は本当になんとなくやっているのを自分でも感じていました。去年は去年の4年生に頼れる人がいて、下級生も積極的にやっていました。今年は1部を経験しているのが僕たち4年生だけだったので、そういう意味でもチームを引っ張っていかなければということを感じていたのが大きいと思います」

―次はインカレですね。
「2か月間、このリーグを通して成長していこうという目標を掲げてきました。今日は2か月間の集大成としては試合の内容は良かったと思います。下級生も多いのでインカレまでの残り1か月は時間としては短いですけど、成長できる要素は多いはずです。だからチームとして成長する部分は成長させて、持ち味である泥臭さとか、サイズがない中でのバスケットをより完成形に近づけていけたらなと思っています」

―早稲田大はこのガード主体のスタイルに移行してから一昨年より去年、去年より今年といった風にだんだん良くなっているのが見えますね。それが結果としてどうなるかが楽しみです。
「ただ、まだムラがあるし、それが練習中から出てしまっている部分があります。だから残り1か月間は僕ら4年生がそこを引き締めて、練習から集中してやっていきたいです。春のトーナメントでも結果を残していますし、インカレも一発勝負なので、早稲田のごちゃごちゃしたバスケットを出していければなと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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