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2016.10.30 (Sun)
【2016リーグ2部】10/30 順天堂大vs日本体育大(第18戦)
最後に「楽しむ」を体現した日本体育大
順天堂大はスタイルを貫いて7位
1巡目は延長にもつれ込んだカード。日本体育大は#32ヌダリー(2年・C)、順天堂大は司令塔の#73佐々井(2年・PG)とスターティングメンバーをそれぞれ1枚欠く布陣で、この2巡目もやはり接戦となった。
1Q、日体大はリバウンドシュートを重ねていくのに対して、順天堂大は相手の死角を突いたパス回しから、#29千葉(1年・F・盛岡市立)らのフリーのチャンスにつながて加点。残り4分半で10-6と順天堂大がわずかに前に出る。日体大は早々に#75赤土(4年・PF)から1年生にバトンタッチするが、ファウルトラブルでコートに戻らざるを得なくなる。その中でも#3大浦(1年・SG・広陵)ら下級生が奮闘し、16-15と差を詰める。
2Q開始すぐ、スティールからの速攻で日体大が逆転。インサイドでは日体大#75赤土がベンチの目の前でブロックのち雄叫びをあげ、チームを盛り上げる。順天堂大は#6川久保(3年・F)が落ち着いて返すと、#17小鮒(4年・F)の連続得点でじわじわ追い上げ。残り5分29-31でタイムアウトとなる。この後日体大にミスがでたこともあり、試合は振り出しに。さらに残り3秒で#17小鮒の3Pが突き刺さり、39-36と順天堂大が再逆転して折り返す。
3Qは重い展開になる中、順天堂大はフリースローでコツコツ得点していく。日体大はここで#75赤土が連続得点。#19田口(3年・F)のリバウンドシュート、#20小田桐(3年・PG)のアシストと畳み掛け、残り4分半46-48と流れを掴む。インサイドを支配してじりじりと突き放し、52-57までリードを広げる。
4Q、膠着状態を#17小鮒の3Pで打開した順天堂大が残り5分63-65と肉薄する。1巡目の展開が頭をよぎるも、ここまでインサイドを強調してきた日体大はここで3Pを選択、#20小田桐と#3大浦が連続で決める。順天堂大は仕切り直すべくタイムアウトを取ったが、ミスが続いてしまう。その隙に日体大は#45河野(1年・PF・福岡第一)が確実に決め、残り3分半63-75とほぼ勝利を手中に。ファウルで時計を止めた残り55秒、日体大は4年生5人をコートに立たせ、69-78で勝利を収めた。
日体大は11勝7敗の5位。2週を残した段階で2位以内に食い込むのは非常に苦しい状況に追い込まれたが、リーグ最後は「バスケットを楽しむ」という原点を実現できたという。例年より早いシーズン終了も、裏を返せば新チームのスタートダッシュが可能。新チームを担う3年生には田口、江端、小田桐と実力者が揃い、ルーキー大浦の活躍も好材料だ。2012年に2部降格となってから丸4シーズン。2部の水に慣れたくはない。
順天堂大は6勝12敗の7位。エースにボールを集め、積極的に外を打っていくスタイルは他になく、初めて見る人は驚くかもしれない。だが、見続ければ、エースへの信頼、自分たちがやってきたことに対する信頼が伝わってくる。この順天堂大らしさを来シーズンも活かしてほしい。
写真上:順天堂大・横田(右)に声を掛ける八代。
写真下:日本体育大・中居ら4年生は短い時間ながら全力でハッスル。
※日本体育大・大城選手、順天堂大・小鮒選手のインタビュー、集合写真は「続きを読む」へ。
「自由にさせてもらうからには最後までやりきる」
4年目に花開いた努力のエース
◆#17小鮒 凌(順天堂大・4年・F)
試合中は、ビッグショットを決めてもあまりガッツポーズなどはせずクールな印象。だがフリースロー時などにチームメイトとコミュニケーションを取るときは笑顔が垣間見える。集合写真を見てもらえばわかるように、実は明るいエースなのだ。そんな彼に、順天堂大の選手たちはなぜ、献身的にボールを託すのか。コツコツと努力を重ねる姿があったからにほかならない。
―試合を振り返って。
「1巡目は延長で負けた相手ですし、これがリーグ最後の試合なので勝とうと臨んだのですが、結果的には負けてしまって。でも、ルーズボールを追ってそこからシュートにつなげたり、シュートも打てるところは打ったりと、1年間通してやってきた順大らしいバスケを出せたのはよかったです」
―3Pランキング、得点ランキングとも2位にランクインしましたが、リーグを通しての自分の出来はいかがですか?
「うーん、2巡目の途中まではマークが厳しい中でも点を取れていたのですが、終盤はさらに厳しくなり……というのは言い訳になってしまうので、ちょっと悔しいです」
―2部昇格に貢献したシューターの込山選手が卒業して、今年は小鮒選手にボールを集める形でしたが、チームのことは今どう思っていますか。
「代が替わってからずっとこの形でやってきて、順大のメンバーはまあ、皆優しいので許してくれていると思うんですが、他のチームから見たらシュートが入っていないときも打たせていてどうなんだと思われたかもしれません。後輩が多い中でも皆でカバーしてくれたので、そこは自分もミスをしたとしても最後までやりきろうと決めていました」
―4年間一緒にやってきた同級生は小鮒選手にとってどんな存在になりましたか?
「Aチームの4年生は7人いるのですが、長い時間試合に出る自分と八代(#13)は声で何か言うよりプレーでという形でやらせてもらったので、迷惑もかけたと思います。感謝ばかりですね。一緒にやってこれて楽しかったです」
―3年生ですがプレーでもプレー以外の面でも支え合った、川久保選手については。
「支え合ったというか、彼のほうが支えてくれた感じです。ポジションが重なっているのですが好きにプレーさせてもらいましたし、練習で雰囲気がゆるんだりしてもあいつがちゃんとまとめてくれて。自分たち4年生のために動いてくれました」
―順天堂大で4年間やってきて、いちばん成長したなと思うところはどこですか?
「自分たちは高校でいう朝練を自主的にやっていて、その結果4年になってシュートが入るようになりました。練習はずっと続けてきたので、試合では迷わず打てました」
―2部の舞台を後輩たちに残すことができましたが、来シーズンはどのように戦ってほしいですか。
「今年の7位より上を目指してほしいです。おそらく来年もバスケットのスタイルは同じだと思うので、それをさらに磨いて。シュート力はどこにも負けていないと思いますし、練習もオフェンス重視でやってきたので、あえてディフェンスとは言わずに、もっと強いオフェンスで上にいってほしいですね。自分と八代は抜けますが、残るスタメン3人を中心に絶対やってくれると思うので期待しています」

順天堂大集合写真。「7」位のポーズで。
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「泥臭いことでもチームのプラスになる」
キャプテンの役割と、一選手としての思いの狭間で
◆#14大城侑朔(日本体育大・4年・主将・PG)
昨シーズンはスターティングメンバーに名を連ねていたが、今年はその立場を後輩に譲る形となった。一プレイヤーとしては複雑な気持ちだったに違いない。だが、ベンチの端に座る大城はいつでも笑顔だった。それはキャプテンの役割を意識してのこと。伝統あるチーム、大所帯をまとめるのは難しいものだが、この試合最後に大城がコートに立ったとき、そして応援席に挨拶へ行ったときの歓声を聞けば、彼が慕われたキャプテンだったことがわかる。
―試合を振り返って。
「今シーズン最後の試合ということで、楽しむことを第一に臨みました。監督も『楽しむことがいちばん』と言っていたので、自分たち4年生が率先してそれを実現することで、メインでコートに立つ後輩たちをリラックスさせられればと。結果、今日は皆しっかり楽しんで、相手のタフショットを誘いリバウンドからブレイクという日体大らしいバスケットができたのが勝因だと思います」
―終盤にコートに立ったときの心境は、これまでとは違いましたか?
「応援してくれる方々の多さだったり雰囲気だったりから、これが本当に最後なんだなと感じ取れました。去年はインカレに出たのでもう1か月プレイしましたが、今年は早かったですね」
―大城選手は下級生時から試合に出て、去年はスターティングメンバーでした。今年はベンチから見る時間が長くなった中で、チームをまとめねばならない難しさがあったのではないでしょうか。
「確かに今年はあまり試合に出られなくて、キャプテンとしての仕事を忘れてしまい道に迷ったこともありました。チームが勝てなかったときに改めて自分と向き合ってみて、キャプテンとしてチームを引っ張っていく力が足りていないんじゃないかと思ったんです。なので、後輩たちのためにも、試合に出られないのを引き摺るのではなくキャプテンとしてチームを引っ張っていくべきだと気持ちを切り替え、コートに立つ選手が躍動できるように雰囲気づくりを頑張りました」
―確かに試合のときはいつも、そういった葛藤を表に出さず明るく振る舞っていましたね。
「やはりキャプテンの自分が暗い顔をするとチームにも影響してしまいます。キャプテンを任されている以上はそれだけ責任があるということなので、どんなときにもバスケットを楽しんで、ヘッドダウンしないというのを後輩たちにも話していました」
―1・2部入替戦とインカレ出場が難しくなってしまってからの数週間は、どのようなことを意識しましたか?
「2週を残して順位がほぼ決まってしまったときは皆暗くもなりましたが、そこで1度4年生で集まって『今後の日体大のことを考えたらこういう雰囲気はだめだ』と話し合いました。後輩たちに残せるものは残そうということで、バスケはこんなに楽しいんだというのを意識して。結果は11勝7敗かもしれませんが、チームとして俺たちがあれだけやってきたことは間違いではない、というのは伝えられたかなと思います」
―チームが苦しいときに話し合った同級生は、大城選手にとってどういう存在ですか。
「いやーもう、本当に支えになりました。キャプテンとしての自分と一プレイヤーとしての自分との狭間で悩んで辛かったときも、4年生が声を掛けてくれたり。やっぱり自分がここまで、引っ張れたかはわからないですがやってこれたのも、4年生の支えがあったからこそです。自分1人の力では絶対にできなかったので、同期にはすごく感謝しています」
―試合後に4年生が藤田監督に呼ばれていましたが、どんな話だったのですか?
「自分たちはここで引退という形ですが、寮生活は続きます。引退したからといってだらけた生活をしてしまうと後輩たちに悪影響なので、そこはメリハリをつけようと。日体大の選手として、最後まで私生活もしっかり続けろというお話でした」
―さて、今年悔しい思いを味わったからこそ言える、1部復帰のために必要なことは何でしょうか。
「試合が進むにつれ、試合に出る選手は『自分は試合に出られる』『自分たちは勝てる』とマンネリ化してしまう部分があるので、もっと初心に戻ることでしょうか。チームにプラスになることは、得点とか格好良いところだけではなくディフェンスなどの泥臭いところもだよ、と皆には伝えたいです。自分もプレータイムが1、2分の試合もありましたが、そういうときでもディフェンスを頑張ったりして、泥臭いことでもこれだけチームの雰囲気を変えられるんだというのを実行してきたつもりなので、自分の背中を見て後輩たちが感じ取ってくれていたらいいなと思います。今の3~1年生は力があると見ていて思うので、1人ひとりが高い意識でやっていけば絶対に来年は1部に上がってくれると思います」

日体大集合写真。鈴木学生コーチがユニフォーム姿を披露(前列真ん中の7番)。
順天堂大はスタイルを貫いて7位

1Q、日体大はリバウンドシュートを重ねていくのに対して、順天堂大は相手の死角を突いたパス回しから、#29千葉(1年・F・盛岡市立)らのフリーのチャンスにつながて加点。残り4分半で10-6と順天堂大がわずかに前に出る。日体大は早々に#75赤土(4年・PF)から1年生にバトンタッチするが、ファウルトラブルでコートに戻らざるを得なくなる。その中でも#3大浦(1年・SG・広陵)ら下級生が奮闘し、16-15と差を詰める。
2Q開始すぐ、スティールからの速攻で日体大が逆転。インサイドでは日体大#75赤土がベンチの目の前でブロックのち雄叫びをあげ、チームを盛り上げる。順天堂大は#6川久保(3年・F)が落ち着いて返すと、#17小鮒(4年・F)の連続得点でじわじわ追い上げ。残り5分29-31でタイムアウトとなる。この後日体大にミスがでたこともあり、試合は振り出しに。さらに残り3秒で#17小鮒の3Pが突き刺さり、39-36と順天堂大が再逆転して折り返す。
3Qは重い展開になる中、順天堂大はフリースローでコツコツ得点していく。日体大はここで#75赤土が連続得点。#19田口(3年・F)のリバウンドシュート、#20小田桐(3年・PG)のアシストと畳み掛け、残り4分半46-48と流れを掴む。インサイドを支配してじりじりと突き放し、52-57までリードを広げる。

日体大は11勝7敗の5位。2週を残した段階で2位以内に食い込むのは非常に苦しい状況に追い込まれたが、リーグ最後は「バスケットを楽しむ」という原点を実現できたという。例年より早いシーズン終了も、裏を返せば新チームのスタートダッシュが可能。新チームを担う3年生には田口、江端、小田桐と実力者が揃い、ルーキー大浦の活躍も好材料だ。2012年に2部降格となってから丸4シーズン。2部の水に慣れたくはない。
順天堂大は6勝12敗の7位。エースにボールを集め、積極的に外を打っていくスタイルは他になく、初めて見る人は驚くかもしれない。だが、見続ければ、エースへの信頼、自分たちがやってきたことに対する信頼が伝わってくる。この順天堂大らしさを来シーズンも活かしてほしい。
写真上:順天堂大・横田(右)に声を掛ける八代。
写真下:日本体育大・中居ら4年生は短い時間ながら全力でハッスル。
※日本体育大・大城選手、順天堂大・小鮒選手のインタビュー、集合写真は「続きを読む」へ。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「自由にさせてもらうからには最後までやりきる」
4年目に花開いた努力のエース
◆#17小鮒 凌(順天堂大・4年・F)

―試合を振り返って。
「1巡目は延長で負けた相手ですし、これがリーグ最後の試合なので勝とうと臨んだのですが、結果的には負けてしまって。でも、ルーズボールを追ってそこからシュートにつなげたり、シュートも打てるところは打ったりと、1年間通してやってきた順大らしいバスケを出せたのはよかったです」
―3Pランキング、得点ランキングとも2位にランクインしましたが、リーグを通しての自分の出来はいかがですか?
「うーん、2巡目の途中まではマークが厳しい中でも点を取れていたのですが、終盤はさらに厳しくなり……というのは言い訳になってしまうので、ちょっと悔しいです」
―2部昇格に貢献したシューターの込山選手が卒業して、今年は小鮒選手にボールを集める形でしたが、チームのことは今どう思っていますか。
「代が替わってからずっとこの形でやってきて、順大のメンバーはまあ、皆優しいので許してくれていると思うんですが、他のチームから見たらシュートが入っていないときも打たせていてどうなんだと思われたかもしれません。後輩が多い中でも皆でカバーしてくれたので、そこは自分もミスをしたとしても最後までやりきろうと決めていました」
―4年間一緒にやってきた同級生は小鮒選手にとってどんな存在になりましたか?
「Aチームの4年生は7人いるのですが、長い時間試合に出る自分と八代(#13)は声で何か言うよりプレーでという形でやらせてもらったので、迷惑もかけたと思います。感謝ばかりですね。一緒にやってこれて楽しかったです」
―3年生ですがプレーでもプレー以外の面でも支え合った、川久保選手については。
「支え合ったというか、彼のほうが支えてくれた感じです。ポジションが重なっているのですが好きにプレーさせてもらいましたし、練習で雰囲気がゆるんだりしてもあいつがちゃんとまとめてくれて。自分たち4年生のために動いてくれました」
―順天堂大で4年間やってきて、いちばん成長したなと思うところはどこですか?
「自分たちは高校でいう朝練を自主的にやっていて、その結果4年になってシュートが入るようになりました。練習はずっと続けてきたので、試合では迷わず打てました」
―2部の舞台を後輩たちに残すことができましたが、来シーズンはどのように戦ってほしいですか。
「今年の7位より上を目指してほしいです。おそらく来年もバスケットのスタイルは同じだと思うので、それをさらに磨いて。シュート力はどこにも負けていないと思いますし、練習もオフェンス重視でやってきたので、あえてディフェンスとは言わずに、もっと強いオフェンスで上にいってほしいですね。自分と八代は抜けますが、残るスタメン3人を中心に絶対やってくれると思うので期待しています」

順天堂大集合写真。「7」位のポーズで。
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「泥臭いことでもチームのプラスになる」
キャプテンの役割と、一選手としての思いの狭間で
◆#14大城侑朔(日本体育大・4年・主将・PG)

―試合を振り返って。
「今シーズン最後の試合ということで、楽しむことを第一に臨みました。監督も『楽しむことがいちばん』と言っていたので、自分たち4年生が率先してそれを実現することで、メインでコートに立つ後輩たちをリラックスさせられればと。結果、今日は皆しっかり楽しんで、相手のタフショットを誘いリバウンドからブレイクという日体大らしいバスケットができたのが勝因だと思います」
―終盤にコートに立ったときの心境は、これまでとは違いましたか?
「応援してくれる方々の多さだったり雰囲気だったりから、これが本当に最後なんだなと感じ取れました。去年はインカレに出たのでもう1か月プレイしましたが、今年は早かったですね」
―大城選手は下級生時から試合に出て、去年はスターティングメンバーでした。今年はベンチから見る時間が長くなった中で、チームをまとめねばならない難しさがあったのではないでしょうか。
「確かに今年はあまり試合に出られなくて、キャプテンとしての仕事を忘れてしまい道に迷ったこともありました。チームが勝てなかったときに改めて自分と向き合ってみて、キャプテンとしてチームを引っ張っていく力が足りていないんじゃないかと思ったんです。なので、後輩たちのためにも、試合に出られないのを引き摺るのではなくキャプテンとしてチームを引っ張っていくべきだと気持ちを切り替え、コートに立つ選手が躍動できるように雰囲気づくりを頑張りました」
―確かに試合のときはいつも、そういった葛藤を表に出さず明るく振る舞っていましたね。
「やはりキャプテンの自分が暗い顔をするとチームにも影響してしまいます。キャプテンを任されている以上はそれだけ責任があるということなので、どんなときにもバスケットを楽しんで、ヘッドダウンしないというのを後輩たちにも話していました」
―1・2部入替戦とインカレ出場が難しくなってしまってからの数週間は、どのようなことを意識しましたか?
「2週を残して順位がほぼ決まってしまったときは皆暗くもなりましたが、そこで1度4年生で集まって『今後の日体大のことを考えたらこういう雰囲気はだめだ』と話し合いました。後輩たちに残せるものは残そうということで、バスケはこんなに楽しいんだというのを意識して。結果は11勝7敗かもしれませんが、チームとして俺たちがあれだけやってきたことは間違いではない、というのは伝えられたかなと思います」
―チームが苦しいときに話し合った同級生は、大城選手にとってどういう存在ですか。
「いやーもう、本当に支えになりました。キャプテンとしての自分と一プレイヤーとしての自分との狭間で悩んで辛かったときも、4年生が声を掛けてくれたり。やっぱり自分がここまで、引っ張れたかはわからないですがやってこれたのも、4年生の支えがあったからこそです。自分1人の力では絶対にできなかったので、同期にはすごく感謝しています」
―試合後に4年生が藤田監督に呼ばれていましたが、どんな話だったのですか?
「自分たちはここで引退という形ですが、寮生活は続きます。引退したからといってだらけた生活をしてしまうと後輩たちに悪影響なので、そこはメリハリをつけようと。日体大の選手として、最後まで私生活もしっかり続けろというお話でした」
―さて、今年悔しい思いを味わったからこそ言える、1部復帰のために必要なことは何でしょうか。


日体大集合写真。鈴木学生コーチがユニフォーム姿を披露(前列真ん中の7番)。
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ
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