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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2016.10.09 (Sun)

【2016関西リーグ1部】中盤戦(9/14〜10/2)レポート

首位快走の関西学院大は優勝へあと1勝
一方インカレ出場権争いは混沌の状況に


1009MATSUBARA.jpg 関西リーグは、残すところ4日間のみの日程となったところで、国体参加の選手が多くいるため、約2週間のインターバル期間を迎えている。例年と開催形式の変わった今季、ここまでは過密スケジュールとなっていただけに、貴重な小休止のタイミングだ。この期間でいかに課題の修正を図り、ラスト4試合につなげられるかが、各チームにとっては非常に重要となってくる。日程の大半を消化した今、優勝、インカレ出場権獲得、1部残留と、各々の目標は明確になっている。それぞれの目標を達し最後に笑顔を見せることになるのは、どのチームになるか。

 これまでのところ上位では、関西学院大が首位を独走中。開幕7戦目、この時点まで無敗で並走していた天理大との直接対決を3Pラッシュで寄せ付けずに制したことがまず大きかった。これで単独首位に浮上すると、競り合いの試合も多いがその後も敗れることなく開幕14連勝を達成。#34池嶋(4年・PF)を中心としたインサイドに加え、#10松原(3年・SF)、#74中野(2年・SG)の両ウイングがコンスタントに得点を重ね、ことごとく要所で得たリードを維持し白星を並べてきた。

 既に2位との勝ち点差は4。あと1勝すれば優勝達成となり、同時にインカレでのシードを確保できる状況だ。良好な状態を維持すれば、これには自ずと手が届くはず。焦点は、全勝を果たせるかどうかだ。

1009NAITO.jpg 予断を許さないのが、インカレ出場権をかけた4位、5位争いだ。現在2位は天理大だが、最終的にインカレ出場をかけたチャレンジマッチを戦う5位までの勝ち点差は、まだ3。首位と2位の差が開いていることもあり、関西学院大以外にまだインカレ出場を決めたチームが出ていない。この争いはリーグ序盤から毎日のように順位が入れ替わる状況が続いており、例えば8日目終了時点で2位だった立命館大がその後4位に後退し、逆に開幕4連敗スタートの大阪体育大は復調し現在5位にまで浮上するなど、全く先の読めない状況となっている。昨年は最終日の結果、京都産業大に順位でかわされて5位となった立命館大が、チャレンジマッチ決勝で2部優勝の関西大に敗れ、インカレ出場を果たせなかった。下のグレードで戦ってきた相手とは言えど、勢いのある2部以下の優勝チームの挑戦を受ける形となるチャレンジマッチは、1部チームにはやりづらい舞台。このためどのチームも、まずは4位以上を最終的に確保することが絶対目標だ。

1009KINOSHITA.jpg ここからは上位同士の直接対決が多く組まれている。昨年は1次リーグ終了段階で6位以下ならば、2次リーグでいくら好成績を残しても、出場枠の関係でインカレ出場権を手にすることはできなかった。しかし、今年は先にも触れたようにリーグ戦の形式が変わったため、5位を追いかける立場の近畿大などにも、まだ可能性は残されている。インカレ行きの切符をかけた争いは、最後まで目が離せないもつれる展開が続くことになりそうだ。

 一方で下位については、9位以下の2チームは同志社大関西大に固まりつつあるが、初勝利の遠かった関西大が12日目に初勝利すると、その後近畿大も下し、勝ち点では両者が並んでいる。どちらも7位以上での入れ替え戦回避は既に厳しいが、是が非でも回避したい自動降格となる10位脱出は、最終日に直接対決があるため自力で達成可能。こちらからも目が離せない。

【第14日目終了時点】
関西学院大 勝ち点14
天理大   勝ち点10
京都産業大 勝ち点9
立命館大  勝ち点9
大阪体育大 勝ち点7
近畿大   勝ち点6
大阪学院大 勝ち点6
大阪経済大 勝ち点5
同志社大  勝ち点2
関西大   勝ち点2

写真上:マークが集中しても果敢に攻める関西学院大・松原。各選手がコンスタントに得点を稼げるのがこのチームの強みだ。
写真中:4連敗発進から、内藤の活躍もあって5位にまで順位を上げた大阪体育大。エースの名に相応しい仕事を続ける。
写真下:8位に位置するが、大阪経済大にもインカレ行きのチャンスは残されている。大会中負傷しながらも、木下を中心に奮闘中だ。

※関西学院大・中野選手、天理大・榎本選手、京都産業大・大庭選手、立命館大・福永選手、大阪体育大・山田選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「自分たちもぶつかっていく気持ちがないとダメ」
独走に奢らず、全勝での優勝へ突き進む

◆#74中野 司(関西学院大・2年・SG)
1009NAKANO.jpg首位を走る関西学院大の強みの一つが、高確率のアウトサイドシュート。シューターとしての役割を託される中野の働きも、チームが無敗を続けられている要因だ。上級生も未経験の大型連勝の中で自身のメンタル的な課題を口にしつつも、目標はただ単なる優勝ではなく全勝優勝だと言い切る。上級生主体の成熟したチームだが、思い切り良いシュートを決めきる中野のような下級生の力との融合がなければ、目標は成し遂げられない。大詰めとなった残りのリーグ戦も、これまで通りのプレーを続けるのみだ。


—開幕からずっと無敗が続いており、充実のリーグ戦だと思います。
「1巡目を通して、ほとんどの試合で前半は良くて後半追いつかれるケースが多くて。ただ2巡目からは、前半に差をつけることは少なくなったんですけど、試合を通して勝ちきるということができてきていると思います。その面はプラスだと思うんですけど、でも細かく見ていると、特に自分がそうなんですけど、自分が冷静にできていないことがあって、そういうことは直していかないと、これから強いチームと当たっていくので、このままの調子でいけるか分からないので。自分も含めてチームがもっと冷静にやっていければ、もっと良い感じになっていくと思います」

—冷静にできていないというのは、例えばどのような場面でしょうか。
「点差が縮まらなくて負けた状態で、そこから更に差を広げられた状態になると、大喜さん(#22堤)とかは冷静にやれていると思うんですけど、自分はなんというか……大人じゃないというか(笑)。ちょっとやばい、と慌てちゃっている部分があるので、そこで試合のスタートと同じ状態でプレーが出来たら、ドタバタせずに点差を縮められると思うんで、そういうところですね」

—そうは言っても、大事な3Pを決めるあたりは、中野選手も関西学院大になくてはならい存在だと感じさせます。
「そうなんですかね(苦笑)。3Pは打たせてもらっていて、ところどころでは決められるんですけど、前半は入るのに後半は入らないということがリーグ戦を通してあったので、そういうところは課題ですね」

—昨年のリーグでは、近畿大や天理大の首位争いを、中位で見ているという立場でした。今年自分たちが無敗を続けて首位を走るのは、どのような感覚ですか。
「無敗が続いているのは、自分たちの実力もあるとは思うんですけど、どれも余裕で勝てているわけではないので。ここで気を緩めたらすぐにやられると思うんで、追われる側として自分たちもぶつかっていく気持ちがないとダメだなと思います」

—競り合いながらも、最後は勝ちきれていますよね。それはなぜだと考えていますか。
「大喜さんも良いところで決めてくれますし、池嶋さん(#34)も体力的に厳しい終盤にリバウンドでアドバンテージを取ってくれるので、そうした面で後半にチームの流れが良くなっているんだと思います。勝ちきれるのは、そうした面だと」

—早いサイクルで日程消化が進んできましたが、2週間のインターバル期間に入ります。この期間はどのように過ごしたいと思いますか。
「1週分空いて、休めるタイミングもあると思うんですよ。一回気持ちをリセットして、リフレッシュして。再開したところで全員が万全のコンディションで臨めたら良いかなと思います」

—たとえ意識するなと言われることがあっても、優勝が頭にちらつく状況だと思います。ある意味、気持ちの持ちようが難しいところです。
「そうですね。ただ、チーム内では全勝優勝すると言っていて、一戦一戦、戦っていかないと優勝は見えても全勝はできないじゃないですか。そういう意味では一戦一戦戦うつもりで。例えば土曜日の試合は土曜日の試合、といった感じで、区切った考えで戦っていきたいです」

—中野選手は下級生ながら試合に絡んでいるメンバーですが、その下級生として、中野選手なりに意識していることはありますか。
「関学は能力の高い選手が多いので、僕は打つことしか能力がないんですけど、気持ちよく打たせてもらっている分、それを決めてチームをプラスにできるかな、と。声とかももちろん意識していて、試合中も出そうと思う時は声が出るんですけど、それが頭にない時は出ないので。スタメンで同じ2回生の八角(#29)とかは、フリースローのたびにみんなを集めて声をかけあってやっているので、僕はそれに乗るじゃないですけど、まずはプレー面で貢献できれば良いなと思います」

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「最後に対戦する関学には絶対勝つ」
過去と同じ轍を踏まないために

◆#29榎本一輝(天理大・3年・SG)
1009ENOMOTO.jpg10勝4敗というここまで戦いぶりは、決して悲観するものではないかもしれない。しかし、西日本インカレを制して今大会も優勝候補と目されたチームとしては、納得の出来ないものだろう。特に得点面でチームの牽引役を託された榎本にも、悔しさと歯がゆさが滲んでいる。首位チームに全勝で走られる展開は、良い内容を見せながらも2位に終わった昨年のリーグ戦と重なる。優勝が厳しくなった今、プライドをかけて残り4試合に臨んでいく。


—14試合で4敗という戦績は、天理大としては想像していなかったと思います。
「そうですね。正直、想像以上といった感じです。ディフェンスでの切り替えのところでも、マークマンにつくのが遅くて、イビス(#15)のところでピックされると、イビスの戻りも遅くなって、そこでやられてしまって。毎回練習はしているんですけど、そこが対応しきれていないです」

—優勝した西日本インカレでは、そうした部分の対応は上手くいっていたんですよね?
「そうですね。チームとしては対応できていて。ただ、1回負けるとその流れを引きずってしまう部分が出てしまっています」

—個人個人のプレーで、レベルが落ちていたりしている部分はないですか。
「そこはないと思います。ただ、やっぱりゾーンを攻めるのが苦手で、どこのチームもゾーンを敷いてくるので、そこで攻めきれていない状況です。練習は結構やっているんですけど、実際試合になるとフォーメーションが上手く機能していない部分があります。これからも、何回も練習して修正しないといけないと思います」

—ご自身の調子はいかがですか。
「外のシュートは去年に比べて入るようになったんですけど、ゴール下に切れ込んだりした時のフィニッシュが弱いなと自分でも感じています」

—ゾーンを敷いてくる相手に対して、上手くイビス選手を使うことができていない場面がありますね。
「そうですね。それに、最初一回イビスに入れて、そこで外が空いたら自分たちが決めるという役割を果たせていないことも問題があります」

—上級生という立場で迎えたシーズンも佳境に差し掛かってきましたが、心境の変化はありますか。
「監督からも、お前は上級生なんだからしっかり、と言われるんですけど、やっぱりまだ甘い部分があって。下級生が試合に出ている時に、一緒に出ていても引っ張りきれていないところがあるので。これからまだ4試合あるので、そこはしっかり意識したいです」

—自分のことで必死、という部分もありますか?
「正直、それはありますね(苦笑)。周りを見られていなくて、自分のことで精一杯な時があります」

—関西学院大が独走している状態ですが、榎本選手から見て、自分たちにはないけれど、関西学院大にあるものは、どのような部分だと感じますか。
「チーム全体の雰囲気が良くて、見ていて関学は全然負ける気がしないという感じがあります。自分たちは、ちょっとバラバラな感じになっているところがあって、今回はそれが特に目立っていて。みんな切り替えが上手くできず、集中しきれていない部分があります」

—一旦中断の期間に入りますね。
「そうですね。ゾーンアタックができていないので、立命館あたりはゾーンを敷いてくるので、そこは修正して。あとディフェンスのピックアップも遅いので、もっと試合中にコートの中で喋り合って修正できるようにしないといけないと思います」

—自力優勝の可能性がないですが、全勝優勝を許すわけにはいかないですね。
「はい。最後に対戦するので、そこは絶対に勝ちます」

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「しんどい時にどれだけチームのために点が取れるか」
初のリーグ戦でポテンシャルを存分に発揮

◆#30大庭岳輝(京都産業大・1年・SG・洛南)
1009OOBA.jpg春の結果が嘘のように、このリーグ戦では上位をキープし続けている京都産業大。好成績の要因は大なり小なりいくつもあるが、特徴の異なるルーキー3名の活躍に触れないわけにはいかないだろう。大庭については、まだまだ細身であり、大学バスケの当たりの強さを実感しているようだが、それでも内外で様々なバリエーションから得点を重ねている。昨年から大きくメンバーの変わったチームにあって、既にエースの風格も漂いつつある。チームとしても一選手としてもこの先が楽しみだが、インカレ圏内を視界に捉えつつ、まずはそのステージへ進む権利を得ることのみを見据える。


—ここまでチーム戦績については、どのように感じていますか。
「落としちゃいけないゲームを落としたりしているんで、あんまり納得はしていないですけど、(インカレ出場の)圏内にいるんで、ギリギリのラインは保ってるかなという感じですね」

—春は思うような結果でなかったと思いますが、秋は好成績を続けています。春から何が変わったと感じますか。
「春はチームとしてのバスケットができていなかったんで、個人個人の一対一とか、個人のバスケットだったんですけど、夏を超えて次第にチームバスケットが型になってきたかなと。それが一番大きいですね」

—まだ1回生の立場ですが、大庭選手自身は自分の特徴をどのように出していきたいと考えていますか。
「一応点を取ることを求められていると思うんで、チームがしんどい時に、どれだけチームのために点が取れるかを考えていかないといけないと思っています」

—得点ランキングでも上位ですが、それでも高校までとはレベルの違いを感じますか。
「そうですね。やっぱり当たりは強いですし、高校とは違ってかなりレベルは高いです。それでも上のランキングにいることは自信にしていきたいと思いますし、まだ課題もいっぱいあるんで。そこはこれから直していきたいです」

—自分がランキングでここまで上位にいるイメージは持っていましたか?
「いや、春はここまではなかったです。ただ、夏で自分のやるべきことがはっきりし始めて、そこから思い切り良くやっている感じです」

—他のルーキーである川口選手(#14)、リンダー選手(#38)とは良い意味で特徴が重ならず、上手く噛み合っている印象です。
「川口は今もシュート(3P)で1位ですし、リンダーもリバウンドを取ってくれるんで、自分も思い切りよくできている感じですね」

—ここから期間がやや空きますが、修正ポイントはありますか。
「ディフェンスが良くない時は基本的に負けているので、まずチームディフェンスですね。ヘルプをしっかりしていけば、相手のシュートも落ちるでしょうし、そこから自分たちの得意なブレイクの形に持っていければ、もっと上も倒せるんじゃないかと思います」

—インカレ出場が現実的な目標という状況ですが、現時点でインカレのイメージはありますか。
「いや、関西で上の順位に入って、とりあえず東京に行くということしか考えていないので、そこはこれからです。リーグ戦が終わってからインカレまで1ヶ月くらい空くので、そこで考えていければと思います」

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「インカレに向けてここから全部勝っていきたい」
昨年と同じ苦過ぎる結果は繰り返さない覚悟

◆#35福永雅刀(立命館大・4年・PF)
1009FUKUNAGA.jpg学生である松浦コーチが指揮を執る立命館大。全関はベスト8入りを逸するも、西日本インカレで3位、このリーグ戦でも一旦は2位に浮上。難しいシーズンインから、活発なコミュニケーションを繰り返しながらずっと成長曲線を描いてきた。しかし、リーグ戦が佳境にさしかかった今、1巡目に勝利した相手に競り負けるなど、チーム状態は停滞気味だ。昨年は悔しい形でインカレ出場を逃した。今年は福永を含め、特に4年生のリーダーシップの強さが際立つチームとなっている。現メンバーでは果たせていないインカレ出場に向け、最上級生たちはこれまで以上の牽引を誓っている。


—前半戦で2位に浮上した時期がありました。その時期は、内容面で何が良かったと感じていますか。
「その時期は基本的にブレイクが出ていて、ディフェンス頑張ってブレイクを出そうという意識が強くあって、そういうことで点数が取れていたんで。ただ後半になるにつれて足が止まってきたり、ケガ人も出てしまってあまりブレイクが出せないようになって。足が止まって、受け、受けという感じで守る場面が多くなったので、今は流れが悪くなりつつある状況という感じはあります」

—良い時期は4Qに突き放す試合が目立ちましたが、それも走れていたことが要因だったと?
「そうですね。後半もブレイクをとにかく出して、大経や天理に勝った時も、後半走れて一気に持っていけたので、楽な展開だったんですけど、今はそういうしんどいところで走れていない場面が、足も止まってきたことで出てきてしまっています。そういうところは改善点だと思います」

—2巡目に入ってきて、正念場ですね。
「そうですね。ここではもう落とせないので、インカレに向けてここから全部勝っていきたいですね」

—インカレという意味では、昨年相当悔しい思いをしたと思います。5位ではなく4位以内が目標ですね。
「そうですね。それよりも3位以内を目標にしていて、元々は関西制覇が目標だったんですけど、現状は3位以内を目標にしています」

—同じ学生の松浦コーチが指揮を執るチーム状況で今季はここまで戦ってきました。戸惑いながらも慣れてきた状況だと思います。
「そうですね。最初は一番上で先頭に立つ人がいないという感じで、お互いに不満があったりしたんですけど、でも学生でコーチである松浦とは年齢が近い分、素の部分、素直に話せる部分というのが多くあって。前まではコーチの指示に従う形でしたけど、今は『こうじゃないか?』と話し合いながらチームを作っていけたのが、学生主体ということの一番良い部分だと思います」

—今のチームのバスケットの中では、福永選手ご自身の役割はどのようなことだと考えていますか。
「今出ているメンバーの中で、僕が点数を取ることが最大の仕事だと思うんですけど、僕が引きつける形も理想で。そういう仕事をしっかり果たしていきたいと思います」

—2週間近いインターバルはどのように使っていきたいですか。
「僕自身、国体メンバーに選ばれていてチームを離れるんですけど、そこは松浦とキャプテンの西岡(#13)が引っ張ってやってくれると思うので、大丈夫だと思います」

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「今はチームを勝たせる気持ちでやっている」
早くも芽生えた責任感でインカレを目指す

◆#19山田友哉(大阪体育大・1年・SG・駒大苫小牧)
1009YAMADA.jpg全関での鮮烈な大学界デビューから5か月。ベストコンディションではないチーム状態でメンタル的に上向きになるのは難しい状況だったが、言葉の端々からは強い自覚と責任感が滲み出る。まだ1年生ながら、プレー面でも精神面でも大阪体育大になくてはならない選手の一人となっている。現在の順位のままでは、大阪体育大はインカレ出場のためにチャレンジマッチを戦わなければならない状況下にある。一つでも順位を上げ、残り4試合のリーグ戦の中でインカレ行きを決められるか。


—4連敗スタートだったことを考えると、相当持ち直してきた印象があります。
「そうですね。最初は自分もケガがあって出ていなくて、でもそれまで結構使ってもらっていたのでチームに迷惑をかける形になってしまって、戻ってからも最初は勝てなくて。でも、(大阪)学院戦から調子が良くなって、みんな上がってきて。みんなが内藤さん(#9)を使おう、ボールを集めよう、という方向になってから勝てるようになってきました」

—最初の4試合では、それができていなかったですか?
「そうですね。内藤さんにマークが寄るから、ボールを触らせない、という感じになってしまっていたんですが、最初に内藤さんからボールの展開を始めれば、ディフェンスが内藤さんに寄る分他が空いてくるので、それを4連敗後あたりに比嘉さん(コーチ)に言われるようになってから、良くなってきましたね」

—ケガ人がいる関係上、ベストの状態ではないですが、何とか勝ちが続くと雰囲気も上向いてきたと思いますが。
「最初はどん底のような状態だったんですけど、上級生の人たちがチームを引っ張ってくれていたから、あまり試合に絡めていない4回生もメンタル面で支えてくれているので、そのお陰で下級生や僕が気持ち良くできているようになっていると思います」

—春の段階でも、チームにフレッシュさをもたらすプレーが目立ち、実際にそのようなお話もありましたが、プレーする時の意識は今も変わらないですか。
「全関の時とは少し違ってきています。思い切りシュートを打つのはそのままですけど、今はキャプテンも試合に出られない状況で、内藤さんと岸田さん(#20)と僕で引っ張っていくようにと比嘉さんにも言われていて。全関の時は使ってもらっている感じだったんですけど、今はチームを勝たせる気持ちでやっています」

—それは実際に出来ていますか。
「いや、まだ全然できていないです(苦笑)。でも声を出すこととか、誰にでもできることからやっていけば、チームメイトの信頼ももっと出てくると思うので。その部分は、一応最低限は出来ているのかなと思うんですけど、でも体の部分ではやっぱり負けていると思うので、これからもっとしっかりやっていきたいです」

—ここから中断期間です。力を入れたいのはどのような部分ですか。
「やっぱりうちはディフェンスなので。もう一回ディフェンスについて2週間徹底していきたいですね。これから上位のチームも相手になるんですけど、勝ちたいんで。チームで勝っていきたいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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