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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2016.10.08 (Sat)

【2016リーグ1部】10/2レポート

筑波大が白鷗大に破れ遂に全勝チームは消滅
白鷗大はホームゲームで歓喜に包まれる


161001sawatika.jpg 白鷗大で開催された1部リーグの2日目は2巡目最初の対戦となる試合だが、ここでリーグ戦に影響を与える動きが一つ起こった。ホームの白鷗大と対戦した筑波大が、終始リードされる形で白鷗大の前に敗退。これで2位東海大との差は1勝と、優勝の行方は分からない状態に。白鷗大も前日の敗戦で一歩後退した分を取り戻す大きな白星となった。


 専修大明治大の試合は、専修大の3Pが2Qで気持ちよく沈んだ。明治大のディフェンスは#10大澤(2年・F)を何度もフリーで打たせてしまい、大きな差に。専修大は途中詰め寄られる時間帯もあったが、焦るほどの展開にはならず98-88で試合終了。1巡目の対戦では接戦から専修大が抜け出したという内容だったが、2戦目は専修大の余裕が見える内容だった。

 東海大慶應義塾大の試合は、前半に慶應大がリードする展開となった。立ち上がりからシュートのよく入った慶應大が流れを握り、勢いを切らさない。東海大がベンチを出場させる時間帯も慶應大は1、2年主体のメンバーで挑むと、#18澤近(2年・PF)、#10堂本(3年・PF)も得点を重ねてリードを守って前半終了。3Q、#4西戸(4年・G)のスティールから3Pで入った慶應大。東海大も#11白戸(3年・SG)が3Pで返すが慶應大も再び3Pで返し熱い攻防が続く。東海大は4年生メインのセットにすると、#13中山(4年・SG)のペネトレイト、高さを生かしたリバウンドも生きて追い上げていき残り3分半で逆転にこぎつけた。慶應大のターンオーバーから速攻、3Pの得点を重ねて一気に畳み掛け、68-52で3Qを終了。ここで引き離された慶應大は流れを取り戻せず86-62で東海大が勝利し、9勝目を飾った。

161002yamada.jpg 前日白鷗大に勝利した日本大は、#23バンバ(4年・C)が欠場した拓殖大に勝負を挑んだが、試合開始から驚くほどあっさりと差がついてしまった。バンバがいない状態では拓殖大と日本大のサイズ差はほぼ互角。そうすると、走力があり点取り屋を多く抱えている拓殖大には大きな問題は起こらない。1Qから快調に得点を重ねると、日本大は焦りからかシュートも不調。そのまま拓殖大が逃げ切り、90-78で6勝目をもぎ取った。

写真上:慶應大は澤近ら、下級生の力も試されている。
写真下:拓殖大は山田がバンバの欠場をカバー。

※専修大・大澤選手、拓殖大・山崎選手、東海大・大矢選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP1
【#25伊藤の逆転3Pで早稲田大が青山学院大を下す】

161001ito.jpg 青山学院大早稲田大の戦いは、立ち上がりこそ早稲田大が先制するが、青山学院大#24安藤(4年・SF)、#32前田(2年・F)の外も当たって青学大が逆転し、そのままリードを広げた。早稲田大は途中から持ち前の機動力を生かしたディフェンスを開始して反撃するが、1Qは17-25と青学大が7点リード。しかし2Qも素早い早稲田大の動きに対応できない青学大はベンチに下げていた#24安藤を投入。その#24安藤の3Pが決まり、落ち着きを取り戻していく。28-41で青山学院大がリード。

 3Q、追う早稲田大は10点差がなかなか詰まらなかったが、開始4分半で#25伊藤(4年・F)の3Pが決まると6点差。さらに続くリスタートのボールも狙って早稲田ボールにするなど、粘っていく。しかし#36澁田が獲得した(4年・G)フリースローは1/4と確率が悪く、逆に#24安藤にバスケットカウントを決められて青学大が再び逃げて4Qへ。

161001ando.jpg 勝負をかける早稲田大は激しいディフェンスを展開。#8新川(4年・F)が身体能力を生かしたディフェンスで#24安藤にマッチアップし、打っては3P、ドライブでチームを勢いづける。早稲田大は#7石原(3年・G)働きもあって4点差にすると、#11河合(4年・G)の3Pが飛び出し1点差に迫ると、#38宮脇(4年・C)のフリースローで残り4分半、同点にする。そこから2分、互いに決まらない時間帯が続きフリースローを得ていく展開になるが確率は今ひとつで得点が伸びないが、早稲田大はここでプレスを開始し、青学大を焦らせていく。残り35.6秒、同点の状態から#25伊藤の3Pがここで決まり早稲田大が71-68。青学大はタイムアウトを取って修正するが、リスタートで早稲田大は#11河合がアンスポーツマンライクファウル。これを#24安藤が2本決めるが、マイボールからのシュートは落とし、早稲田大の攻撃に転じる。早稲田大のラストショットは決まらず、残り2秒から青学大が最後のオフェンスへ。#24安藤がハーフラインを越えた辺りでブザーとともに放ったボールはリングに届くがネットを通過することは叶わず、70-71で早稲田大が逆転勝利を収めた。

写真上:青学大は安藤が32得点と獅子奮迅の働きだったが、終盤の勝負どころではディフェンスに抑え込まれて簡単に得点できず。
写真下:決勝点を上げた伊藤。その前のフリースローではエアボールもあったが、この大事なシュートを見事に沈めた。

※早稲田大・新川選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP2
【ホームの白鷗大が筑波大から金星を挙げる】

161001nozaki.jpg 白鷗大は無敗で首位を走る筑波大との戦いに、出足は3Pも好調でリードして入った。筑波大もすぐさま追いつき逆転するが、白鷗大は#28河邉(4年・SF)、#41小倉(4年・PF)の連続3P、#0野﨑(4年・SG)の速攻など、オフェンスのリズムが切れない白鷗大が再び逆転。さらに#5川島(4年・SG)のジャンパーも決まった。ここから白鷗大はディフェンスでもリバウンド争いでのルーズボール、トラベリングを犯させて速攻を止めるなど、守りきって16-20でリードして終了。

 2Q、筑波大はセンターを#8木林から#81小原(4年・C)にチェンジ。白鷗大は#18奥野(3年・PG)のレイアップを#75シェッハ(1年・C・延岡学園)がダンクで押し込んで観客をわかせるとさらに加速し、#75シェッハの2本目のダンクがホームの空気をさらに盛り上げる。開始3分、筑波大はここで遂に#6馬場(3年・SF)を投入。しかし白鷗大も#0野﨑の3Pでリードは守り、29-36と白鷗大リードのまま前半終了。

161001baba.jpg
 3Q、筑波大は#45相馬(4年・PG)、#17杉浦(3年・PF)の連続3Pで1点差に詰め寄ると、ここからしばらく主導権の奪い合いになったが、それを抜け出したのは白鷗大。ゴール下、そしてディフェンスリバウンドからの#0野﨑の3Pで5点のリードに。筑波大はガードを#6馬場に変え、ビッグラインナップで対応。しかし流れは白鷗大のまま。ここから#0野﨑の2本の3Pが生まれて48-57の白鷗大リードで4Qへ。

 筑波大は#17杉浦、#2満田を下げ、#14波多(2年・SF)、#4青木をコートへ。高さでは苦しくなるが#6馬場が3P、ランニングから難しい体勢でのバックのレイアップを決めて4点差に。さらに#6馬場は獲得したフリースローを2本沈めて同点まであと2点。ここで白鷗大は#41小倉が絶妙のオフェンスリバウンドを見せ、譲らない。筑波大は#4青木のドライブ、フリースロー、3Pで見せ、#17杉浦のジャンパーで1点差するがそこから簡単には追いつけず、残り3分半に#17杉浦のフリースローでようやく65-65の同点に。残り3分、白鷗大は#5川島の「入るとは思わなかった」という3Pがバンクで決まり3点抜け出す。残り時間が少なくなり、互いにターンオーバーが続く中、筑波大は#6馬場のレイアップがリングからこぼれ、白鷗大は#28河邉がドライブからフリースローを獲得。残り1分と少し、白鷗大は4点のリードに成功した。筑波は残り28.7秒、#17杉浦のファンブルで白鷗大ボール。さらにフリースローで白鷗大が勝利を固めると68-72で筑波大との大一番を制した。

161002kibayashi.jpg 白鷗大は前日の日本大戦とは打って変わった動きで筑波大を翻弄した。アウトサイドが好調に決まった上に、リバウンド争いでも高さある筑波大に競り勝ち、粘り強く戦ってホームの観客を大いにわかせる一勝をもぎ取った。これで6勝。すぐ前を走る2位の東海大とはまだ2勝の差があるが、まだ2巡目に入ったばかりの段階。優勝を十分狙える位置を、全勝で走る筑波大から勝利するという気持ち的にも良い形で手に入れた。

 筑波大は、前日白鷗大と対戦した日本大がボックスアウトの徹底でゴール下に入らせなかったのとは反対に、リバウンドを高さで取りにいってしまった。大学界でも有数の高さを誇るチームだが、イッサ、シェッハの最高到達点にはわずかに届かない場面が散見された。吉田監督は勝負どころで「ガードとして馬場を入れたがうまく機能しなかった」と、攻撃が1対1に終始し、チームとしての攻めにはならなかったことも惜しまれる。司令塔の生原がこの試合も欠場したが、その影響も出た試合となった。

写真上:野﨑の勝負強い3Pが何本も決まり、チームが盛り上がった。
写真中:馬場はランプレーから難しいレイアップを何本も決めていった。
写真下:白鷗大はディフェンスでも粘って筑波大のインサイド陣に仕事をさせなかった。

※白鷗大・小倉選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「外だけではなくドライブもできるように」
シューターとして存在感を出しつつも向かうは次なる課題

◆#10大澤希晴(専修大・2年・F)161002osawa.jpg19-19の同点で始まった2Qで、勝利をほぼ決定づける5本の3Pを決め、明治大を突き放す活躍を見せた大澤。渡辺、國分、フィリップを中心にゲームを展開する専修大だが、流れが悪くなった時に大澤のような後から入ってくるメンバーが勢いづけてくれることは、チームの安定感が増す要素だ。チームは6勝目をあげ、上位を狙える位置につけている。1つでも上を狙うには、ここから取りこぼしなくしっかりと勝利を掴み取れるか。大澤ら交代メンバーの活躍は必須要素だ。


―試合を振り返って。
「試合に入る前のミーティングで、外からのシュートが入るチームだと言われたので、ディフェンスに重点を置くようにしました。しっかりとディフェンスからオフェンスにつなげられたことがよかったです」

―2Qで3P5本を含む17得点と、一気に明治大を突き放す原動力となる活躍でしたね。
「自分自身としては、みんなからのアシストがあってこそのシュートだと思うので、自分の力だけのシュートではないのかなと思います」

―身長が195cmとシューターとしてはサイズが大きいと思いますが、それは大学に入る前からでしたか?
「そうですね。高校の時もそうで、ちゃんとしたインサイドもいたので、自分は外中心でやらせてもらっていました」

―今の課題は?
「細いので、まずは身体を作らないといけないです。あとは身長があるので、外だけではなくてそこからドライブもできるように意識を持ってやれ、と言われています。だから、もっとドリブルの練習をして、佐々木監督に求められているドライブからのダンクにも挑戦していきたいです」

―大澤選手のシュートが当たると専修大の勝率が高くなる印象ですが、交代メンバーとしてどう試合にのぞんでいますか?
「スタートでもいけるというようなことは言われたりしますが、今は交代で出て流れを変えてくれ、と言われています。それと、今は健登さん(#65佐々木・3年)さんが怪我をしていて試合に出られないので、その分も頑張らないといけないという意識があって自分なりに頑張ってやっています」

―前半戦を終え、後半戦がスタートを切りました。6勝目をあげ、上位を狙える位置にいますが、今のチーム状況はどうですか?
「徐々に良くなっていると思います。後半戦は、勝った相手にはもちろん勝ちに行くし、筑波と東海も強いですが、競ったゲームをできていたのでここから勝ちにつなげていきたいです」

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「この時間帯に決めれば大きい」
チャンスを結果に変えて勝利を呼びこむ

◆#8新川敬太(早稲田大・3年・F)
161001sinkawa.jpg前半はあまり良いパフォーマンスではなかったが、4Qの勝負どころの攻守が目立った。得意のアウトサイドが決まっただけではなく、持ち前の身体能力を生かして相手エースの安藤を激しくマーク。これによって青学大は攻めどころが限られる形となって苦しんだ。


前半はあまり良いパフォーマンスではなかったが、4Qの勝負どころの攻守が目立った。得意のアウトサイドが決まっただけではなく、持ち前の身体能力を生かして相手エースの安藤を激しくマーク。これによって青学大は攻めどころが限られる形となって苦しんだ。


—逆転勝利となりましたが、試合を振り返って。
「最初はリバウンドを取られてしまって早稲田の持ち味を出せなかったんですけど、後半になって相手の足が動かなくなってきたときにうちは交代しながら出ていて体力も余っていたので、そこで勝負を仕掛けて逆転できました。それはいい試合展開だったと思います」

—足が動き始めたのが途中からという感じでしたね。
「そうですね。連敗していてチームの雰囲気もあまり良くないので重かったというのはありますね。あとは早稲田はディフェンスリバウンドを取り始めると足がよく動くチームなので、後半になってディフェンスリバウンドが取れ始めたのも大きいと思います」

—新川選手が終盤にコートに出て、安藤選手(#24)にマッチアップして動きを鈍らせたのは大きかったのではないかと思うのですが。
「安藤さんに3Pを打たせるなと言われて出されたので、安藤さんを抑えるというのと、自分の持ち味である3Pをこの時間帯に決められれば大きいと思って、それを決めることだけを意識してプレーしていました」

—ドライブが1本あったのも印象的でした。
「得点が伸びてきた頃に外頼みになるとどうしても確率が良くても半分以上ですが、それよりも中にいった方がいいなと判断してドライブを仕掛けました」

—いい流れをさらに良くするための動きがうまくいったということですね。早稲田大はリバウンドとは別に、よく動けている日とそうでない日がありますが、その理由は?
「そこは自分でもよく分からないんです(苦笑)。声が出ていなかったり、動きが悪い日は早稲田のバスケはできません。新潟でやった拓大戦とか今日のように最後に足が動くようになると、いい流れが来て勝つことができます。多分受けに回っていることが多いというか、様子を見ちゃっていると思います。そこは課題です」

—そういう意味では波のある前半戦でしたが、今後はどう戦っていきたいですか?
「やはり小さいので、セットセットになってしまうと確実に分が悪いので、そこは走って大きい選手が苦手とするスピードのあるゲーム展開をしていきたいですね」

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「4年生がいるので下級生には安心してやって欲しい」
バックアップとしてチームを支える責任

◆#3大矢 孝太朗(東海大・4年・PF)
161001ooya.jpg今年の東海大において陸川監督が切り札にしているのが4年生だ。スタメンには下級生を積極的に登用し、経験を積ませているが勝負どころやどうしても負けられない場面では4年生がメインで投入される。プレータイムは多い訳ではないが果たす責任は大きいという役割を、今年の4年生はしっかりと果たしている。
昨年はリーグ途中の怪我で離脱した大矢も、その一人。ゴール下の要としてこの試合でも3Qをきちんと処理し、リードしていた慶應大の勢いを完全にくじく活躍を見せた。


―8勝目となりました。今日は前半慶應大にやられましたね。
「入りのところですね。相手は3Pが入るとわかっていたのに、そこを止められなくて流れを持っていかれました」

―大矢選手はベンチから試合に入る形ですが、こういう先行された状況では何を大事にしていますか?
「スタートのセンターが調子が悪かったら自分がいい流れに持っていくように、調子が良ければそのまま流れを崩さないように、より良くしていくことを意識しています。ディフェンスとリバウンドを崩さないで、やり続けていますね」

―陸川監督によれば下級生に経験を積ませるために敢えて最初に出す形になっていますが、その中で4年生としては何を心がけていますか?
「下級生はミスしてもいいから思い切ってやってもらうことですね。ミスをしても自分たちがいるので、気にしないで安心してやってもらいたいなと」

―4年生が出てくると本当に安定していますね。ピンチのときに出ていくプレッシャーはどうですか?
「そこはしんどいところはありますが、やるしかないです」

―自分の調子はいかがですか?昨年はリーグ途中に怪我してしまいましたが。
「今は問題ないです」

―留学生センターも増えてきましたが、意識していますか?
「普通に勝負しても高さなどでは勝てないので、低いところで体を当てて勝負していきたいです。ペイントの中に入られてしまうと手を伸ばしただけでボールを取られてしまうので、ペイントエリアにいかに入れさせないかが勝負になりますね」

―4年生同士では話し合うことはありますか?
「4年生はバックアップが多いので、ピンチのときにいい流れにしていこうという話は常にしています」

―チームとして波がある部分の改善はどう考えますか?
「やはりコミュニケーションが大事だと思います。下級生とも仲が良くよく、普段からも話すのでうまくやっていきたいです。そして自分が出たときには全力でやるだけです」

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4年生とともに走る最後のシーズン
「試合に出させてもらっている分、頑張りたい」

◆#11山崎 拓(拓殖大・3年・PG)
161002yamasaki.jpgバンバが負傷し、不在となった10戦目。バンバがいなかったら勝てないとは言われなくない、というプライドもあるだろう。そして、何よりもバンバのために勝ちたいという想いがもちろんあるはずだ。その気持ちが伝わるプレーをチーム全員が見せて10戦目を勝ち取った。その中でもスタート出場でリズムを作り、持前のスピードを活かしたプレーでチームを勢いづけるなど、勝利に貢献した山崎。3年生のコメントには、これまでチームを引っ張ってきてくれた4年生たちへの想いがある。怪我明けの成田もまだ万全とは言えないコンディションだけに、山崎を始め阿部や富山ら3年生の活躍がさらに求められる。


―前日の9戦目(vs筑波)は拓殖らしさを出し切れないまま終わり、さらには#23バンバ選手も負傷するなど、厳しい試合結果となりました。それを受けて、10戦目はどうでしたか?
「9戦目は、チームがダメダメで、バンバもいなくなってしまって。みんなが攻めあぐねていいました。僕はスタートではなく1Q途中から出たのですが、テンポをあげようかなと思ってやりましたが、なかなかできなかったです。それで、今日のミーティングでは“もうやるしかない、みんなで出せる力は出し切って拓大らしいバスケをしよう”と話し合いました。それで、ミスしても気にせず頑張ろうとみんなが全力でやった結果だと思います」

―その中で、山崎選手自身はこういうことをやろうと何か考えましたか?
「拓殖は、ガードがいっぱいいるので、僕がファウルをしても、怪我をしても、きつくて倒れても大丈夫です。だから、僕は自分がやれることをディフェンスだったり、走ったり、声を出したり、そういうことをただやっただけです」

―いいディフェンスから山崎選手の速攻が決まる場面が何度か見られましたね。
「みんなが約束事を作ってディフェンスを頑張った結果で、僕のところで点が取れたんじゃないかと思っています」

―今のチーム状況は?
「反省しても意味ないんじゃないですかね。別に気にせず勝っても負けても。それが拓殖らしいのかなって。このまま突っ走ってインカレで勝つことができれば。リーグ戦は、頑張るだけです。他の大学も強いから、やれることをやらずに負けたらダメですが、やれることをやって負けたなら仕方ないです」

―後半戦に向けて一言お願いします。
「4年生が最後のシーズンなので、3年生は阿部(#13)や仁志(#33富山)とか僕が試合に出させてもらっている分、責任を持ってまずは練習から頑張ります」

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「チャレンジャー精神でやってやろうと思った」
泥臭いプレーに徹してチームを下支え

◆#41小倉 渓(白鷗大・4年・PF)
161001ogura.jpg白鷗大のゴール下で地道にリバウンドを狙い、何度もチームを助けている。イッサやシェッハがまずはリバウンドの一番手だが、そのカバーに小倉がいるからこそ、チャンスの幅が広がる。さらには3Pもあり、相手にとっては油断ならない選手でもある。混戦の中のきわどい争いでファウルを宣告されることも少なくないが、それは織り込み済み。チーム全員で全力を出し、助け合うことでそれはカバーできる。


―前日の日本大戦であまり良くない試合をしてしまいましたが、そこでの反省点やチームでの話し合いはあったのでしょうか?
「とりあえず初めてのホームゲームだったので皆が緊張していたんですが、今日はとにかく楽しもうという気持ちでいきました。自分たちはチャレンジャーとして筑波に挑もうと」

―白鷗大は相手ほホームゲームなどでも緊張する様子もなく勝つ試合が多いように思うのですが、やはり自分のホームはそういう訳にはいかないのですね?
「いろんな人が応援に来てくれて、そういうプレッシャーとかもあって、あがってしまったのはあるかと思います」

―逆に今日の筑波大の方が強敵ですよね。そういう意味での緊張はなかったのですか?
「そこは逆にやってやろうというチャレンジャー精神が持てましたね。とにかく楽しんでやってやろうということだけでした」

―試合は立ち上がりからシュートが好調でしたが、リバウンド面でもかなり良かったのでは。
「自分の仕事はそんなに多くないというか、零也(#0野﨑)たちがシュートを決めてくれるので、自分の仕事はリバウンドだと意識して集中できました」

―筑波大は大きなチームだけに、その中でもリバウンドに絡んでいったのは大きいのでは。
「どの試合も結構自分の弱気な面が出てしまって、そこがミスにつながったりしています。今日は相手も強いしがむしゃらに強気でいこうと行った結果です」

―全体的にディフェンス面も良かったと思いますが、落合HCからは何か言われましたか?
「監督には自分は緊張していると思われていて、“顔が緊張しているぞ”と言われました。そこでリラックスできたと思います。マッチアップでは相手の1年生(#11増田)がかなりリバウンドを取ってくるので、リバウンド対決では負けないぞという気持ちでした」

―イッサ選手(#23)、シェッハ(#75)選手がいる中で、小倉選手も毎回リバウンドに絡んでいますね。
「イッサたちが取れなかったリバウンドを取ることを意識しています。その2人が頑張ってくれるので自分がリバウンドを取れるところもあります。そこはみんなが頑張って、最後に自分が取れたらと思っています」

―ファウルトラブルになる試合は少しドキドキしますが。
「それは代わりの選手として秋野(#35)もいるし、強気でいく気持ちの方が強いです」

―今日は筑波大に、勝てたというのは自信になりましたか?
「B、Cチームのみんなも応援に来てくれた皆も含め、全員で戦ったという気持ちがあるし、それが結果につながったことが何よりうれしいです。今日は応援してくれた人たちのおかげで勝てたという気持ちです。ホームゲームでなくても応援されているんだなという感謝の気持ちを持って毎試合挑みたいと思います」

―白鷗大のここを見て欲しいというのはありますか?今日筑波に勝ったことで周囲ももっと注目して見てくると思いますが。
「4年生は1年のときから怒られ役でしたが、でもがむしゃらさや泥臭さはどこの大学にも負けないなと思っています。そういうところやリバウンド、他の大学が嫌がるようなところで白鷗らしさを見せていきたいです」

―ディフェンス主体だった去年に比べると、チームもだいぶ進化してきましたね。
「昨年に比べて皆が積極的になりました。弱気な面は減りましたし、4年生が自覚とプライドを持ってリバウンドやルーズボールに挑んでいます。そういうプレーで引っ張ることで後輩がついてきて、チームがよくなってきていると思います。泥臭いところは4年生が頑張りますが、そういう不器用な部分を下級生がオフェンス面で引っ張ってくれていますね」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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