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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2016.09.30 (Fri)

【2016リーグ2部】9/25レポート(第8戦)

中央大が国士舘大に対し初の1敗
今後の順位はまだまだ上下動が予想される


160925iwabuti.jpg 1順目の終盤、2部リーグは大東文化大と中央大がここまで無敗できていたが、大東大が危なげなく勝利したのに対し、中央大が国士舘大に敗れて1敗がついた。上位2チームの独走態勢に変化が出るかどうか。また、次週には大東文化大と中央大の上位対決があり、1順目最終戦の目玉試合となりそうだ。

 団子状態の中盤はじわじわと勝率を伸ばした江戸川大が第4週を2連勝し、4位の好位置を確保。現状では2部昇格以来、最高位をマークしており、今後の試合にも注目だ。


 どちらも2勝5敗と、ここで1勝しておきたい順天堂大東洋大の一戦。3Qまで互いに一歩も引かず、勝負は最終Qに。4Q残り6分までに順天堂大が連続得点し差が開くが、東洋大も3Pを3本も決め、残り10秒で1点差に。しかし、東洋大のファウルで与えたフリースローを順天堂大はすべて決め、72-67で順天堂大が大事な1勝を掴んだ。

160925kumagai.jpg 江戸川大-法政大は序盤から江戸川大のペースで進む。法政大は#1平岩(3年・SG)、#12オウマ(1年・C・明徳義塾)、#23保岡を封じることはできず。最終的に、両チームリザーブメンバーを出して試合が終了。73-57で江戸川大が5勝目を獲得した。

 大東文化大-駒澤大は、1Q大東文化大が駒澤大にリードを許して焦りを見せたが、2Qになって本来のプレーを取り戻し一気に突き放していく。駒澤大はこの試合で10本もの3Pを沈めるが健闘むなしく92-58の大差で敗退。大東文化大はここで唯一の全勝チームとなった。

写真上:東洋大・岩淵。得点で貢献するもチームの勝利にはならず。
写真下:この日絶好調だった大東文化大・熊谷。


◆PICK UP1
【日体大が終盤を制して立教大を振り切る】

160925hasegawa.jpg 4勝の日本体育大と3勝の立教大の試合は、積極的にアタックした立教大が次々にシュートを沈め1Qは33-24。2Q、立ち上がりにゴール下を攻めた日体大が一気に2点差に詰め寄るが、そこから立教大も粘って逃げる。開始5分、#45河野(1年・PF・福岡第一)日体大のゴール下が決まり、遂に39-39の同点に。しかし立教大は#7、#17の連続3Pで再びリード。日体大は下げていた#19田口(3年・F)、#75赤土(4年・PF)を戻してリバウンドから主導権を奪って追撃体制に入るが、わずかに及ばず46-45と立教大1点リードで前半終了。

 3Qの立ち上がり、日体大は#19田口、#75赤土、#32フェイ(2年・C)で着実に得点を重ねて逆転。しかしここで立教大は#14望月(4年・SG)の3Pが続くと追いついて1点を争う展開に。終盤にフリースローの加点と、リバウンドからの速攻が出た立教大が64-69と逆転し、4Qへ。

160925morikwa.jpg 4Q、日体大はサイズの優位を生かしたゴール下、立教大はトランジションを基本に内外から攻めていく。日体大は開始2分、#75赤土がゴール下の連続ゴールで逆転。日体大は#32フェイがファウルアウト。立教大は#4森川(4年・PG)がスピードを生かして果敢にゴールに切れ込み、何度もシュートをねじ込んでいくが、日体大も#75赤土のゴール下、#4江端(3年・SF)の外も当たって互いに流れを奪い合う時間帯が続く。残り3分、日体大は#17長谷川(4年・PF)の3Pと好ディフェンスで4点のリードに成功。さらに#75赤土のゴール下で残り1分半で差を6点に広げた。立教大は起死回生の3Pに懸けるが、これが決まらず。91-81と日体大が最後は10点差にして勝利した。

 立教大にとっては終盤の接戦を落とす惜しい試合に。日体大は2位を追撃するためにもこれ以上負けられない状態だが、最後に逃げ切った。

写真上:日体大はベンチから出場した長谷川のハッスルプレーも勢いを作った。
写真下:森川のドライブは誰にも止められないスピード。ペイントをこじ開けていく。

※日体大・赤土選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP2
【国士館大が勢いに乗り、無敗の中央大を下す】

160925usui.jpg 国士舘大中央大の試合は、この日最後の見どころを作った。1Q序盤は互いに点を取り合っていく。先に動きだしたのは中央大。残り4分のところで9点を連取し、差を2桁にする。しかし国士館大もここで離されまいとインサイドで#12臼井(3年・PF)や#88板垣(4年・PF)が頑張りを見せ、22-15となんとか食らいついていくと、2Qは互いに譲らず。中央大はスピードのある攻めや巧みな合わせで得点していき、国士館大は武器であるインサイドとアウトサイドのシュートで内外バランス良く攻めていった。こうして前半は39-37と中央大が2点をリードし終える。

 3Q、国士館大が調子を上げ始める。#86下(2年・PG)の連続得点で差を詰めると、#12臼井が3Pを沈めて逆転。ここからディフェンスでも強気になる。中央大は24秒バイオレーションやターンオーバーなどでなかなかいつも通りの攻めができず苦しい時間展開に。終盤になっても#12臼井と#86下の得点が続き、最終的に55-44でこのQを終える。

 4Q、流れを変えたい中央大は#33三上(1年・F・明成)や#28鶴巻(2年・F)が3Pを入れて追いつこうと試みる。しかし国士館大#88板垣が3P2本を入れ、これに対応。国士館大の勢いは衰えず、#66馬(4年・C)のバスケットカウントや#37阿部(2年・SG)の3Pも決まり、その差は20点に。中央大は最後まで圧倒されたまま、オフェンス・ディフェンス共に自分たちのペースを掴むことができず、79-62で初の黒星となった。

写真:インサイドの強さを見せ、中央大を抑えた国士館大・臼井。

※国士館大・板垣選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「最後のシーズン、プライドも覚悟もある」
背負うものの大きさに怯むことなく前へ

◆#75赤土裕典(日本体育大・4年・PF)
160925sekido.jpg1年のときから試合に出場し、4年目。ラストシーズンに挑むに辺り、その覚悟はこれまでとは大きく違う。サイズがありながら内外器用にこなせる選手だが、1年時は怪我に泣き、1部への道もあとわずかで涙を飲んできた。最後の年に自分ができるのは何か、それを考えながら最後のリーグに挑んでいる。どのような結果が出るかはまだ誰にも分からない。だが自分が果たしうる責任は理解している。それをただ遂行していくだけだろう。


―試合を振り返って。競り合いましたね。
「立教さんがカード陣、外もいいのでミーティングで警戒しようと言っていたんですけど、前半から外を決められてしまいました。チームでも最近出だしが悪いと言われているんですけど、チームとしてもう少し気持ちの部分で何かを変えないともう負けられない状態ですし、皆も分かっています。そこを4年生である自分はもう少し引っ張っていかなければと思っています」

―スタメンのビッグラインナップだと、立教大のような小さなチームとはやりにくいのかなと感じました。
「そうですね。自分もそんなにディフェンスが上手い選手ではないので、ついていくので精一杯になってしまいました。そこは自分も考えたり、3線に助けてもらったり、チームと話し合って次に備えたいです」

―気持ち面の問題ですか?
「受けにまわるというか、途中から上がっていく感じではあるんですが初っ端から100%という言い方はおかしいですが、スタメンの5人は勝ちたいとい気持ちでやっています。でも相手のシュートが当たり始めたら消極的になったりして、不安の方が勝ってしまうんです。負けられない気持ちが不安になってしまっているのかなと思います」

―上位2つに入らないと、というプレッシャーがあるんですね。その中で、インサイドが安定感を欠く時間帯がチームとしても苦しくなっている印象ですね。
「インサイドが強いチームだと思われているので、相手もそこを押さえてきます。そこをダブルチームにこられるのを外にさばいて、もう1回インサイドに入れたときのパーセンテージを自分も含めて上げていかないといけません。これから大東大や中央大と戦うにあたって、インサイドがちゃんとしてくるチームと対戦して30分、35分出場して勝とうと思ったらもっと考えなければならないです」

―出場時間を考えると厳しいですね。
「そうなんです。大東大なんかは4番、5番がもともとしっかりしていて、こっちが50%の体力を消耗している時点で控えもフレッシュで出てくると厳しいですよね。それは2年生頃からずっと考えていたことです。それを乗り越えて4年生になって、また同じ壁にぶち当たる感じですね。そこは今までやってきたプライドや意地があるので、誰にも負けない勢いでやるだけですが」

―立教大のようなスピードがウリのチームもあれば、大東大のような大型チームもいて2部は対応が難しいですね。
「プレースタイルを変えないといけないし、今フォーアウト・ワンインですが、自分は外もできるのが取り柄なので、そこも上手く使いたいです」

―ダリ選手が大きいのでゴール下のスペースは狭そうですね。
「でも一緒にやってきてだいぶプレーも合うようになったし、いい感じです。お互いに言い合ってコミュニケーションも取れているので助かっています」

―今年で4年目、かける思いも強いでしょうね。
「本当に最後です。あっという間でした。だから負けたくないですが、だからといって自分がやりすぎると裏目になると思うので、ベンチ、仲間の声を聞きながら自分のタイミングで一番いいシュートを打つように心がけています。そうすると下級生もやりやすくなると思うんです。自分が一人でやってしまうと先輩には気を遣ってしまいますよね。自分はガードでもなくゲームコントロールはできないんですけど、4年生はスタメンで一人だけだし、そこは声かけを多くするようにしています」

―4年一人というプレッシャーがかかりますね。
「そこは悩んだこともありました。でも藤田さん(監督)からこの形で行くと言われているので、自分が引っ張っていく気持ちでやっています。本来は声を出すタイプじゃないですけど、背中で見せつつ、落ち込んでいたりするやつにはしっかり声を掛けたいです。しんどいところはありますが、プライドも覚悟もあります。それに下級生もいい選手が多いので、1部に上げてあげたい気持ちは強いです。自分ができなかった分、1部でやらせてあげたいと4年生になった瞬間からずっと思っているんです。だから最後まで頑張ります」

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「1巡目に負けたチームには次は絶対勝つ」
チーム一丸となって入替え戦を目指す

◆#17小鮒 凌(順天堂大・4年・F)
160925kobuna.jpg毎回20得点越えは当たり前。今回の東洋大戦ではリーグ戦中最高の40得点をたたき出した。ひたすら打ち、点を取ることが仕事の小鮒。そのためにチームメイトは彼を全力でサポートしている。彼自身の調子が順天堂大の試合の勝敗を分けると言っても過言ではないだろう。それだけ、責任は感じているようだ。


―今日の試合を振り返って。
「ここ最近勝てていなかったので、今日勝てたのは大きかったですね。良かったところは、試合中フリースローのときに打っている人以外で集まって声をかけあったりとかして、出ている選手が一丸となってプレーできたのがよかったかなと思います。反省としては、最後の方に相手にフリースローを与えてしまって、そのリバウンドを入れられるっていうのがあったので、リバウンドのところはこれからまたしっかりやっていかなきゃなと思っています」

―今日はいつもより非常によく点を取っていた印象でした。
「今日はリーグ戦始まってからの試合で1番点を取りました。自分は点を取ることが仕事なのでそれはよかったんですけど、後半スリーがあまり入らなかったのでそこはもうちょっと修正していきたいと思います」

―この試合に勝つまで5連敗していましたが、チームの雰囲気というのはどうでしたか。
「そのときは落ち込んではいたんですけど、毎回切り替えるしかなかったので切り替えてやっていました。もともと今年から2部だったので戦ったことのないチームばかりですし、挑戦者の気持ちでやろうっていう話をしていたので、そんなに落ち込まず、雰囲気は悪くはなかったです」

―次週の土曜日で1巡目が終わりますが、振り返ってみてどうですか。
「追いついたり逆転されたりしたときにみんなでまとまることがきでなくて、そのままやられてしまうっていうのが多かったです。コートに出ている5人が協力できていなかったので、そこが反省点ですね」

―後半に向けて、もっとこういうプレーをしていきたい等あれば教えてください。
「とりあえず負けたチームには次は絶対勝つことが目標です。1度やった相手なので分かっている部分が、まあお互いあると思うんですけど、同じことを相手にやられてしまわないように、しっかり修正して挑みたいと思います。あとは、一応上の入替え戦を目指しているんですけど、まだまだわからないですし、自力でいけるかはわからないですけど、自分たちはこれ以降負けないように頑張っていきたいと思います」

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「一人ひとりが“勝つ”っていう気持ちが出てきた」
ここから全勝し、1部復帰を目指す

◆#88板垣翔太(国士館大・4年・主将・PF)
160925itagaki.jpg途中出場で試合の流れを変えたり、時には主将としてチームを引き締めたりと、様々な役目を果たさなければならない板垣。春のトーナメントの取材で課題にあげていたチームのメンタル面での不安は夏を越えていい方向に向かっている様子。まだムラがあると話すが、入替え戦を目指すのなら、2巡目は更に集中しそれを継続していかなければならないだろう。


―中央大に勝てたのは大きいですね。
「はい、だいぶ大きいです!(笑)」

―今日の試合を振り返って、どうでしたか。
「いつもアップからダラダラしてしまっているところがあったので、今日は変えてみて、アップから声出して足動かしていこうっていうのを言っていました。今まで自分たちは出だしが悪かったので、そういう部分は気持ちでカバーできたかなって思います。それが今日の勝因だと思います」

―第7,8戦は全勝して波に乗っている大東文化大と中央大との試合になりましたが、今日勝てたのは、先ほど言ったメンタル的な面が違かったからでしょうか。試合内容的にはどうでしたか。
「そうですね、気持ちの部分が全然昨日と今日では違いました。あとは、大東文化大とは相性が悪いというか、向こうもインサイドが強いので、そこでうちが負けてしまったかなって思います。まあでも、次やるとしたらまた違う対策を練って頑張りたいです」

―今年のトーナメントでのインタビューで、今のチームはメンタル面がまだまだ弱いということをおっしゃっていましたが、夏を越えて成長は見られましたか。
「トーナメント終わりからメンタルの部分も成長してきていて、一人ひとりが“勝つ”という気持ちが出てきましたね。これまで相手に当たられると自分たちは逃げてしまうところがあったので、そこが今日は自分たちが向かっていけたっていうのが良かったと思います。そこは夏に比べたら成長できました」

―リーグ戦はもうすぐ折り返しとなりますが、前半の自分たちを振り返ってみてどうですか。
「1巡目の最後の試合、駒澤大にはしっかり勝ちたいです。1部に昇格したときの代も1週目は4敗からスタートして、そこから全勝して入れ替え戦に行って1部に上がったので、自分たちも崖っぷちなんですけど、ここから全勝して1部に昇格したいと思っています」

―後半に向けて改善したい点は。
「まだムラがあります。良い時は良いけど悪い時は悪くて、そこを少しでもなくしていきたいですね。そうすればどこともいい勝負ができると思いますし、勝てると思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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