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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2016.09.24 (Sat)

【2016リーグ1部】9/18レポート

筑波大は無敵の6連勝
東海大は劇的勝利で白鷗大を下す


160918ando.jpg 1部リーグの第6戦も第5戦同様見ごたえのある勝負が続いた。この日は日本大が6戦目にしてようやく白星を獲得。これで全廃は明治大のみとなった。無敗で首位を走る筑波大以外は安定して戦えているチームはなく、青山学院大もこの週は2連敗となって2位以下はまだ混沌としている。


 無敗の筑波大と1敗でこれを追う青山学院大の試合、出だしは筑波大がリードした。#8木林のゴール下もよく決まり、立ち上がりから引き離していくが、青学大は#24安藤(4年・F)が3P、速攻にと走りこの出遅れを挽回し、1Qは20-15と筑波大の5点リードで終了。2Q、青学大は筑波大が控えを使う時間帯に#24安藤がダンクを見せるなどの活躍で2点差に迫るが、#2満田(4年・SF)、そして途中出場の#6馬場(3年・SF)に3Pをあっさり決められてしまうと、一気に10点以上離されてしまった。青学大は#24安藤の奮闘が光り、やや追い上げて前半は36-27。筑波大は3Qに再び畳み掛けて差をつけるが、4Qは9点と失速。一方の青学大も3Qは9点に終わるが4Qは粘るといった互いに波のある展開ながら、全体的にはロースコア。66-52で筑波大が勝利したものの、1位を争うような白熱したゲームという内容にはならなかった。

160918morii.jpg この日のメインゲームともいえる最終試合の慶應義塾大早稲田大の一戦は、早慶戦ということもあって会場には慶應大の応援のみならず、早稲田大のファン、OB、チアも駆けつけた。前半、勝負は互角。慶應大は#4西戸(4年・G)が積極的にシュートにいってリードを得たが、早稲田大も#11河合(4年・G)の連続3Pなどがあって追い上げ、1Qは17-15の早稲田大リード。2Qに入りシーソーゲームが続く、互いに速攻などを狙う得意の早い展開になっていくが、慶應大のシュートがなかなか決まらない時間帯に早稲田大が一時13点のリードに。しかし、終盤に#5後藤(4年・G)のアウトサイドが続けて3本当たった慶應大も巻き返し、37-34と3点差に追い上げて前半を終えた。

 後半の立ち上がり、慶應大は立て続けにファウル。ここで早稲田大が一気に得意の足を出し、守りでもゾーンプレスで慶應大の攻撃力を削いでターンオーバーを奪うと一気に引き離しにかかった。慶應大はターンオーバーが続いてリズムを崩し、ファウルトラブルも徐々に効いてきて苦しくなった。3Qで68-45と差がついてしまうと、早稲田大はそこからも集中を切らさず攻撃を続けた。慶應大も攻めようと立ち向かうがタフショットが続き、大きく点は伸びず。早稲田大は手を緩めず得点を続け、97-64で6月の早慶戦の借りを返す形となってこの週2連勝。慶應大はホームゲームで1階席はほぼ満員の観客で埋め尽くされたが、勝利は飾れず。怪我人が続出して苦しい戦いが続くが踏ん張りたい。

写真上:青山学院大は安藤が31得点で気を吐いたが、リバウンドではトータルで21本もの差をつけられただけに、改善点は多い。
写真下:森井はベンチから入って絶妙のパスを供給する。早稲田大は交代人員も豊富で、一気に4〜5人を変えられる強みも生きた。

※早稲田大・河合選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP1
【日本大が4Qに抜け出し待望の1勝】

160918jawara.jpg いまだ白星なしの明治大日本大が激突。1Qは日本大の3Pが大当たり。#24高橋(4年・SG)と#11門馬(4年・SG)の3Pが合計7本。明治大のゾーンは機能せずに一気に差をつけられた。14-23となってスタートした2Q、日本大はともに2ファウルの#24高橋、#11門馬をベンチに下げるが、ここで明治大が反撃。#2齋藤(3年・PG)の3Pに#28今川のゴール下など、一気に追い上げて点差を戻して逆転すると日本大はここで#24高橋をコートに。明治大は決めきれない場面も目立つながら、日本大も3Pが落ち始め、1点を争う展開に。明治大は#21野口(1年・SF・九州学院)の3P、ドライブに行ってのフリースローがあって、リードを保つ。日本大はフリースローを再三得るも、続けて4本落とす痛いミスで終盤得点が伸びず。明治大は#32吉川(3年・SG)の3Pが決まって35-31とリードして前半終了。

 3Q、日本大はやはり外が当たってこないが、明治大も良い流れが作れず停滞。日本大はじわじわと追い上げて逆転すると、53-47で4Qへ入った。日本大は#23本村のミドル、#11門馬の3Pが続くと、#24高橋も速攻で得点。開始3分弱で9点のリードに成功した。日本大は#48ジャワラ(1年・CF・日大豊山)がスティールからダンクを叩きつけ、チームを波に乗せる。日本大はここでつけた約10点のリードを守りきり、6戦目にしてリーグ初勝利をあげた。

 ようやく勝利した日本大。網野HCは戦力には十分自信を持っているものの、1部で戦う経験値の不足や勝つために必要なものをいかに選手に意識させるかに腐心している様子。何をすれば勝てるのか、選手もどう掴むのかもがいている最中だが、この1勝をきっかけに一歩一歩前進したい。

写真:ダンクを決めたジャワラがチームメイトとハイタッチ。彼の成長があればチームの大きな助けになるだろう。

※日本大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP2
【前半から好調さを見せた専修大が拓殖大を下す】

160918abu.jpg 拓殖大専修大の戦いは拓殖大#23バンバ(4年・C)と、#30アブ(1年・C・アレセイア湘南)を中心とした高さに注目が集まった。

 1Qは専修大の高さが生きて18-20のわずかに専修大リード。2Qも点差はさほど変わらずに推移していくが、中盤に流れを掴んだのは専修大。拓殖大は#23バンバの内外の得点、#13阿部(3年・SG)のアウトサイドで点を重ねていくが、専修大は#30アブのリバウンドに、#8幸崎(2年・PG)が機動力を生かしたディフェンスを見せ、#10大澤(2年・F)の3Pも好調でややリードする展開。さらに#30アブの速攻からのワンマンダンクも飛び出し、開始4分で8点のリードに成功。さらに#6渡辺(4年・PF)のスティール、#10大澤の3本目の3Pも飛び出した。さらには#30アブが#23バンバの前からミドルシュートを決めるなど、ファインプレーも見せて前半は専修大が34-47とリードして終了。

160918osawa.jpg 3Q開始2分、#23バンバが3ファウル目。しかし続くオフェンスでは#30アブからファウルを誘い、互いにやりあう。劣勢の拓殖大だが#18多田(1年・SG・八王子)の3Pを始め、得点を重ねるが残り5分で#23バンバが痛い4ファウル目。それでも#13阿部、#9杉谷らが得点していくが、専修大は#10大澤の外も好調。#30アブのゴール下も強く68-59で4Qへ。

 追う拓殖大は開始2分で#23バンバをコートに戻した。ここから#13阿部がドライブしてフリースローを得ていくが、10点の差が重い。拓殖大は残り4分半、ゾーンで対応。残り3分半、専修大は#30アブも4ファウルになるが、リードの差は大きい。拓殖大は果敢に攻めていくがシュート率が上がらず82-71で試合終了。拓殖大、専修大ともに星が五分に戻った。

 オフェンス、ディフェンスで見応えあるマッチアップになったバンバとアブだが、ここは相殺。専修大は前半から大澤のアウトサイドが好調だったほか、チーム全体として良い流れが持続した。拓殖大は成田の欠場を第5試合ではカバーしたが、全体的にスモールラインナップなだけに、ゴール下の攻略には苦戦した。

写真上:下バンバの前からシュートを放つアブ。見事に決まり会場にどよめきが起こった。
写真下:専修大は大澤が安定して決めていったのも大きい。

※専修大・幸崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆PICK UP3
【#4寺園の決勝点で東海大が劇的な勝利を収める】

160918sato.jpg 1敗の白鷗大と2敗の東海大。白鷗大にしてみれば東海大を倒せば足元のライバルを一つ遠ざけることができる大事な勝負だった。その気持ちが出たか、1Qから勢いある攻撃でリードしたのは白鷗大。出遅れた東海大はディフェンスを締め、メンバーを入れ替えながら追い上げるが、1Qは16-22と白鷗大リード。東海大は1Q途中から4年生メインの布陣に切り替え、2Qの頭もそれを継続。#3大矢(4年・PF)、#33鈴木(4年・SF)、#13中山(4年・SG)、#4寺園(4年・PG)に#23佐藤(3年・PF)で挑み、#4寺園のアウトサイド、ディフェンスの良さも出て3点差に追い上げた。さらに交代で#35伊藤(4年・PG)、#81関野(4年・SF)等の4年生を投入。対する白鷗大は引き離すために#0野﨑(3年・SG)をコートに戻すが、互いに得点はならず3点差を継続。しかし東海大が再三ターンオーバーを奪うと、残り2:46で遂に東海大が逆転した。残り1分、同点になったところから#13中山がフリースローを獲得し、これを決めて東海大が34-32と2点リードして前半終了。

160918ogura.jpg 3Q、東海大は#24卜部(3年・SF)の3Pで幕を開ける。ディフェンスで相手を食い止めたいが、白鷗大#0野﨑(3年・SG)の3P、#41小倉(4年・PF)もうまくゴール下に入ってのシュートでこちらも譲らず。しかし残り3分半、#41小倉は痛い4ファウルでベンチへ。東海大はなかなか加点ができず、必死のディフェンスで守るが、#18奥野(2年・PG)のジャンパー、#23イッサのダンクが飛び出した白鷗大がリード。52-46と6点のリードで4Qへ。

 6点を追う東海大。#4寺園(4年・PG)のフローター、#23佐藤のシュートで粘るが、白鷗大も#5川島(4年・SG)が抜け目なくスティール、#23イッサ(4年・C)のダンクで波に乗らせない。#0野﨑が3Pファウルを獲得し、#23イッサがブザーぎりぎりに放ったシュートが決まるなど、白鷗大のチャンスが続いた。東海大はターンオーバーを奪うものの、得点が伸びずに苦しい時間帯が続く。#4寺園がボールの奪い合いから速攻に走るが、続く白鷗大の攻撃では#0野﨑が3Pを沈めて東海大の反撃の芽を摘んでゆく。残り3:11、白鷗大は#0野﨑がこの試合2つ目の3Pのファウルを獲得。5点差に詰め寄っていた東海大を8点差に引き離した。

160918tokai.jpg 勝負は最終盤に入り残り54.2秒、東海大は#4寺園の3Pが決まって64-67と、残りはあと3点。残り28.5秒、#35伊藤(4年・PG)がドライブをねじ込み66-67。ここから東海大はファウルゲームを仕掛けた。#21神里(3年・PG)は1投目を外すが、2投目はわざと外し、東海大のタイムアウト請求を阻止。東海大は#4寺園がフリースローを獲得するが、決まったのは1本。2本目のリバウンドは惜しくも外れ15.3秒で白鷗ボールに。しかしこれをドリブルで相手ゴールに持ち込もうとした#28河邉(4年・SF)がハーフラインを越えた辺り、残り2.6秒でなんとこれをファンブル。東海大ボールとなってしまう。このラッキーチャンス、東海大はスローインから#4寺園のボールが渡ると、残り0.2秒で3Pシュートがネットを居抜き、69-67。東海大が厳しいゲームを歓喜に変えて4勝目を飾った。

 東海大は第5戦に引き続き、粘って勝ちを引き寄せた。白鷗大は最後のミスで金星を逃したが、これで同じく4勝2敗。まだ上位にとどまる。

写真上:東海大は佐藤が高い身体能力を生かしてゴール下を支えている。
写真中:白鷗大は小倉が良いプレーを続けているが、この日はファウルに苦しんだ。
写真下:最後のシュートを決めた寺園をチームメイトが囲む。

※東海大・寺園選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「大事なところでのミスや集中力が課題」
勝負に勝つための大事な部分をいかに掴むか

◆#24高橋耕陽(日本大・4年・SG)
160918takahashi.jpgようやくに1勝を手に入れた日本大。エースとして攻め続ける高橋が苦しいところではドライブでディフェンスを切り開いていく姿が目につく。昨年まで豊富な先輩に支えられ、プレーの負担も分け合ってきたが、今季は人数も少ない中で長時間出続け、存在感を発揮しなければならない立場だ。その責任をいかに果たせるか、この1勝をはずみにしていきたい。


―ようやく1勝目になりました。ここまでの5戦での反省点はありますか?
「東海大とか拓大戦では競り合いもあったんですが、大事なところ、残り3分とかでミスが出てきて、結局最後の最後で負けてしまいました。その2試合は同じような感じでしたね。集中力の問題もあるし、ボールが止まってみんなの足も止まって動かなくなるのはあります。今日の試合が始まる前にもそういう反省を網野さんも話されていました。でもチーム的には悪い状況ではないです」

―苦しいところは高橋選手が打開しようとする姿が目立ちますね。
「チームプレーにこだわりすぎているというか、本当は走るプレーでパスをもらって1対1からさばいて、というプレーができたら理想的なんですけど、どうしてもセットオフェンスになってしまって。ちょっと自分ではやりづらくてドライブをしてしまうっていうのはあります。オフェンスが重いですね。どう打開するかは考えているんですけど、噛み合わなくてターンオーバーになる場面が多いです」

―走るプレーは春からの方針のひとつではあったと思うんですが、それができていない?
「今日はできていたとは思いますが、悪くなったときに自分たちでどう立て直すかなんですよね。自分が切れてしまうところもあって、そこで門馬(#11)や仁平(#5)が話しかけてくれて切り替えるんですけど。そこは感謝しています」

―外のシュートに関してはどうですか?シューターの多いチームですが。
「個人的には去年に比べて打てています。今日もガードの新号(#6)が崩してくれて、門馬や仁平がバックスクリーンをかけて、気持ちよく打たせてくれました。空いたところでは打てと毎回言ってくれているので。自分のシュート的には悪い感じはしていないです」

―入れば強いですよね。
「そうなんですが、入らないときに1対1とかリバウンド、ディフェンスで貢献しないとなと思っています。入らないまま打ち続けても良くはならないと思うので、それを考えつつプレーしています」

―1部は2部と違いますか?
「2部と比べるときついですね。それに去年は本当にすごいメンバーが揃っていましたが、今年は後半にあまり交代できないのでそこも乗り切らないと。責任は大きいです。でも4年だし、最後に悔いは残したくないです。1部に上げてくれた先輩のためにも、ここから勝てるよう頑張りたいです」

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「今後も長く使ってもらえるよう努力する」
執拗なディフェンスを持ち味に貢献

◆#8幸崎竜馬(専修大・2年・G)
160918kozaki.jpg身長164cm、1部リーグでは最も小柄ではあるが、最もファイティングスピリッツあふれるディフェンスを見せてくれる選手でもある。この2試合ではスタメンの秋山よりも長いプレータイムを得て、ガードとしてチームを動かした。安定したプレータイムを得られるか、ここからの活躍が大事だ。


―これで3勝目になりました。
「昨日の第5戦は試合の入りが悪くて、今日はそれがシュートが入って改善できました。それが結果につながったと思います」

―幸崎選手は昨日、今日とプレータイムが長かったですが、監督からの指示はどのようなものがありますか?
「自分はディフェンスが持ち味なので、それを頑張れということですね」

―いつも激しく相手選手にマッチアップしていますが、体力的にはどうなんでしょうか?
「最後になってくるときついですね」

―昨年から出番がありましたが、昨年はファウルが続く傾向もあったと思います。それを抑えるコツというか、昨年から進化している部分はありますか?
「自分としてはそんなに分からないですね。結構ぎりぎりに攻めてディフェンスしているので、吹かれるとしょうがないというのもあるし、きわどいところで吹かれていないということもあるので、吹かれないように相手を苦しめられると一番いいですが」

―チームは波があるように思いますが、どこを改善していきたいですか?
「パスがもっと回るようになるといいなと思います。そうすると相手のディフェンスも動くし、ドライブも行きやすくなるのでそれは意識したいです。自分がガードなので、それをどううまくやるかですね。まだ連勝がないので、それを達成したいです」

―HC次第ですが、今後も長く使ってもらえそうな感触はこの2試合では得られましたか?
「このまま満足しないでプレーし続ければ、使ってもらえると思うので頑張ります」

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「ディフェンスでの連携ミスを減らしたい」
チームとして強固でタフな守りをいかに持続するかが課題

◆#4寺園脩斗(東海大・4年・主将・PG)
160918terazono.jpg最後にオフェンスのチャンスが回ってきたのは白鷗大のミスがあったおかげだが、その機会を見事に生かしてシュートを沈め、決勝点に。試合を通じてアグレッシブに攻め続けた姿勢も生きた場面だったと言える。ディフェンスの連携はまだまだというが、たしかに今季は東海大らしい固いディフェンスというのは試合を通じて見られる訳ではない。上位には位置するが今年は何が起こるかまだ分からない。課題をどこまで克服できるかに注目だ。


―試合を振り返って。
「すごく大事な場面でディフェンスの連携ミスとか、もったいないミスが最近多くて、それでもあきらめずにディフェンスをやったことで最後の勝ちにつなかったと思います」

―2戦続けて競り続けた要因は?
「離すところで離しきれなかったり、連続失点で離されたりといったところが目立ちます。そこは修正していかなければならないと思います」

―今日の自分のプレーについてはどう評価しますか?
「何も考えてなかったんですが、先週負けてからチームの思い切りの良さがなくなっていると昨日それをコーチから言われたんです。なので、自分では空いたら思い切り打とうと思っていたのがいい方向につながったと思います」

―22点のチームハイでした。
「先週、筑波と拓大とやったときに、自分がノーマークのときのシュートがぜんぜん入りませんでした。この1週間いつもより本数を増やして打ち込んできたんです。その成果が出たのかなと思います」

―最後のシュートは入ると思いましたか?
「打った瞬間に来たなと思いました」

―自信があったシュートだったんですね。一方で、ディフェンスの連携ミスというのは何が原因で起こっているのでしょうか?
「自分たちでダブルチームに行かないはずのところに行って穴を作ってローテーションできなかったり、ボールマンに2人行ってしまったり。リバウンドでも終盤まで守れているのに、最後のルーズボールで負けてしまったり。4年生だけで出ると長年一緒にやっていてお互いに信頼して連携できるんですが、全員がその連携レベルではないので起こっていると思います。そのとき出ている5人でコミュニケーションを取れていなかったり、リバウンドを見てしまったりして、自分のマークマンに取られたりというのもありますね。そこもコーチに指摘される前に、4年が言ってあげられるようでないと」

―4年生がメインの時間帯にも3年生の佐藤選手(#23)が入っていい活躍をしていることが多いですね。
「まだコミュニケーションミスや連携ミスはなくはないんですが、大事なところでのオフェンスリバウンド、ディフェンスリバウンドを取ってくれたり、シュートを決めてくれています。上級生として信頼しています」

―なんとか2連勝となりましたが、どこを修正していきたいですか?
「自分たちは点が入らなくても守ればいいという考え方なので、そこでディフェンスの連携ミス、リバウンドミスがないようにまた次の1週間を準備していきたいと思います」

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「自分が攻めていればベンチの選手もついてこられる」
主将らしい意識で前へ前へとチームを牽引

◆#11河合祥樹(早稲田大・4年・主将・G)
160918kawai.jpg6月の早慶戦では教育実習の日程がどうしてもずらせずに欠場し、チームの勝利もならなかった。ただし、早慶戦であることよりも、まず目の前の試合に勝っていくことを大事に考え、臨んでいる早稲田大としてはその敗戦ももう昔の話。結果的には大勝利となったことは喜びつつも、見据えているのはもっと先のことなのだろう。波があるというチームだが、武器である足を自在に出せるようになれれば強い。そこまで極められるかどうかが楽しみだ。


―定期戦の早慶戦を欠場した河合選手にとっては公式戦での早慶戦になりましたが、気持ちの違いはありましたか?
「気持ちはそんなに僕の中では慶應だからというのはなかったです。でも自分がいない中で早慶戦で負けて、僕が帰ってくるときにみんなが気まずい雰囲気になっていて、同期も返す言葉がなかったと言っていて。自分としてはリーグ戦を頑張ればという気持ちだったんですが、やはり主将としていなかったというのは、チームに迷惑をかけたという気持ちはありました。リーグ戦の1試合ではあったんですけど、その中でいつも通りのプレーができるようにと心がけていました」

―試合ではスタメンですが、河合選手がドライブして切り開いていく姿も目立ちますね。
「森井(#18)も卓(#7)もピック&ロールからアタックできるんですけど、それがどこかの場面でうまくいかなくなってしまうと結構消極的になってアウトサイドに偏ってしまいます。僕が中に攻めていっていれば、ベンチから出て来る選手も自分も行けるんだと思えると思うので、自分が出ているときはミスをしてもなるべくアタックしていくようにしています」

―前半はあまり差がつきませんでしたが、前半の反省点は?
「やはり慶應もすごく気持ちが入っていましたし、前からプレッシャーをかけている中で、ルーズボールやリバウンドで慶應が僕ら以上に飛び込んで取りにいっていて、そこをマイボールにしてブレイクにつなげられませんでした」

―そこを3Qの出だしから早稲田大の持ち味が出せましたね。
「そうですね。自分たちが決めたら前からプレッシャーをかけるというのができたので」

―途中からは楽な展開にできましたが、試合の入りの波は皆に聞いても同じことを思っているようですね。
「そうです。合宿や練習試合をしてもそうだったので、気持ちの部分で受けているのはあると思います。自分たちでも入りが大事、大事と言っているんですが、それが逆に消極的にさせているのかもしれません」

―とはいえ、4勝2敗で勝ち越し中です。
「思っているよりいい感じなので、特に変わったことはしないと思いますが、出だしの部分は改善が必要です。1部のチームはどこも大きいし、最初に自分たちがリードしないとインサイドで確実に点を取ることはできないし、シュートが当たるまで我慢しないといけなくなります。どーんと構えられるぐらいの自信を持って、得意の形にしていかなければ。メンタル面の問題にはなりますが。それでも第5戦は我慢してビハインドから勝てた試合なので、少し自分たちに自信が持てたこともあると思います。それをもっと確かなものにしていける試合をしたいですね」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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