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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2016.09.17 (Sat)

【2016リーグ2部】9/17レポート

1位・2位対決は中央大に軍配
中盤は混沌が続く


160917takeda.jpg 大東文化大は、前半こそ順天堂大に2点差まで迫られる場面もあったものの、最終的には93-75で退け5連勝と盤石の戦いぶり。第6戦では日本体育大が挑む。
 その日本体育大中央大と対戦し、勝てば星が並ぶところ、インサイドを攻めきれず70-80で2敗目。上位2チームに少し水を開けられた。

 駒澤大をホームに迎えた東洋大は、課題の立ち上がりでビハインドを負い、69-73と猛追及ばず。駒澤大は対照的に終盤の課題を克服してみせた。
 立教大は的を絞らせないオフェンスで1Qに10点リードを奪うと、その後も優位に試合を進めた。法政大は終盤ディフェンスがゆるんでしまい、追い上げはならず。77-64で立教大が2勝目を上げた。
 江戸川大国士舘大を前半21点に封じる。フリースローを与えながらも逆転は1度も許さず、59-54とロースコアゲームを制した。
 この結果により、実に6チームが2勝3敗で並ぶこととなった。

写真:立教大・武田は法政大・中村を守り、シュートも決めた。



【東洋大はホームゲームを白星で飾れず】
160917ishii.jpg 立ち上がり、東洋大はミスが続き劣勢を余儀なくされる。駒澤大は複数人が身体を張ってリバウンドを抑えると、攻めては#14川嵜(4年・F)らの3Pが高確率で決まり2Q開始1分で26-13とダブルスコアに。その後、機動力を高めた東洋大ディフェンスの前にやや足踏みするも、#24石井(3年・F)を始め積極的にゴールへアタックし、バスカンなどでリードを保つ。一方の東洋大は、4Q残り4分半61-49から#2山口(4年・SG)が気を吐き4連続得点。#35杉田(2年・SF)のリバウンドシュートも決まり、残り1分68-65とわからなくなる。だが#17中津(2年・PG)の3Pで突き放され、73-69と1歩及ばなかった。

 東洋大は2Q以降は互角以上の展開を演じただけに、試合の入りを修正したいところだ。駒澤大欲しいところでシュートが決まっており、メンバー間の信頼も深まる好循環が窺える。

写真:駒澤大は石井の果敢なオフェンスが光った。




【江戸川大、堅守で国士舘大に勝利】
160917yasuoka.jpg 1Q、外が来ない国士舘大に対し、江戸川大は#55平子(4年・SF)、#1平岩(3年・SG)と外が気持ちよく決まって開始5分で12-2と先手を取る。#12オウマ(1年・C・明徳義塾)もバスケットカウントを連取、20-7とリードを得る。
 2Q、国士舘大は交代で入った#17望月(1年・SF・厚木東)の連続3Pで迫るが、江戸川大も#23保岡(3年・SG)のスティールからの速攻などで追いつかせない。34-21で折り返す。

 3Q、国士舘大がインサイドの強みを活かし、#66馬(4年・C)のバスケットカウントの他、#86下(2年・PG)もフリースローを誘う。さらに#88板垣(4年・PF)、#0角田(3年・SF)の3Pで残り4分半40-37と肉薄する。江戸川大はなかなかチャンスを作れないも3Pでつなぎ、47-41とする。

 4Q、江戸川大は#23保岡の3Pの後、ゾーンを攻めあぐみ沈黙。国士舘大#12臼井(3年・PF)にリバウンドから得点を許し、残り6分45秒50-49と最小点差となる。江戸川大#12オウマのリバウンドシュートの後は、両者インサイドのタフショット、3Pともに決めきれない。160917itagaki.jpg国士舘大#88板垣が3Pを決めれば#23保岡が返し、と拮抗が続く。残り1分、#23オウマとのコンビプレイで#22鈴木(2年・PG)がレイアップを決めた江戸川大が59-52と抜け出すと、ファールゲームもかわして59-55で逃げ切った。

 ファール判定がなかなか厳しい中、国士舘大はインサイドを攻めきれなかった。また、フリースローを揃えられなかったことも響き、痛い3敗目。江戸川大はドライブやパスワークからイージーシュートを生み出し、ロースコアゲームを制した。

写真上:エースの風格が出てきた江戸川大・保岡。
写真下:国士舘大は板垣が3P本沈めるも、インサイドは攻めきれず。




【我慢の守りを得点につなげた中央大が5連勝】
160917sekido.jpg 1Qは日本体育大#19田口(3年・F)、中央大#99浅見(3年・C)が決め合う互角の展開。中央大がバックコートからプレッシャーをかけてレイアップにつなげて抜け出すかと思いきや、日体大もインサイドで加点。14-14でどちらも主導権を掴みきれないまま終える。

 2Q、前のQ終盤からコートに入っていた中央大#6柿内(3年・G)が覚醒。3本の3Pを含む5連続得点で21-29とチームに勢いをもたらす。日体大はチームファールフリースローを得るも2本揃えられない。きっかけを掴むべくゾーンディフェンスを試みるも、中央大#28鶴巻(2年・F)に3Pを許し、26-38と差を広げられてしまう。

 3Q、今度は日体大#75赤土(4年・PF)にスイッチが入る。#32ヌダリー(2年・C)との合わせやリバウンドから9得点を叩き出し、残り5分30秒37-38と1点差に持ち込む。中央大はディフェンスで粘り、#28鶴巻、#7森(4年・PF)の速攻につなげてバスケットカウントを獲得。逆転は許さない。さらにここで#19田口が負傷し、日体大としては暗雲が立ち込めるも、代わった#21木伏(4年・SG)がスティールからの速攻、テイクチャージとチームを盛り立てる。中央大#28鶴巻、日体大#4江端(3年・SF)が3Pをそれぞれ決め、46-51で最終Qに突入する。

160917turumaki.jpg 4Q、日体大は#75赤土にボールを集めるも決めきれない。逆に中央大はリバウンドに粘り、中外バランスよく決めて開始3分半で45-68と快心の展開。日体大は#75赤土・#32ヌダリーを下げ、オールコートディフェンスから3Pを狙う。中央大はそれをかわして#33三上(1年・F・明成)の3Pなどにつなげていたものの、59-76から日体大#3大浦(1年・SG・広陵)、#64井手(2年・PG)にロングシュートを立て続けに決められ、残り39秒70-76まで追い上げを許してしまう。だが点差は大きく、ファールゲームのフリースローをきっちり決めて70-80で無傷を守った。

 中央大は、「4Qはラッキーな相手のミスもあった」(森)とは言うものの、#99浅見と#7森が泥臭く守り、日体大#32ヌダリーと#75赤土にイージーなゴール下シュートはほとんど打たせなかった。アウトサイドは日体大#4江端が中央大#13中村(2年・G)の持ち味を封じたものの、タイプの異なる中央大#6柿内が活躍。また、中央大#28鶴巻と拮抗していた#19田口が負傷交代となってしまったのも日体大には不運だった。

写真上:日体大・赤土はよい形をつくるも決めきれなかった。
写真下:欲しいところで3Pを決めた中央大・鶴巻。

※中央大・森選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「遠くで持たせるようにしたのが効いた」
日体大のツインタワーを封じ、要所で加点

◆#7森 知史(中央大・4年・PF)
160917mori2.jpg日体大・ヌダリーの高さは昨年も経験しているが、両チームとも顔ぶれが変わっている。今年の「チーム」として守りきり、流れからの得点につなげられた。未だ負けなし、大東大にぴたりと並ぶ。どうしても波があったこれまでとは違うところを最後まで見せられるか。鍵はもちろん森が握る。


―この日体大戦はリーグ最初の山だったのではないでしょうか。
「日体大は上位3チームに食い込んでくるチームだと予想していたので、山場だという気持ちで臨みました」

―前半は26失点に抑えましたが、特にインサイド対策はどのように考えていましたか?
「ヌダリー(日体大#32)も赤土(日体大#75)も自分たちより身長があり身体が強く、シュートもうまいので、ディフェンスの際はなるべくリングから遠くでもらわせるようにというのと、寄りを早くしようという意識は強めていました。前半はその通り遠くで持たせて、気持ちよく打たせなかったと思います。リングから遠ざけられたことは、リバウンド争いでもいい影響がありました。もちろん外もディナイを張ってくれていたので、相手のシュートを防げたと思います」

―ただ、3Q立ち上がりには追い上げられました。
「高さでシュートが入れられてしまうのはある程度仕方ないと思うようにしているのですが、それ以上にオフェンスから崩れた部分がありました。ディフェンスは40分間継続しなければならないのに、オフェンスが悪いときディフェンスでも引き摺っていたなと感じているので、明日以降の試合ではシュートが入らない時間帯も崩れることがないようにしたいです」

―オフェンスはどういった形を目指していますか?
「僕たちには個々の1on1もあるとはいえ、相手は5人で守ってくるので、フォーメーションだったり、つくりながらシュートを打つ。そのほうがよい形で打てますし成功率も高くなるので、それを心掛けられれば」

―その中で、柿内選手(#6)の仕事ぶりは大きかったのでは。
「アウトサイドは八木橋(#15)が中大でいちばんガードらしいと言うか、コントロールできるプレイヤーなので、SGにオフェンス力の高い輝心(柿内)だったり中村(#13)だったりが入るという形ですが、柿内は後から出てきて今日のようにシュートを決めてくれるのがとてもチームのプラスになっていますね」

―3Qに点差が詰まったときなど要所では森選手が自ら攻めていましたが、どうバランスを取っていますか?
「あの場面ではミスマッチだなと思って、攻め気を持ってドライブを仕掛けました。今日はよい結果になったので、今後も、シュートが決まらなくとも攻めていくようにしたいです」

―あと気がかりなのは終盤の締め方でしょうか。
「相手の3Pがもう1本入っていたらわからなかったですね。今3Qを課題にしていて、今日もその入りが悪くて3Qは負けているので(13-20)、後半の入りでしっかり集中し直さなければと思います」

―5連勝スタートということで、去年までとの違いはどこだと言えますか?
「いちばんはやはりディフェンスです。今日は少し甘かったのですがディナイとか、全員でボックスアウトしたりだとか。特にリバウンドが今日のキーだったのですが、去年まではインサイド+3番ポジションくらいだったのが、今年はガードまで全員が入ってくれています。そういったディフェンス面の意識が改善されているので、明日以降も40分間しっかり集中していきます」



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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