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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2016.06.10 (Fri)

【2016西日本インカレ】6/10 ベスト4進出チームレポート

ベスト4が出揃った西日本インカレ
ノーシード2校が勝ち進む波乱含みの展開に


160610RITSUMEIKAN.jpg 西日本インカレの愛称で親しまれている西日本学生選手権が、6月5日からエディオンアリーナ大阪をメイン会場に開催されている。西から九州、中国、四国、関西、東海、北信越連盟所属の男女それぞれ100チーム以上が参加し、1週間ほどの短期間の間に西日本チャンピオンの称号をかけて繰り広げられる一大イベントでもある。この時期は教育実習や、今年に関してはスケジュールの変わった就職活動期間の影響で、ベストメンバーを組めないチームも少なくないが、それでも各地方の三冠タイトルに含まれる重要な大会だ。

 大会は、ここまで既に準々決勝まで終了。男子は、ここ3年は近畿大が覇権を握ってきたタイトルだが、今年はベスト8でストップ。この他、第3シードの関西学院大も初戦敗退を喫し、一方でノーシードから2校が準決勝進出を決める波乱含みの様相を呈している。

 ベスト4は、立命館大大阪学院大名古屋経済大天理大となった。ここでは各ブロックを勝ち進んだ4チームの状況をレポートする。残り2日間の大会を制するのは、果たしてどのチームか。

写真:ベスト4入りに笑顔の立命館大。


◆Aブロック―立命館大

160610HATTORI.jpg 立命館大は、今大会はノーシードからベスト4まで到達した。留学生擁する名古屋学院大や、近畿大を下しての勝ち上がりを見せ、勢いに乗っている。昨年から各ポジションで主翼を担っていた選手が卒業し、更にコーチングスタッフに変更があり練習から学生主体で戦うシーズンとなった今季は、全関ではあえなくベスト16で敗退。しかし西日本インカレでは状態を上げてきた印象だ。普段のメインガードである岸本が教育実習で不在という点は痛いが、#2平岡(3年・SG)らが時間を分け合ってその穴を埋めている。

「シードが無い分、一戦一戦戦い抜いて勢いに乗っていこうと。そうした結果がベスト4につながったと思う」とは、インサイドの要である#35福永(4年・PF)のコメント。直近2試合は接戦となったが、チームにとって鬼門でもあったベスト16の壁をまず突破したのは大きかった。「ベスト8にも入った経験がなくて、実際昨日勝ってベスト8に入れたが、『でもこれで満足せずに更に上を目指そう』と話し合った。それだけにまずベスト4に入れて良かったという気持ち」(福永)

 準決勝は全関で負けた大阪学院大が相手。「しっかりスカウティングのビデオを見て、一戦一戦戦うという気持ちを切らさずにやっていきたい」福永は気を引き締め直す。タイトル獲得への絶好のチャンスを、みすみす手放すわけにはいかない。

写真:準々決勝では、ベンチスタートの服部の活躍も光った。


◆Bブロック―大阪学院大

160610KINOSHITA.jpg 5月上旬に全関を制した大阪学院大は、波乱の結果が続く大会でもさすがのベスト4入りとなった。しかし、ベスト4まで相手を圧倒しながら進出した全関とは異なり、これまでの3試合中2試合が一桁点差の勝利だった。全関優勝こそ果たしたが、だからこそどの相手にも警戒されるという宿命と戦いながらの大会である。

 エースの#7澤邉(4年・SG)はここまでの3試合を「相手が関西のチームだけではないので、関西の感じとは異なるディフェンスをされたこともあって、ここまでは自分たちのバスケができていなかった部分もあった」と振り返る。やり慣れているチーム以外とも対峙することで生じる難しさにも直面しつつ、準々決勝では出遅れから徐々に修正。高さでは敵わない東海大九州相手でもリバウンド面を修正し、我慢比べを制した。

 これからの2試合は、今季最も厳しい戦いになるだろう。試合に絡むメンバーも他チームより少ないが「今日の勝ちが無駄にならないようにしっかりコンディションを整えて良いパフォーマンスができたらなと思う。体力的にキツい部分は出てくると思うが、たとえ試合の出だしが悪くても流れはくるはずで、そこは我慢が大事。この2試合は我慢比べだというつもりで頑張りたい」と覚悟を決める澤邉。関西王者としてのプライドも胸に秘めながら、2冠目のタイトル穫りに臨む。

写真:準々決勝でチームハイの27得点を挙げた木下。大事な場面での確率は驚異的だ。


◆Cブロック―名古屋経済大

160610MARIC.jpg 立命館大同様、名古屋経済大もノーシードから勝ち上がった。スコアラーの一人である#91松本(4年・SF)は「これで6試合目だが、みんなで『優勝するぞ』と言ってやってきて順調に来ている。気持ちが乗っているので、疲れているということも全然ない」と屈託のない笑顔で話す。

 ただ、ノーシードとは言っても、今春の東海選手権を制した実力校。シード校の関西学院大を寄せ付けることなく圧倒するなど、今大会はこれまでの6試合で既にその実力を思う存分発揮している。インサイドの#15ジャニパプ(3年・C)に目が行きがちだが、ジャニパプや松本以外にも#88木下(4年・SF)や#1高橋(2年・C)といった面々にも得点力があり、バランスも取れている。また、東海選手権ではあまり良くなかったというディフェンス面もしっかり機能。「この大会はディフェンスで勝てていると思う」(松本)というが、準々決勝の相手・同志社大にも付け入る隙を与えなかった。

「マリック(ジャニパプ)がいて中が強いので、中を中心に攻めて。ディフェンスでも、そこでリバウンドを取って速攻に走るやり方。あとは、勢いよく打っていく」(松本)スタイルが身上のチーム。春の東海を初めて制した勢いそのままに、西日本のビッグタイトルにも手をかけられるか。

写真:豪快なダンクを決める名古屋経済大・ジャニパプ。機動力もあり、ここまでは向かうところ敵なしという印象すらある。


◆Dブロック―天理大

160610YVES.jpg 昨年準優勝の天理大は、進路都合で主力が参加出来ない試合がありながらも無難に準決勝まで駒を進めた。準々決勝の関西大戦は序盤に点差をつけることに成功。相手の粘りで一気に引き離すことはできなかったが、ロースコアの展開に相手をはめ込み、自分たちのスタイルを貫いて勝利を手にした。

 主将の#7中村(4年・PG)は「一試合ごとに状態は良くなっている。失点が昨日も今日も60点台で、先生からも『ディフェンスは良い』と言われている。オフェンスで重くなった時に、一回インサイドにつなぐような展開を出さないといけないと思うが、ディフェンスに関してはプラン通りやれている」と、自らの強みの部分には手応えを感じている。#15イビス(4年・C)と#56川田(4年・C)を擁するインサイドは相変わらず強力だ。全関では5位という不本意な結果だったが、その後は「練習でも厳しく言い合って高め合ってきた」(中村)ことも、今大会での安定した試合運びにつながっているという。

 ここ数年は、どの大会でも安定した戦績を残しながらも優勝には届いていない天理大。「しっかりタイトルを勝ち取って胸を張って天理に帰りたい」と中村。もどかしい状況に、今度こそ終止符を打ちたい。

写真:大事なところでのイビスの得点は相手にダメージを与える。準決勝の名古屋経済大・ジャニパプとの対戦は注目ポイントだ。


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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