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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2016.06.08 (Wed)

【2016新人戦】6/8レポート

東海大が明治大に逆転で破れ初戦敗退
中央大は白鷗大を接戦から下す


 関東大学新人戦は本戦に入り3日目。ベスト16をかけ、代々木第二体育館と大田区総合体育館の2会場にて8試合が行われた。今年の組み合わせは左側のブロックに多くの強豪が集まり、序盤戦から注目の対戦が続く格好になっている。シード校が有利とされる新人戦だが、昨年8位の慶應義塾大は選手層の厚み、高さで勝る上武大の前に既に初戦敗退。そして3日目は有力候補の東海大が明治大に敗れ、やはり初戦敗退の憂き目を見る格好になった。


◆代々木第二体育館
【積極性が光った明治大がディフェンスでも粘って勝利】
160608noguti.jpg 昨年、大東文化大に敗れてベスト16に終わった東海大。ベスト8以下に落ちてしまうと初戦から対戦相手が1部同士となってしまう可能性があるのが新人戦だが、今年の緒戦の相手は明治大となった。

 1Qからリードしたのは東海大。インサイドには注目のルーキー#28平岩(1年・PF・土浦日大)を据え、いずれも能力の高い選手がそろう。対する明治大は今季学生代表の候補に入った#28今川(2年・・SF)をこれに当て、2年中心の布陣。前半は東海大がリードして進むが明治大も食らいつき点差はさほど開かず。1Qは15-21の東海大リード、2Qも明治大は追う形で多少のミスはあるものの、東海大がインサイドに偏りがちなのに対し、終盤に#28今川の速攻、#3綱井(2年・SG)の3Pに#21野口(1年・F・九州学院)の速攻、3Pが出て前半は38-42、東海大が4点リードするものの、明治大も勢いを見せた。

 3Q、立ち上がりで#25平岩がゴール下で二連続のバスケットカウントを獲得。明治大も反撃するが#37秋山(2年・SG)の3Pが決まり、さらに#25平岩の連続ゴールにアシストが決まると49-60と一気に東海大が11点差をつけた。しかしここで明治大も#11奥野(1年・F・藤枝明誠)の3Pが決まり、#24森山(2年・PF)のブロックも出てディフェンスで粘る。東海大はファウルが続いて残り約2分間はノーゴール。57-60と明治大が3点差に追い上げて4Qに入った。

160608hiraiwa.jpg 最終Q開始早々#24森山、#11奥野のミドルシュートが決まって明治大が逆転。さらに#3綱井もボールをカットし得点につなげる。東海大はベンチに下げていた#25平岩をコートに戻すが、早々に痛い4ファウル目を吹かれて再びベンチへ。高い位置からのディフェンスでボールをカットしていくも、得点にはなかなかつながらない。明治大も同様にミスが続いて試合は膠着状態に。残り2分、東海大は#37秋山の3Pで70-73の3点リード。明治大はここから#4小林(2年・SG)のシュート、#28今川が#25平岩のディフェンスを外に誘いだしたところを中に切れ込み得点すると、残り1分で74-73の1点リードに。東海大はフリースローやドライブのミスが続いて流れがこないままファウルゲームに突入。明治大はこれをなんとか1本ずつ決めていき77-73で逆転勝利。初戦で手強い相手を倒した。

 新人戦らしく互いにミスもあったが、オフェンスで足が止まり気味の東海大に対し、明治大は終始積極的で、中・長距離もまずまず決まった。今川が平岩のところをよく抑えたのも大きい。東海大は平岩のファウルトラブルが痛かったが、アウトサイドも秋山以外は当たってこず、得点源が少なかった。豪華メンバーを擁したが初戦敗退という結果に終わった。

 その他、代々木第二体育館では専修大、順天堂大、日本大が勝利した。

写真上:アウトサイドがよく決まった明治大・野口。
写真下:東海大は良くも悪くも平岩だけに偏ってしまった。

※明治大・今川選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◆大田区総合体育館

【4Qで差をつけた中央大が白鷗大を下す】
160608mikami.jpg 大田区総合体育館での対戦は、白鷗大中央大の対戦が白熱した。白鷗大は2mオーバーの#23ディオップ(1年・C・延岡学園)が加入し、メンバーは1年生が中心。対する中央大は#28鶴巻(2年・SF)、#13中村(2年・SG)、#33三上(1年・SG・明成)などシューター中心の構成になる。前半は互角の勝負。1Qは中央大が26点の大量得点でリードするが、2Qになると白鷗大が盛り返して取り返し、前半は40-40の同点。

 3Q、ここで勝負が分かれた。白鷗大は得点チャンスをうかがううちにミスを連発し、何度もターンオーバーで中央大にボールを持っていかれた。しかし、その中央大も打ち続けるものの前半と打って変わってシュートが入らない。攻める部分を探すうちにミスをする白鷗大と攻めても入らない中央大で互いにターンオーバーする時間帯が長く続く格好になった。残り4分、#33三上のジャンパーがようやく決まると、#28鶴巻の3Pで中央大が7点のリードに成功。白鷗大は#23ディオップを投入して追い上げをはかるが、中央大が最後に#28鶴巻のドライブも決まり47-53とリードして4Qに入ると、その後は中央大のオフェンスがリズムを取り戻した。白鷗大は得点チャンスがなかなか作れないままに64-78で試合終了。中央大がわずかだが息苦しい3Qを我慢して4Qへの流れを作り、勝利を手にした。

 その他、大田区総合体育館では神奈川大、国士舘大、駒澤大がそれぞれ勝ち上がった。

写真:3Q、なかなか当たらなかった中央大・三上だが、彼が決めるとチームも一層盛り上がった。


[続きを読む]

【INTERVIEW】

「ミスもある中で通用する部分もあった」
強豪に勝利して得た自信を次へのモチベーションに

◆#28今川友哲(明治大・2年・SF)
160608imagawa.jpgポジションはスモールフォワード。機動力があり、195cmのサイズを活かしたゴール下のプレーも見どころだ。この日は平岩とのマッチアップを任せられたが、最後まで集中力を切らさず流れを持ってきた。今年は李相伯杯代表の候補にも入り、まだまだ成長が期待される選手でもある。インタビューの最後には「勝ちます、優勝しますと」と力強い言葉が頼もしく響いた。


―見事な勝利でした。おめでとうございます。
「ありがとうございます。超うれしいですね」

―今日は平岩選手とのマッチアップでした。彼はどのような選手でしょうか。そしてやってみたどうでしたか?
「インサイドでめっちゃ面取りとかをして頑張ってくる選手というのは元々知っていました。そこをやらせてしまうと相手が波に乗るなと思ったので、そこを邪魔していこうとはしていました」

―やられた部分もありはしましたね。
「そうですね。大事なところで何本かやられてしましました。一瞬の気の緩みが負けにつながりそうだったので、勝ったから良かったですけど、そういうところをしっかりしないといけないなという感じです」

―ファウルなんかは結構我慢できていたのではないでしょうか。
「インサイドが僕と森山(#24)以外は発展途上みたいな選手しかいないので、自分たちが交代するようなことになったら確実に負けるという話はしていました。なんとか粘ろうと」

―前半は追いかける展開でしたが、攻める意志みたいなものは明治の選手からより感じました。
「練習がチームプレーというとり今は1対1がメインなんです。だから各自の1対1の威力はどこのチームよりもあると思います。ドライブからパスか、お前が打つなら打て、ぐらいの簡単なバスケットで点数を取ろうという話をしていました」

―終盤の競り合いで判定がうまく明治大にこないシーンも何度かありましたね。あそこでも崩れる気配はありませんでしたね。
「今日はお互いに相手ボールもマイボールになるような感じのことが何度もあったので、ああここで来てしまったかという気持ちはありましたけど、守るしかないという感じでしたね。こっちも結構ラッキーなファウルをもらえたのでどっこいどっこいを思いながらやっていましたね」

―平岩選手がファウルトラブルになったのも有利に働きましたね。
「そうですね。そして僕らはファウルしたらアカンと思ったし、ファウルせずファウルさせようという話はしていました。なので一番いい流れになったと思います」

―一方、後半ボール運びの途中で何度もボールをカットされた場面もありましたが。
「僕らのチームにはガードというガードがいなくて、4番の小林もどちらかというと攻めたい選手です。そこで合わなくてターンオーバーになっているだけなので、明日は合うと信じます(笑)」

―まだ初戦ですし、次の筑波大戦も重要なのですが、この東海大に対する勝利で自信になった部分はありますか?
「新人戦の練習が全然できていなかったので、パスミスなども多かったんですが、その中でもうまい合わせや1対1は結構通用していました。東海はディフェンスの有名なチームなのに通用したという点ではいけるという自信はつきました」

―明日も頑張ってください。
「勝ちます、優勝しますよ!」



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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