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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2016.05.29 (Sun)

【2016トーナメント】5/8 7位決定戦 明治大VS青山学院大

延長戦を制して明治大が7位
青山学院大は追い上げるも届かず8位

160508imagawa.jpg 明治大青山学院大の組合せとなった7−8位決定戦。終始明治大がリードするも、4Q残り40秒で青学大が同点に追いつき、戦いは延長戦へ。勝負をわけたのは、“リバウンド”だった。

 1Qは、#5會田(4年・PG)、#2齋藤(3年・PG)のツーガード擁する明治大が、内外バランスよく得点を重ねると、ディフェンスも機能し始め、速攻やパス回しからの3Pなど、開始4分で11-5とリードする展開に。青学大は選手交代などでリズムを変えにいくも、なかなか糸口が見いだせず。ガードの#14柏倉(4年・PG)を投入しテンポアップすると、#32前田(2年・SF)の3Pや#24安藤(4年・SF)のドライブで点差を縮めたが、終了間際に明治大#21野口(1年・SF・九州学院)が3Pを沈め、1Qは26-19。2Q開始早々明治大・#3綱井(2年・SG)の3Pが決まると、点差は29-19の10点差。だが、ここで気持ちを見せたのは青学大4年生たちだった。まずは主将・#14柏倉がチームを鼓舞するかのように強気に攻めてドライブで狙うも、判定はチャージング。しかし、このプレーが青学大に流れを引き寄せ、#7ナナー(1年・CF・横須賀学院)のセカンドショットが決まると、今度は4年の#24安藤と#3大崎(4年・SG)がそれぞれ3Pと速攻を決め、29-26へ。明治大も#5會田からのアシストで速攻を狙った#21野口がバスケットカウントを決めるが、それでも青学大が#32前田、#10高橋(2年・C)の得点で差を詰め、32-31の1点差。しかし、逆転はできず。ここから残り4分半、青学大がノーゴールの間、#32吉川(3年・SG)、#5會田の得点で明治大が38-31と再びリードを広げて後半へ。

 3Qも先手を取ったのは、明治大。青学大も#24安藤の3Pや#0納見(1年・PG・明成)と#7ナナーの合わせで食らい付くが、明治大に連続で速攻を許し、たまらずタイムアウトを請求。立て直しを図るも、明治大は#9田中井(4年・SG)の3P、#2齋藤と#28今川の合わせがきまり56-42とこの日最大のリード。#24安藤の3P、#32前田のバスケットカウントで点差を縮め、56-48で3Qへ。


160508aogaku.jpg 4Qは学生代表を務める#24安藤と、ウインターカップ2連覇の経験を持つ#0納見が気持ちの強さと勝負強さを見せる。この試合、青学大が初めて先手を取り、#24安藤のドライブ、#0納見がチームを勢いづける3Pを沈め、反撃に出る。さらに、#24安藤が3Pフリースローをしっかりと決めれば、#0納見がジャンプショット、そして#24安藤のドライブで差を縮めると、#3大崎から#24安藤の合わせで71-71と試合は振り出しへ。明治大はここで#2齋藤が奮起。3Pを沈め、逆転を阻止すると、#26小谷(4年・SG)のオフェンスリバウンドでつないだチャンスからドライブを決め、残り1分で76-71へ。だが、諦めない青学大は#24安藤にパスを集め、そこから#3大崎にパスが渡ると3Pが決まり、2点差へ。明治大・#5會田が狙ったジャンプショットは外れ、残りは40秒。#0納見がドライブを決め、76-76の再び同点とすると、試合は延長戦へともつれ込んだ。

 延長戦の先手は明治大。接戦で気持ちの強さを発揮する#32吉川(3年・)がバスケットカウントで先行すると、#0納見がジャンプショットを決め返す。だが、どうしても逆転できない青学大。勝負を決めたのは、“リバウンド”だった。スモールラインナップでのぞんだ青学大に対し、明治大は#28今川らの高さでオフェンスリバウンドを奪い、得点を積み重ね、じわじわとリードを広げる。残り1分15秒、#32吉川がドライブでディフェンスを抜き去り、86-80とすると青学大タイムアウト。そこから青学大らしい粘りを見せ、#24安藤が3P、ドライブを決めると、残り20秒89-85の4点差に迫り今度は明治大がタイムアウトを請求。ファウルゲームを仕掛ける青学大に対し、#28今川がフリースローを確実に決めるが、残り7秒#0納見が3Pを決め、ルーキーとは思えない堂々としたプレーを見せる。点差は3点。ファウルゲームを継続する青学大に対して、今度は#5會田がフリースローを1本決め、4点差。最後、#24安藤の放った3Pが決まり、92-91と1点差に追いつくも、試合終了。明治大が延長戦に持ち込まれたが、一度も逆転を許さず、7位で大会を終えた。

160508oosaki.jpg 試合後、「ビッグマンが機能しなかった」ことを課題に挙げた青学大・廣瀬HC。ルーキーのナナーはまだこれからの選手。高橋も学生代表合宿により、週末不在となったことで調整不足が響いた。そのため、スモールラインナップで戦う場面でこの大会は多く見られた。「スモールラインナップでやることは覚悟していた。そこでいいゲームができたが、それではダメです。最後リバウンド勝負でああいう結果になってしまう」と、延長戦でのリバウンド争いを悔やんだ。

 もうひとつ今後に向けた課題として、「春先は去年よりも走りたいと言っていたが、走っても1対1ができなかったら走っている意味がない。もう一回チームプランを考えないといけない。自分達がやりたいことをやるのではなく、筑波大のような能力集団を倒すにはどうしたらいいのか、ということにフォーカスしていく必要がある」と語った。この大会、思うようなプレーができているとは言い難かった青学大。それでもベスト8入りを果たし、さらには追い上げを見せたことは底力があるということ。チームが噛み合うようになれば、一気に変貌を遂げる可能性は高い。ここから青学大がどんなバスケを展開するチームに成長するのか、リーグ戦が今から待ち遠しい。

 そして、この試合同点に追いつかれるも、延長戦を制した明治大。就任1年目となる山本監督の初陣となった関東トーナメントは7位となった。戦う意欲や勝利へのこだわりなど、春先から選手たちのメンタル面を指摘することが多かったが、山本監督「終わり良ければ全て良しで、最後1点差に追い上げられたが、勝ちは勝ちなので。いい終わり方だった。こういう“勝つ”気持ちを大事にしてリーグ、インカレにつなげていきたい」と、この試合をしっかりと勝ち切った選手たちを評価した。

160508saito.jpg この大会の総括として、昨年は出場機会に恵まれなかった小谷と田中井が存在感を示し、會田も課題であったオフェンス面で積極的な姿勢から得点数を伸ばすなど、4年生の活躍も光った。山本監督「4年生には申し訳ないが、もしかしたらチームを作るのに1年かかるかもしれない。それでも、4年生が今一生懸命にやってくれている。その辺の頑張りを何とか手助けしてあげたい。その頑張りを下級生たちが見て、明治の伝統を引き継いでいってほしい。それだけです」と言うが、2月中旬の就任からまだ2か月半。この大会で得た手応えや感触をもとに、山本監督と4年生たちが作る新たな明治大が、本当のスタートを切った。

写真上:17得点15リバウンドをたたき出した明治大・今川は、延長戦で勝利を呼び込むリバウンドを記録。春先には学生代表候補にも選出され、今後の更なる成長が期待される。
写真中上:大崎が司令塔としてゲームを牽引。ルーキーの能見もそれに続いた。
写真中下:ハーフタイム中に主将・#14柏倉を中心に円陣を組んで話し合う青学大。
写真下:この試合で12アシストをマークし、大会のアシスト王に選出された明治大・齋藤。

※明治大・田中井選手、小谷選手、青山学院大・安藤選手、納見選手のインタビューは「続きを読む」へ。




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【INTERVIEW】

「スタートのメンバーよりも難しい仕事」
シックスマンとして、主将としてチームを支える

◆#9田中井 紘章(明治大・4年・主将・SG) 
160508tanakai.jpg今季の明治大は2人のリーダーがいる。ひとりはゲームキャプテンを務める會田、そしてもうひとりは明治大バスケ部の主将である田中井だ。下級生時は手堅い攻守を見せシックスマンのポジションを獲得。時には、出だしを安定させるため、スタートを務めることも。今回のトーナメントでも交代メンバーとしてチームを支えたが、早打ちや落ち着かないオフェンスになる傾向がある中で、途中交代で落ち着いた動きをみせる選手は、今のチームには欠かせない。チームを支えるためにシックスマンとして、主将として、自らの仕事を「誇りをもってやっている」という今季の明治大には欠かせない存在だ。


―昨年2度のヘッドコーチ交替を経て、今季は監督兼HCとして山本監督が就任されるなど、指導者がめまぐるしく変わった中で、新チームのスタートはどうでしたか?
「結構すんなりチームにはなったと思いますが、さすがに最初の1か月は素直に監督の話を聞けていなかった選手もいるなと思っています。そのせいで(3月末の)東京六大学リーグ戦の早稲田とか慶應相手に20点差、30点差つけられて負けたゲームがありました。そこから、監督交代したとかそういうことよりも、試合は選手自身がやるものだから、練習の取り組み方とかそういう所から変えていかないといけない、とチームで話し合って、今まで取り組んできました」

―トーナメントの目標は?
「最低ベスト8という目標は立てていて。そこから上を目指そうということでしたが、それよりも自分としては練習でやったことを100%、120%出すということがこの大会の目標でもありました。そういう部分が見えてきただけでも結構収穫になったと思います」

―山本監督に求められているバスケとは?
「今年のチームは、去年だったら伊澤さん(現・パスラボ山形)がいて、ハーフコートバスケがスムーズに展開できましたが、今年はそういう安定した得点能力を持っている選手がいない。だから、全員で点を取れるチームです。あとは激しいディフェンスから簡単なファーストブレイクで点を取っていくチームを今は目指して練習しています」

―田中井選手自身について少し教えてください。プレータイムが少し短いように感じますが、そこについてはどうですか?
「気にしてはいなかったですが、自分が求められているのは少ない時間で相手のエースを抑えて、それでプラス2点とか3点を取る、というのが仕事。スタートのメンバーよりも難しい仕事を自分は求められていると思っているので、そういう事についてはやりがいもありますし、自分だからこそできる、というのはあると思うので、誇りをもってやっています」

―山本監督は4年生を出す意味は、「試合への取り組み方や準備、気持ちの作り方、指示に対する対応といったそういう姿勢は3年生以下に見習ってほしい」と言っていました。
「たぶん、僕らふたりの方がそういう部分が長けていて、来年だったらそういう要素がなくなってしまう、というのは不安要素だと思います。交代で出た選手が集中してなくて怒られたりしていましたが、そういう所はベンチの選手は見習ってほしいし、自分達もそれを見られている側になるので、そこはちゃんとお手本になるようなプレー、言動を取っていきたいです」

―最後にリーグ戦に向けて一言お願いします。
「たぶん自分たちがこの関東トーナメントで2試合(準々決勝vs拓殖大、5−8位決定戦vs中央大)負けた理由は、基本的なことがおろそかになってしまった、というのがあります。リーグ戦は18試合ありますが、自分は3回リーグを経験している中で基本的なことがすごく大事だなと感じていました。だから、夏までに完ぺきにして、そこから発展したバスケができるようになれば、と思っています」

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トーナメントで見つけて課題
「勝ち切れるように意識した練習を」

◆#26小谷拓哉(明治大・4年・SG) 
160508kotani.jpg1番から4番まで幅広くポジションをこなすことができ、チーム状況に合わせてプレーができる選手として、下級生時からプレータイムを獲得してきた。前日の中央大戦ではシュートが決まらず悔しさが残ったが、この青学大戦ではそれを払拭し、攻守でチームに貢献した。関東トーナメントを終えて、チームの課題は大事な場面で自分たちのミスから「勝ち切れなかったこと」。ミスを少なくし、安定したバスケを展開するためには、普段からプレーの精度にこだわって練習することが欠かせない。小谷を含めた4年生たちが、この課題を解消するために、どんな練習を積み重ねていくのか、その結果がわかるのはリーグ戦だ。


―今日の試合を振り返って
「個人的には昨日の中央戦(5-8位決定戦)よりシュートも入ったし、リバウンドも飛び込んでディフェンスも声を出してやろう、と思っていたので、その面ではよかったかなと思います。チームとしては、10点くらいリードした時に追いつかれて同点で延長戦になってしまいました。そこは、ターンオーバーを減らして、そのまま20点差、30点差までしっかりと引き離すまで持っていくことが課題です」

―拓殖大戦(準々決勝)と中央大戦、追い上げましたが途中一度も逆転できず、山本監督は課題としてメンタル面をあげていました。今回は追いつかれましたが、しっかりと勝ち切ったことは自信につながったのでは?
「あと1本で追いつくという時のターンオーバーや、相手にオフェンスリバウンドを取られてしまって、追いつけなかったです。でも、青学戦は多少そういう面で目立ったターンオーバーやオフェンスリバウンドもなかったから、追いつかれても勝ち切れたのかな、と思います」

―昨日の中央大戦は小谷選手自身、シュートがなかなか決まらず、苦しい試合でしたね。
「そうですね、昨日はもう本当に入らなすぎて(笑)大学に帰ってシューティングして。でも、今日は本当にもう割り切りました。最後だし、もうやろうと。それで思い切った結果、こういう結果でシュートも入って、リバウンドも取れて、いい結果になったかなと思います」

―話は昨シーズンのことになりますが、なかなかプレータイムがもらえなかった中で、モチベーション維持など苦しかった部分もあったのでは。
「そうですね。去年は出ても2、3分でした。でも、僕のポジションには吉本さん(2015年度卒)がいたので、練習中は吉本さんにシュートを打たせないようにする、とかは常に考えてやっていました。出られなかったことで落ち込むこともありましたが、吉本さんを抑えることで試合に出られるんだ、とそうやって考え方をシフトチェンジしてやっていました」

―では、今季になって小谷選手に求められている役割とは?
「とりあえず下級生を引っ張る、というのは今の自分の役割だと。そういう面でリバウンドやルーズボールを追う姿勢を見せることが重要なのかなと思っています」

―チームとしては今後修正していくべきところは?
「細かい所を言ったら、イージーシュートやフリースローがあまり確率がよくなかったことと、あとはディフェンス面で最後追いつかれた時も、簡単に3Pを打たれたりドライブされたりしてしまった。接戦になった時に、いかにコミュニケーションをとってやれるか、というのが課題だと思います。そういうことがしっかりとできればそんなに弱いチームだと思っていないので、細かい所の修正だと思っています」

―それでは、最後にリーグ戦に向けて一言お願いします。
「ディフェンスしているのにすごくやられた、とか、シュートが全く打てていない、ということはなかったので、ディフェンスならもっとタイトにつくだとか、シュートの精度をあげるとかは、これから伸ばしていきたいです。チームとしては、“勝ちきる”ということができなかった。今のままだったら、リーグ戦でもそういう試合が多くなってしまうと思うので、改善できるように練習中から意識してやっていきたいです」

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「自分がもっと泥臭いことも頑張らなければならない」
最上級生として、エースとしてすべきこと

◆#24安藤周人(青山学院大・4年・SF)
160508ando.jpg今大会、3P王を獲得。全体では決めたが、試合のここぞという1本はもっと欲しいところだ。得点力はここ数年の青山学院大に課題としてあり、エースにかかる期待は大きい。今の青山学院大は本人の言う通り、大学界に君臨したスターたちがひしめいた時代とは違う。しかし、そうした状況でも1年から出場時間を得てきた安藤にこそ、魅せて欲しいと思うのは確か。大学での最後の1年はどの4年生にとっても大事なもの。それを納得して終えられるかどうか、ここからのさらなる頑張りが問われる。


―最終戦も追う展開でしたね。今大会はそういった試合が多かったように思います。
「去年からもそうですけど、自分が1年のときは4年にスターと言われる人たち(永吉、張本、畠山等)がたくさんいた訳で、それで優勝ができていました。今はそういう選手が誰もいない中で、点数を取れる選手がいないのをちゃんと理解して、どういう風に攻めるかを考えさせられた大会かなと思います」

―去年も同じような状況ではあったと思うんですが。
「去年よりはチームとしては良かったと思うんですが、まだ上に行けるチームじゃないかなと思います」

―インサイドがまだ間に合っていないという話が廣瀬HCからありましたし、ガードもスタメンはどちらかといえばシューターの大崎選手(#3)が担っている時間帯があり、まだまだ定まったチームという状態ではないですね。
「自分のポジションは固定されていますが、大崎が1番や2番をするなど、器用にこなさなきゃいけないポジションの選手が多いので、そういったことをどうクリアしていくかです。例えば大崎はシューターだから本当はもっと打ちたいだろうけど、でも1番の仕事をしなければならない。その難しさを自分がサポートしないといけません。納見(#0)も大崎と同じように器用にやらないといけない状況です。だからこういう結果になっているのは、4年の力不足かなとは思います」

―そういう状況の中でやはり欲しいのは安藤選手の得点ですよね。この大会を通していえば、欲しいところでなかなか決まっていなかったのかなと。
「確率はそんなに良くないですね。欲しいときにボールがもらえると気持ちよく打てるんですが、いいリズムでいつもボールが来るわけじゃない。そこにイライラしてしまったりしましたね。いいリズムでもらえていないときに無理に打ちにいって、さらに自分がやらなきゃやらなきゃという風になって、無理な体勢でも打ってしまいました。そうした自分自身を改善しないとシュート確率は良くならないと思います」

―そこはチームプレーとしての確立も必要でしょうが、ただ確かにいつでも都合よくボールは来ませんよね。
「去年も似たようなポジションでやらせてもらって、でもさらに去年より重要なポジションというのは自分でもわかっているけれど、マークもキツくなっています。その状況でどういう風に決めるかというのが本当にまだまだです」

―4年生になりましたが、人数的には多くて4年生は下級生の頃からずっと出ているメンバーですね。今年どういう風にやっていきたいという話はしますか?
「やっぱり小さいので、全員でリバウンド、ディフェンス、ルーズボール等の球際を頑張ることや、取ったらすぐブレイクというのをモットーにしています。でも例えば筑波のようなチームだとサイズがあるのでリバウンドが取れるという確信があるので走りだしは早いですが、うちは取れるかどうかわからないので一瞬止まってしまっています。インサイドは下級生なのでまだ体力があまりないし、自分で取ったら自分で向こうのリングまで走るという形にはなりません。そういう意味で目指すところにはまだまだですね」

―そのせいか今大会は安藤選手も積極的にリバウンドに行っていましたね。
「昨日、今日は小さな面子でやっていたんですけど、その中で一番飛べる自分が泥臭いことも頑張らなければいけないなと。全員が疲れている中でも自分はその素振りを見せてはいけないし、それを見せてしまったらチームも不安になると思うし、もっともっと泥臭いことを頑張っていこうと思います」

―期待もずっとありましたが、今年は本当にエースと呼ばれる存在だと思います。そこは意識してやっているんですね。
「そうですね。そして、秋に向けて見つかった課題をコツコツとクリアしていくだけだと思います」

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「長く出ているのだからその分結果を」
フィジカルを強くして大学のバスケにフィットすることが第一の目標

◆#0納見悠仁(青山学院大・1年・PG・明成)
160508noumi.jpg高校でさまざまなタイトルを奪取してきた鳴り物入りのルーキーとして、注目を浴びているひとりだ。大会序盤はワンポイントの出場に留まってきたが、終盤にかけて出場時間が増え、最終戦は思い切ったオフェンスでチームを鼓舞した。
高校では経験十分でもやはり大学のバスケットは世界が違う部分も大きい。今はそれに慣れている最中といったところだが、先の楽しみは十分予見できる選手でもある。新人戦を経て、秋以降にチームにどんな色を加えてくれるかさらなる進化を待ちたい。


―今大会を終えていかがですか?
「ディフェンスはそんなに悪くないんですけど、リバウンドやルーズボールで負けてしまって点が取れなかったと思います。今日も出だしがすごく悪くて、その流れでずるずるいってしまって、最終的にああいう風に終わってしまいました。高校とは違う流れがあって難しいなと感じました」

―それは試合の流れですか?それとも別のもの?
「試合の流れもそうだし、雰囲気も高校生とは違うものがあります」

―途中から出る難しさもあったのかなと思いました。
「高2からずっとスタートで出てきて、ほとんどフル出場に近かったです。その中で調整をする形になっていたんですが、短い時間だと出てすぐに結果につなげないといけないので、それがなかなかうまくいっていません。今日は結構長く使ってもらって、その中で積極的に攻めろと言われていたので、そうして攻めた結果、点が取れたのは自分としては良かったと思います」

―明成の動きと青学の動きの差などは?
「明成は自分たちの代は個々の1対1を比較的やっていたので、自分がいけるとなれば攻めていったんです。青学でも最終的には攻めるんですが、まずハーフコートで作らないといけません。明成ではシューターもいたしどんどんいけいけ、になりますが、青学ではまず作ってそのシュートが入らないと点が伸びないので、確率よく決めていかないといけないです」

―延長戦の勝負強さはさすがだなという部分もありましたが。
「でも勝ちきれなかったので…。入りの悪さは大きいですね」

―最終戦では思い切りの良さが光りましたが、それまでは先輩の様子を伺っていたのかな、と思うような部分もありました。実際どうでしたか?
「まずそれまでは出場時間が5、6分だったので。でも長く使ってもらうことで慣れてきて、みんなから攻めろと言ってもらっているので、そこで決めていかなければいけないなと感じられたからだと思います」

―ポジション的には今は1番のような、2番のような立ち位置ですね。
「兼ねているとは思いますが、今は攻めることもそうだし、激しいディフェンスも求められています。言われていることは頑張って徹底したいと思います」

―大学に入るとまた環境もやることも変わると思いますが、どのようなところを身につけていきたいですか?
「まずはフィジカルの部分ですね。高校では簡単に抜けたりするところも大学ではまずサイズも体の強さも違ったりして、うまくいきません。青学は比較的そういう部分には強いと思うので、そこで身体をもっと作っていけばいろんなプレーが楽にできるし、もっとビジョンも増えてくるはずです。フィジカルコンタクトに強くなれるようにやっていきたいです」

―青学はトレーニングも厳しいですしね。
「授業の合間ですがほぼ毎日トレーニングはやっています。毎週ランもあるし、メニューもあるので、頑張っていけばそれなりに身体もできると思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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