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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2016.05.06 (Fri)

【2016トーナメント】5/6 レポート(9〜12位決定戦)

ベスト8以下の最高位を目指す戦いは
大東文化大と慶應義塾大が勝ち上がる


 関東大学トーナメント、この日は上位対決は中1日の休みとなり、順位決定戦が4試合行われた。学習院大は法政大相手に逆転勝利を収め、15位に。駒澤大も昨年より2ランクアップの13位で終え、有終の美を飾った。また、9〜12位の順位決定戦は大東文化大、慶應義塾大が勝ち上がり9位決定戦に臨む。


【流れを掴んだ大東文化大が後半に抜け出す】
160506kumagai.jpg 9位決定戦を目指す大東文化大日本大の戦いは、強みを活かせた大東大が4Qでペースを掴んだ。前半は競り合いの様相を呈した。つかず離れずの1Qは5点差で大東大リード。2Qに入ると日本大が#24高橋(4年・SG)の3Pが当たって逆転し、大東大は#20毕(3年・PF)のファウルが続いてしまうものの、#12熊谷(2年・PG)の連続3Pで持ち直し、35-42の日本大リードで前半終了。

 3Qは立ち上がりで大東大のシュートが連続して逆転に成功するが、開始3分で#20毕が3ファウルとなってしまう。日本大は#24高橋の3Pを皮切りに#5仁平(4年・PF)がドライブ、速攻で得点し、#24高橋のドライブで再度逆転。だが3Qも勝負の行方は見えず55-55で4Qへ。

 最終Qで流れを掴んだのは大東大。#20毕は下げたまま#15モッチ(1年・C・桜丘)がゴール下で強さを発揮。リバウンドを始めバスケットカウントや、ミドルシュートも決めて大東大がリードする展開に。日本大はインサイドで攻め切れない場面が続き、ミスが続いた。時間が減るにつれて外に頼りがちになるが、勝負を覆すまでには至らず。75-67で大東大が勝利して9位決定戦へと進んだ。

写真:4本の3Pを決めた大東大・熊谷。2年生ながらこの大会ではスタメンを努め、スピードを活かした攻撃と勝負強い3Pを見せる。


【リバウンドを制した慶應大が国士館大を下す】
160506keiokokusi.jpg 勝てば9位決定戦へと進める慶應義塾大国士館大の一戦は、サイズがないながらも国士館大の高さに対抗し、加えて#5後藤(4年・G)の3Pが爆発した慶應大が勝利した。1Q、慶應大は#4西戸(4年・G)、#5後藤、#9鳥羽(2年・G)が、国士館大は#32臼井(3年・C)、#88板垣(4年・C)がアウトサイドで点を重ねていく。しかし、どちらもスロースタートで自分たちのリズムに持っていけず、得点は平行線のまま。2Qになると、互いに調子を取り戻しながらシーソーゲームを続けるが、終盤になって慶應大のファウルやターンオーバーがかさみ、国士館大がそのチャンスを得点につなげていくと30-35の国士館大リードで前半を終える。

 3Q序盤は慶應大のディフェンスが機能し、国士館大に攻めさせない。慶應大は奪ったボールを着実に得点につなげ、#5後藤の3Pで逆転に成功。対する国士館大は#66馬(4年・C)のバスケットカウントなどでなんとか食らいついてはいくが、慶應大#22トカチョフ(3年・CF)が攻守ともにリバウンドで活躍し、思うように点差を詰めることができない。残り1分のところでこの日絶好調の慶應大#5後藤が2連続3Pを決め、最終Qへ。4Qになっても慶應大#5後藤の勢いは治まらず、今度は3本連続3Pを決め、国士館大との差は16点に。国士館大は最後まで流れを変えられず、そのまま試合は終了。84-69で慶應大が9位決定戦へと駒を進めた。

 慶應大は自分たちよりサイズのある国士館大に対してしっかりとリバウンドを取ることができていた。次の相手もサイズのある大東文化大であるため、同じくリバウンドが鍵になってくるだろう。国士館大は11位決定戦へと進む。下級生が多く出場しているチームであるため、次につながるゲームがしたい。

写真:3Q序盤、激しいディフェンスを見せる慶應大。

※慶應義塾大・後藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※13位決定戦・順天堂大vs駒澤大、15位決定戦・学習院大vs法政大は別途掲載します。




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【INTERVIEW】

「全部入れるつもりで打っている」
勝利を呼び込んだ圧巻の3P

◆#5後藤宏太(慶應義塾大・4年・G)
160506goto.jpgこの日9本の3ポイントを沈め、33点。勝利に大きく貢献した。元々シュート力には定評があったが、試合に絡み始めたのは昨年から。だがスポット出場という難しい状況で、上手く決められたシーンは多くはなかった。兆しがあったのは昨年のインカレ。ベスト8をかけた場面で当たった東海大戦、劣勢の状況で激しいチェックを受けながら決めた1本のシュートからは、勝負強さが垣間見えた。
今年は副将であり、チームの得点源として既に欠かせない存在だ。新シーズン最初の大会を、「結果」を得て終われるか。


―今日の相手、国士舘大はサイズのあるチームです。いかがでしたか?
「リバウンドは東海大とやることが分かった時点で、自分たちのトーナメントのひとつの目標としてリバウンドを取り切るということを意識してきました。東海相手にも負けた部分はあったんですけど、結構やれているという感じがありました。だから国士舘相手にも高橋(#7)、サワ(#22トカチョフ)筆頭に弾いてくれて、周りがそれを取るということも、後半になってできたのかなと思います。うちは小さいのでそこは今後も継続していきたいところです」

―昨年はベスト16の最下位ですが、今大会はまずまずの内容でここまで来ています。今年のチームの様子はいかがですか?
「今年は去年の4年生たちが抜けて、ある意味エースのいないチームです。その分、一人ひとりが自分のプレーをやんなきゃという意識を持っていて、ここまでの試合だったら鳥羽(#9)や高橋が点を取ってくれたり、今日だったら自分が点を取れたり、西戸(#4)が攻守ともに活躍してくれたりという、本当に5人みんなが力を出せているなと感じています。去年は4年生に頼ってしまっている部分があったんですけど、今年はそういうのはなく、一人ひとりが主体的な意識を持っているチームが作れていると思います」

―今年は4年生が少ないですが、そういう負担は感じますか?
「最初はありました。まず去年まであまり試合に出られていない自分がどれだけ活躍できるかなという不安もありましたし。でも六大学リーグや電鉄杯でも個人的に自信がつきました。それに、西戸ともふたりでチームを引っ張っていこうというのはずっと話し合ってきたので、練習中からふたりで引っ張っていけているのかな、とまだクエスチョンマークつきですが感じています。ふたり(主力プレイヤーとしての意味で)しかいないというのは1年生のときからわかっていたことなので、それに対する不安はあまりないです」

―その中で新チームは後藤選手のシュートが本当に頼りになっていると思うんですが、決められるようになってきた要因はありますか?
「去年から気持ち的には全部入れるつもりで打っていたんですが、なかなか自分の気持ちと心の状態がついてきていなかったというか。今年は技術的に去年と変わったということはないですが、気持ちの部分は自分で絶対入れるという思いが強くなってきたのが大きいと思います。阪口さんからは遠いところから打てと言われていますが、この大会でも遠い距離で初戦や東海大戦でも決められました。自分は小さいのでハーフコートぐらいからでも入れる気持ちで、シュート範囲を広くしていきたいですね。今日については前半はちょっと入りませんでしたが、まっすぐ飛んでいたので、気持ち的には全部入っていたんですけど」

―今日は藤枝明誠の後輩、阿部選手(#37)とも言葉を交わす様子が見えましたね。
「藤枝明誠の後輩や同期とやるのは個人的にはやりやすいですね。気持ち的に見せてやろうという気持ちになれるので」

―最後の9位決定戦は大東文化大が相手、こちらも大きいですね。
「自分のシュートを決めるだけですね。あとはリバウンドと今日は入りのディフェンスで身体がみんなすごく重かったので、そこは最高の準備ができればと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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