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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.11.25 (Wed)

【2015インカレ】11/25レポート(3回戦)

【拓殖大は余裕を持って新潟医療福祉大を下しベスト8】
 関東2位の拓殖大と東海2位の名古屋経済大を延長で下した北信越1位の新潟福祉医療大が、ベスト8入りをかけて対戦。

151125higuchi.jpg 序盤から拓殖大は#23バンバ(3年・C)と#39成田(3年・SG)を中心にインサイドで得点を量産。一方で新潟医療福祉大は#15江端(4年・PF)が3Pを2本、#10溝坂(4年・F)がレイアップ・ミドルシュートを決め攻めていくが、拓殖大のディフェンスにはまり、じりじりと差をつけられてしまう。2Qになっても拓殖大のペースで試合は進み、ベンチメンバーが続々とコートへ。新潟医療福祉大は序盤で#15江端と#69木村(4年・PG)が3Pを決めるが、その後が続かず。3Qでは新潟医療福祉大#33熊倉(4年・F)が奮闘。内外どちらでも得点し、差を詰めにかかる。しかしコートにスターティングメンバーを戻した拓殖大は、格の違いを見せつけるかのようにどんどん得点を重ねていく。4Qになって拓殖大が余裕を見せると、新潟医療福祉大はやっと攻撃のリズムを掴み始めたが、大きく開いた差を縮めることはできず。102-74で拓殖大が快勝、ベスト8入りを決めた。

写真:緒戦では鋭いドライブを決めていった新潟医療福祉大・樋口。この日は8得点。

※新潟医療福祉大・木村選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【東海大が慶應義塾大のミスを見逃さず勝ち切って8強】
151125vendorame.jpg 関東1位の東海大と8位の慶應義塾大。一昨年の3日目と同じこのカードは、その年のインカレでも大きなインパクトを残した試合となったが、互いのチームもそれを意識した上で勝負を迎えた。

 慶應大は立ち上がりから積極的に攻めた。#5大元(4年・G)が攻め込んでフリースローを獲得すると、ゴール下の#22トカチョフ(2年・CF)へとパスが渡り、#7黒木(4年・CF)のシュートも決まった。しかし東海大も油断はなく#45頓宮(4年・C)のゴール下、フリースロー、#23佐藤(2年・SF)の3Pが決まると、#35伊藤(3年・PG)がペイントに切れ込みバックドア。#0ベンドラメ(4年・PG)の3Pも確実に沈んでリードする。慶應大はここで一旦停滞するが終盤に#5大元のボールカットから#18高橋(2年・PF)のバスケットカウント、続けて#21鳥羽(1年・G・福大大濠)のアシストで再び#18高橋が決めて22-19として1Q終了。

 2Q、慶應大は立ち上がりで8秒オーバー、ファウルとミスが続きシュートも決まらない。東海大がそこで畳み掛け、次々と3Pを沈めてこのQ5本の3Pを決め、一気に差を開いた。慶應大はゾーンを繰り出しやや東海大のオフェンスを止めることには成功するが、自身のシュートが決まらず苦しい展開となり、48-32で前半終了。

 3Qも東海大リードで試合が進み、一時は20点近く差が開く状態となった。しかし残り5分、慶應大が力を取り戻す。早々にチームファウルが嵩んで5つになった東海大に対し、フリースローで加点。#4福元(4年・PG)が4ファウルでベンチに下がる事態になるが#5大元が奮闘する。残り1分を切って#12後藤(3年・PG)の3Pが決まると、そこからディフェンスでターンオーバーを奪い#5大元の速攻が決まった。さらに再度ボールを東海大から奪った#5大元が高い跳躍から渾身のダンクを決め65-54。11点差にして迎えた4Q、開始すぐ#5大元の3Pで9点差。東海大はこの慶應大の猛攻に、#35伊藤がフリースローを1本決めたあとは約3分間得点が止まる事態となる。しかしディフェンスでは慶應大の勢いを殺しそれ以上は得点をさせない。そこからなかなか慶應大が詰められないでいるところ、ようやく#0ベンドラメのドライブで東海大が得点すると、さらに#0ベンドラメのスティール、#21橋本(4年・C)のミドルシュートで東海大が加点。慶應大はなんとか食らいつきたいが、東海大はここからシュートの精度が落ちずアウトサイドを確実に決めていくと、最後は#20今野(4年・SG)が2本の3Pを沈めて87-68。東海大が慶應大を振り切り、ベスト8進出を決めた。

151125nishito.jpg 東海大は13本の3Pが効いた。慶應大のディフェンスの空いたところから確実に沈め、反撃の芽を積んだ。とはいえ、ベンドラメの出場時間がほぼ35分というのは、警戒が大きかったことも確かだ。ベンドラメ自身「ビデオを見ていて、慶應は怖かった」と、かなり緊張感を持って試合に臨んだことがわかる。

 慶應大は勝負どころのシュート、攻守の切り替えでのパスを東海大に狙われるなどミスが散見され、そこをきっちり自分たちのボールにして対処した東海大の方が上だった。ただ、3Qの大元を中心にした猛攻とディフェンスは慶應大らしいものであり、下級生の働きで一矢報いた時間帯もある。試合後の悔し涙を忘れず、この一戦を糧に伝統をつなぐことが、慶應大にとって大事なことになるだろう。

写真上:28得点と攻守ともに絶対的な活躍を見せたベンドラメ。
写真下:慶應大は西戸ら3年生以下の奮闘も目立った。

※慶應義塾大・福本選手、大元選手、黒木選手のインタビューは追って掲載します。



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【INTERVIEW】

「年々ちょっとずつ良くなっていった」
インカレでチームの成長を感じられた4年間

◆#69木村 啓太郎(新潟医療福祉大・4年・主将・PG)
151126kimura.jpg前橋育英高から、関東の大学ではなく新潟医療福祉大に入った木村。入学当初のバスケ部は実力のある選手はいるものの、チーム内でのバスケに対するモチベーションは上がらずといった状況であったそうだ。やる気のある後輩たちが多く入ってきたことで全体の士気が上がり、ここまで成長したのは後輩のおかげ、と彼は言う。だが、試合では4年生が十分に活躍しており、この成長は4年生たちがプレーで引っ張っていたおかげでもあるだろう。まだまだ成長途中の新潟医療福祉大。来年のインカレにも期待したい。


-今日の試合を振り返って。
「格の違いを見せられた試合でした」

-序盤からじりじりと離されてしまいましたが。
「相手どうこうって言うより、会場の空気とか相手にビビって飲まれてしまって。それが一番ですね」

-自分たちの良さを出せずに終わってしまったということですか。
「自分らは小さいので、走って動いてっていうのをやりたかったんですけど、相手が強く当たってくるのでまずボールが持てないし、まあそういったことで何もできなかったです」

-初戦、名古屋経済大に勝てたのはどういう点が良かったですか。
「結構やれたんですけど本当はあまり良くはなくて、自分らとしてはもっと走りまくって攻めたかったです。代々木に来たら何もできなくなっちゃうんですよ、地方なので(笑)。初戦は余裕を持って勝てる相手だと思っていたんですけど、自分たちのバスケットがなかなかできなくて、ああいった展開になってしまいましたね」

-そして今日は関東地区の拓殖大と戦ってみて、北信越地区との違いは感じましたか。
「ディフェンスが厳しかったです。常にワンアームの距離でついてきて、ボールマンに対してすごく近いし、ディナイも速くてボールを持てなくて。全部が違っていましたね」

-3年連続でインカレには出場しましたが全体的にどうでしたか。
「年々ちょっとずつ良くはなってきていて、1年目は何がなんだかわからないまま1回戦で負けて、2年目は負けてしまったんですけど競ることができて、今年は初戦突破できて。ちょっとずつ慣れてきたっていうのはあると思います。僕らの大学は元々本気でバスケしたいって思って入ってきている人は少なくて。この大学に入った当初はインカレに出られるようなレベルのチームではなくて、北信越地区でベスト8とかでした。けど、本気でバスケットしたいってやつが1人、2人って段々と増えていったことで、3年連続で出場できました。後輩のおかげですね。本気でやりたいっていう後輩が入ってきてからチームがどんどん良くなっていって、こうやってインカレも出られるようになりました」

-やはりインカレは緊張しますか。
「かなり緊張しますね。地方の大学にとってはこの場所が最高峰ですけど、関東の人たちにとったら代々木はリーグ戦とかで使っているので慣れていると思いますし」

-4年間、大学バスケをやってきて。
「自分は高校が関東だったのでインカレとかは観に来たりしていて、すごく憧れていたんですよ。大学に入ってからは練習が終わってから11時とかまで毎日体育館に残って自主練してっていうのを4年間続けてきて、実際こんな試合しかできなかったんですけど、バスケを取ったら何もないくらいバスケしかしてこなかった4年間でした」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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