2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.11.22 (Sun)

【2015リーグ1部】11/1 拓殖大VS白鴎大

拓殖大が余裕を持って勝利
白鴎大は上位陣の牙城は崩せず


151101issa.jpg 2位を確定した拓殖大の最後の相手は白鴎大。中盤から調子を上げた白鴎大は下位から巻き返してきたが、最終戦は差がつく内容になった。

 前半から白鴎大は得点が取れず、拓殖大は安定してリードを保った。1Qで19-8と拓殖大が11点のアドバンテージを得ると、2Q以降はその差を保つ。#39成田(3年・SG)や#99赤石なども安定して得点していく。白鴎大も2Q以降は持ち直してこのQの得点では15-17と2点リードし、34-25と9点差で前半を折り返す。3Q、拓殖大は#23バンバ(3年・C)を始め再び小気味良くオフェンスを展開し、白鴎大の追撃を許さずここで58-35と差を広げると、4Qは控えメンバーを出場させていった。最後は4年生を中心に、ベンチメンバーも全員出場させた拓殖大が83-57で勝利し、リーグ最後の試合を締めくくった。

151101iida.jpg 2位でリーグ戦を終えた拓殖大。1巡目で東海大を倒し、しばらく首位を走って今リーグをリードする存在だった。主将の岡本がよくチームをまとめ、赤石、岩田といった4年生たちがしっかり脇を固めて2000年以来の準優勝。優勝にあとわずかで手が届いただけに悔しい思いは強いだろう。インカレでの爆発に期待したい。

 白鴎大は2週目に豪雨災害に見舞われるという不運があったが、それをバネに中盤以降よく盛り返した。オフェンスに関しては停滞する場面も見えるが、その反面ディフェンスは固く、失点を押さえて手堅く勝利を重ね、7位でフィニッシュ。昨年より取り組んできた数多くのメンバーを使って戦う方式も定着してきており、下級生も多いためここからまだまだチームも成長していきそうだ。

写真上:高さでは見応えのあった拓殖大・バンバ対白鴎大・ジャニ。同期ならではの仲の良さもあり、来年も勝負は続く。
写真下:自主練にも熱心だという拓殖大の飯田が、きれいなシュートを決めてチームメイトともタッチ。

※拓殖大・岡本選手、白鴎大・梶原選手のインタビューは「続きを読む」へ。



[続きを読む]

【INTERVIEW】

「もっとタフにならないと勝てない」
悲願の優勝を目指して最後の勝負に挑む

◆#0岡本飛竜(拓殖大・4年・主将・PG)
151101okamoto.jpg春から充実の兆しを見せていた拓殖大。その中心にいたのが主将の岡本だ。バスケットに打ち込む主将に刺激を受け、チームの面々の取り組み方も少しずつ変わっていった。自主練をする選手が増え、チームとしてのモチベーションが意識が高まったこのシーズン、残す学生の大会はラストのインカレのみ。王者の牙城に手は掛かった。あとはそれをどう崩すかだ。


ー今年は2位でリーグ戦を終えました。1戦目は素晴らしい内容でしたが、東海大との2戦目については悔しい内容でしたね。
「気持ちの面でガッツリ当たってくるのは分かっていたんですけど、ルーズボールひとつにしても、相手の勢いがあって飲まれましたね」

ー気持ちの部分で飲まれたという感じでしたか?
「向こうはどんどんフレッシュな交代要員が出てきて、それに対応できませんでした。そういう部分で振り回されたなと思います」

ー印象的だったのは、東海大との翌日の慶應義塾大戦で落ち込みが見られず、試合序盤からとても勢いがありました。慶應大も相当良かったのですが、それを最後は振りきりました。
「あの試合は自信を持って切り替えていました。そういう切り替えができるようになったのは、今年一番大きく成長した部分だと思います。次は勝てるぞ、という気持ちがみんなどこかにあるので、落ち込まずに戦えました」

ー次は勝てる、という思いがあるとして、今は東海との差はどのように感じていますか?
「うちが7人、8人で戦う中で東海は10人ぐらいは出てくるので、うちはもっとタフにならないといけないなと思います。リバウンドやルーズボールにももっとタフさがなければ勝てない。タフになることが東海を倒すためには一番必要だと思います」

ー東海大は特別使える人数が多いチームですが、拓殖大は怪我人も少し出たり、人数が限られる部分もありました。その中で、もっとこの選手に出てきて欲しいとか伸びそうな選手だというのは?
「飯田(#16)と藤井(#55)ですね。もちろんこのリーグ戦では試合にも出ていましたが、もっと出られるようになればいいと思います。あのふたりが自主練も一番熱心なんです。真面目だからとてもチームにいい影響を与えてくれていますね」

ー次世代を担う選手たちの成長も、チームには必要ですね。今リーグでは下級生では阿部選手(#13)が特に活躍しました。岡本選手と交代する役目でしたが、彼はディフェンスや得点力を買われている選手。では岡本選手がコートで示そうとしていたことは?
「リーグの1巡目はどうやってフリーの選手にパスしようかと考えてしまったんですが、でも池内さんにもっと1対1に行っていいよと言われて、後半からはシュートも狙っていくようにしました。パスが増えていたのは、ボールがないところのスクリーンがすごくレベルアップしていて、パスを出しやすいというのはあったんですが。でも自分としても前半戦は納得いっていなくて、それを後半は修正できた感じですね。後半戦はアタックしていったらそこからパスもさばけたし、もっとやっていきたいですね。でも怪我人は他のチームに比べて少なかったので、そこはタフにやれたリーグでした」

ー主将としては池内さんが、岡本選手をほめていました。チームをとてもまとめてくれていると。具体的にはどんな風にやっていたのですか?怒ったりもしていたという話ですが。
「ちゃんとしてない奴がいたら集めて怒鳴ったりもします。でもそれに対してみんながついてきてくれます。普通なら何だよあいつ、みたいになってしまうかもしれないですけど、みんなが素直に頷いてくれるのでそこは助かっていますね。だからキャプテンの難しさもぜんぜん感じていません」

ーキャプテンを大変ではない、という選手は珍しいですね。次はインカレになります。3週間しかありませんが。
「ここから最高に仕上げていきたいです。リフレッシュできるように調整していけば、もっとすごいディフェンスも見せられると思います。楽しみにしてもらいたいです。まだ修正しないと東海には勝てないし、他にも強いチームはあるので一戦一戦戦っていきたいと思います」

----------------------------------------

「逆境をどう乗り越えるか学んだ2か月」
苦しい時期を乗り越えて見えた光明

◆#4梶原翔太(白鴎大・4年・主将・SG)
151101kajiwara.jpgリーグ2週目で自然災害の被害に遭い、チームは序盤戦低迷する。しかし、それを乗り越えるための手がかりが最後に白鴎大を引き上げた。それは固いディフェンス力だ。うまく試合が展開できなくてもディフェンスはできる、その自信がチームを支え続けた。下級生が多いチームだが、誰が出ても同じようにプレーできるスタイルも、強みになってきている。そこに、応援団やベンチからも常に明るい声がかかり、白鴎大のカラーが見えてきた。それを今後もっと色濃くしていけばさらなる高みが待っているだろう。


ー7位でリーグ戦を終えました。いかがでしたか?
「最初はもう7連敗してどうなることやらと思ったんですけど、チームを立て直してまとまってくれたので最後は良かった、自分の使命は果たしたなと思います」

―災害があって逆にまとまったという話も聞きましたがが、その前の第1週もあまり元気がなかったのが実は気になっていたんですが。
「そうですね、なかったです。おそらくあまりつかめてなかったと思います。新しい代になって、自分がキャプテンになって、チームがガラッと変わって。試合で緊張しているのかどうか、自分たちのカラーが出せていなくて、そこに水害が来てしまって。カラーも出てない、水害も来た、それでどうなのかなと。でもそこでようやく吹っ切れたという面もありました」

―それを掴んできた2か月だったんですね。
「2周目に入ってつかめてきましたね。とにかくディフェンスディフェンスディフェンスで、自分たち、失点が最初の方は一番少なかったんです。点は取れなかったけれど、点も取らせていませんでした。そこで、じゃあ失点だけでナンバーワンを取ろうという話になって、そこから少しずつ自信が出てきて、ディフェンスは自分たちも頑張ればできるんだということになりました。そこから力が入ってきて2周目に点が取れるようにもなりました」

―昨年、落合コーチに変わって苦しいときもありましたし、チームの方向性についても選手には大きな戸惑いがあったと思います。ただ、今年見ていてそれが生きてきたのではないでしょうか。
「最初はひとつの上の先輩たちにはなかなか納得できなかったと思うんですが、自分の代になって少し好きにやっていいよというスタンスにもなったんです。そうしたら自分たちも頑張らないといけないなと。そこからコーチの方針とも合致したというか、コーチ陣も歩み寄ってきてくれました。アシスタントコーチも監督と自分たちを結びつけるような立ち位置になってくれて、すごくやりやすくなりました」

―それで昨年より良い結果につながったのは良かったですね。それに、チームも明るかったですね。ベンチも常に。梶原選手もベンチにいるとすごく賑やかでおもしろいですが、心がけてそうしているんですか?
「元々そういう性格なんですけど、でもみんなが落ちているときこそ自分が上げないともっと落ちるので、そこは意識してやっていました」

―水害があったあとのインタビューで、このアクシデントもいろんなことを学ばせてもらっていることのひとつ、という趣旨もことをおっしゃっていましたが、このリーグ戦で学んだことといえば何ですか?
「それはどれだけ落ちてもどう乗り越えるかを学んだことですね。水害のこともそうですが、バスケットもそうです。試合をしていてもどうしても逆転できない時期もありました。水害のことも、バスケも一緒です。どう乗り越えるかを学んだ2か月でした」

―勝負強くなりましたね。少し点が取れない時間帯はこれからなのかなと思いますが。
「そうですね(笑)。来年は期待したいですね。来年、再来年はもっと強くなると思います」

―次はインカレになります。どのように戦いたいですか?
「7位に入ったのでシードとしてはちょっといいところなので、リーグ戦を肥やしにするじゃないですけど、ここで学んだことをインカレでぶつけてベスト8に進出してベスト4には入りたいなと思います」

―そのためにどこを強化したいですか?
「やはり東海や筑波、拓大に比べたら格下のチームなので最初からスタートダッシュしていかないといけません。今日の拓大や前の筑波大戦も最初に相手に合わせてしまったので、そこをどう駆け足で点を取っていくかを考えることです。足数、手数を考えて戦っていきたいです」


関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  17:51  |  2015リーグ戦1部  |  Top↑
 | BLOGTOP |