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2015.11.04 (Wed)
【2015リーグ1部】11/1 国士舘大VS慶應義塾大
シュートが好調だった国士舘大が後半リード
慶應大はミスが続きリーグ戦を8位で終了
既に10位が決まっている国士舘大と、最終日の勝敗によっては順位が変動する慶應義塾大の対戦は、1Qこそ慶應義塾大のシュートが好調でリードしたが、その後は自らのリズムを崩す形になってしまった。
立ち上がりは慶應大ペース。#13西戸(3年・G)のシュートを皮切りに#5大元(4年・G)の3P、#21鳥羽(1年・G・福大大濠)の3Pが続き、一気に2-10とするとその後も#5大元のシュートが当たった。国士舘大は出遅れるが終盤に#22原(4年・F)、#32臼井(2年・PF)のジャンパーも当たって持ち直し、19-25と慶應大がリードしつつも、国士舘大が追い上げる展開になった。
2Q、慶應大はアシストからの得点が次々決まり、一気に10点をリード。しかしその後は国士舘大がゾーンを繰り出すとアウトサイドのシュートが当たらず、じわじわと追い上げられてしまう。#4福元(4年・PG)の3Pなどでなんとかつなぐが、次々にシュートを打ってくる国士舘大に守りで対応できず、逆に#68藤井(3年・SG)、#88板垣(3年・PF)にも3Pを決められてしまうと、最後は#15下(1年・PG・浜松開誠館)の3Pで国士舘大が37-37と同点に追いついて前半終了。
追いつかれて後半に建て直したい慶應大は、3Qの立ち上がりこそ得点では離されないが、打たされている外がまったく入らない。国士舘大は自由なオフェンスでシュートを次々に決めていき、開始数分で逆転すると、フリースローの獲得やオフェンスリバウンドなどで次第に優位に立って差を広げようとする。慶應大も粘って#5大元のバスケットカウントや#22トカチョフ(2年・CF)のシュートで追いすがるが、3Q最後にまたも#15下のシュートで国士舘大が58-56と逆転して終えると、4Qも小気味よくシュートを打っていく。慶應大は苦しい中でも#7黒木(4年・CF)のシュートで応戦するが、最後は国士舘大の勢いが勝った。最後まで外角の調子を取り戻せなかった慶應大が引き離され、79-70で国士舘大が最後の試合で2勝目をゲットしてリーグを終えた。
国士舘大は本来の持ち味であるシュートが生きた。この勢いある攻撃こそ国士舘大とも言える。センターの馬以外が全員外から打てる強みと、サイズを生かして日大とどう戦うかが見どころだ。
慶應大は最終週に一気に順位的にアップできるところにいたが、2敗で終えて8位。笛に惑わされての自滅だ。勝負どころでいかに決めきるか、このチームでの課題でもあるが、最後の正念場となるインカレで地力を発揮できるか否か、大きな宿題を残された。
写真上:国士舘大・下の積極的なシュートが慶應大を翻弄した。
写真下:慶應大は福元がアシスト王を獲得するが、最終週はらしさが出せず。
※国士舘大・原選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※慶應義塾大・大元選手のインタビューは追って掲載します。
「自分でできるところはどんどん行く」
エースとしての責任で入れ替え戦に挑む
◆#22原 修太(国士舘大・4年・F)
1部2年目は難しい年になった。今年はチームとして昨年あったような勢いが出せず、本人も乗れず、本来のシュート力がうまく発揮できない2か月となった。しかし、最終週は自由なオフェンスを展開してシュートも好調に決まり、最終戦は勝利して終えられた。この調子でここは国士舘大らしく、思い切りの良さを発揮して入れ替え戦に臨みたいところだ。
―まずは最後の試合は勝利して終えられたということは、良かったのではないでしょうか。
「良かったですね。やっぱり負けて入れ替え戦に入るのと勝って入るのでは違うし、勝ちのイメージがないまま入るのは良くないと思うので。これは大きいです」
―この数試合はオフェンスは好転しているように見えます。
「ピックがいい方に出ています。自分の調子はそこまでではないですけど、マークマンが寄ってくるので、そこから抜くか、ジェシー(#23寺田)や下(#15)にさばいたりして打っていた場面があるので、そういうのができるようになって流れが良くなりました。そこはプラスだと思っています。いろんな指示を受ける中で自分が対応しきれなかったこれまでも反省ですが、攻める気持ちや自分で行けるところはどんどん行こうという気持ちは今週持って臨んでいました。遅いかもしれないですけど、自分が攻めて展開して流れが良くなればいいかなと思います」
―4Qで惜しい試合が目立ちますね。
「そこはうまくゾーンで止められなかったり、みんなも自分を見てしまったりして重くなっていたりすると思います。日大は乗ってきたらめんどくさいタイプの選手がいるので、そういう部分を気をつけたいと思います」
―でもチームとしては応援団も賑やかにやっていたし、重い雰囲気はあまりないですね。
「落ち込んでいてもしょうがないし、入れ替え戦に向けてそういう流れを作っていくしかないので。池田さんも(AC)アップ中に『盛り上げる言葉を100個言え』という風に言ってくれたりして、ジェシーが言いまくったりしています。自分は自分自身の中でモチベーションを上げるタイプなんでそんなに言ったりしないんですが、そういうことで雰囲気が良くなったりしているし、それに応援もすごく力になります。試合中も自分たちがリラックスできるような応援をしてくれているので、助かっています」
―とても盛り上げてくれていますね。
「応援組にはとても申し訳ないリーグだったので、入れ替え戦は応援組も楽しくできるようにしたいです。自分が落ちたりしたら絶対に負けるので、自分と菅(#4)とジェシーが点を決めれば応援も盛り上がれるし、そういう風にできるよう頑張ります」
慶應大はミスが続きリーグ戦を8位で終了

立ち上がりは慶應大ペース。#13西戸(3年・G)のシュートを皮切りに#5大元(4年・G)の3P、#21鳥羽(1年・G・福大大濠)の3Pが続き、一気に2-10とするとその後も#5大元のシュートが当たった。国士舘大は出遅れるが終盤に#22原(4年・F)、#32臼井(2年・PF)のジャンパーも当たって持ち直し、19-25と慶應大がリードしつつも、国士舘大が追い上げる展開になった。
2Q、慶應大はアシストからの得点が次々決まり、一気に10点をリード。しかしその後は国士舘大がゾーンを繰り出すとアウトサイドのシュートが当たらず、じわじわと追い上げられてしまう。#4福元(4年・PG)の3Pなどでなんとかつなぐが、次々にシュートを打ってくる国士舘大に守りで対応できず、逆に#68藤井(3年・SG)、#88板垣(3年・PF)にも3Pを決められてしまうと、最後は#15下(1年・PG・浜松開誠館)の3Pで国士舘大が37-37と同点に追いついて前半終了。
追いつかれて後半に建て直したい慶應大は、3Qの立ち上がりこそ得点では離されないが、打たされている外がまったく入らない。国士舘大は自由なオフェンスでシュートを次々に決めていき、開始数分で逆転すると、フリースローの獲得やオフェンスリバウンドなどで次第に優位に立って差を広げようとする。慶應大も粘って#5大元のバスケットカウントや#22トカチョフ(2年・CF)のシュートで追いすがるが、3Q最後にまたも#15下のシュートで国士舘大が58-56と逆転して終えると、4Qも小気味よくシュートを打っていく。慶應大は苦しい中でも#7黒木(4年・CF)のシュートで応戦するが、最後は国士舘大の勢いが勝った。最後まで外角の調子を取り戻せなかった慶應大が引き離され、79-70で国士舘大が最後の試合で2勝目をゲットしてリーグを終えた。

慶應大は最終週に一気に順位的にアップできるところにいたが、2敗で終えて8位。笛に惑わされての自滅だ。勝負どころでいかに決めきるか、このチームでの課題でもあるが、最後の正念場となるインカレで地力を発揮できるか否か、大きな宿題を残された。
写真上:国士舘大・下の積極的なシュートが慶應大を翻弄した。
写真下:慶應大は福元がアシスト王を獲得するが、最終週はらしさが出せず。
※国士舘大・原選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※慶應義塾大・大元選手のインタビューは追って掲載します。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「自分でできるところはどんどん行く」
エースとしての責任で入れ替え戦に挑む
◆#22原 修太(国士舘大・4年・F)

―まずは最後の試合は勝利して終えられたということは、良かったのではないでしょうか。
「良かったですね。やっぱり負けて入れ替え戦に入るのと勝って入るのでは違うし、勝ちのイメージがないまま入るのは良くないと思うので。これは大きいです」
―この数試合はオフェンスは好転しているように見えます。
「ピックがいい方に出ています。自分の調子はそこまでではないですけど、マークマンが寄ってくるので、そこから抜くか、ジェシー(#23寺田)や下(#15)にさばいたりして打っていた場面があるので、そういうのができるようになって流れが良くなりました。そこはプラスだと思っています。いろんな指示を受ける中で自分が対応しきれなかったこれまでも反省ですが、攻める気持ちや自分で行けるところはどんどん行こうという気持ちは今週持って臨んでいました。遅いかもしれないですけど、自分が攻めて展開して流れが良くなればいいかなと思います」
―4Qで惜しい試合が目立ちますね。
「そこはうまくゾーンで止められなかったり、みんなも自分を見てしまったりして重くなっていたりすると思います。日大は乗ってきたらめんどくさいタイプの選手がいるので、そういう部分を気をつけたいと思います」
―でもチームとしては応援団も賑やかにやっていたし、重い雰囲気はあまりないですね。
「落ち込んでいてもしょうがないし、入れ替え戦に向けてそういう流れを作っていくしかないので。池田さんも(AC)アップ中に『盛り上げる言葉を100個言え』という風に言ってくれたりして、ジェシーが言いまくったりしています。自分は自分自身の中でモチベーションを上げるタイプなんでそんなに言ったりしないんですが、そういうことで雰囲気が良くなったりしているし、それに応援もすごく力になります。試合中も自分たちがリラックスできるような応援をしてくれているので、助かっています」
―とても盛り上げてくれていますね。
「応援組にはとても申し訳ないリーグだったので、入れ替え戦は応援組も楽しくできるようにしたいです。自分が落ちたりしたら絶対に負けるので、自分と菅(#4)とジェシーが点を決めれば応援も盛り上がれるし、そういう風にできるよう頑張ります」
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