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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.11.22 (Sun)

【2015リーグ2部】11/1 大東文化大VS日本大

日本大が2部優勝で入替え戦へ
粘った大東大はあと一歩届かず、シーズンに終止符


151101ryu.jpg 前日の勝利により、日本大は1位が確定。大東文化大も4位が決まった状態での2部リーグ締めくくりの一戦。大東大は#99山崎(4年・SG)の3P、#20毕(2年・PF)のフックシュートなどで7-0と先行する。一方の日本大は、大東大の勢いのあるディフェンスを前にいい形でシュートを打つことができない。残り8分35秒で#6新号(2年・PG)が24秒オーバータイムぎりぎりでジャンプシュートを決め、その後、#1本村(1年・SG・土浦日大)が続いて得点を動かしていくが、ペースは大東大。終盤になると、日本大は#8刘(4年・C)がリバウンドで奮闘。そこからチャンスを掴み、バスケットカウントを獲得する。しかし、大東大は#99山崎、#17寺崎(4年・PG)が要所で得点し、25-19で大東大がリードして1Qを終える。

 2Q、大東大のディフェンスが光る。日本大のミスを誘い、速攻などで得点を重ねていく。また、リバウンドでは#56山岸(2年・PF)が体を張って、大東大に流れを引き寄せる。リズムが掴めない日本大は、#33上原(4年・SG)が孤軍奮闘。3Pにアシストにとチームの中心となる。すると、終盤にかけて#7古牧(4年・SG)のシュートが決まって詰め寄っていく。だが、大東大はまたも#99山崎が3Pを決めて譲らず。41-35で依然として大東大がリードし、後半へ。

 3Qは点の奪い合いとなる。決めたら決め返す展開が続いていく中、徐々に流れを掴んでいくのは日本大だった。#33上原の3P、#6新号のフリースローなどでじりじりと追い上げていき、残り1分42秒に上原の3Pで遂に逆転。さらに次のディフェンスでは大東大のミスを誘う。勢いに乗った日本大は3Qラストには#5仁平(3年・PF)がリバウンドシュートを決めて50-56と6点のリードを奪った。

 最終Q、日本大は#8刘がインサイドで体を張って得点を重ねると、それに#1本村が3Pで続き、リードを広げていく。対する大東大は前半ファウルトラブルでベンチを温めていた#20毕、#99山崎の外角シュートで応戦する。だが、中盤になると徐々にシュートの確率が落ちていく。そんな大東大を尻目に日本大は安定した試合運びを見せる。大東大は最後までシュートを狙い続けるが、日本大がそれを振り切る。最後は日本大#7古牧の3Pがブザーと共に決まり、64-74でゲームセット。日本大が2部優勝を果たした。一方、大東大は2015年シーズンに幕を下ろした。

151101daito.jpg 3度目の正直、日本大が遂に優勝で入れ替え戦への切符を掴んだ。2部に降格してからはチームとしてのまとまりを欠き、2部リーグでの戦い方にもフィットせずに苦しんだ。主力が下級生だったこともそれに輪をかけた。今年、網野コーチが主な指揮を執るようになると、ようやくチームが変わった。ここ数年疎かになっていたディフェンスを締め直し、気持ちの面でも切れる場面が少なくなった。主力に4年が多い今年こそ勝負の年。入れ替え戦を突破できるかどうかに注目が集まる。

 昨インカレは3位、春のトーナメントも6位に入り、2部リーグでは優勝候補筆頭とも言われてきた大東文化大は、4位でシーズンを終えた。序盤に東洋大戦で敗北したことがつまずきの始まりだったが、リーグ戦の難しさに直面したとも言える。2部リーグでは取りこぼしは絶対に許されない。2位・3位との差はわずか1勝差。しかしその1勝こそが大東大の運命を決めてしまった。

写真上:大黒柱の刘も安定度が増し、日本大優勝に貢献。
写真下:大東文化大は惜しくも入れ替え戦、インカレに届かず。しかし下級生が多いチームでもあり、成長に期待したい。

※日本大・新号選手、大東文化大・山崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「誰かにミスさせるくらいなら自分が決める」
頼もしきコート上のリーダー

◆#6新号 健(日本大・2年・PG)
151101singou.jpgまだ2年生だということを忘れそうになるほど存在感がある。抜群のキープ力、体勢が多少崩れても決めきる決定力もさることながら、要所で声を掛けてチームを引き締めている。ポイントガードとして強い責任感を持ち、かつそれをコートで表現できる選手はなかなかいない。唯一、勝利が決まった瞬間の笑顔だけは年相応。入れ替え戦ではそのギャップでも会場を魅了してしまうのか、注目だ。


―試合を振り返って。
「序盤から相手にリードされて、だめなときはもうそこで離されてしまうのですが、今日は皆集中していて、離されそうなときも皆でディフェンスで我慢できました。ディフェンスが勝因だと思います。シュートが外れたらひとりひとりの集中が切れてディフェンスもやらなくなってしまいがちなのですが、今日は流れが悪いときにもコート上で集まったりして集中を切らしませんでした」

―コートに立つ他の4人がたとえ上級生でも、ハドルを呼び掛けたりとリーダーシップを見せていました。
「去年から試合に出ているので…ポイントガードは下級生であっても言うべきことをちゃんと言わなきゃいけない、というのは去年学びました。だから今年は、試合中に限ってですが学年関係なく声を掛けています」

―プレー面でも、大事なところでボールを任されていますが、そういうときどんな心境でプレーしているのですか?
「網野コーチに『おまえはキープ力があるから、大事な場面ではおまえがしっかりボールをもらいに行け』と言われて、自信を持てました。自分がボールをもらって攻め、シュートに行ったりパスを捌いたりというのがもう自分の役割だと思っています。そこで他の人に任せきりになってミスさせてしまうよりも、自分がやろうと。『ポイントガードは、大事な場面では自分が決めてやるくらいの気持ちでやらないとだめだ』とも言われているんです。確かに弱気になったらミスにもつながってしまうので、そこは意識していました」

―今リーグからメインで指揮を取る網野コーチとの深い信頼関係が感じられますね。
「網野さんはいろいろなことを教えてくれます。網野さんの考えているバスケットはレベルが高いのですが、少しでもそれに近づけるように、言われたことを信じてやっています」

―入替戦に向けて。
「水曜からということで時間は少なく、あと2日間でどうこうということではないですが、先週は土曜に日体大に負けて翌日の中央大戦も内容がよくありませんでした。そこから今週はしっかり立て直して入替戦につなげようとゲームに入り、いい形で勝って優勝して、それが果たせたと思います。もう取りこぼしはないように、しっかりプレーするだけです」

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「ふがいない1年だった」
言葉の端々に感じられる悔しさと苦悩

◆#99山崎渉真(大東大・4年・主将・SG)
151101yamazaki.jpgキャプテンの経験がない山崎にとって、苦しい1年となった。キャプテンとして、点取り屋として、自分がどうあるべきかを迷っていたという。
4位以下のチームはこれでシーズン終了となる。大学バスケ最後の試合は「勝ちたい」という強い気持ちが、誰よりも伝わってきた。先制点となった3Pシュートを皮切りに、24得点。誰よりも声を出してチームを引っ張った。キャプテンとして、大東大の点取り屋として。最後まで自分の仕事を全うした。果たせなかった1部昇格。それは共に苦い思いをした後輩達へと託し、コートを去った。


―大学バスケ最後となったこの試合を、どんな気持ちで迎えましたか。
「自分は遠くから来ている身なので、感謝というか…。自分のことを支えてくれた周りの方々のことをまずは思いながら。あとは、応援してくれているチームメイトのことを考えて、悔いが残らないようにやろうという気持ちが一番強かったです」

―この試合では先制点の3Pをはじめ、次々とシュートが決まりましたね
「はい、絶好調でした(笑)」

―試合を振り返ってみていかがですか。
「常にやってやろうという気ではいたんですが、やっぱり日大も強いので。マークが激しくなると、そこでチームの差が出てしまったのかなと思います」

―リーグ戦は4位という結果でした。「こんなはずでは…」という気持ちも少なからずあると思います。
「そうですね。まず、1巡目の東洋戦で負けてしまったところから自分たちの歯車が狂ってしまいました。日体は相性的なものもあるので、そこに勝てないと本当に力が無いなという思いはありました。でも、去年の2部1位から比べると、本当にふがいない1年だったというのは正直思います」

―狂った歯車を修正できなかった原因はどこにあると思いますか。
「自分のポジションではないところいうか、それぞれが自分の仕事場ではないところで仕事をしてしまったというところだと思います。例えば、5番ポジションの人が1番ポジションに上がってきて仕事をしてしまうとか…。みんな頑張る気持ちはあったんですけど、みんなが混乱してバラバラになってしまった結果がなかなか勝ちに繋がらなかったんだと思います」

―4年間を振り返って。
「本当にとてもいい経験ばかりさせてもらったので、楽しかったです。昨年はインカレも3番を取れたし、チームメイトにも恵まれてよかったです。今年だけですね、残念だったのは…」

―そんな1年をキャプテンとして過ごしてきました。
「ずっと大変だなと思いながらやっていました。点数を取るだけのことに集中できないというのは本当に荷が重くて、時々迷うこともあって…。それはリーグ中にもありました。でも、割り切ってやろうって自分でも決心してやれたので、そこは1つ壁を超えることができて、自分自身の成長に繋がった1年だったと思います」

―迷いがあったんですね。
「そうですね、結構モヤモヤしていました。引っ張ろうと思っていたんですが、自分が点を取らないとチームは点が取れないし。引っ張ろうとしないと、それができる人もいなかったので。『どっちをやればいいのか?』みたいな感じで。途中からは『点を取れば勝つだろう』と思って、頭を切り替えました」

―後輩へ向けて。
「リーグ戦が難しいということは今年1年でわかったと思います。去年インカレで3位までいって、良い流れできたんですけど、相手チームもその分練習してくる。今年、自分たちも相当練習してきたけれど、それが過信になってしまったのかなと思うこともありました。次はそれを自信に変えながら来年は頑張ってもらえれば絶対に勝てると思うので。まずは1部に余裕で上がってもらいたいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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