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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.10.24 (Sat)

【2015リーグ1部】10/17レポート(第13戦)

上位は危ない場面を見せつつも勝ちきり
中盤は1勝で順位が変動するめまぐるしい状態に


151017tashiro.jpg 第7週は慶應大のホームゲームが開催され、日吉記念館には応援Tシャツに身を包んだ人たちが応援に駆けつけ、ホームらしい雰囲気にあふれた週末となった。

 リーグ戦は終盤に入り、そろそろ勝ち星計算がシビアになってきている。中盤から下位にかけては安定して戦えているチームが少ないため、1勝ですぐに順位変動が起こる状態だ。この日も白鴎大がホームの慶應大を1点差で下し4連勝でジャンプアップ。一方前半で貯金した専修大は怪我人が相次いで3連敗。下との勝敗が近づいてきた。このように順位はまだまだ予断を許さない。

 第1試合、明治大国士舘大の試合は、1Qこそ国士舘大がリードしたものの、2Q以降は失速。反対に2Q以降は安定して20点以上を獲得した明治大は、終盤追い上げにあうも68-60で勝利した。

 第2試合、#6渡辺(3年・PF)が怪我で離脱している専修大は#24田代(4年・PF)を復帰させて筑波大に対峙。しかし1Qから筑波大が勢い良く得点を重ね、26-9とすると専修大は挽回することはできず、そのまま引き離されて101-64で試合終了。専修大はこれで7勝6敗。下から追い上げてきた青山学院大が1勝差まで迫っているだけに、残りをどう戦うか正念場だ。

151017bamba.jpg まだ3勝で9位に位置する法政大は、首位の拓殖大と第3試合で対戦。法政大は#24加藤(4年・SF)が怪我から少しずつ復帰しているさなかで、拓殖大も第6週で捻挫した#39成田(3年・SG)もこの日は18分の出場にとどまった。前半はあまり差がつかなかったが、3Qになってようやく拓殖大のエンジンがかかって一気に差をつけると68-83で勝利した。

写真上:専修大は田代が復帰。アウトサイドを決めていったが、動きは本調子ではない。
写真下:拓殖大・バンバはこの日3Pが4本決まり、外角のタッチが好調だった。


【ライバル対決は失点を押さえた東海大が勝利】
151017hashimoto.jpg 1巡目の対戦では激しい戦いになり、すんでのところで勝利した東海大は、2巡目の青山学院大に対して1Qはビハインドで入った。東海大は立ち上がりにトラベリングなどターンオーバーが続き、なかなかゴールが決まらない。青山学院大は#3大崎(3年・SG)の3Pが2本決まるなどして1Qは13-17とリード。2Qも序盤は速攻が出てペースは青山学院大だが、東海大は重いオフェンスながらも開始5分で#45頓宮(4年・C)のバスケットカウントでようやく同点にすると、#0ベンドラメ(4年・PG)の3Pで逆転。青山学院大も#21石黒(3年・PF)のジャンパーが連続して切らさず、26-27と1点リードで前半を終了。

 3Qも点数は均衡。#13中山(3年・PG)、#23佐藤(2年・SF)#21橋本(4年・C)らが得点していく東海大に対し、青山学院大は#24安藤(3年・SF)の3P、合わせのプレーなどで加点。#3大崎の3本目の3Pも決まる。終盤に#0ベンドラメの3P、#19三ッ井(3年・SF)のシュートなどが決まった東海大が49-45として最終Qに入るが、青山学院大もすぐさま追いついた。どちらに転ぶかわからない状態となったが、開始3分を過ぎて#0ベンドラメ、#三ッ井と立て続けに決まった東海大の3Pが勝負を分けた。8点差をつけられた青山学院大はタイムアウトで流れを切ろうとするが、その後も#19三ッ井が連続ゴールを決めて東海大の流れは途切れない。さらに残り2分で#0ベンドラメのダメ押しの3Pが決まると勝負あり。68-52で東海大が2度目の戦いは完全勝利をおさめた。

写真:東海大は橋本の要所の3Pも効いた。


【ホームの慶應大に対し白鴎大が1点差の激闘を制す】
151017mozaki.jpg ホームに白鴎大を迎えた慶應義塾大。1巡目は災害で延期となり、日程を変更してこの日吉記念館で開催し、白鴎大に敗れただけに雪辱を果たしたいところ。しかし、ゲームの立ち上がりはまたしても白鴎大のリードから入った。1Qで#4梶原(4年・SG)の3Pが2本決まるなど、立ち上がりは白鴎大のペース。後手にまわった慶應大は次第に足を出して速攻も決まり、24秒オーバーも奪うなど守りも集中。17-14と白鴎大3点リードで2Qに入ると、立ち上がりで得点が続いて同点になり、勝負は振り出しに。しかし白鴎大は前の試合から調子の上がってきた#7米村(4年・SG)の3Pが2本決まると#17小倉(2年・PF)の3Pもこれに続き、#13野崎(2年・PG)の速攻も決まって一気にリード。前半は36-28と白鴎大リードで終了した。

 3Q立ち上がり、慶應大は#4福元(4年・PG)からのアシストで#22トカチョフ(2年・CF)のシュートに続き、#5大元(4年・G)の速攻、3Pで追い上げて1点差にせまるが逆転の一手が出ない。3Qも46-45と白鴎大1点リードに終わり、4Qに開始2分に#5大元のバスケットカウントでようやく慶應大が逆転。しかしすぐに白鴎大に返されて流れが掴みきれない状態が続いた。白鴎大は慶應大の守りに24秒オーバーを連発するが、それでもリードは譲らない。

151017kuroki.jpg 試合のハイライトは最後に訪れた。慶應大は#4福元の3P、そして福元のアシストから#7黒木(4年・CF)がバスケットカウントを決めて残り51秒で61-62とこの日2度目の逆転。流れは慶應大に来たかと思われた。白鴎大は得点チャンスを作れないまま、慶應大最後のオフェンスは#13西戸(3年・G)。しかし思い切ってペイント内に切れ込んだもののこのレイアップがはずれ、ターンオーバーに。#13野崎がボールを持った白鴎大の攻撃を止めにいくが、残り0.4秒で3Pのフリースローを与えてしまい万事休す。#13野崎はこれを2本決め、3本目はリングにあてて慶應大のオフェンスチャンスをつぶすと63-62と1点差で勝負を制した。

写真上:野崎は19分で19点。この日はベンチ出場だったが非常に攻撃的な選手で、チームに勢いをもたらした。
写真下:慶應大は最終盤に黒木がバスケットカウントを獲得し、逆転に成功したが筑波大戦同様1点に泣いた。



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【INTERVIEW】

「チームでやらないとうまくいかない」
下級生の成長を期待しつつ、上級生としての役割を果たす

◆#19三ッ井 利也(東海大・3年・SF)
151017mitui.jpg3P2本を含む14点。なかなか得点差ができない中、三ッ井のシュートが決まってやや落ち着いた面がある。ここのところシュートも安定しており、頼れる上級生といった存在感も感じられる。怪我人が相次いでチームとしてはゲームの進め方にやや不安定な面も見えるが、そこをカバーする働きを残りのリーグ戦でも見せてもらいたい。


—1巡目の青山学院大戦はかなり接戦になった対戦でした。2巡目に対しては?
「1巡目はあまり自分たちのプレーができなくて、逆に青学さんに好きなことをやらせていて、それで競りました。出だしのところで僕たちが負けていたので、そこを修正しながら臨もうというのは、この1週間の練習をやってきました。それを忘れずにやるだけでしたね」

—ただ、出足はなかなかいい形になりませんでした。
「やっぱり相手もプレッシャーをかけてくるので、逆にこっちがパニックになって本来やる力強いピックやペネトレイト、速攻で走るというのができていませんでした。そこはこれからに向けても課題です」

—前半は東海大の方は1対1で無理に攻めようとしているようにも思いました。
「フォーメーションがうまくいかなくなって、個人としてやろうとしてしまうのが今うちのチームにはあります。そこはやっぱり合わせなければいけないし、ひとりが攻めていくときに他のプレイヤーがもっと動いてあげて、スクリーンをかけたりズレを作ってあげたりしないと、簡単には点が取れないんじゃないかなと思います」

—ここしばらくちょっと重苦しい試合展開が続いているようにも思いますが、1対1になってしまう理由はありますか?
「まずは自分で攻めるというのは大事なんですけど、ちょっとフォーメーションの形にこだわりすぎて、逆に攻めていけるのに攻められず、時間がなくなってひとりで攻めていってターンオーバーやシュートミスになっています。ちょっとまだ自分で攻め気が持てていないというのがあります」

—佐藤選手(#23)が難しいドライブで決めきれない、というような場面もありましたがそういうことですね。
「行けばいいってものでもないので、もう少しドライブしながら味方の場所も見て攻めればいいんですけど、まだあいつも若いので闇雲に行ってしまうところがあります。それが直ってくれば簡単に点が取れるようになっていくと思います」

—今日はそういう中で、三ッ井選手が良いところでシュートを決めていったことで好転したと思いますが、ここのところシュートは好調なのでは?
「リーグ戦を通して少しずつ確率が高くなってきて、この試合も最初に2本いい形で入って僕自身落ち着けました。さらに後半の大事なところで1本決められたので、乗れたというのはあります」

—どこのチームも怪我人が増えてきている中での戦いになってきています。その中でも東海大が勝ち切っているのは大きいですね。
「そうですね。今は怪我人もいるし、怪我明けで本調子ではない人も多いんですけど、それをカバーしようと練習ではずっとやってきたし、カバーできるだけの選手の層はあると思うので、そこは自分たちも自信を持ってやれています。逆に人がいない分ほかの人たちが頑張りを見せることができれば穴を埋められます。そこは残りのリーグ戦、インカレも追求してやっていきたいです」

—そうやってベンチに入った下級生たちは、試合に入るとまだ少し慣れない面が見えますね。
「そこはまだ自分のことでいっぱいいっぱいだと思うし、僕たち上級生がコントロールしてあげればより良くなると思うので、そこは試合だけではなく試合でも少しずつアドバイスしていければと思います。今はまだちょっと怪しい部分はありますが、きっともっと良くなるし、持っているものはいいので、そこは結構安心しているし、こちらもしっかり面倒を見たいと思います」

—ちょっとドキドキさせられますが、これからですね。
「申し訳ないです(笑)。でも僕自身も下級生のときは同じような感じだったし、そこで上級生がアドバイスしてくれて、それがあって今の自分があります。自分が下級生のときにしてもらったことを、上級生になってしてあげたいなと思います。下級生個々はいいものを持っているし、僕は期待しているのであとは本人たちが頑張ってくれればと思っています」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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