2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.10.22 (Thu)

【2015リーグ2部】10/17レポート(第13戦)

全試合接戦となるも上位4チームからの金星はなし
3勝目の江戸川大が入替戦回避に向け1歩抜け出す


151017edogawa.jpg 第13戦は第1試合定時になっても試合環境が整わず、35分遅れでの進行となった。この幕開けは、5試合がどれもただでは終わらないことを予言していたのかもしれない。

 残留争いを占う上で重要な江戸川大-関東学院大は、何度もリードが入れ替わる激戦に。ラスト3分の運動量と執念に勝った江戸川大が78-71で勝利した。第2試合は中央大早稲田大に互角のプレーを見せるも、1Qの15点ビハインドが響き、72-80と1歩及ばなかった。

 神奈川大は#88万(4年・C)を欠く日本体育大からリバウンドを連取。#35池谷(4年・PF)のインサイドプレイ、#74佐藤(4年・C)のブロックショットなどで2Q残り4分まで20-22とついていく。ただフリースローと3Pシュートが決まらず、その間に22-33と前半で2桁差をつけられてしまう。3Qには日体大#35佐々木(4年・SF)の得点などで20点の差が開く。しかしここで日体大#32フェイ(1年・C・大分明豊)が足の痛みを訴えてベンチに下がると、神奈川大がじわじわと返し始める。もう1本出ればわからないという場面をつくるも、活かしきれず。54-65で日体大がリードを守りきった。

 立教大日本大に先行して折り返す。日本大はフリースローのミスに苦しむも、リバウンドで圧倒。手数で畳みかけて78-70と引っくり返した。因縁の対戦となった大東文化大-東洋大は、1巡目で勝利した東洋大が立ち上がりの主導権を握る。前半のうちに大東大がアジャストしたかと思いきや、4Qに東洋大が猛追。63-60で大東大が辛くも逃げ切る形となった。

 リーグも終盤に突入すると、これまでの勝敗数やメンバーのサイズ・実績などでは必ずしも展開を語れなくなってくる。勝利への欲求がどれだけ強いか。それをどれだけ限られた残り試合で、コートで表現できるか。最後に残る根の部分での戦いだ。

写真:1度で決めきれず苦笑いの江戸川大・平岩。だがそのゴールへの気持ちの強さは、時に何をも凌駕する。


【GAME REPORT1】
セカンドショットを重ねた江戸川大が執念の3勝目
関東学院大は主力を欠く不運に泣く

151017kurihara.jpg 2勝同士の8・9位対決は、互いの4年生が「我慢!」「ここだぞ」と何度も叫び合う死闘となった。

 開始時刻が遅れてなかなか定まらないかと思えば、決定のアナウンスからわずか5分で始まった1Q。関東学院大は指令塔の#11伊藤(3年・PG)がドライブを試みた際に負傷、1分も経たず交代を余儀なくされる。なかなかパスが回らないが、#8蜂谷(4年・PF)・#7鳴海(2年・PF)の3Pで加点する。江戸川大も#23保岡(2年・SF)、#1平岩(2年・SF)が応戦。残り4分15-14と譲らない。ここから江戸川大が#1平岩のリバウンドショット、#23保岡のスティールからのレイアップなどで22-14と突き放す。しかし関東学院大は#45大熊(4年・F)の3ショットフリースロー、#8蜂谷の3Pでじわりと詰め、24-20で終える。

 2Q、江戸川大は#10王(4年・C)にボールを集めるが、連続得点とはいかない。対照的にビッグマンのいない関東学院大はオフェンスが外角に偏る。2桁差はつかないものの、同点になることもないまま進む。均衡が崩れたのは残り3分。関東学院大#7鳴海の連続3Pで35-35と振り出しに戻る。江戸川大はフリースローのチャンスを得るもきっちり決められず、関東学院大に#25鷲津(4年・SF)の速攻で36-37と逆転を許す。

 3Qも緊迫した攻防が続く。江戸川大にブレイクが出始め、#33大川(4年・PG)らがレイアップを決めれば、関東学院大は#33西田(2年・PG)らが3Pを決め返す。50-53と関東学院大リードで残り3分を切る。ここでタイムアウトを挟んで、江戸川大がチャージ。#1平岩がスティールや華麗なステップなど運動能力をいかんなく発揮し、速い攻撃で次々得点。58-53と畳み掛ける。しかし関東学院大#8蜂谷がブザービーターで3Pシュートを沈め、2点差で最終Qに突入した。

151017nisida.jpg 4Qは主導権がめまぐるしく入れ替わった。立ち上がりは江戸川大#10王がインサイドで連続得点、65-58とリードを広げる。しかしパスミスが出る間に関東学院大が#45大熊のロングシュートなどで65-62と追いすがる。今度は江戸川大#23保岡がリバウンドからの3P、裏を突いてのゴール下で70-62とすれば、関東学院大は3Pや#33西田のドライブで70-71と3分を残して逆転してみせる。そのまま関東学院大が押し切るかと思われたが、江戸川大の執念が勝った。シュートが外れても自らリバウンドに飛び込み、#23保岡・#1平岩が決めるまで打って3連続得点。残り48秒76-71として関東学院大をタイムアウトに追い込む。関東学院大は#45大熊、#8蜂谷の3Pに託すものの、疲れもあってか決めきれない。ファールゲームを仕掛けるも、江戸川大のシューター#55栗原(3年・SF)に確実にフリースローを決められ、78-71でタイムアップ。江戸川大の勝利となった。

 関東学院大は先週スタメンの#23永野(3年・CF)が負傷離脱、さらにこの試合では開始直後に#11伊藤まで欠く形となったが、#7鳴海、#33西田、シックスマン#25鷲津が見事カバーした。ただ、7番手以降が手薄となり、わずかでも休みながらプレーできた江戸川大の主力の勢いを最後は止めきれなかった。

 江戸川大は関東学院大との対戦成績を2勝とし、勝ち数でも1つリード。10位の神奈川大には星2つ差をつけ、3部入替戦回避に向け大きく前進した。

写真上:江戸川大・栗原はバタバタしかねないところを落ち着かせる存在。
写真下:関東学院大・西田はこれまで2ガード起用が多かったが、1ガードでも堂々とプレー。

※江戸川大・王選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【GAME REPORT2】
中央大が早稲田大に追いすがるも、あと1本が出ず

151017sibuta.jpg 先週日体大を破った中央大早稲田大との一戦も、#27宍倉(4年・C)のジャンプシュートなどで6-7と好ゲームを予感させる立ち上がりとなる。しかし早稲田大がバックコートから当たっていき、インサイドにボールが入ればダブルチームを仕掛けると、続かなくなる。中央大が5分以上沈黙する間に、早稲田大は#38宮脇(3年・C)のバスケットカウント、#8新川(2年・SF)の速攻、#36澁田(3年・SF)のゴール下などで22-7と差を開く。

 24-9で迎えた2Qも、中央大は決まったかと思われたシュートがリング上を回って落ちるなど、運も向いてこない。一方の早稲田大は#18森井(2年・G)ら交代メンバーが伸び伸びとプレー、一時は20点差をつける。だが中央大は前半終了間際に#9阿部(2年・G)の速攻などで41-27と後半につなげた。

 3Q、中央大は前半タッチのよかった#6柿内(2年・G)、#18國政(4年・F)を起用。これが当たり、#18國政の連続3Pで43-33と迫る。早稲田大は#7石原(2年・PG)が巧さを見せるも、その後はパスやイージーシュートのミスが出てしまう。中央大はこの機を逃さず、#6柿内の3Pや#25森(3年・CF)の得点で54-46と1桁差に持ち込む。早稲田大はタイムアウトで仕切り直し、4アウトの中央大とのサイズのミスマッチを的確に突いて62-49と盛り返す。

 4Q、中央大は#14鈴木(4年・PF)が得点にリバウンドにと奮闘。#28鶴巻(1年・SF・幕張総合)の3Pシュートを引き出す。さらに#6柿内のあわやバスカンという1on1で6分半を残して67-62と、勝負の行方はわからなくなる。しかし、直後にインサイドの要#25森がファウルアウト。もう1本が出ない。早稲田大は#2木澤(4年・G)、中央大は#6柿内が決め合い、74-69と5点差のまま残り3分を迎える。ここで中央大は森の不在が響き、3P一辺倒となってしまった上、決めきれない。早稲田大はこのリバウンドを速攻につなげて勝負あり。80-72で1Qの貯金を守った。

 中央大はリーグ中盤からこちら、バスケットの内容自体はよくなってきている。それだけに1Qの点差が悔やまれる結果となった。

写真:早稲田大・澁田はここ3試合スタメン起用。そつのないプレーが特長だが、混戦でバッシュが脱げてしまった場面はさすがに苦笑い。



[続きを読む]

【INTERVIEW】

「逆転されても焦りはなかった」
ビッグセンターの役割を果たす

◆#10王 世博(江戸川大・4年・C)
151017wan.jpg江戸川大と関東学院大では、アウトサイド陣の得点力はほぼ互角。その中で、ランキングトップ争いに絡む王のリバウンドが勝敗を分けたと言っても過言ではない。1・2巡目とも王がしっかりと役割を果たしたことで、大事な試合をものにできた。だが油断はせず、1つでも多く勝ち星を積み上げるべく前を見ている。


―試合を振り返って、何が勝因になったでしょうか。
「リバウンドだと思います。相手はインサイドに大きい選手がいない分、『リバウンドを頑張れ』と言われていたのもあって、意識してプレーしました」

―試合開始が遅れたのは影響しましたか?
「少しだけ集中が切れてしまって、シュートがあまり入らなかったですね。でも、逆に言えばリバウンドの意味も大きくなったと思います」

―関東学院大のシューター陣に対しては、どのような作戦で臨んだのですか。
「やはり皆シュートがよく入るので、ポジション問わずなるべく外までチェックに行こうと。そして機会があればダブルチームも狙いました」

―後半に入って、江戸川大らしい走る展開が出るようになりましたが、ハーフタイムにどんな修正を?
「違いは技術というより気持ちです。あと20分しかない、大事な試合なのに負けてもいいのかと発破をかけられ、インサイドで身体を張るのはもちろん、思いきり走りました」

―4Q、1度は逆転を許しましたが、すぐ再逆転できた理由は。
「逆転されても、焦ったりはしなかったんです。1本決めればまた逆転できる、と皆が思っていたのがよかったのかなと思います」

―4年生の王選手にとってリーグは残り5試合です。どんなプレーをしたいですか?
「個人としては、とにかくリバウンドを頑張る。チームとしてはあと5試合、できるだけ多く勝てるように頑張りたいです」


関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  01:00  |  2015リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑
 | BLOGTOP |