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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.10.17 (Sat)

【2015リーグ2部】10/11レポート(第12戦)

日体大が中央大に敗れ3敗目を喫す
1勝同士で迎えた9・10位対決は関東学院大が勝利


151011chuo.jpg 長丁場のリーグ戦も2/3を終えた。課題をうまく克服し調子が上がっているチームもあれば、ケガなど思わぬピンチに見舞われるチームもある。最後に笑うためには、今が踏ん張りどころと言える。

 江戸川大と対戦した早稲田大は1Qに大きなアドバンテージを得るも、外角が当たらず詰め寄られてしまう。だが、ターンオーバーを誘って4Qに突き放し、終わってみれば74-47と連勝を6に伸ばした。日本大東洋大は前半こそ4点リードに留まったものの、#11門馬(3年・SG)ら2プラトン目のメンバーが打開。層の厚さを見せて86-60で東洋大をくだした。大東文化大はフリースローの成功率が5割を割りながらも、立教大を勢いに乗せず84-60で勝利した。

 日本体育大はスターティングメンバーの#88万(4年・C)が負傷退場するアクシンデント。これにより中央大は中外バランスよく回るようになり、84-73の点差以上の快勝となった。関東学院大-神奈川大の一戦はQごとに流れが行き来し、4Qに畳み掛けた関東学院大が73-69で制した。

 来週の第14戦では、1敗の早稲田大と日本大の首位対決、3敗の日本体育大と大東文化大の直接対決が控え、ますます目が離せない。

写真:30得点を叩き出した中央大・柿内をメンバーがねぎらう。


【GAME REPORT1】
神奈川大に何度もリードを許すが
最後まで諦めず粘った関東学院大が逆転勝利


151011narumi.jpg 互いに1勝10敗でこの試合に挑んだ関東学院大神奈川大。なんとしても2勝目を獲得し順位を上げたいところ。

 1Q、序盤から関東学院大は神奈川大の#24工藤(1年・PF)などに連続得点を許しペースを掴まれると、そのままじわじわと離されていく。さらには得点源である#45大熊(4年・F)の調子がいまひとつ上がらず、#8蜂谷(4年・PF)と#23永野(3年・CF)の得点でなんとか食らいつこうとはするが、得点は伸び悩み12点差に。15-27で1Qを終える。2Qで関東学院大が一気に差を詰めにかかる。関東学院大は得意のパスカットからの速攻で#45大熊が得点。神奈川大もそれに対して#3葛西(2年・PG)や#33阿達(2年・SG)の3Pで対抗する。しかし関東学院大はどんどん調子を上げていき、#8蜂谷が3Pやミドルシュートを決め、#23永野がインサイドで得点。#11伊藤(3年・PG)はアシストで貢献するなど奮闘が続いてペースは関東学院大に。神奈川大は#1田中(2年・SF)がバスケットカウントで流れを断ち切ろうとするがフリースローを決められず。終盤に、関東学院は#11伊藤が3P、#8蜂谷・#45大熊がミドルシュートを連続で決めて41-41の同点となり、前半が終了した。

 3Q、関東学院大はシュートが決まらなくなり、勢いはパタリと止まる。一方の神奈川大はそのチャンスを逃さず、#24工藤を中心に得点し、また差をつけていく。関東学院大はディフェンスリバウンドがなかなか取れず相手にチャンスを与えてしまうばかり。最後に#7鳴海(2年・PF)の頑張りでなんとか食らいつき、離されたものの48-59で終える。最終Q、再び流れが関東学院大へ。#7鳴海が連続得点し波に乗ると、ディフェンスも機能し始め24秒オーバータイムを取るなど相手を苦しめる。それに加えて#33西田(2年・PG)のバスケットカウントなど、7連続得点で一気に逆転。神奈川大は完全に失速してしまう。関東学院大の勢いは続き、#11伊藤の3Pや#45大熊の速攻などで12連続得点。残り40秒で7点差。神奈川大は最後のタイムアウトを挟む。神奈川大は残り5秒のところで#3葛西が3Pを決めるが追いつく時間は残っておらず。73-69で試合終了となった。

151011narumi.jpg 関東学院大、神奈川大、双方ゲーム中に波があり、安定した試合運びではなかった。とはいえパスカットが多くみられるなどディフェンスが機能し、得点力で勝った関東学院大が勝利するという結果となった。「走り負けた部分やリバウンドで苦戦した部分があったんですけど、終盤そこをチームで頑張れたので追い上げられました」と、関東学院大#7鳴海(2年・PF)。見つかった課題に対して試合中いかにアジャストしていけるかが大きく勝敗を分けていくだろう。

写真上:今大会から多くプレータイムを得ている関東学院大2年の鳴海。「ルーズボールやリバウンドを取るなど、泥臭く体を張ったプレーでチームを支えたい」と言う。
写真下:3Pを4本決めるなど、奮闘した神奈川大2年の葛西。


【GAME REPORT2】
中央大・柿内が圧巻の30得点
2Qから勢いを持続し日体大を倒す


151011asami.jpg 1巡目では日本体育大が29点差をつけたカード。2巡目では中央大が借りを返す形になった。

 1Q、中央大は日体大#88万(4年・C)に立て続けにファール。メンバーチェンジを余儀なくされるが、#13中村(1年・SG・豊浦)がチーム初得点を挙げるなどつなぐ。7-2と日体大リードで5分が過ぎる辺りから、中央大#25森(3年・CF)がゴール下まで突っ込まずジャンプシュートで得点を動かす。日体大#75赤土(3年・PF)がチームファールフリースロー、3Pシュートで揺さぶりにかかるが、中央大は#27宍倉(4年・C)や交代出場した#6柿内(2年・G)が返す。ラスト25秒の攻防ではゴール下の#88万にパスが通った日体大が加点、23-16とした。

 2Q、日体大は5人全員を入れ替える基本戦法で臨む。疲労がないのを活かして、#32フェイ(1年・C・大分明豊)が連続得点。しかし中央大も#99浅見(2年・CF)が対抗する。この後、日体大はリバウンドやスティールからシュートチャンスを得るも、フィニッシュまで持っていけない。一方の中央大は#16柿内が覚醒、ロングシュートを次々に決めて、27-20から27-29と一気に逆転。日体大は#88万をコートに戻すが、残り1分半に負傷退場を余儀なくされる。前半終了間際に#34加藤(4年・G)が3Pシュートを決め37-40としたものの、後半に向けて暗雲が立ちこめる。

151011osiro.jpg 3Q、中央大はリバウンドでリズムをつくる。速い展開に持ち込み#27宍倉のバスケットカウントで39-47と突き放す。もう少しで2桁差というところだが、ペイント内のシュートやフリースローを落としてしまう。残り5分には46-48まで詰められるも、#6柿内の3Pで再逆転までは許さない。日体大は外打ちが多くなり、リバウンドが取れれば高さを生かせるが、取れないと走られて苦しくなる。その中でも#14大城(3年・PG)が速攻を決め、56-61と集中を完全には切らさない。

 4Q、日体大#32フェイがブロックショットにダンクにと存在感を見せ、残り7分61-65として中央大をタイムアウトに追い込む。さらにルーズボールからの速攻で、#20小田桐(2年・PG)がアンスポーツマンライクファールによるフリースローを獲得。きっちり決めて64-65と迫る。しかし、中央大はまたも#6柿内が3Pシュートを沈める。さらに#28鶴巻(1年・SF・幕張総合)、#25森もシュートを決めて差を開く。日体大は2度のタイムアウトも立て直せず、時間が過ぎていく。67-74で迎えた残り3分、#32フェイを下げて機動力を上げ、バックコートからプレッシャーをかける。中央大に24秒クロックぎりぎりの苦しいシュートを打たせるも、リバウンドから#27宍倉に決められ、69-79とついに10点差に。中央大はファールゲームもかわし、最後は#99浅見が決めて73-84。5勝目となった。

 中央大は1Qでは後手に回っていたが、中村・柿内・浅見ら交代出場メンバーが物怖じしないプレーで流れを引き寄せた。ベンチの明るさも、前日の敗戦を引きずらずに済んだ要因となっただろう。

 日体大は2Q以降ずっとビハインドを背負い、1部入替戦とインカレ枠を争うに当たって痛い3敗目となってしまった。#88万の状態も気に掛かる。

写真上:思いきりのよいプレーで盛り上げた中央大・浅見。
写真下:自ら攻め込む日体大・大城。

※中央大・宍倉選手、森選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「4年生だからこそ泥臭く」
めぐってきたチャンスで大きな働き

◆#27宍倉 光(中央大・4年・C)
151011sisikura.jpgリーグ12戦目にして初のスタメン起用。これまでで最長の35分間出場し、11点12リバウンドと見事期待に応えた。ベンチから戦況を眺める時間も多いリーグだったが、しっかりと自分のペースを保っていたからこそ。4Qに千金のシュートを沈めた際は、ベンチに向かって大きなガッツポーズをしてみせた。この調子でチームを引っ張っていきたいところだ。


―今日はこれまでの試合より長い時間出場しました。
「日体大は万(#88)、フェイ(#23)と留学生が2人いてサイズが大きいため、その対策として身長のある自分が出させてもらった形です。練習でがっつり対策をしたというわけではなかったですが、うまくいってよかったです。序盤は手のファウルを取られてしまっていたので、それ以降は手でなく足を使って守ろうと意識していました」

―2Qに逆転して以降、リードを保てた要因はなんだと思いますか?
「やはりディフェンスだと思います。しっかり守ってリバウンドを取って速攻、という形が何本も出ていたので流れが来ました。それと応援席のメンバーもすごく盛り上げてくれました。そうやってチームが一体になったときはうちのいい面が出ます」

―4Qの勝負所では自らシュートも決めましたね。
「はい、でも、あれはラッキーなところもあります(苦笑)」

―ここまでコートに立つ時間は限られていましたが、4年生としてどのように取り組んできましたか?
「コートには立っていなくてもチャンスはあると思って、いつでも出られるよう準備していました。もちろんベンチにいてもチームの力になれるよう、少しでも声を出したり、たまにですが下級生を励ましたりして、とにかくメンバーが楽しくプレーできるようにしてきたつもりです。泥臭いところを頑張ろう、と4年生皆で話しているんです。シュートは今日のように輝心(#6柿内)たち下級生に決めてくれる力があるので、周りで支えるのを意識しています」

―残り6試合、今日のようによい面が出るか、昨日のように悪い面が出てしまうか、期待もありますが不安もあるのではないでしょうか。
「そういった波はやはり課題なので、毎回今日のようなディフェンスができるよう、練習からしっかりやっていきたいです」

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「リバウンドを徹底すればチームのよさが出る」
リーグ終盤に向け、キーを握る存在

◆#25森 和史(中央大・3年・CF)
151011mori.jpg記録に残るところでも残らないところでも、攻守に渡ってコンスタントに貢献してきた。森自身も言うように、リバウンドが安定すればシューター陣が思いきりよく打つことができ、それによってインサイドにもスペースができる。そのリバウンドの軸となるのが森だ。残り6試合、チームのためにも自分のためにも、正念場と言える。


―1巡目の雪辱を果たした気持ちはいかがですか? また、1巡目を踏まえてどのように臨んだのでしょうか。
「嬉しいです、本当にそれに尽きます。ゲームプランとしては、インサイドのメンバーがアグレッシブに攻めたり走ったりして、相手のセンターのファウルを誘おうと心がけました」

―立ち上がりは逆にファウルがこんでしまいましたが、修正はどのように?
「途中でコーチと話して、自分が赤土(日体大#75)ではなく留学生のどちらかにつくようにマークを変えました。それがうまくはまったと思います。展開の中ではリバウンドを取られてしまう場面もありましたが、継続した結果、最終的によい方向に向きました」

―攻めてはジャンプシュートが効果的に決まっていました。
「ありがとうございます、いつもはこんなに入らないです(苦笑)。ただ今日は宍倉さん(#27)がいて、リバウンドを取ってくれるというのが大きかったですね。普段は自分が5番で出ているので、気持ちとしてはいつもより打ちやすいというのがありました」

―中央大はここまでよい試合もあればよくない試合もありました。理想としてはどのような試合にしたいのでしょうか?
「去年もそうでしたが、今年ももったいない試合が多いのは確かです。僕たちとしては立教大戦のようなプレーをスタンダードにしたい。目指すのは、きっと他にもたくさんのチームが掲げているかと思いますが、守って走るというシンプルなバスケットです。波が出てしまうのはやはりリバウンドが安定しないからだと思います。特に大東大戦は相手に支配されてしまったので、それが徹底できるかどうかが大事になってきます。ここ最近はオフェンスリバウンドに皆で入ったり、リバウンドの意識を修正できたので勝てたと思います」

―森選手としては1年目から試合に出てきて、3年目を迎えた今年は自分のプレーをどのように考えていますか。
「中核にならないといけないというのは、やはり今シーズンの最初から考えています。ミスがあったときにどうやって取り戻そうかといったことも常に意識するようになりました。たとえばターンオーバーが出てしまったらリバウンドを頑張るなど、トータルでチームのためになれたらと思います」

―試合後には皆で円になって、キャプテンの#2渡部選手が何か話していましたね。差し支えなければ内容を教えてもらえますか?
「今はスタメンも固定していない状態だから、皆で暴れようという話です。2部の中で暴れられるように来週以降も頑張っていきたいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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