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2015.10.16 (Fri)

【2015リーグ2部】10/10レポート(第11戦)

全チーム順位に変動なし
東洋大が貴重な勝利をもぎとる


151010niitai.jpg 2巡目は、1度対戦しているからこそ奇襲も効きにくい面もある。1巡目では下位チームが上位チームに対して好勝負を見せる試合もあったが、2巡目は好不調で波はあるものの大きな波乱は起こらず。2部第11戦は、5試合中4試合で上位チームが勝利を収めた。

 第1試合、首位の早稲田大関東学院大を相手に1Q24-9と圧倒すると、全員出場で82-50の大勝。第4試合では2位の日本大が、神奈川大にロースコアゲームに持ち込まれたものの要所での決定力で上回り、60-43で勝利した。最後に登場した大東文化大江戸川大74-63で退け、上位3チームをぴたりと追う。

 上位、中位、下位と勝利数の近いグループができてくる中で、3勝の東洋大は5勝の中央大に競り勝ち、中位グループに浮上した。

写真:日体大会場ではこの週よりチームロゴをあしらったテーブルオフィシャルカバーがお目見え。また、ライオンズの大きな横断幕が新たに作られ、右上にはOBから送られた横断幕も掲げられた。


【立教大がリードするが、後半に日本体育大学が逆転】
151010wan.jpg 2敗で3位につける日本体育大は、中盤から上位をうかがう立教大と対戦。1Qから立教大は#12三上(3年・SG)の3Pが当たり、日本体育大は#35佐々木(4年・SF)の3Pをはじめとしてこちらもシュートが好調で、25-21と日本体育大がリード。しかし2Qに入ると立教大がもう一人のシューター#14望月(3年・SG)の外の当たりが来たのとは反対に、日体大は攻めあぐねる場面が目立ち失速。39-34と立教大が逆転して前半を終えた。

 後半、立教大リードでゲームは進むが、日体大はインサイドで#88万(4年・C)、#75赤土(3年・PF)が影響力を見せ、逆転。立教大はファウルから次々にフリースローを与えてしまい、日体大のプレスからのターンオーバーが続いて流れに乗りきれず。5点リードで4Qに入った日体大は、ファウルトラブルで苦しむ立教大相手にリードはしているものの、ゴール下の激しいディフェンスで決めきれない場面も見える。立教大は残り5分で追いつくと、#12三上のシュートや速攻からのバスケットカウントで何度も揺さぶるが、日体大もすぐさま#88万を中心に得点を返し、シーソーゲームとなる。残り1:44、#12三上のシュートが決まり立教大の1点リードとなるが、残り51秒で日体大は#20小田桐(2年・PG)の3Pが決まって逆転。立教大は外を打っていくが当たらず、残り20秒で#20小田桐がフリースローを得てこれを2本決めた日体大が勝負を確定。最後は76-70で逃げ切った。

写真:日体大のインサイドで奮闘する万。フリースロー確率でやや苦戦したが、終盤はゴール下で力強さを見せた。


【GAME REPORT】
終始競る内容となったが
集中力を切らさず戦った東洋大の勝利


151010sugita.jpg 共に4勝6敗と、2部リーグ中間層に位置している東洋大中央大の一戦。最後までどちらが勝つかわからない試合展開となった。

 1Qは東洋大#25島崎(3年・SG)の得点でスタート。続いて中央大#25森(3年・CF)がバスケットカウントを決める。東洋大もシュートを決めていくが、中盤からミスやファウルがかさみ中央大にチャンスを与え、#15八木橋(3年・PG)がドライブで中へ攻めフリースローをもらい、#28鶴巻(1年・SF)の3Pも決まってペースは中央に。差がつくと思われたが、東洋大は終盤に#2山口(3年・SG)・#30川上(1年・SG)・#35杉田(1年・SF)の3人が次々に3Pを決め1点差とし、17-18で終了。2Qは、両チームリズムを崩さずシーソーゲームに。東洋大#30川上が3Pを決めれば中央大#14鈴木(4年・PF)も決める。互いに得点していくが、中盤になると東洋大のディフェンスが機能し中央大のパスが通らなくなる。東洋大はオフェンスのチャンスが増えるがシュートは決められず。その後も互いに内外バランスよく得点して接戦が続き、35-36で2Qを終える。

151010suzuki.jpg 3Q、前半は2Qの流れそのままに接戦が続く。東洋大#54マッカーサーJr.(1年・PF)がバスケットカウントを取れば、中央大#15八木橋が3Pで対抗するが、後半になると中央大の勢いがしぼんでシュート率が悪くなり、また、ファウルも増えて東洋大にフリースローを与えていく。東洋大はフリースロー、#54マッカーサーのバスケットカウント、#11中村(3年・PG)の速攻などで9連続得点で逆転、リードして51-47で終える。最終Q、東洋大が更にリードを広げていく。#88山本(3年・PF)がインサイドで得点し、#35杉田が3Pを決める。一方で中央大はオフェンスファウルやトラベリングで思い通りの試合運びができない。そんな中でも#25森や#28鶴巻などがなんとか得点し、残り2分のところで4点差まで詰め寄ったが東洋大の集中力は切れず、#35杉田・#11中村が得点してリードを守り69-62で試合終了となった。

 中央大は後半になって重ねたファウルやシュートミス、ターンオーバーなどが響き流れを自分たちに持ってくることはできなかった。対する東洋大は、最後まで集中力を切らさずにディフェンスが機能して波に乗れたことで、オフェンスにも勢いがつき勝利につながった。

写真上:1年生ながらシューターとして力を発揮している、東洋大1年の杉田。
写真下:中央大4年の鈴木。ここぞというときの彼の3Pはチームにとって大きい。

※東洋大・中村選手のインタビューは「続きを読む」へ。



[続きを読む]

【INTERVIEW】

「ディフェンスで相手の得点を抑えるのが鍵」
調子の波をディフェンスでどう持ちこたえるか

◆#11中村 晃太郎(東洋大・3年・PG)
151010nakamura.jpg下級生の頃より試合に欠かせない選手として活躍してきた中村。ガードながら攻撃的なプレーでチームに勢いをもたらす存在で、現在はシックスマンとして勝負所で出場し流れを変える役目を担っている。ここまで調子が良くなかった面もあると言いつつ、試合に出る下級生が多くなっている中、上手く彼らをバックアップしなければならない上級生としての責任も感じている。チームはまだ波のある状態だが、ここから終盤に向けてもう一段階レベルアップできるか。


-試合を振り返って。
「最近内容の良いプレーがチーム的にも個人的にもはできていなくて、自分のせいで負けてしまった試合っていうのが多かったように思いますね。練習では悪いところを直そう直そうってやってきました。それで前回負けている中央については、シュートを打ってくるチームだってわかっていたので、そこをみんなが意識して頑張れたのが勝ちにつながったみたいで良かったです」

-悪かった点というのは具体的にはどういう部分でしょうか。
「シュートが入らない時にディフェンスまで全て崩れてしまって、大差で負けるっていうことが多かったので、シュートが入らなくてもディフェンスは絶対崩さないようにしようって話はしていました」

-中村選手は今シックスマンで試合に出ていますが、そこの意図は監督などから伝えられていますか。
「ちょっと調子を崩していたっていうのはあると思います。あとは、岩淵(#29)の方がゲームをコントロールできていて、それにプラスして島崎(#25)とか、去年出ていなかった選手たちを出して、とりあえず自分がスタメンから外れてやってみたら序盤に勝てたから、そのまま固定してやっているって感じですね。まあ、つまり自分がダメだったからですね(笑)」

-それでも勝負所や点が欲しい時に中村選手が出るというパターンが多い気がするのですが、そういったことを求められているからでしょうか。
「それもあると思いますが、上級生だから経験もあるし、そういった部分でできることもあるからですかね。でもそういう時に限ってミスをしてしまうので、本当にチームに迷惑かけてしまっているなって思います」

―1年生が多く出ると、慣れていない部分が出てしまうこともあると思いますが、上級生はどこに気をつけてやっていますか。
「ディフェンスはキャッチアップがまだ遅かったりしてやられてしまうので、出ている上級生が積極的に声をかけてカバーしてあげないといけないかなと思っています」

-下級生に、どういう風にプレーしてほしいですか。
「出ている下級生はシュートが上手い人たちが多いので、やっぱりそこは思い切って打っていってほしいですし、今日はガードに1年生がスタメンで出ていたんですけど、ミスすることは当たり前だと思っているので、主体である3年生がカバーし合って声かけて、1年生の士気をうまく上げていきたいです」

-下級生が多くプレイングタイムをもらっている状況ですが、上級生には「下に負けないようにやらなければ」という空気感もあるのでしょうか。
「そこはプレータイムだけが全てではないと思ってやっています。試合に出ていなくてもベンチにいる4年生からのアドバイスは頼りになっていると思いますし、3年生も任せられた仕事をするだけです」

-チーム全体として、修正したい点はどこでしょうか。
「あまり点の取れるチームではないので、ディフェンスで相手の得点をどう抑えるかが鍵になってくると思います。そこを怠ってしまうと大差で負けてしまうことがあるので、そのような結果にならないようにディフェンスをしっかりやって、とりあえず明日勝敗を五分五分にしたいですね」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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