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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.09.26 (Sat)

【2015リーグ2部】9/26レポート(第7戦)

東洋大が日体大に迫るが惜しくも届かず
上位に大きな変動無しの4週目


150926kumagai.jpg 1敗で3チームが並ぶ2部リーグ。目立った競り合いがない週となったが、その中でもどうなるかわからなかったのが日本体育大と東洋大の第7戦。前週に#75赤土(3年・PF)が怪我で欠場した日本体育大に対し、東洋大が1Qからアグレッシブに攻めてリードを奪う展開も見せた。また、下位チームがそれぞれ勝ち星を伸ばせない中、じわじわと白星を重ねている立教大が、江戸川大との激しい競り合いを最後に7点差で制して上位を狙う位置につけた。日本大、早稲田大、大東文化大の上位校は余裕で勝利し、白星を付け加えた。

写真:大東大はこの日ガードの吉山が欠場。竹内がスタメンに入り、ルーキーの熊谷(1年・PG・前橋育英)も多くの出番を得て17分の出場で3P2本を含む6得点5アシストを記録。スピードある動きからシュート、パスともに魅せた。


【GAME REPORT】
東洋大が最後まで諦めずに攻めていくが
リードを握った日体大は簡単に逆転を許さず

150926fei.jpg 1敗で同率首位につける日本体育大は、勝率5割ながら上位の大東文化大にも勝利している東洋大と激しい勝負を繰り広げた。1Qを支配したのは東洋大。立ち上がりは#2山口(3年・SG)、#88山本(3年・PF)らが中距離シュートを続けて決めて、守りで#25島崎(3年・G)が日体大の速攻阻止を阻止、さらには鋭いドライブで加点していく。日体大はこの東洋大の勢いに押されたかミスが続き1Qは14-25と出遅れた。しかし2Qに入るとやや落ち着き、互いにボールを奪い合う中から#4江端(2年・SF)のオフェンスリバウンド、#20小田桐(2年・PG)の3Pに続いて#34加藤(4年・G)が1on1から3Pを決めると2点差に。東洋大はフリースローをもらうものの、あまり確率よく決められず、今度は日体大の勢いに押されて残り5分で逆転されてしまうと、そこからも#34加藤を起点にした日体大が快調に得点を重ねて41-31と10点リード。東洋大はこのQ6点しか決められず失速してしまった。

150926yamaguchi.jpg 3Q、10点を追う東洋大はゾーンで日体大の足を止め、リバウンドを粘ってからの#25島崎のシュートや#54マッカーサーJr.(1年・PF・デイナ)のフックシュート、#11中村(3年・PG)の3Pで点差を詰める。しかし日体大も#39松田(4年・SG)の3Pで追撃の芽を摘み、#19田口(2年・SG)の速攻や#32フェイ(1年・C・大分明豊)のゴール下で57-51と3Qを乗り切ると、4Qも必死に追う東洋大に対し逆転はさせない。東洋大は#20岩淵(2年・PG)のフリースローで残り6分で同点にし、果敢にシュートを打っていくが日体大の守りの前にタフショットも多く、逆転には至らないままゲームは終盤へ。点数は1点差、2点差と僅差で推移するものの逆転の一手が決まらない東洋大に対し、日体大はフリースローを確実に決めてリードを守りきり80-76で日体大が逆転してからは終始リードして勝利を決めた。

 東洋大は2Qで失速するものの、再度追い上げて4Qはずっと数点差の追う展開。執念深さは見せたがあと1本が決まらなかった。日体大は出遅れはしたものの、競り合う場面も焦った様子は見せず、全員バスケで手堅く1勝を守った。

写真上:ゴール下で得点する日体大・万。赤土がいない中、高さで優位を示した。
写真下:東洋大のポイントゲッターのひとりとして最後の最後まで粘った山口。昨年は怪我に泣いたが今年は好調だ。

※日本体育大・長谷川選手、東洋大・島崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「地道な泥臭いプレーで頑張っていくだけ」
日体大を見えない部分で支える縁の下の力持ち

◆#17長谷川 巽(日本体育大・3年・SF)
150926hasegawa_201510030648104d6.jpg赤土の欠場により、スタメン出場。身長は183cmとサイズはないがそれをカバーするようにいつも懸命で、コートに出ればハッスルプレーでルーズボールにも泥臭く飛び込む。数字にさほど表れることはなくてもチームを鼓舞する大事な存在で、主将の松田にも「ああいう見えないところで仕事をしてくれる選手こそが、チームを支えてくれている」と絶賛される選手だ。その仕事の意味を本人も理解し、地道に続けている。赤土の怪我もさほど重くなく戦列復帰は遠くないが、どんな状況でも長谷川は変わらず、自分の仕事を続けるだけだ。


−先週の赤土選手(#75)の怪我もあり、出番が増えるだろうということは考えていたと思いますが、どういう意識で臨みましたか?
「ずっと赤土がいるチームで、彼がエースで起点となってやってきました。そこが抜けたのが大きかったし、そのポジションを自分が代わるということでしたが、自分は赤土と同じプレーはサイズも違うしできません。ディフェンスだったり、リバウンドだったりというのが自分の仕事だとわかっているので、それは継続していこうというのはありました」

−この試合は東洋大の方が出足の勢いは勝っていました。どこがダメでしたか?
「気持ちの部分で押されていたのかなというのは感じます。勝たなきゃいけないのはわかっているんですが、その気持ちをうまくプレーで表現できなかったというのが1Qの入りだと思います。自分たちはディフェンスを頑張って、相手のミスからブレイクで得点を取ることをこのシーズンずっとやってきたので、それができていませんでした。自分たちのプレーができていなかったですね」

−2Qからは盛り返していけました。
「今はディフェンスを頑張るときだとベンチでも言われて、それを全員が心がけていたので、ブレイクも出たしいつも通り入るシュートも出てきて、うちの流れになりました」

−また3Qに東洋大にゾーンでじわじわと追い上げられましたが、ゾーンアタックの対策はしていたのでしょうか?
「やってはいましたが、赤土がいればフェイさん(#88万)と大きなプレイヤーが2人になるんですが、自分が入るとフェイさんだけになってしまうので、そこは課題ですね」

−でも長谷川選手は点数に多く絡むということはないのですが、見えないところやルーズボール、ハッスルプレーは本当に印象的ですね。
「ずっとそういう風にやってきて、今年からプレイングタイムをもらいました。でも試合に出られないときも練習から自分はリバウンドとルーズボールを頑張って、そこを藤田さんが見てくれていて、試合に出たときも『そこだけは負けないように頑張れ』と言われています。だからそこは本当に頑張ることを心がけていますね」

−こんな風にチームのために一生懸命頑張れる人が日体大にいると気付かされたというか、今シーズン発見できたのはうれしいなと思います。去年はベンチにはいたものの、プレイングタイムはなかった訳ですよね。
「いやいや。確かに去年は出る機会はなかったです。でも今年はこうやって出させてもらえるようになりましたが、試合に出るのは本当に楽しいです。試合に出るのも楽しいし、それに試合には勝ち負けがあります。それに直接はつながらないけど、自分のプレーで流れが変わったりすると、やっぱりやってて良かったなと思います」

−主将の松田選手に話を聞くといつも「ああいう数字に出ない頑張りをする選手こそがすごいんだ」と、長谷川選手のことをほめています。
「松田さんはいつも声をかけてくれて、『お前が頑張るからチームが成り立っているんだ』っていつも言ってくれます。これはすごく励みになります。4年生がしっかりいてくれていて、その下の学年の選手たちが伸び伸びプレーできるのが今とても印象的なんです。うまくいかなくてチームが暗くなったときでも、4年生やキャプテンの松田選手が率先してチーム全員で変わろうとしてくれるので、それがすごく支えになっています」

−下級生は本当に伸び伸びしていていい雰囲気ですね。
「はい、そこはいい意味で好き勝手にやらせてもらっています」

−さて、赤土選手もそのうち復帰するかと思いますが、それでも長谷川選手の役割としてはこれまでと同じようにということですね。
「はい、自分はこれまで通りに地道な泥臭いプレーで頑張っていきたいと思います」

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「自分で点を取りにいく気持ちが強くなった」
スタメンプレイヤーとして必要な役割を意識

◆#25島崎 脩(東洋大・3年・G)
150926simazaki.jpg追加登録でリーグ戦にメンバー入りし、2週目よりスタメン出場で東洋大のオフェンスの一翼を担う。チームメイトによれば「練習では良かったものの、ここまではなかなか試合で結果が出せなかったタイプ」という。しかし、アグレッシブなドライブを始めとする思い切りのいいオフェンスで東洋大に流れを引き寄せる役目を担っている。チームは大東大を倒し、日本体育大にもあと僅かという試合ぶりも見せて今は中盤に位置する。ここからさらに上に行くには、島崎の活躍ぶりが必須だ。


−惜しい試合でした。振り返って。
「1Qの出だしの部分でオフェンスなどもうまくいったんですけど、2Qで27対6ぐらいだと思うんですが、自分たちのオフェンスも足も止まってしまいました。最初に点を離したあと、さらにもう少し離せればという感じでした」

−2Qの何がダメだったと思いますか?
「やっぱり、決めるところで決めてなかったことですね。簡単なターンオーバーもあったし、そういう部分だと思います。後半には盛り返したんですけど届きませんでした」

−このリーグ戦から追加登録でメンバー入りして、スタメンでの出場ですね。昨年までは出番がもらえず、今年はスタメンでプレーしています。何が大きく違ってきたと思いますか?
「なんですかね。でもスタメンなってから自分で点を取りにいこうという気持ちが強くなったし、そこが変わったかと思います」

−アグレッシブに攻めてくるのは目監督の指示もあってですか。
「そうです。自分の持ち味はスピードと運動量だと思うので、それを生かしてオフェンスもディフェンスも足を動かしてやっていけと言われています」

−島崎選手や岩淵選手(#29)がスタメンになることによって、昨年までスタメンだった中村選手が今年はシックスマンになっていますが、その役割の違いなどは感じますか?
「晃太郎(#11中村)は点を取れるガードで、リーダーシップもあります。自分たちの流れが悪いときに彼が出て流れを変える役割を担っていると思います」

−第2週に大東文化大に勝ったのは大きいと思いますが、あそこで自信はついたでしょうか?
「そこは自信になりました。ディフェンスからしっかり仕掛けていこうとしていて、それができました。出だしから自分たちの方が負けてるってプレッシャーかけてやっていたので、アグレッシブなところが出ました。そこが勝ちにつながったと思います。だから今日も勝ちたかったんですけど。でも次の神奈川大戦をしっかりやっていきたいと思います」

−今日は惜しかったんですが、上を狙える力もあるチームになってきていると思います。今後の目標をお願いします。
「自分の目標としては、今日はつまらないところでターンオーバーをしたり、シュートに行ける部分でシュートに行かなかったりしたので、もっとアグレッシブにプレーしたいです。チームとしては上を目指したいし、インカレ出場や一部昇格を目指しているので、みんなでチーム一丸となって勝ち続けるしかないかなと思っています」

−先が楽しみなチームになってきていると思います。
「きっと強くなります。頑張ります」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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