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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.09.20 (Sun)

【2015リーグ2部】9/20レポート(第6戦)

6戦目にして全勝チームが消えた2部リーグ
ここからさらなるサバイバル開始


 日本大が全勝から一歩後退し、残りの全勝チームが日本体育大と早稲田大の2チームとなっていた2部リーグ。第6戦ではこの両者が上位チームと対決し、ともに敗戦。これで全勝チームが消え、2部リーグはふたたびほとんど振り出しに戻ることになった。

 第6戦の結果により1敗が早稲田大、日本体育大、日本大の3チーム、2敗が大東文化大の1チーム、そして勝率5割が立教大、中央大、東洋大の3チームと続く2部リーグ。まだまだ混戦は続きそうだ。また、じわじわ下位のチームも差がつき始めている。1勝にとどまるのは江戸川大と神奈川大。関東学院大はいい勝負はあるものの、競り負けの惜しい試合がありいまだ白星なし。こうしたチームの浮沈もまだまだ見えない。


【GAME REPORT1】
日本体育大は懸命に食らいつくも差は縮まらず
日本大が終始リードし続け勝利

150920ryu.jpg 前日の第5戦で初黒星を喫し、一歩後退した日本大と、前日大東文化大を破りさらに波に乗っている日本体育大との一戦は日本大のリードでスタートする。

 1Q前半は日本大のペース。日本大は#24高橋(3年・SG)を中心に高確率でシュートを決めていく。一方日本体育大はフィニッシュまで持っていけるがなかなか得点にはならず、苦しい時間帯が続く。後半になると日本体育大が調子を上げはじめ、#19田口(2年・SG)と#88万(4年・C)のシュートで追い上げていく。しかし日本大も負けずに攻める。#1本村(1年・SG)の3Pや#3舘(4年・C)のバスケットカウントなどでリードを保ち、20-14で終えた。

 2Q、日本体育大はセンターを#88万から#32フェイ(1年・C)に交代。しかし、開始早々日本大の#3舘が#32フェイをディフェンスで止め自由にプレーさせず。また、オフェンスではバスケットカウントをもらうなど活躍をみせるが、そこから5分間は日本大に得点が入らず、日本体育大#19田口に連続得点を許してしまう。お互いにシュートミスが多い中、点を取り合い接戦となるも、終盤には日本体育大がパスカットから速攻を出される場面が何度かあって10点差をつけられ、32-22で前半を終えた。

 3Q前半、日本大は#24高橋と#5仁平(3年・PF)の3P3本などで、一気に16点差まで引き離す。だが、日本体育大は#19田口と#88万の2人が果敢に攻め、バスケットカウントや3Pを決めて必死に食らいついていく。終盤、日本大がターンオーバーなどで得点が伸び悩んだところで、日本体育大#34加藤(4年・G)が連続得点。なんとか10点差まで持ち直し、52-42で最終Qへ。

150920taguti.jpg 4Q、序盤に日本体育大#34加藤と#88万がシュートを決め7点差に。しかし、ディフェンスで#88万が#8刘にファウルをしてしまいベンチへ下がると、ここから流れが日本大に。#32フェイがインサイドを守るがゴール下で#8刘を止めることはできず、何本もシュートを決められてしまう。勢いづいた日本大はディフェンスでも波に乗り、パスカットからの速攻というプレーが多くなる。相手のシュートファウルも誘い、フリースローもきっちりと決め、残り4分のところで21点差に。日本体育大は途中タイムアウトを挟むも流れは変えられず、最後まで足掻くも80-60で試合終了となった。

 日本体育大にとっては、得点源である#75赤土(3年・PF)が前の試合での怪我で欠場したため、厳しい戦いとなった。一方で日本大は、ディフェンスがよく機能したことでオフェンスに良い流れを持ってくることができた。だが、これを1試合継続するのが課題でもある。ディフェンスの継続が日本大勝利への大きな鍵になるだろう

写真上:日本大インサイドの要である4年の刘。彼の活躍次第でチームの勝敗が左右されると言っても過言ではない。
写真下:チームハイの20得点をした日本体育大2年の田口。果敢に攻めていく姿が印象的だった。

※日本大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【GAME REPORT2】
4Qに引き離した大東文化大が勝利
早稲田大は1敗で全勝チームは全滅


150920watanabe.jpg ここまで5戦全勝の早稲田大と、3勝2敗となり1部昇格を目指すためにはこれ以上負けられない大東文化大。1Q、試合は早稲田大#34池田(4年・PG)のシュート、それに続く#16山本(4年・F)のブロックから始まる。そのまま勢いに乗るかと思われた早稲田大だが、大東文化大は#20毕(2年・PF)のゴール下、#68花井(3年・SG)から#99山崎(4年・SG)への合わせからのフリースローで食らいつく。その後、点を取り合う両者だが、早稲田大#16山本に対して大東文化大#20毕が2つ目のファウルを犯しベンチへ。しかし#68花井、#7渡部(4年・SF)、#99山崎らの出場選手がバランス良く点を取り、第1Qは18-13で大東文化大がリードする。

 2Q、大東文化大が#7渡部のカットイン、#0葛原(2年・SG)から#18吉山へのジャンパーにつなげる中、早稲田大学は#16山本のローポストの1on1からのターンシュート、速攻で得点していく。その後、大東文化大が#7渡部のバスケットカウント、#20毕のゴール下、ローポストでの1on1、#99山崎のジャンパー、レイアップで得点する中、早稲田大は#16山本のリバウンドシュート、カットイン、#36渋田(3年・SF)の3P、#34池田のバスケットカウントで対抗し、試合はここまで互角の36-32の展開で前半終了。

 3Q序盤、早稲田大にこの試合最大のチャンスが訪れる。#21南木(2年・G)の速攻を大東文化大#99山崎が堪らず腕をつかんで止めると、これがアンスポーツマンライクファウルに。#21南木はフリースローを一本外すが、早稲田大は続くオフェンスで#7石原(2年・PG)からのパスに、中央に切れ込んだ#16山本が合わせて得点し、続いて#21南木の3Pで波に乗る。ここで引き離したい早稲田大だが大東文化大も黙ってはおらず、攻めては#99山崎がドライブからフリースローを獲得し、守っては早稲田大#38宮脇のローポストでの1on1を囲みターンオーバーを誘う。その後、早稲田大は#22國枝(4年・F)の速攻がゴールテンディングで決まるが、大東文化大のターンオーバーからのオフェンスチャンスを得点につなぐことができず、また#2木澤(4年・G)もフリースローを2本外して点差がつかない。早稲田大学は#16山本のバスケットカウント、#36渋田の3Pで得点を伸ばすが、大東文化大学も#20毕のゴール下、#7渡部のドライブ、#0葛原のバスケットカウントで得点を伸ばし、第3Qは55-53と差がつかない形となった。

150920ishihara.jpg 4Q、早稲田大は攻めきれない場面が目立った。24秒ぎりぎりでシュートを打たされ、大東文化大#0葛原のレイアップをオフェンスチャージとするものの、続くオフェンスでは24秒バイオレーションを取られるなど流れができない。大東文化大は#99山崎のドライブ、#20毕のリバウンドシュート、#7渡部の3Pで得点を伸ばし、64-57と点差をつける。開始5分でわずか2得点の早稲田大はたまらずタイムアウト。しかしこの点差を縮めることができず最後にファウルゲームを仕掛けるが、大東文化大がそのまま逃げ切り、79-67で勝利を収めた。

写真上:最上級生としてチームを引っ張る大東文化大#7渡部。この日は17得点を挙げて存在感を示した。
写真下:2週目には欠場もあった石原だが、早稲田大には欠かせない選手。

※大東大・葛原選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「もうこれ以上負けられない」
自分の課題と向き合いチームの勝利に貢献できるか

◆#24高橋耕陽(日本大・3年・SG)
3U7A4712.jpg高橋といえば高確率な3Pシュートが持ち味。一昨年、昨年と、2年連続で2部の3P王に輝いた実力者だ。しかし、今年は打つ本数も減っており、まだその破壊力を見せてはいない様子。得点力のあるルーキーの本村も入り、周囲もみんな得点できるチームであるだけに、シュートだけを求められている訳ではないが、日本体育大戦では少し調子を上げた様子も見える。これからの爆発ぶりに期待したい。


-今日の試合を振り返って。
「ディフェンスが1Q目からちゃんとできて、プレッシャーもちゃんとかかっていて、1Q内で自分たちが20点以上を取って、相手を15点以下で抑えるというディフェンスをやっていたので、今日はそれができてよかったと思います」

-途中まで接戦でしたが、最後に離せた要因は何だと思いますか。
「皆でリバウンドを取って速攻を出せたことがかなり大きいと思います。あと、インサイドも終始集中したプレーができていたのも大きいと思います」

-日本体育大に対して注意していたことは何ですか。
「ガードに対してちゃんと前からプレッシャーをかけることを注意してて、今日はできていたんですけど、昨日が抜かれすぎていたので川島監督と網野HCにも怒られました。そこを今日は自分たちで修正できたのでよかったです」

-昨日の試合負けた理由は何だと思っていますか。
「昨日は個々でオフェンスをやろうとして、それが失敗していました。ディフェンスも3・4Q目は全然できていなかったし。前半はしっかりディフェンスしてリードしていたんですけど、後半の出だしが悪くてそのままいってしまったので、ディフェンスがやっぱり重要だったと思います」

-個人として、チームとして修正したい点はありますか。
個人的には、ディフェンスの方向付けをちゃんとやれと言われていて、その方向付けを意識してしっかりやることと、チームとしては、一つの気の緩みで同点になったり逆転されたりしたので、出だし集中して、しっかりやれればと思います」


-全体の試合を通して、自分としてのできはどうですか。
「全然だめですね。今までずっと点を取っていたんですけど、外角のシュートが全然入らなくて。シューターの本村(#1)が結構打つ方なので、そこに打たせて自分はアシストっていうのを徹底していたんですけど、高校のチームメイトだった陸(立教大・#11森川)にゴールにもっといけってアドバイスをもらったんです。それで今日は打ったら、たまたま当たったって感じですね」

-次は中央大が相手ですが、意気込みをお願いします。
「もうこれ以上負けられないので、このまま残り全勝して、上の入れ替え戦に行けるように頑張りたいと思います」

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「原点に戻ってやろうと思った」
自分らしさをコートで出すために

◆#0葛原大智(大東文化大・2年・SG)
150920kuzuhara.jpg昨年はシックスマンで活躍し、今年はスタメンに入っている葛原。思い切りのいいオフェンスと地道なディフェンスで2年目ながらチームにとって既に欠かせない存在になっている。この日は自分を見つめなおすためにもシックスマンを志願し、それが良い方向に出て自分でもきっかけを見出したようでもある。2敗はライバルに一歩遅れをとっている形だが、ここから巻き返せるか。


―今日の試合を振り返ってみて個人として、チームとしてどうでしたか。
「個人としては最初から先輩たちのバックアップをすることを考えて実践できたと思います。チームとしては6戦した中で一番雰囲気が良かったので、そこは良かったと思います」

―試合としては第1Qから試合終盤までずっと接戦となりましたが何か焦りはありましたか。
「焦りはなかったですね。やっぱり毕(#20)が中で体を張ったり、渉真さん(#99山崎)がまとめたり、亨さん(#18吉山)が指示を出ししてくれたり、しっかり役割が決まっていたのでそこを徹底すれば大丈夫だと思っていました」

―東洋大戦は負けた原因は何だと考えていますか。
「負けた原因はやっぱり驕りというか余裕が自分たちの中にあって、そこを東洋大はチャレンジ精神が持って突いて、そのまま勢いを持っていかれたことが敗因かなと思います」

―自分個人ではこのリーグ戦は今までと違いはありますか。
「去年までは先輩のバックアップを目標としてやっていけば自ずと結果がついてくるという形になっていました。今年はスタートとして出る機会が多くなったので『やってやろうかな』と我がちょっと出ちゃって空回りしてしまいました。そこは昨日ミーティングして『先輩たちをバックアップするのでお願いします』と伝えて、今日はシックスマンとして出させてもらいました。そこでもう1回原点に戻ってやろうかなという感じでやったら今日は結果がついてきました」

―シックスマンはなかなか難しい立場ですね。
「チーム的に仕方がないかなという感じでした。別にシックスマンで出ようがスタートで出ようがやることは変わらないので、別にいいかなという感じです」

―特に自分のこれが仕事だというものはありますか。
「やっぱり自分で得点を取りたいという気持ちはあるんですけれども、今求められているのはディフェンスだったり、ルーズボールだったり、リバウンドだったり、チームのムードのために大切なこと、重要なことだと思っているので、これを続けることだと思っています」

―攻めたい気持ちと今やらなきゃいけないことのバランスは自分では取れていますか。
「いや、ちょっと取れないので(笑)。後輩もいるし先輩もいるから『気づいたらどんどん言って』と言っています。終わった後も今日はどこがダメだったとかアドバイスを聞くことにしています」

―次戦は関東学院大との対戦ですが、チームとして修正していきたい点はありますか。
「やっぱり敗戦が2回続いて今日勝ったということが大事だと思っているので、今日勝てたのはどういったことができたからなのかということを、もう1回チームで話し合いたいと思います。それでやることは同じだと思うので、それを関学戦にぶつけていきたいと思います」

―ちなみに昨日の敗戦(日本体育大戦)はチームとしてはどう受け止めましたか。
「最後の方にすごく差が開いたじゃないですか。そのときは明日につなげられる終わり方にしようと言って。終わってから何で負けたのか、しっかり課題を突き詰めようと話しました。負けは負けだったのですけれども、まだ1順目だし、まだ2敗なのであまりプレッシャーを感じていませんでした。それで今日になったらもう負けられないので、焦りというのではなく、当たって砕けろというチャレンジ精神を持って臨んだことが良い結果につながったのではないかと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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