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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.09.18 (Fri)

【2015リーグ2部】2部チーム概要レポート

変化や波の激しい2部リーグは
わずかな星の差が運命を分ける厳しい世界


150913niitai.jpg 2部リーグは実力やフィジカルで1部リーグの次とされるカテゴリだが、近年は2部上位チームがトーナメント戦でベスト8に入ることも珍しくなく、実力あるチームがひしめきあっている。

 2部リーグの面白さは試合の読めなさにある。泥臭さや一生懸命さはときに1部リーグを越えるひたむきさで観客をわかせ、下位が上位を倒すアップセットもしばしば起こる。現に2週目にして昨年1位の大東文化大が昨年6位の東洋大に敗北するなど、2部らしい先の見えない戦いが既に始まっている。勝ち負けの臨場感や予想できない展開のスリルを味わうなら、2部リーグは決して見過ごせないところだ。

 各チームの主将に1週目、2週目にかけて夏の取り組みやチームの見どころについて聞いた。

写真:昨年2位の日本体育大。大東大と同じく、入れ替え戦に進出し、なんとしても1部復帰したいところ。


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【大東文化大】(昨年1位)
2週目にして1敗を喫したあとを
チームとして立て直していけるか


150913yamasaki.jpg 昨インカレは3位。春もベスト8に食い込み、安定した力を発揮している大東文化大は、今年の2部の優勝候補として注目される存在だ。昨年から試合に出ている面々も多く、大きく布陣は変わらない。リーグの出足は好調のように見えたが、思わぬ落とし穴は2週目に訪れた。4戦目となった東洋大戦で終始ゾーンをしかけられてこれを崩せず、1敗を喫してしまったのだ。今年は「ディフェンスを集中してやろうというのが目標」と初週に語っていた#99山崎(4年・SG)だが、逆に相手の守りにしてやられてしまった形になった。東洋大の作戦と集中力が勝ったが、ここで気を引き締め直して戦っていかなければならない。「入りが悪く重い展開が続いた」という初週が、この後リーグを通しての悪さにならないよう、3週目からの修正に注目だ。

150913bee.jpg とはいえ、実力があるチームなのは確かで、山崎を始めインサイドの#20毕(2年・PF)、#0葛原(2年・SG)、#18吉山(3年・PG)、#7渡部(4年・SF)など、「どこからでも点が取れるチームなので、一人ひとりを観て欲しい」(山崎)という選手層の厚さは見どころのひとつ。個々の上手さ、爆発力、インサイドの高さなど、攻守のバランスはいい。その上で2部を勝ち抜くには絶対に上に行きたいという欲求やリーダーシップ、チームの一体感は不可欠だ。昨年果たせなかった1部昇格という目標を叶えるには相応の覚悟がいる。勝つためのチーム力をどのように発揮していけるか、そして1敗の苦い結果を今後の糧として変えていけるかに注目だ。

写真上:シューターとしてチームの大きな得点源である山崎。昨年の雪辱を果たしたい。
写真下:昨年からチームの主力として活躍する毕が注目選手。また、同じく2年生の葛原も見て欲しい選手として山崎の口からあがった。


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【日本体育大】(昨年2位)
勢いを見せて連勝スタート
走りやインサイドで道を切り開く


150905matuda.jpg 日本体育大は開幕4連勝。初戦こそ相手に合わせてしまったと言う展開だったが、その後は危なげなく連勝を続けている。チームは昨年から台湾遠征を敢行しているが「台湾の上位の大学やプロのトップチームとやらせてもらって、とても自信がついた」と主将の#39松田(4年・SG)。それに序盤の4試合を見る限りでは例年以上の走りができているのは特筆すべきところだろう。また、リバウンドでも#88万(4年・C)、#75赤土、そして#32フェイ(1年・C・大分明豊)といったところでサイズを生かしたプレーができる。さらに新人戦で活躍した#4江端(2年・SF)、#20小田桐(2年・PG)、といった下級生たちが生きのいいプレーでチームを盛り上げており、オフェンスのみならず果敢にルーズボールに突っ込み、泥臭く頑張っている。熱い気持ちを持った松田「自分も試合に出たい気持ちはあるが、コートにもベンチにもそれぞれ仕事がある。それをちゃんとこなしたい」と、上級生らしい態度でチームを率いている。

150905fey.jpg インサイド選手のシールからのプレーや4人目、5人目まで走るところを見て欲しいというが、フェイや赤土のようなセンター陣までしっかり走っているのは今年のチームの特徴だ。注目選手はルーキーのフェイをあげる。「荒っぽさもあるけれど、試合のあとではちゃんと謝るし何より自分の意見がしっかりしている。入学前から、日体大というチームについて自分たちを鼓舞するような意見を言ってくれた。そういうところは他の留学生ではあまり見たことがない面だし、注目して欲しい。また、#17長谷川(3年・SF)の運動量も必見。リバウンドに絡んで相手の速攻を潰すし、自分より大きい相手と戦って頑張っている。スタッツには現れないけれど、そういう選手や部分は大事なところ」(松田)。ともに、今年から出番を得ている選手たちだ。日体大の新しい顔としてそのプレーを目に焼き付けたい。

写真上:コートに出れば結果を出すのが仕事。ベンチにいればチームのために働くのが仕事という松田。主将としてどんな役目を果たすか。
写真下:チームでは「ダリ」の愛称で親しまれるフェイ。まだまだ荒削りだが、チームにとってはモチベーションを上げてくれる。

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【関東学院大】(昨年3位)
チームの中心を担う3人を軸に
新戦力の台頭も勝利には不可欠


150905ookuma.jpg 少数精鋭ながら昨年は快進撃を続けた関東学院大。惜しくも1部入れ替え戦進出はならずだったが、チームの集中度合いは見事なものがあった。今年もメンバーが限られるのは昨年と同様で、エリマンが抜けた分サイズが下がり、より機動力を強調した布陣となっている。元々走りには定評があったが、今期はさらに全員が走って得点を重ねていくスタイルが強化されそうだ。

150905hachiya.jpg 1週目はまだまだ初戦らしい固さが見えたものの、早稲田大と途中までは僅差のゲーム、2週目は江戸川大相手に競り合ったものの苦杯を舐めて現在4連敗。第1週には「ディフェンスのコミュニケーションや、リバウンドのスクリーンアウトなどを徹底しないと」と課題を口にした主将の#45大熊(4年・F)だが、オフェンスでも足が止まると苦しくなってしまう。得意とする足を使ったプレーを40分間続けられるかが勝敗を左右するだろう。大熊個人的には「まだまだ外角のシュートに課題がある。大地なところで外していては意味がない」と、責任感を見せる。昨年から出場していた#23永野(3年・CF)のほか、#33西田(2年・PG)#10蓜島(1年・CF・日体荏原)、#99森(3年・CF)など新たなメンバーも試合に出始めている。中心となる大熊、#28蜂谷(4年・PF)、#11伊藤(3年・PG)の負担をどこまで減らせるか、この2か月でのチームとしての成長も重要だ。

写真上:攻撃面でチームを引っ張る大熊。ここぞという時のシュートで何度もチームを救っている。
写真下:大熊とともにエースとしてチームを引っ張るのが蜂谷。1対1の能力では存在感を見せる。


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【早稲田大】(昨年4位)
新指揮官の元、チーム力アップをはかり
昨年の反省も糧にしてトップを狙う


150905ikeda.jpg 2週目を終えて4連勝、好調なスタートを切った早稲田大。競り合いを演じる試合もあったが、「勝利で終わったことはプラス」と主将の#34池田(4年・PG)は前向きだ。この春からスタッフが代わり、新しい考え方の元でプレーしているが、「春はチーム自体にまだ迷いがあった。この夏にかけてはチームの決め事を徹底してチームプレーを磨いてきたが、それが形になってきた」と、前進を語る。「ここがピークではなく、リーグ戦の一戦一戦を成長するための試合と捉えて、ここからさらに上に上がっていきたい」と、しっかり先を見据えている。昨年度は後半に失速し、入れ替え戦進出はならなかった。「昨年は疲れが出てきたときにチームの決まりを徹底できなかったために、バラバラになってしまった。今年はスタッフやトレーナーも巻き込み、疲労回復のトレーニングも行っている。それに、今年はAチームBチームが一緒になってやっているので、一体感もある」。こうしたチーム改革のおかげで、「苦しいときでも我慢できるチームになってきた」と言う池田。例え昨年のようなピンチが訪れても「失速しかけたときに、自分がどう立て直せるか楽しみでもあるし、早稲田にとってのポイントになると思う」と、頼もしい。

150905ishihara.jpg チームとしてはディフェンスに力を入れており、いろんな選手が出てきてみんなが頑張ってディフェンスをする部分を見て欲しいと言う。注目選手には多くをあげてくれた。「最後の年である4年生たち、#7石原(2年・PG)のハンドリングや得点能力や周りを活かすプレー、#21南木(2年・F)のエネルギッシュなディフェンス、そして#38宮脇(3年・C)は夏に努力した分を実らせて欲しいし、チームも自分も成長を信じている」と仲間を信じる気持ちが伝わってくる。全員の力で今年こそ結果を出せるか、その戦いぶりに注目だ。

写真上:頼れる主将である池田。同様にインサイドでの要となる#16山本も4年生として見逃せない活躍を見せる。
写真下:個人能力の高い石原が、チームの司令塔。攻撃もしながら1番をこなすスタイルでチームをどのように導くかに注目。


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【日本大】(昨年5位)
ディフェンス面での甘さを締め直し
4年生の集大成として1部復帰なるか


150905komaki.jpg 昨年のリーグ戦では接戦に持ち込むも落としてしまうという試合が多く、勝敗が5割の5位という結果。春のトーナメントでは7位に入ったが、戦力が充実している今年こそ目指すは入れ替え戦、そして悲願の1部復帰だ。

 江戸川大学・神奈川大学に勝利し、2勝で初週を終えたがどちらの大学にも苦しめられ、決して良い試合展開ではなかった。神奈川大との戦いについて主将の#7小牧(4年・SG)は、「網野HCになってからディフェンスを意識してやってきたが、そのディフェンスで甘い部分が出てしまい、オフェンスにいいリズムを持っていけなかった。でもそこで4年生が踏ん張れたのが勝ちにつながった」と言う。2勝できたことに関しては、初週ということもありかなり勝ちにはこだわっていたようで、チームでも絶対勝つという意識をもって挑んでいたそうだ。ただ、接戦の危うい戦い方は望んでいたものではないだろう。2週目も東洋大戦ではさほど点差が開かなかったが、無難に4連勝して無敗を保つ。

180905ryu.jpg このリーグ戦から長らく日本大を指揮してきた川島監督に代わり本格的に網野HCに采配の権限移譲となったが、小牧「ディフェンスをやるというのと、細かい部分では声出しとか、一つひとつのことを大事にやるというのを常日頃から言ってくれていて、皆はそれを信じてやってきたから勝てた。練習はディフェンス中心ではあるが、オフェンスの入り方なども全て変わったので、そういう部分ではすごくやりやすくなった」と、好感触のようだ。今年の日本大の見て欲しいところは、“4年生の意地”だそうで、「川島監督や網野ヘッドコーチから、今年は集大成だからと言われているから、4年生の意地を見てもらいたい」という。注目してほしいのは#8刘(4年・C)と#24高橋(3年・SG)の2人。いずれも下級生から活躍を重ねてきたが、チームを引っ張る役目として今年こそ最高のパフォーマンスを見せる必要がある。

写真上:神奈川大戦ではチームハイの14得点をマークした主将の小牧。
写真下:勝利の鍵を握るセンターの刘。集大成の年、どこまでチームに貢献できるか。


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【東洋大学】(昨年6位)
大東を倒した勢いそのままに勝ち星を伸ばせるか
ディフェンスからの速攻ができるかが鍵


150913toyo.jpg 序盤は3敗し、いまひとつ調子が上がっていなかったという東洋大学。だが、4戦目にして優勝候補との一角である大東文化大学にアップセットを果たし、一気に注目すべきチームへと名乗りをあげた。

 負けた3試合について、主将の#22林(4年・PF)によると上手くリーグ戦に対して調子を上げられてなかったことが大きいようだ。その後は、「1週間の練習で切り替えて、ディフェンスから頑張っていこうって形で練習してきた。徐々にチーム自体が良くなってきているのは感じる」と、上手く切り替えて上向きになってきているようだ。

 今年の東洋は“ディフェンスからの速攻で早い展開に持ちこみ、点を取っていく”というスタイルを目指している。そのため夏は40分間通して走り切れる体力をつけるメニューをこなし、ディフェンスの細かいところを突き詰めていく練習を集中的にやってきた。大東大戦では見事なゾーンを披露し、その一端を見せつけたともいえよう。

150912yamaguti.jpg リーグ戦での東洋大学の見どころとしては、「チーム一体となって、応援席もベンチもコートの中も一緒に盛り上がって、1試合1試合臨んでいく姿がこのチームの良いところだと思う」。また、注目選手はいずれも1年生の頃から試合に絡んできた#2山口(3年・SG)と#11中村(3年・PG)と#88山本(3年・PF)の3人の名前があがった。ここに他の選手たちが加わり上手く噛み合うことで、良いチームになっていくことを期待しているようだ。昨年までは長らくチームの主力だった上級生が中心を占めたが、今年はより多くのメンバーがコート上に立ち、バラエティ豊かになってきている。こうした状況でチームの一体感を高め、大東大を倒した勢いをうまく追い風にできれば東洋大が上位にいく可能性も十分にある。

写真上:#88山本ももう3年生。チームの大黒柱としてより一層の存在感を発揮して欲しい。
写真下:昨年は怪我で活躍できなかった山口。今年はその得点力が期待されるところ。


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【中央大学】(昨年7位)
ディフェンスからのブレイクを武器に
上級生がうまい牽引役となることが必須


150912watanabe.jpg 昨年はぎりぎり入れ替え戦を回避した中央大。しかし春はベスト8に食い込み、能力を秘めたチームであることは確か。2か月のリーグは長丁場となるが春のような勢いを見せられるかどうか、気になるところだ。

 第1週は1勝1敗でのスタートとなった。主将の#2渡部(4年・SG)によると第1戦はシュートが入らなかったことが響き、前半で立教大相手に出遅れた。「自分たちはディフェンスのチームだと思うので、どれだけロースコアで勝てるかが大事」と言うが、2戦目の東洋大戦もロースコアでゆるやかな立ち上がりとなっただけに、今後の2か月を占うにはやはりディフェンスの出来は鍵になるだろう。夏の間は走りとディフェンスを重視してきたというだけに、その成果を試合で見たいところだ。しかし2週目は早稲田大、日本体育大といった上位校を崩せず黒星が先行。ここから立て直しをはかりたい。

150912mori.jpg ロスターに下級生が多いのが特徴だが、「1・2年生も多く出ているが、やはり最後に勝負を決めるのは3・4年生だと思う」と、上級生の重要さは理解している。その心意気を見せてどこまで踏ん張りを見せられるかは、ひとつの見所になるだろう。チームとして見て欲しいところは「プレスで前から当たって、そこから得点につなげていくところ」。注目して欲しいのはゲームを組み立てる役目を担う#15八木橋(3年・PG)、#26森(3年・CF)。ともに1年生のときから主力選手として活躍してきたが、今年は上級生となってチームを牽引する。「そこに4年生が加わるのが今年の特徴」というチームカラーをしっかりと見せて欲しい。

写真上:要所要所で登場する主将の渡部。主将としての働きぶりが求められる。
写真下:器用さもある森は中央大にとってのキーマンだ。


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【立教大学】(昨年8位)
早い展開から得点を量産し
チャレンジャー精神で戦っていく


150905fujii.jpg 1戦目、中央大学に勝利して白星スタートとなった立教大。主将の#16藤井(4年・SG)の「自分たちの良さが出た。いかにこの勝った試合のように戦うかが今年のリーグ戦の勝ち星に関係してくる」という言葉のように、速いトランジションを生かして攻撃回数を増やす立教大らしい戦い方を出せれば、自ずと白星は増えるだろう。夏は1部リーグの明治大や法政大と対戦してフィジカルでは苦戦したと言い、当たりや高さ面ではまだまだな面はある。しかし、激しいディフェンスから攻撃に転ずるスピードにおいては他を凌駕するものがあるだけに、対戦相手によってはかなり引っ掻き回すことは可能だろう。「ガードが前から当たってたくさん点を取るのが持ち味。そこを見て欲しい」(藤井)と、チームの見どころを語る。

 序盤から#14望月(3年・SG)#14三上(3年・SG)といった点を取る中心人物に怪我があり、まだ2人での出場が叶っていないのがやや気がかりだが、その分#8阿部(4年・C)の奮闘も光る。注目選手として藤井があげるのは#22東(2年・PF)。昨年よりプレータイムも伸び、身体の強さもあるため、今後の戦力として大いに期待したい。

150913mikami.jpg 2部2年目はまだまだチャレンジャーの時期。2部は留学生も多く、高さを補うための激しいディフェンスはファウルトラブルの危険もはらむ。「ジャッジを見極めたディフェンスと、なんとかリバウンドを取って速い攻めに持ち込むこと。自分たちのバスケットをすればいい試合はできると思うけれど、安心感はない」(藤井)と、自分たちの力を100%発揮することを念頭に、危機感も持って2部リーグに挑んでいく。

写真上:ハッスルプレーが信条の藤井。チームをどのように率いるか。
写真下:1週目欠場した三上は2週目から復帰。しかし2週目から望月が欠場と、ウイング陣が揃わずやや苦しいところ。


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【江戸川大学】(昨年9位)
どれだけ相手に食らいつけるか
粘り強さと得点力がリーグ戦中の課題


150913ookawa.jpg 昨年は2部9位で入れ替え戦に進出するも2部に踏みとどまった江戸川大。現在は4試合を終えて、1勝3敗としているが、主力の下級生たちがリーグ戦中どれほど成長し、それが勝ちに上手くつながっていくかどうかで今年の勝敗数が決まっていくだろう。

 4戦目の関東学院大との試合は接戦となったが勝ち切ってリーグ戦初勝利。1Qから江戸川大がリードする展開になり、#21貝塚(4年・PG)の連続スリーなどが決まって勢いづくが、2Qになって関東学院大の反撃で1点差まで詰め寄られるシーンも。後半に江戸川大#10王(4年・C)がインサイドで攻め、他の選手の積極的にバスケットカウントをもらうなどしてリードし、初勝利を収めた。

 この試合に関して、主将の#33大川(4年・PG)は「最初に大東だったり早稲田だったり強いチームと戦ってきて、自分たちの強みというのがはっきりしてきた。自分たちにとっては#10王が強みだったので、そこを強調して試合をやっていこうと話していた」とコメント。負けた試合については、「課題は我慢強さと、あとはオフェンスの得点能力。流れが悪くなると足が止まっちゃうので、そうなってくると得点が取りづらくなってくる。注目選手に対してはボールを持たせる前だとか、持ってからのカバーの速さとかが厳しいので、他の選手も動いて点取りにいかなきないけない。点を伸ばすにはそこが課題」と4戦を終えてチームの良さと、ここからの修正点を見据えていた。

150913yasuoka.jpg 江戸川大学が目指すバスケットは、“ディフェンスで守ってから流れをつかむ”というもの。チームの見どころは「波は激しいが、良いディフェンスで盛り上げたい。部員も多いので更に盛り上がって会場をわかせられると思うし、波に乗ったらかなり勢いのあるチーム」(大川)。注目選手はまず、1戦目で日本大を苦しめた#1平岩(2年・SF)。「チームの中でも1人だけガンガンドライブしていくので、勢いをつけてくれる選手。パスができればもっと幅が広がると思うが、まだ2年生なので残り2年間で成長していってくれれば」。2人目は昨年から出場している#23保岡(2年・SF)だ。「去年から主力として出ていたけれど今年は4番としてシュートもドライブも多才なので、そこを見てもらえたら」と語る。この2人の活躍とチームの戦い方が機能するかどうかで、勝機は開ける。

写真上:去年から主力で戦っている2年の保岡。チームから活躍が期待されている選手である。
写真下:#21貝塚(4年・PG)とプレータイムをシェアする主将の大川。貝塚とは違った良さでチームを引っ張っていく。


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【神奈川大学】(昨年10位)
いかに粘り強く泥臭くやれるか
チーム全員の結束力が必須

150912sato.jpg 昨年は2部最下位となったものの、入れ替え戦で勝利して残留した神奈川大。今年はがらりとメンバーが変わり、試合経験の少ないメンバーでの戦いとなっている。しかし初週から日本大学相手に2点差まで詰め寄る接戦を繰り広げるなど、粘りが見える。今年のチームは本来の神奈川大らしい泥臭いディフェンスが武器。原点回帰で上を目指せるか。

 リーグ戦序盤について、主将の#74佐藤(4年・C)によれば「今年は去年出てなかったメンバーが主体なので、最初は試合経験の差で少しやられてしまった面があった。1週間でしっかり相手のことを分析してやれたので1勝することができた」とのこと。2週目も日体大相手に競り合うなど粘りを見せ、「ディフェンスをしっかりしてオフェンスを1本ずつ取るということを貫いていければ、接戦にはなるが勝てると思う」と、自分たちの武器であるディフェンスを徹底することで、結果につなげたい思いがある。2週を終えて1勝3敗。一試合を通してディフェンスが機能し続ければここから白星を積み上げていけるはずだ。

150912tanaka.jpg 選手で注目してほしいと佐藤が言うのは、相手のエースを抑えるなどディフェンス面で活躍をしている#1田中(2年・SF)と、インサイドで体を張り得点していく#35池谷(4年・PF)の2人。また、チームとして注目してほしいところを聞くと、「他のチームと比べて能力で長けている選手はなかなかいないけれど、一人ひとりが泥臭く、元気よく頑張るチームなので、個々も見て欲しいですが、応援している人たちも含めてチームの雰囲気っていうものを見て欲しい」と言う。

 夏の北海道合宿では“チームで守る”というテーマのもとディフェンスを中心に鍛え、オフェンスでは個々の能力を上げる練習をしてきたようだ。「夏の合宿の成果が試合に出てきている」(佐藤)と言う状況で、ここからギアを上げ、リーグ戦を戦っていきたい。

写真上:主将の佐藤はインサイドにガツガツいく姿が印象的。
写真下:リーグ戦大活躍の2年生田中。更なる成長に期待だ。



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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