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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.09.06 (Sun)

【2015リーグ1部】第1週レポート(チーム概要)

関東大学リーグ戦がスタート
混戦が予想される今年の1部リーグは
初日から見応えある接戦も

150905hashimoto.jpg 関東大学リーグ戦は、トップの1部リーグがバスケのメッカ・国立競技場代々木第二体育館で開幕を迎えた。これより2か月に渡り、11月1日の最終日まで関東各地の体育館や各主要大学で試合が開催される。昨年のようなプレーオフは行われず、2か月間蓄積された戦績によって順位を決定、入れ替え戦進出チームとインカレのシード順位が決まる。

 今シーズン、優勝候補と目されるチームはあるものの、中盤から下位まではほとんどチーム力に差がないと現段階では見られている。多くのチームが上位を伺う位置につけることができるか、それとも下位に沈んで入れ替え戦進出となるのかあらゆる可能性を秘め、まだ読めない状況だ。第1週も1日で立て直しを見せたチームや接戦のゲームが続き、安易な予想を許さない未知数なリーグの様子が伺えた。

 第1週の様子と、各主力選手、コーチに各チームの様子を聞くとともに、チームの見どころや目指すところ、主力やそれ以外にも注目して欲しい選手についても語ってもらった。

写真:東海大は昨リーグで怪我をした橋本がおよそ1年ぶりに復帰。初戦では16分の出場でチームハイの16点を記録し、存在感を見せた。



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【東海大学】(昨年1位)
控えメンバーもスタメンに遜色なし
怪我人も復帰して盤石の体制に


150905vendorame.jpg 昨年に引き続き全勝優勝を狙う東海大。失点を60点以下に抑えることを目標にしたディフェンスは、長年積み重ねてきた蓄積と選手の献身度合いを示すもの。初週からタイトなディフェンスで対戦相手となった慶應義塾大、国士舘大に簡単にボールを持たせない激しさを見せ、難なく連勝でリーグをスタートした。このディフェンスは一貫して大きな武器だが、さらに今年のチームの特徴は層の厚さだろう。スタメンは強力だが、全ポジションに力の確かなメンバーが揃い、控えに交代しても力が落ちない。現に第1週は#1ベンドラメ(4年・PG)はプレイングタイムを抑えたものの、#35伊藤(3年・PG)、#4寺園(3年・PG)を始め、影の主力ともいえる3年生たちががっちりとチームを支えて揺らぐことはなかった。

 夏は例年通りのトレーニング合宿や遠征、親善試合などをこなしてきた。トレーニング合宿では「ディフェンスチームは体力あってこそ。400m走など、年々チームとして全体のタイムも上がっている」(#0ベンドラメ・4年・PG)と、レベルアップしてきている自信がある。さらに多くの選手でプレータイムをシェアできるために、余力を持って常にトップギアで戦えるのは大きな強みだ。「スタメン5人だけじゃなく、バックアップの選手たちもプレーして、チーム全体でディフェンスを見せられるのが東海大。今年は今まで以上にディフェンスでベンチが盛り上がるようなところを見せたい」とベンドラメは言う。

150905terazono.jpg「選手で見て欲しい部分は、晃佑(#21橋本)が復帰してどこまでやれるかということ。それと、3年生のいぶし銀のプレー。スタッツに残らなくても、泥臭くやるところは必見。個人的には同じポジションの伊藤と寺園の支えは大きいのでしっかり見て欲しい」(ベンドラメ)。各々がどんなプレーで応えてくれるか見るべきところが多いチームだ。

写真上:2試合とも20分程度の出場に納まったベンドラメ。本領発揮はこれからか。
写真下:ここに来て寺園のプレータイムもグッと伸びてきた。陸川監督によれば「スタメンは固定せず、相手やチーム状況で変えていく」というだけに、多くの選手にチャンスがある。

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【青山学院大学】(昨年2位)
「チームでバスケットを表現したい」
走るスタイルの復活を勝利につなげられるか


150905kasai.jpg 春に2名の主力メンバーが抜け、ある意味新生チームとして歩んできた青山学院大。第1戦は入りの固さも見えて拓殖大に差をつけられたが、2戦目は序盤から法政大をリードし、追い上げられて逆転したものの、最後は再度逆転でうれしい1勝目を手にした。この試合は後半にゾーンを仕掛けられ、前半に20点近くあったリードを失ったが、それを最後に逆転できたのは「チームとしてメンタルが成長した証拠。いつもなら気持ちが折れてしまうところで立て直せた」と#18笠井(4年・PG)。精神面で春より確かな力強さが宿ったことを喜ぶ。

 今年は小さな布陣になるため、この夏はここ数年取り組んできたハーフコートというよりは、アップテンポで攻撃回数を増やす、かつての青学スタイルへの回帰ともいえるバスケットへとシフトする練習内容となった。「体力的にきつい時間に走るメニューをこなして、そのおかげで2戦目は接戦になっても最後に体力があってディフェンスのギアが上がった感じがするし、走りこんできた分、メンタルも足も最後までしっかり保った」(笠井)と、練習の成果を結果につなげられたことがひとつの自信になったようだ。また、「例年の倍以上やった」というシューティング練習が今後の勝負で生きてくるかどうかも注目したい。

150905ando.jpg 笠井「今年は特別誰がスターというのはないので、みんなでディフェンスを頑張って、走って、見ていて気持ちがいいと思われるチームになりたいし、みんなもそれを意識してプレーしている。バスケットにおける“チーム力”を表現したい」と、はっきり目標を語る。その中でエースとして期待される#24安藤(3年・SF)の活躍と、それを活かすためのガードとしての自分のプレー、リーダーシップをポイントに上げる。主将がどのようにチームを率いて成長させるのかを、青学の見どころとしたい。

写真上:2戦目の競り勝ちにはホッとした表情を見せた笠井。チームをどのように動かし、率いるかここから力が問われる。
写真下:得点面でチームを引っ張る安藤。上級生となり、これまで以上のプレーも求められる。

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【筑波大学】(昨年3位)
バランスの良い布陣は伸びしろも豊富
頂上を狙う昨インカレ覇者


150905komatu.jpg 昨年のインカレを制し、本年度はトーナメント準優勝、新人賞優勝とここ1年で大きく成長を遂げた筑波大。今リーグも優勝争いをすると予想されるチームのひとつだ。層の厚さ、高さ、機動力とバランス良く揃っており、実力は十分。夏は台湾に遠征を行い、大師盃では準優勝、佛光盃では優勝、さらに8月に静岡で行われた東海大との親善試合でも勝利するなど好調を維持している。主将の#16小松(4年・SG)「4年間筑波にいて、今まで以上にさまざまなことを経験できた夏。台湾では国内ではない身体の強さ、高さに接してその中で優勝できた。チームとしていい刺激になった」と振り返る。その一方で、リーグの初戦は国士舘大相手に2点差の辛勝。「夏の結果で少し満足してしまっていたのは確か。ただ、そういう中でもう一度モチベーションを上げてリーグに向けて調整してきているので、士気は上がっていると思う」と、再度の引き締め直しが重要なことも理解している。

 目標とするのはディフェンスで60点以内に相手を抑える形だ。「主力だけではなく、控えももっと粘ることが必要」と言う。昨年はリーグ序盤の敗戦で思わぬつまづきもあった。「去年のリーグは最悪で、それを皆が理解して話し合って今年のリーグに入っている。全勝を目指すというより、一つひとつをしっかり勝っていくことを大事に考える」と、目の前の相手を確実に倒すことで優勝につなげていければ理想的だ。

150905terabe.jpg「雄大(#6馬場)や杉浦(#17)、満田(#2)はすごい選手だが、交代メンバーのハッスルに注目して欲しい。頑張る寺部(#76)や生原(#46)のコントロール、木林(#2)の相手を嫌がらせるプレーやコンスタントに得点するところなんかが注目」と見るべき選手として主将の口から上がる人数も多いが、まんべんなくこうした選手の活躍が見られれば、自ずと頂点も近づいてきそうだ。

写真上:3年以下が多いチームだけに、4年として主将として小松にも期待がかかる。
写真下:1戦目は寺部らしいハッスルプレーで見せた。ベンチからの盛り上げに期待。

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【拓殖大学】(昨年4位)
チームのまとまりも増した今期は
悲願の頂点を狙う

150905okamoto.jpg ここしばらくは安定してベスト4に入っている拓殖大。しかしこの成績に満足している訳ではなく、目標はトップを取ること。リーグ、トーナメント形式の大会ともにここのところは3位が最高位。もう一段階上に行き、優勝を果たすことがずっと目標にある。今年は主将の岡本(#0・PG)を始め、#29岩田(4年・F)、#99赤石(4年・PF)など、スタメンに4年生が揃い安定感も増した。勝負の年とも言える。

 夏はディフェンスを重視し、ローテーションなど細かい部分も練習してきた。春トーナメントで負けた試合ではディフェンスでしっかり当たれていたかったことも敗因になったと反省し、励んできた部分もある。練習試合などもほぼ行わずにいたために「いい意味でみんな試合に飢えていてモチベーションが上がっている」と主将の#0岡本(4年・PG)。リーグは初週から2試合とも余裕の2連勝を飾って上々のスタートを切った。

150905abe.jpg「まずはディフェンスでいかに激しくいけるかは見てもらいたいポイント。そこからの展開の早さも今年の特徴だと思う。バンバ(#23)のダンクを始め、アウトサイド、ドライブなど見せられる選手は多いので、楽しみにしてもらいたい」(岡本)と言う。控えメンバーも新人戦、夏を経て経験を積んで頼もしくなってきたが、「阿部(#13)は新人戦のキャプテンを経験してリーダーシップも身につけた。手が長いので、ディフェンス面で期待している」そうだ。シューターとしての能力も高い選手だが、守りの面でも注目したい。

写真上:今年はチームとしてのまとまりを岡本が作っている。アグレッシブなプレーも見どころだ。
写真下:確率の良いアウトサイドシューターである阿部。ディフェンス面も見逃せない。

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【明治大学】(昨年5位)
ディフェンスを重視したスタイルで
集中力の持続が鍵に


150905izawa.jpg 春からさらにスタッフ陣に変更があった明治大。「春は走ることを意識していたが、今はディフェンスとリバウンドという昨年までやってきたことを重視する方向性になった」と、#50伊澤(4年・PF)。リーグ初週は1勝1敗のスタートとなったが、ここからチームとしての精度をいかに上げていくかということになるだろう。昨年よりも選手同士のコミュニケーションを重視し、先輩は後輩に教え、聞きやすい雰囲気を作るなど、部の雰囲気作りには気を配っている様子が伺える。「言われたことをやるだけではなく、自分自身で考えてプレーの幅を伸ばしていかなければいけない」(伊澤)と、自主性を持つことも重要な要素だ。その上での課題は集中力の部分。「気持ちの波がまだあるので、いかに一試合を集中して戦いきるかが重要になると思う。簡単なミスもあるので、そういうことをなくして2か月戦っていけるようになるのが必須」と、勝つために必要なメンタルの重要性を語る。

150905saito.jpg チームの中核となるのは伊澤。得点でもリバウンドでも非凡な才能を見せ、チームを牽引している。その他にも「今年は面白いオフェンスをする選手がたくさんいる。ガードを始め、インサイドでも今川(#28)、森山(#24)などが面白い。これまでの明治大のイメージにあったディフェンスだけではなく、オフェンスでも沸かせられると思う」と、伊澤も期待するニューフェイスがどこまで台頭するかどうかを見ていきたい。

写真上:攻守で頼もしさを見せる伊澤。自分がチームをリードする自覚を持ってプレーしている。
写真下:ガード陣は齋藤ほか、吉川など攻撃力のある選手がチームに勢いをもたらす。


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【国士舘大学】(昨年6位)
爆発力のあるチームとして
いかに勢いを発揮できるか


150905kan.jpg 初戦が筑波大、2戦目で東海大というトップチームとの対戦からスタートした国士舘大。筑波大戦では#22原(4年・PG)が粘り強くシュートを決めて食い下がり31 得点を取るが、惜しくも2点差での敗戦。2戦目の東海大とは最初に差がついてしまう展開になった。しかし原を中心とした爆発力はこのチームの持ち味であり、今年も侮れない存在だ。昨年も上位から当たって終盤に向けて調子を上げていったが、主将の#4菅(4年・F)「初戦で強い相手と戦えたことで自信になったし、この後、別のチームと戦うのにもいい経験になる」と前向きだ。

 夏は、春の試合でボール運びがうまくいかなかったことを課題に掲げ、オールコートでの動きやディナイの強化、走りの強化などをメインに、チームとしての動きをスムーズにするためにボールを使わない動きの練習を行ってきた。「あまり引っかからずに、ボールを運べるようになってきた。少しずつ良くなっているとは思う。監督からはアウトナンバーの攻めとフリースローを課題に挙げられているので、これを克服していきたい」とリーグ戦での目標を明確にして戦っていく。

150905simo.jpg 司令塔の伊集(14年度卒・現九州電力)が抜けたあとのガードがまだ固定とはいかず、#68藤井(3年・PG)のほか下級生を起用するが、ここがどうハマるかどうかで違ってきそうだ。そのガード候補としてルーキーの「下(#15・1年・PG・浜松開誠館)はシュート力もあり、身体も強いので期待したい」と言う菅。思い切りのいいプレーでチームを沸かせて欲しいところだ。チームとしては「ベンチも応援団もひとつになって盛り上がっていくので、国士の試合を楽しいと思ってくれたら」と、盛り上がる良い面を生かしつつ、その雰囲気でチームも盛り上がって勝っていくことを狙う。

写真上:原とともに4年生としてまとめ役を担う菅。昨リーグで台頭してきた選手であり、今年もその勢いを見たいところ。
写真下:1戦目は良いところでシュートを決めた下。原も成長を楽しみにしている選手。

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【法政大学】(昨年7位)
リーグ戦での成長こそが鍵
ディフェンスでいかに見せられるかに注目


150905yamagisgishi.jpg 初戦は専修大との競り合いを4点差、2戦目は青山学院大を追い上げて逆転したものの、最後はやはり4点差で破れ2敗スタートとなった法政大。ともに接戦を落としたのが痛い初週となった。主将の#35山岸(4年・SG)「塚本さんにリバウンドで負けないように言われていたのに、終盤のリバウンドが敗因になってしまった」と悔やむ。この春から新しいHCの元でディフェンス強化に取り組み、接戦こそ守りの見せ場だったが、ここではうまくいかなかった。ただ、少しずつ手応えも感じている様子。「去年とはぜんぜん違うチームになってきているし、ディフェンスが良いおかげでいいプレーができている時間帯もある。それを40分継続していくことが大事」と、やってきたことをいかに持続するかが今後の戦いにおいても重要になってきそうだ。

「チームを助けるのはディフェンス」というHCの考えの元、この夏も一貫してディフェンスに取り組んできた。春よりも内容をレベルアップし、教わる内容の段階も上がってきたそうだ。「守りからプレーして、接戦になってもモノにしていきたい。ディフェンスの強いチームならそれができるはず」(山岸)と、この2か月でもう一歩レベルアップして競り勝てるようなチームになるのが理想だ。塚本HCは明治大ではシーズン終盤に向けてチーム力を上げて結果を出してきた。法政大でもその再現となるか、ここからがスタートになる。

150905yanagawa.jpg「法政はチーム5人でハードにディフェンスするチームに生まれ変わろうとしています。そこを是非見て欲しい」と、これまでにない法政の姿を観客に感じて欲しいと言う山岸。それを体現できるようになるか、変貌を遂げている法政大からこの秋も目が離せない。

写真上:「小さくてもリバウンドに入っていかないと」と、初週を反省した。全員での固い守りを見られるか。
写真下:今年からスタメンに入った柳川は。「練習でも考えながら一生懸命にやっているのでこれから楽しみ」と山岸。


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【慶應義塾大学】(昨年8位)
善戦が見えた初週2試合から学んだことを
2週目以降に生かして結果につなげられるか


150905fukumoto.jpg 国士舘大同様に優勝候補との対戦からスタートした慶應義塾大。第1戦の東海大戦では、慶應大らしい展開の速いバスケットで1Qはリードし、前半は2点差で折り返した。2戦目の筑波大戦でも一時20点以上離れたところを、最後は10点少々に戻す見どころを作った。「最初に1位2位のオフェンスとディフェンスを体感できたのは、ある意味良かったこと。この2校と競り合った内容のような試合を当たり前にできれば意味がある」(#4福元・4年・PG)と、トップの強さを体感した上で、良かった部分を次の対戦から生かせるかどうかが大事だ。逆にこの2試合とも3Qで相手に流れを持っていかれ、後半の出来はひとつの課題。「練習試合でも、早慶戦でも後半の方が点数は取れていたので悪い印象はなかったが、この試合ではボール運びとハーフコートの組み立ての甘かった部分を認識させられたので修正したい。ただ、プレーの狙いどころがどこなのか、チームの共通認識は実際の動きに落とし込めているので、そこは自信を持ってできている」と、これまで培ってきたものには手応えはある。

150905sawachika.jpg ディフェンス、リバウンド、ルーズボールといった泥臭いプレーが慶應大の土台を成すものなのはこれまでと変わらない。「僕ら4年は1年のときから試合に出させてもらって、慶應のバスケを毎年研ぎ澄ませてきた。それを突き詰めたいし、観て欲しい」と言う福元。司令塔として絶対的な存在感を見せる主将と、慶應大を2部から昇格させる原動力ともなってきたメンバーが4年生になった今年、その集大成を見せられるかをこの2か月間で見ていきたい。

写真上:大学界では今や貴重な大型ガードである福元。そのコントロール力やスティール、速攻に走る姿も見逃せない。
写真下:主将が「面白い存在」という1年の#20澤近(PF・高知学芸)は、「1〜4番までできる器用さと、予測のできないところが見どころ」だと言う。

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【白鷗大学】(昨年9位)
敗戦スタートするも2戦目では良い部分も見え
2週目以降の巻き返しをはかる


150905yonemura.jpg 春トーナメントは新戦力の台頭も見え、秋以降の成長が問われたところだった白鴎大。リーグ戦は初戦で明治大と対戦。終始オフェンスが重く出足から離れる形で黒星スタートとなった。2戦目では切り替えて専修大と競り合いに持ち込んだが、専修大が終始リードを握る形となって最後は3点差の惜敗。連敗スタートとなった。

 落合HCが指揮を取って2年目となった今年。指揮官が目指すところは「堅守速攻」であり、「激しいディフェンスからブレイクを出す展開が理想」と言う。昨年からベンチメンバーを積極的に使って層の厚さを増すことも行ってきており、これまでの絶対的エースが存在していたチームとは少し概要が変わってきている。ただ、#28川邊(3年・PF)や#13野﨑(2年・SG)など、オフェンスに優れた選手がおり、昨リーグ終盤に怪我で離脱したシューターの#7米村(4年・SG)も復帰。#21高麗(3年・C)や#17小倉(3年・PF)などのサイズのある選手を始め、インサイドには#23ジャニ(3年・C)の高さもあるため、陣容のバランスは悪くない。この2戦ではややロースコアな部分が見え、もう少し積極的になることを落合HCも求めているようだが、指揮官が求めることを選手たちがどう体現していくかが課題だろう。

150905issa.jpg 2週目を前に母校が自然災害の影響を受けることになってしまい、今後どのような影響が出てくるかまだなんとも言えないところだが、リーグ戦を力強く闘いぬいていって欲しい。

写真上:エースシューターの米村が復帰。アグレッシブなオフェンスに期待。
写真下:ジャニのリバウンドがチームを左右するが、ドリブルやアウトサイドにも果敢に挑むのは良い面でもある。


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【専修大学】(昨年10位)
久しぶりに白星連勝スタートを飾り
弾みをつけてリーグ戦をスタート


150905tashiro.jpg 1戦目の法政大戦、2戦目の白鴎大戦ともきわどい勝負を勝ち切って、久しぶりの2連勝でリーグ戦をスタートした専修大。昨年が3勝15敗だったことを考えると、上々の滑り出しだ。#24田代(4年・PF)「初戦を勝てるだけで気持ちが違う。連勝したら波に乗れるし、そのためにも絶対に初戦は勝たなければいけないと思っていた」と、喜びを見せた。

150905iwano.jpg 今年の専修大はどちらかといえば攻撃力が目立つ。クラッチシューターの#24田代(4年・PF)を始め、リバウンドでも非凡なものを見せる#6渡辺(3年・PF)、シュートの上手い#7國分(3年・PF)、アグレッシブに攻める#11秋山(2年・PG)などがスタメンに名を連ね、控えにも能力の高い選手が揃う。その代わり、リバウンドに関しては課題があると言う。初戦も田代「最後は取れて勝てたけれど、そこまで何本も相手に取られてしまっている。竜之介(#6渡辺)はリバウンドが上手いが、だからこそ周りも見てしまって取りにいっていない」と反省する。ここしばらくは「ディフェンスの専修大」と言われてきただけに、ディフェンスが安定すれば勝率も上がっていくだろう。夏は5対5の動きの確認に重点を置いた。これまで個人技が目立つチームだったが、「少しチームらしくなった」というプレーで、今リーグどのような結果を出すかが注目だ。「チームとしては去年より、何段階も良くなったと思ってもらいたい。選手は主将の岩野(#12)がガンガン行ってチームの流れを変えてくれるので、そこを見て欲しいし、自分も期待しています」田代。4年生たちがどのようなプレーでチームを引っ張るかに、注目したい。

写真上:今年はそこまでオフェンスに行こうとはしていないという田代。しかしオープンな時は確実に決めてくる手堅さは、チームとっては頼もしい。
写真下:主将の岩野は気持ちが強く、アグレッシブに攻めていく部分が見どころ。


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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