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2015.06.26 (Fri)
【2015新人戦】6/14 5位決定戦 日本体育大VS青山学院大
青山学院大がリードを守って勝利
出遅れた日本体育大は追いつけず
5位決定戦、青山学院大と日本体育大の戦いは青山学院大が終始リードし、日本体育大は最後まで追いつくことができず、青山学院大が勝利して5位という結果となった。
1Q、日本体育大はスロースタートによりなかなかシュートが決まらない。一方で青山学院大は着々と得点を重ねていく。残り4分まで2得点しか取れていなかった日本体育大はタイムアウトを挟み、そこから少し盛り返すが、追いつけず18-9で終わる。2Q、前半はお互いに得点していくが後半になってから完全に青山学院大のペースに。日本体育大はターンオーバーやシュートファウルが続き、青山学院大にチャンスを与えてしまう。青山学院大は#31戸田(1年・SF)や#2日野(2年・SG)の3P、フリースローなどで15連続得点で突き離し、42-22で折り返す。
3Q、序盤は青山学院大のペースが続く。#10高橋(1年・C)がリバウンド、得点で活躍を見せ、30点差近くまで差を広げる。だが、終盤になると日本体育大の#64井出(1年・PG)の得意の3Pが決まりだし、一気に流れが変わる。他にも#20小田桐(2年・SG)などのシュートも決まり多少差は縮まったものの、序盤でつけられた差は大きく、3Qは59-42で終了。
4Qはシーソーゲームになった。青山学院大はフリースローが決まらないものの、どの選手も得点し、日本体育大になかなか追いつかせない。一方で日本体育大は#64井出が18得点を挙げる活躍をしたが、最後まで青山学院大を止めることができず、81-65で試合を終えた。
日本体育大はエンジンがかかるのが遅く、後半でようやく勢いを見せたが追いつくことはできなかった。しかし、相次いでけが人に見舞われたものの、チームのまとまりは良かった。これを秋以降の良い材料とできるか。青山学院大は日本体育大の盛り返しに対して冷静にいられたこと、自分たちのペースを崩さなかった。例年通り少数精鋭という形で戦った新人戦だが、キャプテン木田がケガで出場できない中、2年の時田と日野が引っ張り、1年生もアグレッシブさを見せた新人戦となった。
写真上:主将を除き8名のプレイヤーで戦った青山学院大。石井はアグレッシブなプレーが光った。
写真下:劣勢でもベンチは得点が入ると終始盛り上がり、チームのまとまりの良さが感じられた。
※青山学院大・時田選手、日本体育大・江端選手のインタビューは「続きを読む」へ。
「一人ひとりがレベルアップしていかないと」
チームの戦力としての自覚を胸に
◆#8時田康佑(青山学院大・2年・F)
今回登録された2年生は3名。その中でキャプテンを務める木田がケガで欠場したため、日野とともに2人で下級生を牽引する形となった。それぞれが1試合平均30分ほどの出場時間となってチームを支え、そこに1年がアグレッシブに絡んでいった。人数の少ないチームゆえに個々のレベルアップは春からの課題。リーグ戦でさらに頼りになる戦力となるためにも、新人戦で得た経験をさらに積み増ししていきたい。
-今日のゲームの振り返りをお願いします。
「日体は勢いのあるチームなので出だしに気を付けようって皆で話していて、入り方は昨日よりかは悪くありませんでした。出だしがそういう形で入れたのがよかったかなと思います」
-後半に追い上げられてしまいましたが。
「後半、向こうにオールコートで当たられて、それで自分たちのミスで自滅してしまいました。ここ何試合かはこのパターンが多くて、それで自分たちで『落ち着いてリングに向かおう』って話をしてアタックし続けて、なんとか詰められなかったんですけど。でもまだターンオーバーが多くて、そこは課題ですね」
-キャプテンの木田選手(#6)が怪我で出られない状態で、時田選手がその代わりをしなければならなかったと思うのですが、その点での大変さはありましたか。
「そうですね。元々は木田がキャプテンをやっていて、でも出られない状態になってしまって。自分たち2年は木田を含めて3人しかいないので、木田の為にもっていう思いを持っていたので、自分と日野(#2)で話し合って、ふたりで引っ張って、チーム一丸となって戦おうという気持ちでやっていました」
-準々決勝の話になりますが、早稲田大戦の敗因は何であったと思いますか。
「1Qは自分たちが勝っていたんですけど、2Qの入り方が悪くて足も止まってしまいました。自分たちのターンオーバーから相手のブレイクで点差をあけられてしまいました」
-試合運びが上手くいかなかった理由は何でしょう。
「あおられると焦ってしまって、そこからミスが続いて相手に勢いを与えてしまいました。ブレイクだったり走られたりして、自分たちのバスケットができなくて…っていうのはそのほか何試合かありました」
-今大会で3・4年生の存在の大きさは感じましたか。
「3・4年生の凄さっていうのは実感しましたし、本当に頼れる存在だなっていうのは今回の新人戦で改めて思いました」
-全体のチームと新人戦のチームを比べて、新人戦のチームの足りない部分はどこだったと考えていますか。
「新人戦のチームは思いっきりやろうっていうのを目標にしていたんですけど、ミスが多くて、そこが一番の課題かなと思いますね。リーグ戦が9月から始まるんですけど、自分たちのその課題を克服して一人ひとりがレベルアップすることで、チーム全体がレベルアップできるようにしていこうと思います」
-今年の青学のテーマに、ディフェンスがどれだけ頑張れるかという部分もあると思うのですが、新人戦ではどうでしたか。
「自分たちもエントリーディナイとかを厳しくやろうと話をしていて、でもそこがイマイチできませんでした。ピックのコールだとかそういうのを言わなきゃいけないんですけど、そういうところができていなくて、まだまだですね」
-今回5位という結果ですが、この結果についてはどう捉えていますか。
「自分たちはもちろん優勝を目指していたんですけど、この前早稲田に負けてこういう結果になってしまいました。でもその後もまだ2試合あったわけで、いい形で終わってリーグに繋げられるような試合をしようっていうのは皆で話し合っていました」
-大会を勝って終われたことについては、トーナメントよりはよかったという感じですか。
「納得のいっていないところもありますけど、次につなげられたのかなと思います」
-新人戦で何か得られたものはありましたか。
「自分自身もそうですけど、足が止まった時とかキツい時にどれだけハードワークができるかが重要だというのは、とても実感しました」

----------------------------------------
「この経験を秋に生かしたい」
強気なプレーでチームを牽引
◆#4江端航佑(日本体育大・2年・F)
2年生の数がそこまで多くない中、田口や小田切とともにチームを引っ張る存在だった。本来シューターポジションだが、サイズがない選手の多い新人戦チームでは4番に。監督の指示でドライブには積極的に行ったというが、それでも3Pを決める場面もあり、内外のプレーでチームを助けた。キャプテンを務めた田口は昨リーグ戦よりスタメンで活躍してきたが、今年はそこに続く選手として秋からの台頭を期待したい。
―最終戦を振り返って。
「今日はゲームの入りが重くなってしまって、準備の面でダメでした。昨日の慶應大戦でできたことができれば、今日も勝てるかなと思いましたが最初に重く入ってしまって、シュートもイージーシュートが入らなくて相手に流れを持っていかれてしまいました。全部入りで決まってしまったなと思います」
―日体大らしい走る展開になりませんでしたね。
「そうですね。相手にちょっと合わせた部分があったので、自分たちでもっと前からプレッシャーをかけて、持ち味を出したかったです。ディナイだったり、走るトランジションのゲームができず、流れがつかめませんでした」
―フェイ選手(#32)を始め、田口選手などケガが相次いだ新人戦でした。
「航(#19田口)は足にきていて、匡志(#20小田切)も腰が痛かったんです。その中でも自分はまだ元気だったので、どんどん声を出して引っ張っていこうと思っていました。そういう面では最後は2年生がひとりになりましたが、声を出したり強いプレーでチームを盛り上げたりということを意識していました」
―個人のプレー面では大会を通じて3Pやドライブで見せられたのでは?
「強い気持ちを持って、相手とのミスマッチを突いてドライブやシュートを打ちにいきました。基本シュートを打てと言われているんですが、今回はドライブメインでやれとの指示がありました。その監督の言葉で強いプレーに持っていけたと思います。基本的にポジションは2番ですが、新人戦は小さいチームなので、4番に入っていました」
―昨年の新人戦とくらべてどうですか?
「昨年の新人戦はスタートで出させてもらっていたんですが、なかなか気持ちがついていかなかったです。今年はチームの仲も良かったし、後輩もやりやすかっただろうと思います。皆意見を言い合って、最後はいいチームになりました」
―今日は苦しい試合でしたが、それでも終始ベンチも盛り上げていましたね。
「そこは皆が仲が良いせいだと思います」
―公式戦は久しぶりかと思いますがどうでしたか?
「昨年はケガがあったので秋は出ていません。だから今回はすごくいい経験になりました。この経験を生かして、リーグ戦でもどんどん試合に出られるイメージを持ってやっていきたいです」
―全体チームで2番というと、田口選手がライバルになってくるのでしょうか?
「そうですね。あとは4年の佐々木さんですね。日体大は層が厚いので大変ですが、ウエイトやシューティングなど、自分の個々の能力を高めてどんどん試合に絡んでいきたいです」
―そういう意味で本当にいい経験になった大会ですね。
「この大会でプレーできたのは大きいです。監督からもこの試合がキャリアの仲ですごく大事になるから、と言われていましたし。秋はここから成長して、リーグ戦でも活躍できるように頑張ります」

出遅れた日本体育大は追いつけず

1Q、日本体育大はスロースタートによりなかなかシュートが決まらない。一方で青山学院大は着々と得点を重ねていく。残り4分まで2得点しか取れていなかった日本体育大はタイムアウトを挟み、そこから少し盛り返すが、追いつけず18-9で終わる。2Q、前半はお互いに得点していくが後半になってから完全に青山学院大のペースに。日本体育大はターンオーバーやシュートファウルが続き、青山学院大にチャンスを与えてしまう。青山学院大は#31戸田(1年・SF)や#2日野(2年・SG)の3P、フリースローなどで15連続得点で突き離し、42-22で折り返す。
3Q、序盤は青山学院大のペースが続く。#10高橋(1年・C)がリバウンド、得点で活躍を見せ、30点差近くまで差を広げる。だが、終盤になると日本体育大の#64井出(1年・PG)の得意の3Pが決まりだし、一気に流れが変わる。他にも#20小田桐(2年・SG)などのシュートも決まり多少差は縮まったものの、序盤でつけられた差は大きく、3Qは59-42で終了。

日本体育大はエンジンがかかるのが遅く、後半でようやく勢いを見せたが追いつくことはできなかった。しかし、相次いでけが人に見舞われたものの、チームのまとまりは良かった。これを秋以降の良い材料とできるか。青山学院大は日本体育大の盛り返しに対して冷静にいられたこと、自分たちのペースを崩さなかった。例年通り少数精鋭という形で戦った新人戦だが、キャプテン木田がケガで出場できない中、2年の時田と日野が引っ張り、1年生もアグレッシブさを見せた新人戦となった。
写真上:主将を除き8名のプレイヤーで戦った青山学院大。石井はアグレッシブなプレーが光った。
写真下:劣勢でもベンチは得点が入ると終始盛り上がり、チームのまとまりの良さが感じられた。
※青山学院大・時田選手、日本体育大・江端選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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【INTERVIEW】「一人ひとりがレベルアップしていかないと」
チームの戦力としての自覚を胸に
◆#8時田康佑(青山学院大・2年・F)

-今日のゲームの振り返りをお願いします。
「日体は勢いのあるチームなので出だしに気を付けようって皆で話していて、入り方は昨日よりかは悪くありませんでした。出だしがそういう形で入れたのがよかったかなと思います」
-後半に追い上げられてしまいましたが。
「後半、向こうにオールコートで当たられて、それで自分たちのミスで自滅してしまいました。ここ何試合かはこのパターンが多くて、それで自分たちで『落ち着いてリングに向かおう』って話をしてアタックし続けて、なんとか詰められなかったんですけど。でもまだターンオーバーが多くて、そこは課題ですね」
-キャプテンの木田選手(#6)が怪我で出られない状態で、時田選手がその代わりをしなければならなかったと思うのですが、その点での大変さはありましたか。
「そうですね。元々は木田がキャプテンをやっていて、でも出られない状態になってしまって。自分たち2年は木田を含めて3人しかいないので、木田の為にもっていう思いを持っていたので、自分と日野(#2)で話し合って、ふたりで引っ張って、チーム一丸となって戦おうという気持ちでやっていました」
-準々決勝の話になりますが、早稲田大戦の敗因は何であったと思いますか。
「1Qは自分たちが勝っていたんですけど、2Qの入り方が悪くて足も止まってしまいました。自分たちのターンオーバーから相手のブレイクで点差をあけられてしまいました」
-試合運びが上手くいかなかった理由は何でしょう。
「あおられると焦ってしまって、そこからミスが続いて相手に勢いを与えてしまいました。ブレイクだったり走られたりして、自分たちのバスケットができなくて…っていうのはそのほか何試合かありました」
-今大会で3・4年生の存在の大きさは感じましたか。
「3・4年生の凄さっていうのは実感しましたし、本当に頼れる存在だなっていうのは今回の新人戦で改めて思いました」
-全体のチームと新人戦のチームを比べて、新人戦のチームの足りない部分はどこだったと考えていますか。
「新人戦のチームは思いっきりやろうっていうのを目標にしていたんですけど、ミスが多くて、そこが一番の課題かなと思いますね。リーグ戦が9月から始まるんですけど、自分たちのその課題を克服して一人ひとりがレベルアップすることで、チーム全体がレベルアップできるようにしていこうと思います」
-今年の青学のテーマに、ディフェンスがどれだけ頑張れるかという部分もあると思うのですが、新人戦ではどうでしたか。
「自分たちもエントリーディナイとかを厳しくやろうと話をしていて、でもそこがイマイチできませんでした。ピックのコールだとかそういうのを言わなきゃいけないんですけど、そういうところができていなくて、まだまだですね」
-今回5位という結果ですが、この結果についてはどう捉えていますか。
「自分たちはもちろん優勝を目指していたんですけど、この前早稲田に負けてこういう結果になってしまいました。でもその後もまだ2試合あったわけで、いい形で終わってリーグに繋げられるような試合をしようっていうのは皆で話し合っていました」
-大会を勝って終われたことについては、トーナメントよりはよかったという感じですか。
「納得のいっていないところもありますけど、次につなげられたのかなと思います」
-新人戦で何か得られたものはありましたか。
「自分自身もそうですけど、足が止まった時とかキツい時にどれだけハードワークができるかが重要だというのは、とても実感しました」

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「この経験を秋に生かしたい」
強気なプレーでチームを牽引
◆#4江端航佑(日本体育大・2年・F)

―最終戦を振り返って。
「今日はゲームの入りが重くなってしまって、準備の面でダメでした。昨日の慶應大戦でできたことができれば、今日も勝てるかなと思いましたが最初に重く入ってしまって、シュートもイージーシュートが入らなくて相手に流れを持っていかれてしまいました。全部入りで決まってしまったなと思います」
―日体大らしい走る展開になりませんでしたね。
「そうですね。相手にちょっと合わせた部分があったので、自分たちでもっと前からプレッシャーをかけて、持ち味を出したかったです。ディナイだったり、走るトランジションのゲームができず、流れがつかめませんでした」
―フェイ選手(#32)を始め、田口選手などケガが相次いだ新人戦でした。
「航(#19田口)は足にきていて、匡志(#20小田切)も腰が痛かったんです。その中でも自分はまだ元気だったので、どんどん声を出して引っ張っていこうと思っていました。そういう面では最後は2年生がひとりになりましたが、声を出したり強いプレーでチームを盛り上げたりということを意識していました」
―個人のプレー面では大会を通じて3Pやドライブで見せられたのでは?
「強い気持ちを持って、相手とのミスマッチを突いてドライブやシュートを打ちにいきました。基本シュートを打てと言われているんですが、今回はドライブメインでやれとの指示がありました。その監督の言葉で強いプレーに持っていけたと思います。基本的にポジションは2番ですが、新人戦は小さいチームなので、4番に入っていました」
―昨年の新人戦とくらべてどうですか?
「昨年の新人戦はスタートで出させてもらっていたんですが、なかなか気持ちがついていかなかったです。今年はチームの仲も良かったし、後輩もやりやすかっただろうと思います。皆意見を言い合って、最後はいいチームになりました」
―今日は苦しい試合でしたが、それでも終始ベンチも盛り上げていましたね。
「そこは皆が仲が良いせいだと思います」
―公式戦は久しぶりかと思いますがどうでしたか?
「昨年はケガがあったので秋は出ていません。だから今回はすごくいい経験になりました。この経験を生かして、リーグ戦でもどんどん試合に出られるイメージを持ってやっていきたいです」
―全体チームで2番というと、田口選手がライバルになってくるのでしょうか?
「そうですね。あとは4年の佐々木さんですね。日体大は層が厚いので大変ですが、ウエイトやシューティングなど、自分の個々の能力を高めてどんどん試合に絡んでいきたいです」
―そういう意味で本当にいい経験になった大会ですね。
「この大会でプレーできたのは大きいです。監督からもこの試合がキャリアの仲ですごく大事になるから、と言われていましたし。秋はここから成長して、リーグ戦でも活躍できるように頑張ります」

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