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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.06.12 (Fri)

【2015新人戦】6/12レポート

拓殖大、早稲田大が競り合いながらもベスト4
筑波大、大東文化大は差を付けて勝利

150612sugiura.jpg 準々決勝4試合が行われ、いよいよ大会ベスト4が出揃った。ベスト8のうち昨年と同じだったのは4校。そこからベスト4に進出したのは筑波大のみ。残りの3校が昨年ベスト8、あるいは16止まりから躍進する形になっている。

 東海大を破り、優勝候補に踊り出た大東文化大は、東洋大と対戦。試合開始から強いフィジカルとディフェンスで東洋大に容易なオフェンスを許さず、東洋大はターンオーバーを連発。1Qで4-20と圧倒すると2Qからはさまざまな選手を使いながらゲームを進めた。東洋大も2Q以降は持ち直したが、1Qで開いた点差が大きく、55-84で大東文化大がベスト4へ進出した。

 連覇を目指す筑波大は、日本体育大と対戦。日体大は前の試合でケガをした#32フェイ・ヌダリー(1年・C・大分明豊)が欠場。インサイドでの強みを生かせなくなったが、立ち上がりから早い展開でシュートを打っていき、筑波大に食らいついた。筑波大は#6馬場(2年・SF)、#17杉浦(2年・PF)を中心に得点を重ねてリードするが、日体大もターンオーバーを奪って#19田口(2年・SG)が速攻、アシストを出すなど、日体大らしいスピード感あるプレーで応酬。2Q中盤までは大きな差がつかずに進むが、終盤に筑波大は#47和田(2年・PF)、#17杉浦の3Pが3連続で決まり、46-28と一気に引き離して前半を終えた。後半も筑波大がリードしたまま進むが、日体大も#19田口が3連続3Pを沈め、#4江端(2年・F)がドライブをねじ込むなど意地を見せ、一時差を詰めるが簡単には追い上げ叶わず96-69で筑波大が勝利した。

写真:筑波大・杉浦はチームハイ。馬場、青木保徳らとチームを牽引する。


【拓殖大が終盤の勝負際を制しベスト4】
150612tomiyama.jpg 拓殖大慶應義塾大の一戦は、慶應大がビハインドから逆転する形になったが、最終盤の攻防は拓殖大に軍配が上がった。

 1Qは拓殖大ペース。攻撃力の高さを生かして得点を量産。慶應大は1対1の攻撃が機能せず23-11と出遅れた。しかし2Qになるとディフェンスから盛り返していく。#8高橋(2年・F)がゴール下でタップ、オフェンスリバウンドをねじ込むと、#14小原(1年・G・慶應志木)がボールカットから3Pを沈める。さらに#13鳥羽(1年・G・福大大濠)のシュート、アシストが続き一気に4点差まで追い上げた。拓殖大は#33富山(2年・SG)のシュート、#28村上(2年・C)への裏パスが通り速攻も出て再び8点引き離すが、慶應大も#8高橋、#12澤近(1年・F・高知学芸)のシュートで37-35と2点差にして前半終了。

 3Qは開始早々、拓殖大#33富山の3Pで幕を開ける。慶應大は24秒などターンオーバーが続いてしまうが、#13鳥羽が連続でフリースローを獲得し、さらにリスタートから速攻を決めて再び拓殖大に迫る。拓殖大は#35和田(2年・F)のバスケットカウントなどがあるが、らしさは鳴りを潜める。慶應大は#12澤近、#4トカチョフ(2年・CF)らがゴール下に攻め込み、残り2分で遂に同点にすると、#11原(1年・G・近大附属)の3P、#12澤近のミドルシュートで逆転に成功。拓殖大は果敢にドライブを仕掛けるもこれがディフェンスに阻まれ、50-55と慶應大が5点リードで3Q終了。

 4Q序盤は互いに得点できない時間帯が続いたが、慶應大の攻守が甘くなったところで拓殖大がじわじわ詰めて#33富山のシュートで逆転。慶應大は約5分間ノーゴールとなってしまい、その後も#4トカチョフ、#8高橋らが攻めるもののここまでのような流れにはならない。拓殖リードの1点、2点差といった僅差のままゲームは進むが、残り2分を切って#11山崎(2年・PG)の3Pが決まった拓殖大が4点のリードに成功。慶應大も打っていくが決まらず、相手にフリースローを与えて差を開かれた。最後は72-67。拓殖大が勝負を制した。

 慶應大は逆転に成功したものの、4Qの詰めが甘かった。拓殖大も慶應大ディフェンスに途中苦しんだが、勝負どころで決まったシュートが大きかった。

写真:拓殖大は富山が得点を引っ張った。


【早稲田大が青山学院大を下しベスト4】
150612ishihara.jpg 早稲田大学青山学院大学の対戦はシーソーゲームとなり、最後まで結果が見えない内容となった。

 1Q、最初はお互いにハイペースな点の取り合いとなったが、途中から青山学院大が#8時田(2年・F)を中心に5連続得点をし、早稲田大をつき離す。早稲田大はタイムアウトを挟み、残り2分で#7石原(2年・G)や#26富田(1年・C)が得点。最終的にはなんとか離されずに12-18で終わった。2Q、青山学院大はシュートがなかなか決まらない。一方で早稲田大は#7石原の3Pや#8新川(2年・F)のバスケットカウントなどで一気に点を稼ぎ、逆転に成功。青山学院大はトータルで6点しか取れず、前半を28-24で折り返した。

 3Q、前半は青山学院大ペース、後半は早稲田大ペースで試合が進んだ。前半、青山学院大は#10高橋(1年・C)や#32前田(1年・F)など1年生が活躍を見せ、5点をリードする展開に。しかし、後半になると青山学院大のシュートファウルが4つも続き、逆に早稲田大が盛り返して、またもや逆転、49-43の早稲田大リードで終えた。最終Qも3Qと同じ流れとなった。青山学院大は#15石井(1年・PG)の得点などで一気に早稲田大に追いつくが、その一方で早稲田大のシュートは1本も入らず。しかし中盤で早稲田大が流れをつかみ、#7石原の速攻や#26富田が得点を重ね、一気に青山学院大に8点差をつける。青山学院大は終盤のオフェンスで挽回できず、66-58で早稲田大が勝利。

 どちらのチームもシュートに波があり、安定した試合運びではなかったが、得点力できる人材が多く、終盤粘って得意の足を出すことに成功。久しぶりにベスト4進出となった。青山学院大は2Qでの失速が響いた。

写真:早稲田大は最後は石原のブレイクが出て、勢いづいた。

※早稲田大・南木選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「下級生を底上げしてリーグ戦につなげたい」
早慶戦から切り替えて一戦一戦に臨む

◆#21南木俊樹(早稲田大・2年・G)
150612nanmoku.jpgこの新人戦では主将を務める。慶應大同様、早慶戦から新人戦までは時間はなく、ほぼ準備をしないで臨んだ状態だ。昨年はコートで見る機会がなかったが、今年はHCも代わり幅広い選手を起用する形となってさまざまな選手が試合に出てくるようになった。南木もその一人だが、早慶戦のBチーム戦でも良い活躍を見せており、早稲田の付属校上がりという点でもチームを盛り上げる存在として期待したい。


―早慶戦もありましたが、早稲田はどれくらい練習できたのでしょう。
「早慶戦が終わってから2日ぐらいです。正直団結力というか、チームとしてまとまっているかというとそうでもないですが。でも個人個人がディフェンスをしっかりやって、粘り強いディフェンスをするとか、ルーズボールを追いかけるとか、そういうことをやっていけば勝てると思ってみんなでやっていきました」

―早慶戦の負けは引きずりませんでしたか?
「正直、引きずりましたけど、先輩たちが負けてしまった分、僕たちがベスト4に入って優勝して、リーグ戦につなげられるように。僕たちが底上げする意識があるし、モチベーションになっています」

―新川選手(#8)や石原選手(#7)など、下級生でも全体チームで活躍している人がいますが、南木選手は今回キャプテンでスタメンということですが。
「キャプテンに抜擢されたときはびっくりしました。森井くん(#18)とか、石原くんも高校時代はキャプテンですし。僕も高校は早稲田実業でキャプテンをやっていたので、慣れているといえば慣れているんですけど驚きました。自分のできることを、声掛けだとかディフェンスだとかを頑張ろうとしています」

―早慶戦のB戦では3Pも決めていましたし、個人の調子は良いのかなと感じました。
「今日は3Pがちょっとダメでした。でも最近入っているので積極的に狙っていこうと思います」

―全体チームで出ている選手が多い分、試合慣れしている感じはしますがどうでしょう。
「僕らはまだ下級生なので自信を持ってじゃないけど、1、2年らしく激しくやっていこうと。そこが思い切ってできている良い部分だと思います」

―今日は青山学院大に対して離せそうで追いつかれたりという展開でしたね。
「そこは想定内でした。でも僕らの特徴は粘ったディフェンスとそこからのブレイクなので、競っても我慢してやっていこうと決めていました。驚きとか焦りはなかったし、最後はうまくいきました」

―ベスト4は久しぶりですね。ちょっと記憶にないぐらいです。
「そうですね。去年も6位でしたし」

―次に向けては。
「僕らは2回戦の明治のことをずっと考えていて、そこに勝たないと上にいけないのでそれだけに集中していました。明治に勝って青学にも勝てたので、もう優勝するしかないという気持ちでみんなでひとつになって、頑張りたいです。でもまず明日、目の前の試合をこつこつとやっていくことが大事だと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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