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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.05.10 (Sun)

【2015トーナメント】5/10 11位決定戦 関東学院大VS専修大

最低目標を意識して大会を戦った専修大が11位
関東学院大は主力以外のメンバーの大事な経験に


150509WATANABE_20150512225807a93.jpg 専修大関東学院大による11位決定戦は、最後まで地力と高さで優位の専修大が主導権を掌った。どこか安定しない戦いぶりも見られた今大会だったが、白星で締めくくった。

 立ち上がりから専修大は気持ちよくオフェンスを展開。#6渡辺(3年・G)のジャンパーで先制し、#11秋山(2年・PG)の積極性が光る。前日の最終試合で青山学院大と延長にもつれ込んだ関東学院大。一夜開けて第一試合となったのがどこまで響いたかどうかは分からないが後手を踏み、単発な攻撃が続いて1Qで二桁点差にされた。2Qも流れは変わらず、主力が攻め立てる専修大のリードは拡大していく。関東学院大は#8蜂谷(4年・G)の攻め気が出るが、前半で33−48となり、大きく水を明けられた。

 この展開が後半も続いた。やや静かになったものの、専修大は余裕のある試合運びを続ける。関東学院大は#8蜂谷、#45大熊(4年・SG)が攻め立てるも、ビハインドを覆すには至らなかった。終盤まで主力で戦った専修大が実力差を見せる形で77−68の勝利。「連敗は絶対にいけない」(田代)という最低限の目標を達成した。

150509NISHIDA.jpg クロスゲームを演じながらも敗れる試合のあった専修大。それでもモチベーション維持の難しい順位決定戦をしぶとく勝ち抜きながら、チームの核を徐々に固めつつある印象だ。今後は、若いメンバーがどれだけレベルアップできるかにかかる。

 関東学院大は限られたメンバーで前日は延長戦にもつれ込むなど、厳しい日程を戦った。昨年インサイドを支えたエリマンやガードの前川が抜けた今年は難しい戦いも予想されるが、バックコート陣3人の能力の高さは白眉だ。ここに来て他のメンバーも成長を遂げている。秋までの3か月の間にチーム力の底上げを図る。

写真上:35得点22リバウンドの専修大・渡辺。ガードでありながらリバウンドにも非凡な才能を見せ、ポジションの概念を超越したプレーは今年もとどまるところを知らない。
写真下:今大会まずまずのプレータイムを得た関東学院大・西田。台頭しつつある選手のひとりだ。

※専修大・田代選手、関東学院大・伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「あんな苦い思いはしたくないというのが土台にある」
苦しい期間を乗り越えプレイヤー・人間としても成長

◆#24田代直希(専修大・4年・F)
150509TASHIRO.jpg危機的状況に陥った昨年のリーグ戦では、敗れた試合後に幾度となく悔しさ、やるせなさを見せていた。そこからの残留成功が、今の彼の糧となり、土台となっている。元来スコアラーではあるが、能力の高い下級生に得点面を任せ、自らは泥臭い仕事に徹している印象だ。それでも勝負どころでは田代が責任を追う役目を引き受けている。何段階も成長したプレーは、今季の見所のひとつと言っても過言ではない。


—11位という大会結果への受け止めは。
「ベスト4を目標にやっていたんですけれど、その前に負けちゃってモチベーションが上手くいかなくて、この順位決定戦は気分が上がらなかったです。昨日もチームが悪くて勝てる試合を落としちゃったので。でも、リーグに繋がる良い試合が出来たかなと思います」

—良いというお話ですが、どの辺りが良かったですか。
「1年生の野口(#32)が急成長しています。秋までに大黒柱になるなあ、と。竜之佑(#6渡辺)も國分(#7)も、結構声を出したり盛り上げたりチームを引っ張ったりしているので、みんな自覚を持ってしっかりやっているなあ、と実感しました。そこは大丈夫だなと思っています」

—時間帯によって、ディフェンス面で気が抜けそうな場面があったかと思いますが、そこで田代選手が声かけを行っていた印象です。
「そうですね。入れ替え戦を経験しているので、僕の中では常に入れ替え戦でのディフェンスというのを土台にしてやっています。集中が切れているようなら、声をかけるようにしていますね」

—明治戦の相手の3Pで、味方を叱咤する姿は印象的でした。
「あそこでは、3Pは絶対に打たれちゃいけないところだったので。あそこはピックアンドロールでやられました。『ノー・スリー』が徹底できていなかったので。でも勉強になったと思いますし、リーグには絶対に繋がると思いますね」

—田代選手ご自身のプレーはいかがでしょうか。かなり泥臭い仕事をこなしていますよね。
「そういったところをちゃんとやっていかないといけないなと思っています。オフェンスは、竜之佑とかも点を取れるし、あんまり自分の中で重要視していないです。まずはディフェンスから。相手のエースを抑えるのは自分なので、ルーズボールだったり、リバウンドだったりを、今は一番に心がけていますね」

—本音としては、もっと気持ちよくシュートを打ちたいのでは?
「そうですけど、周りで攻められているんだったら別に自分が打たなくていいので、周りがダメだったら最悪ボールを持つという感じで良いです。残り時間の少ない時とかは、全部僕がボールを持っていって、負けたら責任取ろうって感じですね」

—リーグ戦で負け続けた経験は活きていますか。
「それは活きています。今回の連戦も連敗はしていないので。連敗は絶対にいけないんで、しないようにしようと話していたので、それはリーグに活きると思います。去年の経験はかなり大きかったです。負け続けたというのも僕たちにはプラスになっています。あんな苦い思いはしたくないというのがどこか土台の部分にあるので」

—これからリーグまでの3か月間は、どのようなことを徹底していきたいですか。
「まだディフェンスの細かいところもやっていないので、これからディフェンスをやっていくようになると思うんですけれど、あとはオフェンスの細かいところですね。15秒で攻めきるというのが第一段階だったんですけれど、正直全然ダメだったんで、そのトランジションのところがこれから大事になってくると思います」

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「自分たちが中心になってやっていく」
主力としてチームを牽引する覚悟

◆#11伊藤尚人(関東学院大・3年・PG)
150509ITO.jpg蜂谷、大熊とともに、今の関東学院大には不可欠な存在となっている。学年も上がったことで、自覚の部分も強くなってきた。メンバー構成では昨年よりも苦しい状況だ。しかし、フロアリーダーである伊藤が支配力を発揮することで、チーム力を上げていくしかない。


—連戦はしんどかったと思います。体力的にはいかがだったでしょうか。
「去年のリーグ戦から少ない人数でやってきたので、体力的にはそんなに……。きつくないわけじゃないですけれど、去年は大きいセンターがいたので、その分走らないといけない部分はきつかったですね」

—その走るという部分での出来はいかがでしたか。
「1試合を通して見たら、それが出来ていた時間帯もあったんですけれど、出来なかった時の方が多かったと思うんですよ。オフェンスで走ること以上に、ディフェンスの足が動かないことが多かったので、そこは課題だと思います」

—課題はディフェンスの部分ですか。
「そうですね。今年はシステム的なディフェンスが多かったので、そういうところは夏に徹底できたらと思います」

—リバウンドはチームで取りにいくという意識が強いと思います。
「はい。監督もそう言っていて、そこは外からも飛び込んでいかないといけないと思いますね。スタッツだけ見れば去年よりも増えていると思うので、少しは出来たかなと思います」

—サイズ不足ならではの大変さはありますよね。
「そうですね。センターがボックスアウトをしても、そこから飛びつくまでは出来ないので、そうやって頑張ってくれたところを自分とかが取らないといけないと思います」

—伊藤選手や蜂谷選手(#8)、大熊選手(#45)以外が、連戦を重ねたことで自信になってきたのではないでしょうか。
「新入生が入ってきて、ちょっとずつ試合に絡むやつも出てきました。これから新人戦もあって、自分たちが中心になってやっていくことで自信がついて、1年から4年まで全員が集まった時にみんなで合わせていければ良いと思います」

—学年が上がったことで意識変化はありますか。
「そうですね。下級生がいることもあるので、去年までは先輩に任せて、自分にチャンスが来たらやるという感じでした。今年は周りにシュートを打たせるようにしないといけないです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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