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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.05.09 (Sat)

【2015トーナメント】5/9レポート

決勝進出は東海大と筑波大
昨年と同じ顔合わせに


 大会もそろそろ大詰めを迎えている。9、11位順位決定戦に始まり準決勝まで、この日は6試合が行われた。第1試合から接戦が続き、決勝進出をかける4チームも最後まで激しい攻防の応酬となり見応えのある内容となった。久しぶりにベスト4進出となった明治大と法政大は粘っていい勝負をする時間帯もあったが、最後は届かず東海大と筑波大の昨年と同じ2チームが決勝進出を決めた。


◇5-8位順位決定戦
【粘る中央大を大東文化大が振り切る】
150509YOSHIYAMA.jpg ベスト4が期待されながらも、準々決勝では二桁点差をつけられて敗れた中央大大東文化大。2チームによる順位決定戦は、大東大が終始主導権を握った。序盤から#7渡部(4年・F)や#0葛原(2年・SG)など、様々な選手がバランス良く得点。中央大はターンオーバーが目立ち、#14鈴木(4年・PF)を中心に得点は出るがバランスを欠いて単発に。大東大が早くもリードを広げた。2Qに入ると大東大はベンチメンバーを登場させるが、#68花井(3年・SG)の3Pが決まるなどで停滞は見られない。中央大は途中から今大会成果を上げているゾーンを敷いてみせるも、点差は埋められず7点ビハインドで後半を迎えることとなった。

 3Qは決め合いの様相。#20毕(2年・C)のインサイドで大東大が得点すれば、#14鈴木や#27宍倉(4年・C)の得点で中央大も反撃する。一対一の攻防も激しくなっていき、どの選手もファウルが込んで4Qは中盤からフリースローを狙い合う内容となった。結局点差は大きく変わらないまま推移し、最終盤に速攻の出た大東大が、73−60と中央大を振り切る形で勝利。これで5位決定戦進出が決まった。

 大東大は2日前の準々決勝に大差で敗戦。モチベーション維持の継続が懸念されたが、すっかり切り替えた様子だ。相手のゾーンには自らもゾーンで対抗するなどのしたたかさも見せ、様々なメンバーも活躍を見せながらしっかりと順位決定戦を戦っている。中央大は、ゾーンとオールコートプレスが今大会の武器となっているが、自らの得点が伸びない場面もあり有効性を示しきれていないのも実情だ。最後に勝利という結果を手にし、改めて自信を深めておきたいところ。

写真:大東文化大は吉山が7アシスト。一対一も強いが、能力の高い周囲をこれだけ活かせられれば、チームの安定感はぐっと増す。

※大東文化大・渡部選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◇5-8位順位決定戦
【得意の速攻も出て勢いづいた拓殖大が勝利】
150509motomura.jpg 最上位5位を狙うベスト4以下の戦いに挑む第2試合は拓殖大日本大。立ち上がり、日本大のアウトサイドシュートが確率よく決まって拓殖大は後手に回った。日本大は#6新号(2年・PG)、#15本村(1年・SG・土浦日大)の3P、#33上原(4年・PG)のシュートが決まり最大12点をリード。しかし拓殖大は#23バンバ(3年・C)を中心に得点し、#13阿部(2年・SG)の速攻などもあって21-26と盛り返して1Q終了。日本大は#8刘(4年・C)が1Qで2ファウル。ベンチに下がっている間に2Qも#23バンバを止めきれずに追いつかれてしまう。アウトサイドの確率も落ちてくる中、#33富山(2年・SG)に速攻を出されるなど拓殖大のペースになるが、#15本村の3Pなどでなんとか踏みとどまる。2Qは44-43の拓殖大1点リードで終えた。

 3Qも接戦のまま何度もリードが入れ替わる。しかし日本大のシュートはタフショットが多く、ターンオーバーも頻発。拓殖大は激しいディフェンスから次々に速攻を出し、ルーズボールでも本領を発揮。日本大は完全に勢いを持っていかれ、このQで66-53と大きくリードされた。4Q、追う日本大は#8刘が果敢にゴール下で攻め、拓殖大も#23バンバで対抗。日本大は残り3分、#9井上(3年・F)と#15本村の連続3P、#15本村の速攻で3点差に迫り、#8刘も#23バンバをブロックする奮闘。しかし#23バンバは軽やかなターンアラウンドでお返しすると、#99明石(4年・C)のシュートで再度引き離す。粘る日本大は攻撃を続け残り16秒、#33上原の3Pで再び3点差に迫るが、拓殖大もフリースローを落とさず決めて最後は85-82。逃げ切って5位決定戦へと進んだ。

 バンバは34得点19リバウンド。刘ら日本大のセンターもなんとか対抗しようとしたが、止めきれず。また、拓殖大が得意の速攻を連発する展開に持ち込み、流れを掴んだ。日本大は3Pは決まったが、一試合を通しては決めきれず、バランスを欠いた。

写真:5本の3Pを決め、24得点の本村。1年生ながら春からスターティングメンバー入りして活躍を見せる。

※拓殖大・岡本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◇準決勝
【後半から抜け出しに成功した筑波大が2年連続の決勝へ】
150509MURAKOSHI.jpg 第2シード、かつインカレの前年度王者・筑波大。今大会は良いと言えるほどの状態ではない中、準決勝の相手は17年ぶりベスト4の明治大となった。

 前半は競り合いの内容だった。#55吉本(4年・F)の3Pなどで明治大がリードするが、#16小松(4年・SG)が速攻に走って筑波大もすぐに追いつく。筑波大が、#6馬場(2年・SF)が早々に2ファウルとなって不穏な空気になるのをよそに、明治大は#22宮本(2年・PF)が次々とシュートを決めて波に乗る。すると1点リードで1Qを終えた筑波大が、2Q序盤に畳み掛ける。#92村越(4年・PF)のリバウンドシュート、#6馬場に3Pが出た。ところが明治大は切れず、#55吉本のミドルで悪い雰囲気を断ち切り、#2齋藤(2年・PG)のドライブなどで3点のリードに成功。勢いの出ない筑波大は、#2満田(3年・SF)が2連続の3Pを決め、#17杉浦(2年・PF)のレイアップで食らいつくが、明治大もその度に返す。結局両者決め手が出ることなく、前半は36−36と全くの互角となった。

150509miyamoto_201505100827481db.jpg 3Qは、互いにシュート率が上がらずに我慢比べとなった。明治大はターンオーバーを犯すが、筑波大も#17杉浦と#6馬場が立て続けに3ファウルとなってしまう。スコアがどちらも重くなった中、またも試合展開を動かしたのは筑波大#2満田。3Q終盤に2本の3Pを決めると、#92村越も3Pで続いた。明治大は#22宮本、#2齋藤の2年生が得点するが、筑波大がリードを保つ展開となる。このまま4Qも、#2満田の3Pは落ちない。明治大は、ターンオーバーから筑波大に走られて失点されるパターンが出始めた。終盤にはオフェンスリバウンドを何回ももぎ取るが、シュートが当たらずに時間だけが過ぎる展開も強いられてしまった。結局筑波大がリバウンド面などで後手にまわったが、73−63で勝利。昨年に続いて、決勝へと駒を進めた。

 2年連続の決勝進出となった筑波大。昨年のインカレを勝って勝ち方を覚えた感が強いが、ディフェンスとリバウンドの対応は決して良かったとは言えない。決勝の相手となる東海大はこの春にも練習試合を行った。言わば勝手を知っている相手だが、吉田監督は「東海相手だと、ディフェンスとリバウンドを改善できなければ厳しい」戦いになるとした。昨年のチームは、トーナメントでは準優勝に終わっている。今年はまず春も勝ち、昨年以上のチームを目指していきたい。

写真上:満田に次ぐ14得点をマークした筑波大・村越。2本の3Pには吉田監督も驚きの笑顔だった。
写真下:伊澤とともにインサイドで存在感を見せた明治大・宮本。攻守両面で明治大を支えた。

※筑波大・満田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


◇準決勝
【東海大が4Qで法政大を引き離し4年連続決勝進出】
150509TOKAIHOSEI.jpg 準決勝第2試合は法政大が昨年の王者東海大に挑む形となったが、序盤から相手に引けをとらない激しいゲームを展開した。立ち上がりこそ東海大が#23佐藤(2年・SF)のシュート、#1小島(4年・PG)のオフェンスリバウンドなどでリードしたが、ゴール下はがっちり固められて思ったようには#45頓宮(4年・C)もプレーできず、細かなミスからターンオーバーを犯すと、#35山岸(4年・G)が得意の速攻に走る。東海大は法政大の3ガードに対応して#35伊藤(3年・PG)を始め、#19三ッ井(3年・SF)ら3年を投入して安定をはかり、最後は#33鈴木(3年・SG)のシュートで19-12と1Qはリード。2Qもロースコア気味の展開は変わらず。法政大はゾーンを織り交ぜて対抗するが、これは塚本HC曰く相手の対応を確認するためであり、そこまで固執はせず。法政大はこのQ、3Pが4本決まって得点面では詰めるが、東海大は最後に#35伊藤のアシストから#24卜部(2年・SF)の3Pが決まって36-30と6点のリード。

 3Q序盤は互いにボールをカットして速い展開の応酬に。東海大はここで#1小島の得点でじわじわと法政大を引き離す。法政大は開始4分半で#16沼田(4年・C)が4ファウルに。しかし#12柳川(2年・PF)のバスケットカウントや#24加藤(4年・F)、#14植村(2年・G)の3Pが決まる。一方の東海大は何度もフリースローを得るも、この確率が悪く、法政大を大きく引き離せないまま61-50の9点リードで4Qへ入ったが、序盤に#33鈴木の3Pが入って大歓声が上がると、チームも乗ってきた。法政大のディフェンスに甘さが出始め、#24卜部の得点や#45頓宮のオフェンスリバウンドなどで得点。#0ベンドラメもアグレッシブなオフェンスを続け、一気に引き離していく。法政大はこのQ11点にとどまり、84-61で東海大が決勝進出を決めた。

「ベスト4だから簡単にはいかない」陸川監督。これも新たに法政大を率いる塚本HCの力も大きいと言う。チームの課題としてはターンオーバーの多さやフリースロー確率の悪さなどまだ修正すべき点は多いが、悪い流れをカバーするベンチの層の厚さもある。筑波大は「馬場、満田がガードに入って昨年より大きい」という印象。どういったディフェンスを見せるか、「やってきたことをやるだけ」という全力のバスケットに期待だ。

 明治大はリーグ戦も見据えてさまざまな試みを試合中でも行った。「まだ試合ではない」と、最初の一歩を踏んだか踏まないかという時点での戦いであることを強調する。ここまで来たことに浮かれていればすぐダメになることを塚本HCもよくわかっている。まだまだ手をつけたばかりだが「これがどう変わるかを楽しみにして欲しい」と、秋までの進化には自信を見せる。3位決定戦は明治大が相手。特徴をよくわかっているだけに、どういった試合を見せるかも楽しみだ。

写真:ゴール下では激しいリバウンド争いが展開された。

※東海大・小島選手のインタビューは「続きを読む」へ。


※9位決定戦・青山学院大vs白鴎大、11位決定戦・関東学院大vs専修大は別途掲載します。



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【INTERVIEW】

「5位になるのと8位になるのとでは全然違う」
力負けから切り替え、全力で最低目標を押さえにいく

◆#7渡部 舜(大東文化大・4年・F)
150509WATANABE.jpgリバウンドには執拗に絡み続け、オフェンスでは内外から積極的に狙っていった。ファウルを抑えられなかった選手も多い中で、自身はしっかりとコントロール。最後までコートに立った。順位決定戦はモチベーション維持が難しいが、切り替えて臨みいつもの大東大らしいバスケットで勝利を手にした。5位をかけて争う拓殖大は容易な相手ではないが、昨年のインカレで勝っている相手でもある。1部の上位校相手でも勝ちきれる力を持っていることを、今年も証明しておきたい。


—東海大にはかなりの差をつけられてしまいました。そこから迎えた昨日の練習の雰囲気はいかがでしたか。
「とりあえずは『5位になろう』と言っていて、切り替えて練習していました。前の日にやられたことをまず反省して。ミスからのブレイクが多くて、今日の中央はプレスをしてくるチームだということは分かっていたので、その練習をして対策を練っていました」

—ということは、引きずることはあまりなかった?
「まあでも、あのやられ方はチーム的に下がった部分はありました。それでも、やっぱり5位になるのと8位になるのとでは全然違うので、そこは切り替えてやりました」

—試合の入りはそんなに問題もない感じでしたね。
「はい。みんなで『今日は勝とう』と言って入ったので大丈夫でした」

—中央大のゾーンへの対応はいかがでしたか。
「そこもチームとしてしっかり対策していたので、練習でやったことをやるだけでした」

—試合の中でのゾーン対応の出来はいかがでしたか。
「自分的にはゾーンのプレスとかもあまりハマっていなかったので、良かったのかなと思っています」

—3Pも良い形で入りましたね。
「はい。でもミスも多かったです。離せる場面もなかなか離せなかったので、そこはリーグ戦までの課題だと思います」

—離せそうな場面でミスが出てしまうのは、少し勿体ない気がしますが。
「やっぱり詰めが甘いんだと思います。簡単なリバウンドだったりとか、あとは簡単にファウルをしてフリースローをあげてしまう場面があったりとか、そういうことはなくしていかないと、点差も広がらないと思います」

—選手層も厚いですが、下級生主体でもあります。4年生として意識していることはありますか。
「キャプテン(#99山崎)がチームを引っ張ってくれていて、そこで自分も少し声を出したりして、自分でも引っ張るようにもしているんですけれど、下級生が多い分自分たちがまとめて、特に声を出すことを意識しています」

—それは上手くいっているという感覚はありますか。
「声に対して反応してくれることもあるので、上手くいっていると思います。あんまり自分はコントロールする立場でもないんですけれど(笑)、基本的には好きにやれという感じですね」

—明日の5位決定戦はどのような内容にしたいですか。
「相手がどこでも、自分たちがこのトーナメントでやってきたことをやるだけなので、リバウンドとルーズボールで負けないように頑張っていきたいです」

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「縦も横もつながりを深くしていきたい」
チームの一体感を作ることで強い拓殖大に

◆#0岡本飛竜(拓殖大・4年・主将・G)
150509okamoto.jpg拓殖大を引っ張るのはやはりこの選手だ。得点面ではバンバほか能力豊かな面々が揃うが、ディフェンスや1対1など、チームのメンタルを盛り上げるようなプレーで終盤に見せた。
昨年の3位より転落となったが、だからこそここで頑張る必要があると感じている様子。チームもAB一体となった様子が見え、雰囲気は良好だ。これを結果につなげていきたい。


―最初は日本大にやられてしまいましたね。
「ガッツリやられて、やばいと思いました。相手はブレイクで打ってくるぞというのは分かっていたんですが、想像以上に入ってしまいました。苦しかったです」

―上原選手(#33)も前の試合ではかなり入っていたし、分かってはいましたよね。
「かなり警戒はしていたんですけどね。自分たちもアウトサイドが入っていなかったので、とりあえずインサイドのバンバに入れようということで。赤石も良かったし。そこからバンバン行けました」

―ここまでの試合を見ると、あまり3Pが入っている印象がないですね。
「ピック&ポップで僕がピックしてバンバがポップするプレーがあまり入っていなかったのが原因かなと思います。それでゲームが苦しくなってしまいましたね」

―ディフェンス面でいうと、前半は少し大人しいように感じました。拓大らしくないというか。
「前半は足りなかったですね。3Qにバンバがどんどん当たってくれて僕らも機能した時間帯があってそこは良かったと思います。あれを40分間続けるのがうちの目標です」

―最初からはそうやれないのはどこが原因でしょう。
「最近どこのチームも自分が1番に当たったらそのガードが運ばずにクリアしてしまいます。そこでかなりやられていますね。僕もなんだか乗り切れないというか。行くに行けない感じで悔しいです。前からバンバン当たりたいんですけど、そこは対策されていると思います」

―最後に井上選手(#12)が来たときはやりあっていましたね。
「そうですね。向こうもやってくる選手なのであれは面白かったですね」

―追い上げられてしまった面もありましたが。
「でも杉谷(#9)がいきなり出て頑張ってくれました」

―昨年は3位でしたが、そこから落ちる形になってしまいました。
「去年は負けてしまったら切り替えられないというのが拓大の悪さでした。今日もああ、続いてしまうな、と思ったんですけど、応援団もしっかり声を出してくれたし、ベンチの雰囲気も良かったんです。これはこれで成長できたのかなと。勝ち切れたし」

―昨年とは何が違うんですか?
「AB一緒にミーティングを行っています。去年は別だったんですが。下級生も自分の言うことに反応してくれてまじめにやってくれているので、それでチームとしてまとまってきていると思います。自分が一緒にやろうといって、もっと縦も横も関係をしっかりしていこうと言っています。それによく応えてくれています」

―最初から最後まで激しく、というのが見られれば理想的ですね。
「関係者の人たちもそれを望んでいると思うので、応援団も盛り上げていきやすい試合をしていきたいです」

―電鉄杯のインタビューではここから新しくセットプレーも取り入れたいという話でしたが。
「そうですね。今回セットプレーを入れたことで、この前の試合では逆に重くなったという話を池内さんもしていました。だから今日は使わずにフリーランスでいったらうまくいきました。そこはここからの改善点です」

―まだ1試合ありますが。
「大垣さん(14年度卒)もメッセージをくれました。『不甲斐ないと思わずに切り替えて。ここで崩れてしまうのが拓大の悪さだから頑張れよ』と。だから先輩たちの分も頑張ってつなげていきたいです」

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「もっと得点にガツガツ絡めるように強気でプレーする」
貴重なベンチメンバーとして、心強い存在に

◆#2満田 丈太郎(筑波大・3年・SF)
150509MITSUDA.jpg選手層が厚くなっている筑波大だが、190センチ近いサイズとオールラウンドなプレーをこなせる満田は貴重な存在だ。この日は外のシュートが絶好調で、観客を唸らせる6本もの3Pを含めた22得点。決勝進出の立役者となった。チーム状態にはまだ改善点もあるが、春はどのチームも多少なりともの課題をも持ち合わせているものでもある。とにかく、決勝でも代々木を沸かせる活躍を果たせるか。


—ベンチスタートですが、どのようなことに心がけてコートに入っていますか。
「去年からもシックスマンスタートだったので、その時から自分のする役割を心がけてやるようにしています。今シーズンからは去年とは違って、笹山さん坂東さんがいなくなった分、得点をもっと取りにいかないといけないなと思っていて。笹山さんと坂東さんは特に3Pが多かったんですけれど、そこが抜けて3Pを打つ人が少なくなったので、今シーズンは得点にガツガツ絡めるように強気でプレーすることを意識しています」

—3Pの意識を増やした結果が、今日の個人成績に繋がったかと思います。3Pは好調なんでしょうか。
「タッチは良かったんですが、前の3試合ではそこまで本数を打つという感じでもなかったです。今日は、昨日シューティングをして感じが良かったので、昨日の感覚が効いていたのかなと思いますね」

—去年はかなり満田選手がインサイドにカットして得点に絡むパターンが多かったです。今日はやはりそうしたプレーは厳しかったですか。
「ポストを入れてからのカットの動きは、今の筑波は良くないです。それを今回から改善していくということで、今日は意識してある程度カットしていったので、それもちょっとは効いていたかなと思いますね」

—今日はリバウンドもかなり悪い数字だったと思います。
「そうですね(苦笑)。相手にはオフェンスリバウンドは取られたくなかったんですけれど、相手の1、2、3番がかなり絡んでくるので、その時にボックスアウトをしきれていなくて飛び込まれていたのが多かったです。それをやってしまったから、こういう接戦になったかと思います。ある意味自分で苦しい展開にしてしまったので、そこはすごく反省ですね」

—満田選手から見て、杉浦選手(#17)と馬場選手(#6)の調子はいかがでしょうか。この試合では大人しい部分が見えましたが。
「絶好調とは言えないですけれど、いまいち爆発しきれていないというか。そういう感覚を2人とも抱えていると思うんで、今日は調子の悪そうなところもあったんですけれど、その悔しさを明日爆発させてくれると思います。調子は明日上がってくれないと、ちょっと困りますね(笑)。ただ、そこに頼っている部分もあるので、それは何とかしないといけないです」

—2年連続のトーナメント決勝ですが、今年はどのような戦いをしたいですか。
「ディフェンスからのオフェンスというスタイルで去年のインカレで勝てました。ただ、それまでの公式戦で一回も勝てていないので、勝って舞い上がっている部分もあって、自分の中でもまだ王者は東海だと感じている部分はあります。トーナメントでは自分たちは優勝したことがないので、チャレンジャーという気持ちでガツガツ向かっていかないと勝てない。決勝はそういう気持ちで当たっていかないといけないと思っています」

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「熱く声をかけてチームを鼓舞する存在に」
チームに必要な役割を意識して責任を果たす

◆#1小島元基(東海大・4年・PG)
150509kojima.jpg3ガードにしたとき、法政大の加藤のマークを志願。「そこで止めてくれただけに今日のMVP」と陸川監督が働きぶりを褒める。春はスタメン入りしているが、昨年から試合にも出ており、経験は十分だ。それでも、こうした大舞台となると本人はまだまだ足りないとも感じているよう。次の決勝は最も油断のならない相手。どういった働きを見せるかに注目したい。


―試合を振り返っていかがですか。簡単にはやらせてくれませんでしたね。
「完全に自滅というか、最初に8点離れたときにもっと固く守れていれば、もっと簡単にいけたと思うし、自分たちで過剰反応して振られてスリーとか、ボールを取りに行って抜かれてとか。正直、チームで礼生(#0ベンドラメ)ぐらいですよね、ずっと出ていたのは。自分もここまで出てきていないし、すごくいい経験になったと思います」

―出ていない、というのはスタメンでこうした舞台に長くという意味ですよね。スタメンの2年生だけではなく、小島選手も含めてまだまだ経験が足りないと。
「そうなんです」

―でもオフェンスは積極的でしたね。
「オフェンスは好きなので。東海はディフェンスメインですけど、今日は調子が良かったし、取りにいけたので自分のところで取ろうと思っていきました。いろいろな選手がマッチアップで変わりましたけど、7番の選手は細いし、代わった選手も落ち着かない様子だったので攻めればファウルも取れるなと」

―2年生はまだ慣れない様子が見えますが、何か言ったりしますか?
「ちゃんとアドバイスとして言うのは礼生ですね。自分は自由にやれとか、簡単に行けというだけです。まだ仕方ない部分もあるので、しっかりカバーしてあげないとと思ってやっています」

―ほかに、ここまでやられた理由は何が挙げられますか?
「加藤(#24)のところですね。しっかり手を上げろと言われているのにできていないとか、簡単なところができていなくてこうなってしまっていると思います。ちぐはぐもしていますが、まだ最初なのでこんなものかなと思います」

―昨年からも試合に出ていますが、今年は上級生として意識も変わりましたか?
「今年は相当変わりました。中山が今出ていない分も出ていますし。それに熱い藤永さん(14年度卒・NBDLアースフレンズ東京Z)が抜けましたし。ああいう風に声をかけてチームを引っ張る人がいるとチームももっと良くなると思うので、狩野さん(12年度卒・NBDL東京エクセレンスもそうだったし、自分がやるべきだと思って、そういうことを考えながらやってます」

―チームではあと、フリースローも課題ですね。
「そうなんですよね。練習のときから結構課題になっているんです。ルーティーンをしっかりやるしかないなとは思います。とりあえずは落ち着いて打つしかないですね。明日はそこも大事です」

―筑波大は昨年最後に負けた相手ですが、特別感はありますか?
「練習試合ではやはりほかのチームとは違う雰囲気にはなります。でも自分は熱くなりすぎるとダメなので、冷静にやっていきたいと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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