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2015.05.06 (Wed)
【2015トーナメント】5/6レポート
関東学院大、青山学院大、専修大、白鴎大が勝利
順位決定戦最上位の9位へ望みをつなぐ
ベスト8以降の対戦は1日の中休みに入り、順位決定戦の4試合が行われた。下位8チームで9~16位までを争うことになるが、この順位で来年のシードも決まってくるだけに先を見据えても負けたくはない戦いだ。青山学院大、白鴎大、関東学院大は競り勝ち、次に駒を進めた。4試合で唯一、専修大対国士舘大は調子の上がってこない国士舘大が大きく引き離され、専修大が90-50の40点差で余裕を持って勝ちを収めた。
【クロスゲームになるも関東学院大が振り切って勝利】
最初に登場した関東学院大と駒澤大によるゲームは、終盤まで拮抗した内容となった。最初に主導権を握ったのは関東学院大。#8蜂谷(4年・SF)が得意の1on1で攻め立てて得点を重ねる。駒澤大はトラベリングが出て、持ち味の思い切りの良さが続かずに、1Qで5点のビハインドとなった。この流れを断ったのがルーキーの#19針生(1年・PF・聖和学園)。関東学院大の手薄なインサイドで体を張って得点を重ね、追いつくことに成功する。関東学院大は#45大熊(4年・G)のアウトサイドが当たらず、他の選手がカバーするがターンオーバーから相手に走られるなどで、2Qは低調な内容に。最後に#7井上(2年・G)が決めた駒澤大が、34−31と僅かにリードとなってハーフタイムを迎えた。
後半も、開始直後は関東学院大が2Qを引きずったような内容。それを尻目に駒澤大は、#1井野(4年・PG)、#14川嵜(3年・F)の得点でリードを二桁に乗せる。しかし、ここからようやく関東学院大は本領発揮。#45大熊の得点を皮切りに、#25鷲津(3年・SF)らの得点が続いてじわりと追い上げる。今度は駒澤大がオフェンスファウルを犯すなどして、流れは関東学院大に。#45大熊のレイアップが決まって3Q終盤には同点となる。駒澤大も反撃するが、外の確率が悪い分、中への攻めに切り替えた#45大熊に手を焼く。残り4分40秒、#45大熊のレイアップで関東学院大が勝ち越すと、駒澤大のオフェンスが再び膠着。この間に関東学院大は#8蜂谷や#11伊藤(3年・PG)も積極的に攻めて点差を拡大していく。駒澤大はファウルゲームを敢行するも、関東学院大は僅かなリードを死守。74−71で、接戦を制した。
写真:入学間もないルーキーながら、インサイドで得点を重ねて見せ場を作った駒澤大・針生。
※駒澤大・米澤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【競り合う展開から青山学院大が抜け出す】
前日は接戦で中央大に敗れた青山学院大。早稲田大との戦いも後半まで競り合う展開となった。青山学院大は立ち上がりで思うように得点できず、やや重い出足。早稲田大も#25伊藤(3年・F)の3Pに#8新川(2年・F)がジャンパーで続くものの、アウトサイドが多く安定しない。青山学院大は#18笠井(4年・PG)の連続得点で逆転し、1Qは16-18と2点リード。しかし2Qになると得点が止まってしまい、早稲田大が逆転。こちらも外はなかなか当たらないものの#8新川の3P、#34池田(4年・G)の速攻から8点のリードを得る。青山学院大は#11田中(4年・F)から#24安藤へのアシストが通り、続けて#21石黒(3年・F)のゴール下、#15石井(1年・PG・豊浦)のスティールもあって2点差まで返した。早稲田大は残り3分で#7石原(2年・G)のシュートが1本決まったのみ。青山学院大は残り12秒で#24安藤の3Pが決まって31-30と1点差に追いついて前半を終えた。
3Qも点差は離れないまま推移。青山学院大のディフェンスが厳しくなり、早稲田大はなかなか得点チャンスが得られない。青山学院大も攻撃が機能しないが、#18笠井のシュートで逆転する。早稲田大#8新川の3Pで再び同点にされたところを#10高橋(1年・C・十日町)のゴール下、#14柏倉(3年・PG)の速攻で盛り返すと、その後はフリースローでこつこつと点差を広げた。早稲田大は終盤の3分半を無得点で終わってしまい、39-48と9点の差をつけられた。4Q、早稲田大は3Pが連続で決まるものの、中でのプレーはできず。青山学院大は追いつかれることはなく58-70で試合終了。前日の負けをなんとか引きずらずに上位の決定戦へと一歩前進した。
写真:早稲田大・新川は4本の3Pを決めて22得点。
※青山学院大・安藤選手、早稲田大・石原選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【後半に立て直した白鴎大が3点差で勝利をものに】
慶應義塾大と白鴎大の一戦は1Qからシュートが低調でロースコア気味に試合が進んだ。慶應義塾大は前日の筑波大戦に続き、インサイドにビッグマンが控える相手。やはり外からの攻撃が多くなるがこれが当たってこない。白鴎大も立ち上がりから一気に、という形にはならず#23ジャニ(3年・C)、#21高麗(3年・PF)などで得点するもそこからファウルが嵩んで停滞気味に。慶應義塾大は#4福元(4年・G)のドライブ、#23木村(2年・CF)の速攻など少し流れを掴みかけるが、白鴎大は交代した#8佐藤(4年・PG)が好プレーを見せて1Qは12-10と2点リード。2Qになると慶應大は#5大元の3Pのフリースロー、#14高橋(2年・F)のシュートで逆転し、#4福元から#5大元へのアリウープパスも鮮やかに決まった。白鴎大は#23ゴール下のジャニの高さで得点はあるものの、アウトサイドが決まらず。慶應大は#14高橋、#21鳥羽(1年・G・福大大濠)の3Pも出てリードを奪うと2Qで20-33と一気に引き離しに成功した。
3Q、慶應大は#10真木(4年・G)のドライブも出るが、#5大元にサイズのある#28川邉(3年・PF)がマッチアップしてシュートが打てない。白鴎大はミスもあるものの地道に返してじわじわと近づき、#12川邉のシュートで逆転。5分を経過した頃に#5川島(3年・SG)の3Pが1本入ると、そこからさらに#5川島がフリーになったところで3連続の3Pを沈めて逆転し、均衡を破った。慶應大は#5大元の4Pや#7黒木(4年・CF)、#4福元で返すが流れがやや白鴎大に傾いたまま4Qへ。
4Qの出だし、白鴎大はまたもなかなか得点できないが、慶應大もオフェンスが停滞気味の中で#5大元のスティール、#7黒木のフリースローなどで再度ゲームをひっくり返すが、終盤の攻防で打たされる格好からのシュートが決まらず、リバウンドが取れない。ディフェンスリバウンドを抑えた白鴎大がここで連続得点。慶應大は#23木村のシュートなどで粘って点差を詰めるが、最後は追い上げ叶わず65-62で試合終了となった。
写真:慶應大は司令塔の福元がどうゲームを作るかがポイント。次戦で切り替えられるか。
※白鴎大・川島選手のインタビューは「続きを読む」へ。
「メンタルや体の強さを改善すれば、秋につながる」
最上級生としてやるべきことを全うする覚悟
◆#20米澤佑真(駒澤大・4年・G)
下級生主体のチームにあって、主将の井野とともに最上級生として駒澤大のまとめ役を担う。以前の2部で台風の目だった時代や、そこからの3部降格も知る貴重な戦力だ。今季最大の目標は、2部リーグへの復帰。それに向け、この日の敗戦程度でめげてはいられない。これからの残り2試合で、底上げを図っていく。
—今日の試合はどのように戦おうとしていたのでしょうか。
「相手は一対一が強いので、外の人間が一対一をしっかり守って。あとは関東学院大はディフェンスをしっかりやってくるので、うちもしっかりディフェンスをして、ロースコアの我慢比べに持ち込もうとしていました。最後に1点か2点、上回れれば良かったんですけれど、自分も含めてチームが我慢しきれなかったところが、悔いが残ります」
—最後に振り切られるまでは、やろうとしていたことは上手くいっていた手応えはありますか。
「そうですね。ディフェンスも、相手の得点源をしっかり一対一で守れていたので、4Q残り5分くらいまでは思惑通りのゲームだったと思います。けれど、最後の5分で自分が慌ててしまったこととか、何をすればいいのか分からなかったところがあったので。4年の自分としては落ち着かせなきゃいけなかったんですけど」
—経験の差は感じましたか。
「そうですね。残り5分で関東学院がスイッチして切り替えてやってきたところで、少しリードしていたところで受けに回ってしまったと思います。そこは、最後のところでの実力の差なのかなと思います」
—最後はシュート率が良くなかったように思いますが、そこはメンタル的な部分もあったのでしょうか。
「やっぱりシュートは水ものだと思うので、当たっている時はディフェンスも頑張れるんですけれど、うちの課題はオフェンスが上手くいっていない時に、しっかり切り替えてディフェンスをやることなので。そこは今後もあることだと思うので、しっかりディフェンスでカバーできるようにやっていきたいなと思います。オフェンスは能力の高いメンバーが多いんですけれど、ディフェンスで我慢が効かなかったりしていますね。1部や2部との春の練習試合の中で、我慢が効かずに速攻で流れを持っていかれることが多かったので、そういうところがうちの弱さだというのは感じています」
—通用すると感じている部分はありますか。
「オフェンスの力や一対一は、1部や2部相手にも通用している部分はあると思います。やっぱり上手くいかない時の我慢や、ディフェンスを走りきる部分といった、メンタルの部分で上位のチームに劣っていると思います。そういうところは秋までには完成できると思うので。元は悪くないと思うんですよ。下級生は能力の高い選手も多いし。ただ、そういう日々の訓練が必要なところがまだまだ足りないと思うので、メンタル面や、体の当たりの強さは、夏に練習していけば改善されて、3部の優勝や2部につながると思っています」
—まとめる立場の学年になって、ご自身のメンタルもこれまでとは違いがあると思います。
「去年までは自分より上の4年生もいたので、1年生を引っ張ることもしながら自由にやらせてもらっていた部分もありました。監督からは自由にやれと言われているんですけれど、それでも下級生主体のチームなので試合では相手との経験の差は出てくると思うし、そういうところは自分がしっかりまとめていかなきゃいけないと思っています。勝負どころになったら、最上級生として自分がシュートを決めきってやるという思いも持っています。だから、4年という立場は本当に大事だなと思っているので、チームを引っ張っていきたいです」
—残り2試合ですが、まず重視するのはディフェンスでしょうか。
「そうですね。一対一の能力は本当に負けていないと思っているので、上手くいかなかった時の切り替え、メンタルの部分を1部や2部の胸を借りて、秋に繋がるようなゲームをしていきたいです」
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「自分が引っ張っていかなければならない」
求められるエースとしての存在感
◆#24安藤周人(青山学院大・3年・SF)
現在のチームではエース格としての活躍が求められる。それをヘッドコーチからも求められ、周囲もそう感じて見ているだろう。上級生になった今年は自分が率先することで、チームを引っ張っていかなければならない。まだまだ力がない、と言うが元々攻撃力はある選手。課題とする自分自身のリズムをうまく作って発揮できる術を身につけられるかどうかが、さらなる成長の鍵のようだ。
―昨日の敗戦から切り替えての勝利という感じでしょうか?
「いやまだ結構まだ引きずっていますね。試合中にも『頑張って切り替えろ』と言われましたし、自分では切り替えているつもりでも、周りから見たらやっぱりまだ顔に出ていたのかも、と思って。今日の前半もぜんぜんダメだったし、後半はちょっと頑張れましたが。でも切り替えられたかと言われたらそうでもないかなと」
―笠井選手は「気持ちで負けた」という話をしていましたが。
「やっぱりみんな日体大戦に勝って満足してしまったのかなと。中央大だから、というのもどこかに出ていたと思うんです。今チームの課題として試合の出だしを大事にしているのに、最初3本連続で決められて流れを持って行かれて拮抗した感じになってしまいました。ああなってしまうとやっぱり勝ち目がなくなってしまうと思います。最初に勢いづけないと追い上げる力があまりありません。逆に相手に追い上げられると守りきれずに逆転されてしまう形が多いので、そこはダメなところです」
―今日は追い上げられつつも引き離すことができました。
「昨日の負けから今日はちょっと成長できたかなというのはあります」
―ディフェンスは中央大よりも攻めやすそうに見えました。
「そうですね。リバウンドにもあまり来ないし、サイズ的にもこっちと似ているので、ディフェンスでもスイッチができたり、守りやすかったのもあります」
―安藤選手は中央大戦でアウトサイドが今ひとつでしたが、だから今日は中への攻撃が多かったのでしょうか?
「そういう訳でもないです。今日はやらなきゃ、やらなきゃという気持ちが強すぎて逆に変な感じになって、行き過ぎていたし気持ちのコントロールがまだできていませんでした。それがシュートを落とした原因だと思います」
―このチームだと安藤選手が攻めていかないといけないと思うのですが。
「昨日の試合は自分が一桁の得点で終わってしまいました。広瀬さんには『エースになれ』と言われ続けています。このチーム状況では自分が点を取らないと得点が取れないし流れを持って来られません。昨日の負けは自分のせいでもある訳だから、残り2試合は自分が引っ張っていかないといけません。それに勝って終わりたいです」
―中央大戦での最後の3Pは覚えていますか?
「あれはめっちゃ焦っていましたね。打った瞬間にあ、ミスったと思いました。後ですぐ試合を見直してそこでワンフェイク入れておけば良かったなと。反省点が多いです。最後のクラッチタイムになったときに自分の弱さが出ているなと。任せられても決めきれる力がまだないので、それを任せられても大丈夫な選手になりたいです」
―4年生が少ない分、3年生もかなり自覚を求められますね。
「3年生4人は仲がいいので、チーム状況が厳しくなったときに4人で話し合って4年生を助けよう、4年生を勝たせてあげようという話をしました。練習も4年生に任せきりじゃなくて、自分たちも上級生になった訳だから、下級生を鼓舞して雰囲気を良くしようと3年生だけで話し合ってきました。でもまだ4年生には叶わないな、というところはありますが」
―広瀬HCからはほかにどのようなことを求められていますか?
「調子がいいときと悪いときを自分でもっと見極めろと言われていますね。昨日も調子が悪かったときに自分のリズムをどうやって作るかをもっと勉強しろと。トレーナーからはもっとディフェンスからリズムを作った方がいいと言われています。広瀬さんも泥臭いところからやれば必ずリズムは作れるからと。今日も前半は調子が悪かったんですが、後半はリバウンド面で頑張りました。得点で貢献できなくても泥臭いところで頑張れればリズムを作っていけるというのは今日学べたと思います」
―1年生も使いながらなので、チームとしてはこれからという部分はありますが、今日の勝利で少しはいい経験になったのかなと。
「1年生も少しは自信がついたかなと。もちろんつけてくれないとダメなんですけど。下級生なしではチームとしては厳しいと思うので、もっと自分を出して欲しいと思います。自分も得点を取りに行くんだという気持ちをもっと出してもらいたいです」
―あと2試合ありますが。
「次は関東学院大で、やったことがないので分からないですが、相手よりもまずは自分たちのやること、ディフェンスとかルーズボールで負けないように。最後は笑ってみんなが終われるようにしたいです」
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「ガードがミスをしてはいけない」
思い切りの良さと司令塔としての冷静さの両立が必須
◆#7石原 卓(早稲田大・2年・G)
河合のケガによる離脱もあり、今大会ではスタメンに座る。長く一緒にプレーしてきた新川とは合わせのうまさも見せた。昨年より出番をシェアしながら経験を積んできているが、池田が2番に下ったことにより、これまで以上にゲームメイクが必要となってくるのは確か。下級生が多くまだ多くを学ぶ途中ではあるが、この大会でどこまでそれを形にできるかが重要になってくる。
ー青学と戦ってみてどうでしたか。
「僕は大学に入って初めて戦ったんですけど、身体の強さが全然違っていました。ガードなのでコートを上から見られるんですけど、ボールの出しどころが無かったです。それに試合中、自分が一番ボールを持っている時間が長かったんですけど、でもそういう時っていい流れではないので。今日は身体の強さに圧倒されたって感じです。あと、相手がオフェンスの時、シュートを一本一本丁寧に打ってて、落ちてもしっかりリバウンドがいる時に打っているし、シュートの精度とかも違うなと」
ー石原選手はしっかりした体つきをしていると思っていたのですが。
「全然ですよ。僕、ウエイトとか早稲田で一番上がらなくて。65kgぐらいしか上がらないです。(笑)」
ー早稲田大としては青山学院大に対して対策は考えていましたか。
「あまり考えてなくて、やっぱり相手の対策よりも自分たちのバスケをしようと心がけていました。自分たちは今ディフェンスを頑張ってから走って点を取るというバスケをしているので、ディフェンスでディナイやボックスアウトしてから速い展開でどんどんシュートを打つということを目標にしています」
ーそれは去年とは違うスタイルですか?
「そんなに違わないです。去年も自分がノーマークだったら打っていいということだったので、そこはあまり変わってないかなと思います。変わったのはディフェンスで、去年はどんどんプレッシャーをかけろと言われていたんですけど、今年はプレッシャーをかけ過ぎないで、自分が守れる間合いで守るということになっています。あと、自分のマークマンは自分一人で守るということを今年は意識しています」
ー途中、ターンオーバーが多かったようですが。
「ガードが一番ミスしてはいけないんですけど、自分が結構ミスをしてしまって。僕は監督やスタッフ陣に『攻めろ、攻めろ。』と言われているので、空回りしてしまったというか、攻めるって気持ちが大きすぎて周りが見られなくなってしまって、そこで相手のディフェンスにも読まれてしまいました。ガードとして、いける時は自分でいってもいいんですけど、シューターも色々いるのにそこを活かし切れなかったのが反省点ですね」
ー池田選手(#34)とツーガードですが、石原選手は攻める役割なのでしょうか。
「そうですね。結構監督からは『卓が打ちたいタイミングで打っていいし、攻めたいタイミングで攻めていいから、卓が攻めることによってチームが合わせるから』みたいなことは言われています。」
ー昨年からも出番はシェアしていましたが、今大会は河合選手(#11)がケガということで、スタメンになったのでしょうか。
「いや、慶次郎さん(#34池田)が去年までは1番ポジションをやっていたんですけど、監督が変わってからは慶次郎さんが『自分は2番でやりたい』と。それで慶次郎さんが2番になって、1番が空いたので僕がそこに入っています」
ーコーチも変わりましたけど、どういうところが大きく変わったと感じていますか。
「倉石さんはスタッフ同士で話し合うスタイルだったんですけど、財前さん(HC)は結構選手にアドバイスとかもしてくれて、チームの雰囲気を盛り上げてくれるので、そこは良いところだと思います」
ー今日は新川選手(#8)との合わせを狙ってやっていましたね。
「そうですね。敬太とは中高一緒にやってきて敬太の良いプレーがわかっているので、どこに動けばとか、そこでやれば敬太が点が取れるだとか、結構意識してやっていますね」
ー去年新川選手はアウトサイドメインのプレーでしたが、今日みたいに中へ切れ込むプレーもできた方が良いのでは、と思います。そこを意識してお互いやっている部分はありますか。
「敬太も外だけじゃ通用しないって言っていたので、今は勉強中らしくてどんどん挑戦しているみたいです。トーナメントは、いろんなことに挑戦している人も多くて。自分もまだまだなので、ミスをしていいわけではないですけど、ミスを恐れずにガンガンやっていこうかなと思っています。先輩からも言われているんですけど、遠慮しないでやっていこうと思っています」
ーまだ2試合ありますが。
「明日は絶対に勝ちます」
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「ここまでは自分のタイミングで打てていなかった」
ようやく決めた3Pが勝利の大きな足がかりに
◆#5川島 蓮(白鴎大・3年・SG)
後半に決めた鮮やかな4本の3Pでチームに流れを持ってきた。今大会ここまで入っていなかったというだけに、ようやくのシュートが勝利に貢献したのは大きい。同じポジションの米村はケガで今大会は欠場。川島自身もケガをしつつ、復帰して今大会に臨んでいるが、この勝利で波に乗りたいところ。この先の試合でもビッグショットを決められるかどうかに注目だ。
―試合を振り返ってみて。
「昨日負けてみんなテンションが下がっていました。それでも勝たなければいけない試合で、みんな疲れていたけれど勝てて良かったです」
―立ち上がりはあまりシュートが入りませんでしたね。
「みんな良くなくて、持ち味であるブレイクも出せませんでした。そこは見なおしていかなければと思います。ディフェンスからのブレイクが持ち味ですが、走り出しができませんでした。疲れがたまっているのもありますし。そこがダメだったと思います」
―昨日からの改善点は?
「リバウンドですね。昨日もリバウンドで負けてしまったので。今日はそこを徹底してできたのが良かったと思います」
―川島選手の後半の3連続の3Pは大きかったと思います。
「今回の大会でやっと入ったので良かったです」
―ここまで入っていないのは何がいけなかったのでしょうか。
「自分のタイミングで打てていなかったです。ちょっとプレッシャーにあおられていたのもあると思います」
―ディフェンス面では前半、大元選手(#5)のところで苦しんでいたかなと思いますが。
「やっぱり大元さんは上手いので、そこでやられてしまいました。どうにかしないといけなかったんですが、対応が遅れてしまった。最後になんとか対応できて良かったです」
―昨年のリーグ戦より落合コーチが指揮を執っていますが、今年はどのような部分を目標にしていますか?
「今年もディフェンスからのブレイクが基本です。自分たちは能力がないし背が低いので、どこよりも走って勝つということを目標にしています」
―後半のタイムアウトでかなり怒られている場面がありましたね。
「ディフェンスがチームの鍵になってくるのに、そこをやっていなかったので。自分たちではやっているつもりでもコーチ陣から見るとそうでない、というときは厳しく言われますね」
―最後に立て直して勝てたのは何が一番良かったと思いますか?
「やはりリバウンドですね。苦しいところでリバウンドが取れたのでそこが大きかったと思います」
―上級生になって試合に出るようになって自分の中で変化はありますか。
「コートではリーダーシップを発揮しないといけないので、そこはいつもより気を使っていますが、疲れます(苦笑)。ケガで出ていない誠志郎さん(#7米村)さんの分も頑張らなければと思っています」
―まだ試合が続きますが。
「9位を目指して、しっかり自分たちのバスケットをして勝ちたいです」
順位決定戦最上位の9位へ望みをつなぐ
ベスト8以降の対戦は1日の中休みに入り、順位決定戦の4試合が行われた。下位8チームで9~16位までを争うことになるが、この順位で来年のシードも決まってくるだけに先を見据えても負けたくはない戦いだ。青山学院大、白鴎大、関東学院大は競り勝ち、次に駒を進めた。4試合で唯一、専修大対国士舘大は調子の上がってこない国士舘大が大きく引き離され、専修大が90-50の40点差で余裕を持って勝ちを収めた。
【クロスゲームになるも関東学院大が振り切って勝利】

後半も、開始直後は関東学院大が2Qを引きずったような内容。それを尻目に駒澤大は、#1井野(4年・PG)、#14川嵜(3年・F)の得点でリードを二桁に乗せる。しかし、ここからようやく関東学院大は本領発揮。#45大熊の得点を皮切りに、#25鷲津(3年・SF)らの得点が続いてじわりと追い上げる。今度は駒澤大がオフェンスファウルを犯すなどして、流れは関東学院大に。#45大熊のレイアップが決まって3Q終盤には同点となる。駒澤大も反撃するが、外の確率が悪い分、中への攻めに切り替えた#45大熊に手を焼く。残り4分40秒、#45大熊のレイアップで関東学院大が勝ち越すと、駒澤大のオフェンスが再び膠着。この間に関東学院大は#8蜂谷や#11伊藤(3年・PG)も積極的に攻めて点差を拡大していく。駒澤大はファウルゲームを敢行するも、関東学院大は僅かなリードを死守。74−71で、接戦を制した。
写真:入学間もないルーキーながら、インサイドで得点を重ねて見せ場を作った駒澤大・針生。
※駒澤大・米澤選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【競り合う展開から青山学院大が抜け出す】

3Qも点差は離れないまま推移。青山学院大のディフェンスが厳しくなり、早稲田大はなかなか得点チャンスが得られない。青山学院大も攻撃が機能しないが、#18笠井のシュートで逆転する。早稲田大#8新川の3Pで再び同点にされたところを#10高橋(1年・C・十日町)のゴール下、#14柏倉(3年・PG)の速攻で盛り返すと、その後はフリースローでこつこつと点差を広げた。早稲田大は終盤の3分半を無得点で終わってしまい、39-48と9点の差をつけられた。4Q、早稲田大は3Pが連続で決まるものの、中でのプレーはできず。青山学院大は追いつかれることはなく58-70で試合終了。前日の負けをなんとか引きずらずに上位の決定戦へと一歩前進した。
写真:早稲田大・新川は4本の3Pを決めて22得点。
※青山学院大・安藤選手、早稲田大・石原選手のインタビューは「続きを読む」へ。
【後半に立て直した白鴎大が3点差で勝利をものに】

3Q、慶應大は#10真木(4年・G)のドライブも出るが、#5大元にサイズのある#28川邉(3年・PF)がマッチアップしてシュートが打てない。白鴎大はミスもあるものの地道に返してじわじわと近づき、#12川邉のシュートで逆転。5分を経過した頃に#5川島(3年・SG)の3Pが1本入ると、そこからさらに#5川島がフリーになったところで3連続の3Pを沈めて逆転し、均衡を破った。慶應大は#5大元の4Pや#7黒木(4年・CF)、#4福元で返すが流れがやや白鴎大に傾いたまま4Qへ。
4Qの出だし、白鴎大はまたもなかなか得点できないが、慶應大もオフェンスが停滞気味の中で#5大元のスティール、#7黒木のフリースローなどで再度ゲームをひっくり返すが、終盤の攻防で打たされる格好からのシュートが決まらず、リバウンドが取れない。ディフェンスリバウンドを抑えた白鴎大がここで連続得点。慶應大は#23木村のシュートなどで粘って点差を詰めるが、最後は追い上げ叶わず65-62で試合終了となった。
写真:慶應大は司令塔の福元がどうゲームを作るかがポイント。次戦で切り替えられるか。
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【INTERVIEW】「メンタルや体の強さを改善すれば、秋につながる」
最上級生としてやるべきことを全うする覚悟
◆#20米澤佑真(駒澤大・4年・G)

—今日の試合はどのように戦おうとしていたのでしょうか。
「相手は一対一が強いので、外の人間が一対一をしっかり守って。あとは関東学院大はディフェンスをしっかりやってくるので、うちもしっかりディフェンスをして、ロースコアの我慢比べに持ち込もうとしていました。最後に1点か2点、上回れれば良かったんですけれど、自分も含めてチームが我慢しきれなかったところが、悔いが残ります」
—最後に振り切られるまでは、やろうとしていたことは上手くいっていた手応えはありますか。
「そうですね。ディフェンスも、相手の得点源をしっかり一対一で守れていたので、4Q残り5分くらいまでは思惑通りのゲームだったと思います。けれど、最後の5分で自分が慌ててしまったこととか、何をすればいいのか分からなかったところがあったので。4年の自分としては落ち着かせなきゃいけなかったんですけど」
—経験の差は感じましたか。
「そうですね。残り5分で関東学院がスイッチして切り替えてやってきたところで、少しリードしていたところで受けに回ってしまったと思います。そこは、最後のところでの実力の差なのかなと思います」
—最後はシュート率が良くなかったように思いますが、そこはメンタル的な部分もあったのでしょうか。
「やっぱりシュートは水ものだと思うので、当たっている時はディフェンスも頑張れるんですけれど、うちの課題はオフェンスが上手くいっていない時に、しっかり切り替えてディフェンスをやることなので。そこは今後もあることだと思うので、しっかりディフェンスでカバーできるようにやっていきたいなと思います。オフェンスは能力の高いメンバーが多いんですけれど、ディフェンスで我慢が効かなかったりしていますね。1部や2部との春の練習試合の中で、我慢が効かずに速攻で流れを持っていかれることが多かったので、そういうところがうちの弱さだというのは感じています」
—通用すると感じている部分はありますか。
「オフェンスの力や一対一は、1部や2部相手にも通用している部分はあると思います。やっぱり上手くいかない時の我慢や、ディフェンスを走りきる部分といった、メンタルの部分で上位のチームに劣っていると思います。そういうところは秋までには完成できると思うので。元は悪くないと思うんですよ。下級生は能力の高い選手も多いし。ただ、そういう日々の訓練が必要なところがまだまだ足りないと思うので、メンタル面や、体の当たりの強さは、夏に練習していけば改善されて、3部の優勝や2部につながると思っています」
—まとめる立場の学年になって、ご自身のメンタルもこれまでとは違いがあると思います。
「去年までは自分より上の4年生もいたので、1年生を引っ張ることもしながら自由にやらせてもらっていた部分もありました。監督からは自由にやれと言われているんですけれど、それでも下級生主体のチームなので試合では相手との経験の差は出てくると思うし、そういうところは自分がしっかりまとめていかなきゃいけないと思っています。勝負どころになったら、最上級生として自分がシュートを決めきってやるという思いも持っています。だから、4年という立場は本当に大事だなと思っているので、チームを引っ張っていきたいです」
—残り2試合ですが、まず重視するのはディフェンスでしょうか。
「そうですね。一対一の能力は本当に負けていないと思っているので、上手くいかなかった時の切り替え、メンタルの部分を1部や2部の胸を借りて、秋に繋がるようなゲームをしていきたいです」
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「自分が引っ張っていかなければならない」
求められるエースとしての存在感
◆#24安藤周人(青山学院大・3年・SF)

―昨日の敗戦から切り替えての勝利という感じでしょうか?
「いやまだ結構まだ引きずっていますね。試合中にも『頑張って切り替えろ』と言われましたし、自分では切り替えているつもりでも、周りから見たらやっぱりまだ顔に出ていたのかも、と思って。今日の前半もぜんぜんダメだったし、後半はちょっと頑張れましたが。でも切り替えられたかと言われたらそうでもないかなと」
―笠井選手は「気持ちで負けた」という話をしていましたが。
「やっぱりみんな日体大戦に勝って満足してしまったのかなと。中央大だから、というのもどこかに出ていたと思うんです。今チームの課題として試合の出だしを大事にしているのに、最初3本連続で決められて流れを持って行かれて拮抗した感じになってしまいました。ああなってしまうとやっぱり勝ち目がなくなってしまうと思います。最初に勢いづけないと追い上げる力があまりありません。逆に相手に追い上げられると守りきれずに逆転されてしまう形が多いので、そこはダメなところです」
―今日は追い上げられつつも引き離すことができました。
「昨日の負けから今日はちょっと成長できたかなというのはあります」
―ディフェンスは中央大よりも攻めやすそうに見えました。
「そうですね。リバウンドにもあまり来ないし、サイズ的にもこっちと似ているので、ディフェンスでもスイッチができたり、守りやすかったのもあります」
―安藤選手は中央大戦でアウトサイドが今ひとつでしたが、だから今日は中への攻撃が多かったのでしょうか?
「そういう訳でもないです。今日はやらなきゃ、やらなきゃという気持ちが強すぎて逆に変な感じになって、行き過ぎていたし気持ちのコントロールがまだできていませんでした。それがシュートを落とした原因だと思います」
―このチームだと安藤選手が攻めていかないといけないと思うのですが。
「昨日の試合は自分が一桁の得点で終わってしまいました。広瀬さんには『エースになれ』と言われ続けています。このチーム状況では自分が点を取らないと得点が取れないし流れを持って来られません。昨日の負けは自分のせいでもある訳だから、残り2試合は自分が引っ張っていかないといけません。それに勝って終わりたいです」
―中央大戦での最後の3Pは覚えていますか?
「あれはめっちゃ焦っていましたね。打った瞬間にあ、ミスったと思いました。後ですぐ試合を見直してそこでワンフェイク入れておけば良かったなと。反省点が多いです。最後のクラッチタイムになったときに自分の弱さが出ているなと。任せられても決めきれる力がまだないので、それを任せられても大丈夫な選手になりたいです」
―4年生が少ない分、3年生もかなり自覚を求められますね。
「3年生4人は仲がいいので、チーム状況が厳しくなったときに4人で話し合って4年生を助けよう、4年生を勝たせてあげようという話をしました。練習も4年生に任せきりじゃなくて、自分たちも上級生になった訳だから、下級生を鼓舞して雰囲気を良くしようと3年生だけで話し合ってきました。でもまだ4年生には叶わないな、というところはありますが」
―広瀬HCからはほかにどのようなことを求められていますか?
「調子がいいときと悪いときを自分でもっと見極めろと言われていますね。昨日も調子が悪かったときに自分のリズムをどうやって作るかをもっと勉強しろと。トレーナーからはもっとディフェンスからリズムを作った方がいいと言われています。広瀬さんも泥臭いところからやれば必ずリズムは作れるからと。今日も前半は調子が悪かったんですが、後半はリバウンド面で頑張りました。得点で貢献できなくても泥臭いところで頑張れればリズムを作っていけるというのは今日学べたと思います」
―1年生も使いながらなので、チームとしてはこれからという部分はありますが、今日の勝利で少しはいい経験になったのかなと。
「1年生も少しは自信がついたかなと。もちろんつけてくれないとダメなんですけど。下級生なしではチームとしては厳しいと思うので、もっと自分を出して欲しいと思います。自分も得点を取りに行くんだという気持ちをもっと出してもらいたいです」
―あと2試合ありますが。
「次は関東学院大で、やったことがないので分からないですが、相手よりもまずは自分たちのやること、ディフェンスとかルーズボールで負けないように。最後は笑ってみんなが終われるようにしたいです」
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「ガードがミスをしてはいけない」
思い切りの良さと司令塔としての冷静さの両立が必須
◆#7石原 卓(早稲田大・2年・G)

ー青学と戦ってみてどうでしたか。
「僕は大学に入って初めて戦ったんですけど、身体の強さが全然違っていました。ガードなのでコートを上から見られるんですけど、ボールの出しどころが無かったです。それに試合中、自分が一番ボールを持っている時間が長かったんですけど、でもそういう時っていい流れではないので。今日は身体の強さに圧倒されたって感じです。あと、相手がオフェンスの時、シュートを一本一本丁寧に打ってて、落ちてもしっかりリバウンドがいる時に打っているし、シュートの精度とかも違うなと」
ー石原選手はしっかりした体つきをしていると思っていたのですが。
「全然ですよ。僕、ウエイトとか早稲田で一番上がらなくて。65kgぐらいしか上がらないです。(笑)」
ー早稲田大としては青山学院大に対して対策は考えていましたか。
「あまり考えてなくて、やっぱり相手の対策よりも自分たちのバスケをしようと心がけていました。自分たちは今ディフェンスを頑張ってから走って点を取るというバスケをしているので、ディフェンスでディナイやボックスアウトしてから速い展開でどんどんシュートを打つということを目標にしています」
ーそれは去年とは違うスタイルですか?
「そんなに違わないです。去年も自分がノーマークだったら打っていいということだったので、そこはあまり変わってないかなと思います。変わったのはディフェンスで、去年はどんどんプレッシャーをかけろと言われていたんですけど、今年はプレッシャーをかけ過ぎないで、自分が守れる間合いで守るということになっています。あと、自分のマークマンは自分一人で守るということを今年は意識しています」
ー途中、ターンオーバーが多かったようですが。
「ガードが一番ミスしてはいけないんですけど、自分が結構ミスをしてしまって。僕は監督やスタッフ陣に『攻めろ、攻めろ。』と言われているので、空回りしてしまったというか、攻めるって気持ちが大きすぎて周りが見られなくなってしまって、そこで相手のディフェンスにも読まれてしまいました。ガードとして、いける時は自分でいってもいいんですけど、シューターも色々いるのにそこを活かし切れなかったのが反省点ですね」
ー池田選手(#34)とツーガードですが、石原選手は攻める役割なのでしょうか。
「そうですね。結構監督からは『卓が打ちたいタイミングで打っていいし、攻めたいタイミングで攻めていいから、卓が攻めることによってチームが合わせるから』みたいなことは言われています。」
ー昨年からも出番はシェアしていましたが、今大会は河合選手(#11)がケガということで、スタメンになったのでしょうか。
「いや、慶次郎さん(#34池田)が去年までは1番ポジションをやっていたんですけど、監督が変わってからは慶次郎さんが『自分は2番でやりたい』と。それで慶次郎さんが2番になって、1番が空いたので僕がそこに入っています」
ーコーチも変わりましたけど、どういうところが大きく変わったと感じていますか。
「倉石さんはスタッフ同士で話し合うスタイルだったんですけど、財前さん(HC)は結構選手にアドバイスとかもしてくれて、チームの雰囲気を盛り上げてくれるので、そこは良いところだと思います」
ー今日は新川選手(#8)との合わせを狙ってやっていましたね。
「そうですね。敬太とは中高一緒にやってきて敬太の良いプレーがわかっているので、どこに動けばとか、そこでやれば敬太が点が取れるだとか、結構意識してやっていますね」
ー去年新川選手はアウトサイドメインのプレーでしたが、今日みたいに中へ切れ込むプレーもできた方が良いのでは、と思います。そこを意識してお互いやっている部分はありますか。
「敬太も外だけじゃ通用しないって言っていたので、今は勉強中らしくてどんどん挑戦しているみたいです。トーナメントは、いろんなことに挑戦している人も多くて。自分もまだまだなので、ミスをしていいわけではないですけど、ミスを恐れずにガンガンやっていこうかなと思っています。先輩からも言われているんですけど、遠慮しないでやっていこうと思っています」
ーまだ2試合ありますが。
「明日は絶対に勝ちます」
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「ここまでは自分のタイミングで打てていなかった」
ようやく決めた3Pが勝利の大きな足がかりに
◆#5川島 蓮(白鴎大・3年・SG)

―試合を振り返ってみて。
「昨日負けてみんなテンションが下がっていました。それでも勝たなければいけない試合で、みんな疲れていたけれど勝てて良かったです」
―立ち上がりはあまりシュートが入りませんでしたね。
「みんな良くなくて、持ち味であるブレイクも出せませんでした。そこは見なおしていかなければと思います。ディフェンスからのブレイクが持ち味ですが、走り出しができませんでした。疲れがたまっているのもありますし。そこがダメだったと思います」
―昨日からの改善点は?
「リバウンドですね。昨日もリバウンドで負けてしまったので。今日はそこを徹底してできたのが良かったと思います」
―川島選手の後半の3連続の3Pは大きかったと思います。
「今回の大会でやっと入ったので良かったです」
―ここまで入っていないのは何がいけなかったのでしょうか。
「自分のタイミングで打てていなかったです。ちょっとプレッシャーにあおられていたのもあると思います」
―ディフェンス面では前半、大元選手(#5)のところで苦しんでいたかなと思いますが。
「やっぱり大元さんは上手いので、そこでやられてしまいました。どうにかしないといけなかったんですが、対応が遅れてしまった。最後になんとか対応できて良かったです」
―昨年のリーグ戦より落合コーチが指揮を執っていますが、今年はどのような部分を目標にしていますか?
「今年もディフェンスからのブレイクが基本です。自分たちは能力がないし背が低いので、どこよりも走って勝つということを目標にしています」
―後半のタイムアウトでかなり怒られている場面がありましたね。
「ディフェンスがチームの鍵になってくるのに、そこをやっていなかったので。自分たちではやっているつもりでもコーチ陣から見るとそうでない、というときは厳しく言われますね」
―最後に立て直して勝てたのは何が一番良かったと思いますか?
「やはりリバウンドですね。苦しいところでリバウンドが取れたのでそこが大きかったと思います」
―上級生になって試合に出るようになって自分の中で変化はありますか。
「コートではリーダーシップを発揮しないといけないので、そこはいつもより気を使っていますが、疲れます(苦笑)。ケガで出ていない誠志郎さん(#7米村)さんの分も頑張らなければと思っています」
―まだ試合が続きますが。
「9位を目指して、しっかり自分たちのバスケットをして勝ちたいです」
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